不眠騎士様、私の胸の中で(エッチな)悦い夢を【R18】

ちゃんと見て②

口内に頬張っている二つの突起を丹念に舐め扱かれていく。
背筋がソワソワして、体がピクピクして、子宮がジュクジュクする。
逃れようのない快感を耐えるように自作の枕をギュッと握り、せめてもの足掻きかのように喘いでいく。

「へぁっ……レナッ、…ッ、さまぁ……っ゛、ンン」

無意識に腰が揺れ、脚を動かし、開いた脚間で私を組み伏せるレナード様の素肌の熱を太ももの内側に感じる。その熱がまたさらに気持ちいい。
潤む視界で自分の胸を文字通り貪っている好きな人を見ると、それだけで気持ちよさを感じた。

「ハッ、…ぁ、っ……んぁあ、は、…っ、……ヒァッ」

舌が乳首から離れたかと思うと、その舌は鳩尾へと移り一気にまた頂へと舐め登る。
鳩尾に舌が当たることがまた違う快感を齎した。そしてレナード様は目敏くそれに気が付いたらしい。今度は鳩尾をグチュグチュに濡らすように舐め、濡れている胸を可愛がるように大きな手が揉みしだいていく。

「……ァアッ、ゃ、んんっ」

人間の急所というのは、性感帯となり得るのかと快感に悶えながら思った。
だってこんなにも気持ちいい。
いつもの自分の声でない声が、より自分の淫欲を高め、快感を次々と齎していく。



「なぁ、アンナ。この音、聞こえてる？」



ひどくいたずらめいた声が腹のほうから聞こえた。
目を瞑ってただただ喘いでいたところに、レナード様の声は脳内によく響く。

「お、音……？」

眦の濡れた感触を感じながら見下ろすと、レナード様がヒクヒクと震えている私の内ももを見せつけてくるように艶然に舐めていた。

「っぁ……ッ、レ、レナッ……」
「聞こえていなかった？」
「ぉ、音、って…？」
「うん。アンナのここから…」


そう言って、レナード様が舌を出しながら


「クチュクチュって、やらしい音…」


私の脚間に顔を近づけた。



「―――～～～っっ！！」


直後。
形容し難い感覚が自分を襲った。

熱く濡れて蠢くものが、自分の秘部を舐る快感。

そう。快感だ。
これはまぎれもなく快感だ。


それなのに逃げたい。
気持ちよくて逃げたい。





「ッヒグ！、っぁあ……レ、レナッ、ぁ……ッ！」

ソコに触れるとき、最初は指だと思っていた。
だって小説ではそうだった。――――なのにまさかこんな早く、指より先に舌が自分のナカに触れるだなんて…。


「ンンッ、っ゛……は、っ……ひぅ、ンァ……ッ、待っ、ァアアッ」
「ここに俺は触れたか？俺の指が、俺の舌が、ココに触れたか？」
「ヒギュッ！」

ジクジクと血液が集まっていることがわかっていた花芯がべったりと舐られた。
たったそれだけで、でもこれほどの行為に視界が僅かにチカチカし、一瞬体がギュウと絞られながら浮くような、形容し難い感覚となった。


――――だが、それは急に霧散した。