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26- 襲来はいつだって突然で
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それは、この辺りにしては珍しく、霧のない早朝のことだった。
目覚めてすぐにビクビクしながら目視で周囲を警戒していたサシャが捲し立てるには、遠くで人の気配がしたらしい。
「一瞬でしたが、同じ帽子が見えました! 間違いありません!」
「こっちに向かって来てたの?」
「そうだと思います」
「目がいいのね」
森の中だし、リスペディアの検知にも引っかからないくらい遠くだ。
テドは「昨日は気づかなかったのにねー」と笑いながら言う。
「そういえば僕、思い出したけどさ。この辺に拠点があるんだよね」
「何の?」
「お兄様の」
「……なんで今言うの?」
「今、思い出したんだもん」
テドは悪びれるでもなく爽やかに言い放ち、キャンプ地からほど近い山の辺りを大雑把に指差しながら、ヘラヘラしている。
(どうしてこんな重要なことを……)
「サシャ、それで何人来てるの?」
「二人……三人……いえ、一人です。すごく少ないと思います」
「え? 嘘? やる気あるの?」
てっきり、数十人以上連れて来られると思っていたが、拍子抜けだ。
まさか本当に諦めたんじゃ……なんて。あり得ないか。
「もう一人のお兄さんかなぁ」
とテドは呟いた。
「たった一人だけど……」
「んー、何かあったのかな? それか、僕なんて一人で十分って思ってるのか。だってお兄さん、僕より強いし」
「……一昨日戦った、あの槍使いのお兄さんよりもってこと?」
「うん。一昨日のお兄さんは、人よりも魔物と戦うのが得意だもん。元々魔法使いだし。だから、たくさんの冒険者の人とか傭兵の人とかと一緒に居たんじゃなかなぁ」
テドはそう言って、シエルを見上げた。
「シエル。もう逃げた方がいいと思うよ、僕。お兄さん、本当に強いもん」
「アンタが諦めてどうすんのよ!?」
「えー、無理だよ。僕、お兄さんに勝ったことないもん」
「……リリー、アンタはどう思う?」
『オレカ? オレハ……テドニ シタガウ』
「ほら、早く」
テドはさっさとシエルに跨り、「行こ行こ」と急かし始める。
「……テドがそう言うなら、そうしましょうか」
「えっ、大丈夫ですか? 吹雪は?」
「まだ吹雪いてるわ。でも夕方には少し弱まる」
「夕方って……まだ朝ですよ」
「だから、最悪って言ってるでしょ」
「ほら行くよー」
サシャは不安そうにしながらも、シエルに騎乗する。
彼の立場からすれば、ついていくしかないのだろう。
「サシャ、確認なのだが。彼は雪山とは反対方向から来ているんだな?」
「正反対ってわけじゃないですけど、滝の方なので方向は違います」
「なるほど。よし。行くか!」
シエルはすぐさま駆け出し、キャンプを飛び出した。
「アイカミャ……アイプレイ・ザ・スピリト・ァヴザゥインド。イトセンタズ・アンマイハート・フロウティング、イトゴウズ・フォーワド・フラム・メイン・アクセラレイシャン、ジャスト・フォーメイン」
リスペディアはその場で浮遊し、軽く体を傾けることでシエルのすぐ後ろを飛んですぐに追いつく。
「私が先導するわ」
木々の中を縫うように飛ぶリスペディアのすぐ後ろを、テドとサシャを乗せたシエルが追いかける。
深い森の中だが、幹と枝を避けて縫うように飛ぶ。
(幸い魔物の姿はない……今のうちに抜けなきゃ)
キャンプを離れるときに、結界は解いてきた。敵の位置は把握できない。
サシャは騎乗には慣れたようだったが、まだ周囲を見渡すだけの余裕はないようだ。
「ねぇねぇ、リスペディア。僕、思い出したことがあるんだけどさ」
「……何、今話さなきゃいけないこと?」
「こっち来てるの、お兄さんじゃないかも」
「……え? 何? なんでそう思うの?」
「お兄さん、すごく足が速いんだ。この速度じゃ、すぐに追いつかれるよ」
「じゃあ、誰なのよ」
「お兄さんじゃなくて、お兄様かも」
枝が落ちた。
反射的にリスペディアは天高く舞い上がり、唱える。
「アイカミャンド・ザ・バウンドリ・スピリト。イトスプレズ・ァラウンドマイハート・サーチ、ドウント・レト・エニワン・イスケイプ」
感覚が広がる。
(木、木、木、魔物、木、魔物、魔物……魔物の、死体、子供、木、木、木、待って、今の、魔物の、魔物死体、死体死体死体死体……人)
ダンッ、という大きな音と共に、リスペディアの右肩に激痛が走る。
全身を貫かれたような痛みに、集中が途切れ、リスペディアはそのまま翼をもがれたように地面へと落下する。
「ぁっ……うっ、アイ……アイプレイ……・アイカミャンド・ザ・スピリト・……ァヴザゥインド。イトセンタズ・アン……マイ、ハート・フロウティ……ング」
薄れゆく意識の中、リスペディアはなんとか浮遊の呪文を唱え、ゆっくりと地面に着地した。
「リスペディア!」
「っ、はぁ、はぁ……」
砕かれた右肩には感覚がない。そこに矢は見えなかったが、まるで矢に貫かれたような感覚だった。
リスペディアは自分の方に手を触れて、再び唱える。
「アイプレイ・トザ・スピリト・ァヴゥオータ。イトランズ・ヴェーティクリ・アウトァヴマイパーム・リープラドゥース、ジャスト・フォーメイン」
濡れた傷口は即座に再生し、痛みは消える。
「リスペディア、大丈夫?」
「……大丈夫よ」
このくらいの傷なら慣れている。それよりも心配なのは。
ーーー
リスペディア Lv.239
ーーー
(嘘でしょ……一撃でこんなに持っていかれた……!?)
ただの攻撃ではない、何か特別な能力を持った攻撃だ。レベルが激減している。
青ざめたリスペディアは周囲を見渡した。
(さっき、見つけた……一瞬、検知した……)
その場所を見た。
彼は立っていた。
「……」
握る銃身は推定1.2メートル。
その銃口からは深い緑色の煙が薄く立ち上り、リスペディアには、その弾丸によって自分が貫かれたのだと簡単に知ることができた。
「……」
彼は静かに銃口を下げた。
深い森に溶け込むような緑色のローブを着ていたが、頭には白い帽子を被っている。
ざあざあとすぐ近くで川の水が流れる音が聞こえる。
それが彼の足音をかき消す。
「……」
彼は無言のまま、ゆっくりとこちらに歩いて来る。
「お兄様!」
彼の異様な空気をまるで意に介していないテドは、キラキラした笑顔で彼に駆け寄った。
彼は足を止め、テドを見下ろす。
「……」
「お兄様、どうしてここに?」
彼に近寄ったテドを、彼は一瞥したがすぐに視線を逸らし、静かに銃に手をかけ、カチャカチャと弄り始めた。
「……久しいな、テド」
「うん! 久しぶり!」
「何をしてた?」
「僕? 僕はね、リスペディアと冒険してた!」
屈託のない笑顔を浮かべ、テドは彼の隣に座り込む。
そんなテドを無視して、彼は銃をカチャカチャを触り続ける。
リスペディアは、間もなくそれが新しい弾を装填しているのだと気が付いた。
気が付いたが、止められない。彼の空気はあまりにも異様だった。
「リスペディアってのは、そこの聖女か?」
「そうだよ! 可愛いでしょ?」
「……」
彼は冷たい目でリスペディアを一瞥した。
その眼は氷のように冷たい。まるで人間とは思えない。
「その聖女の力を奪い、お前はあの村を出たと?」
「うん、そうだよ。えっ? 違うよ」
「……」
「リスペディアに誘われたの。一緒に来ない? って。あ、お兄様、リスペディアのこと知ってる?」
「……」
彼は答えず、無言で銃を触っている。
銃についたハンドルのようなものを押し戻す。
「僕、お兄様に色々言いたいことが、」
「テド」
彼は冷たい声で、ガチャンと銃のハンドルを押し下げた。
「私の下に戻りたいか」
有無を言わさない、それは質問ではなくほとんど確認。
リスペディアは、何故テドが彼から離れられなかったのか理解した。
あんなに冷たい目で、氷よりもずっと鋭い、あんな視線で射抜かれながら、地の底を這うような声で告げられれば、誰だって簡単には逃れられない。
「うん!」
テドは満面の笑みで頷いた。
まるで、元々そうするつもりだったみたいに。
目覚めてすぐにビクビクしながら目視で周囲を警戒していたサシャが捲し立てるには、遠くで人の気配がしたらしい。
「一瞬でしたが、同じ帽子が見えました! 間違いありません!」
「こっちに向かって来てたの?」
「そうだと思います」
「目がいいのね」
森の中だし、リスペディアの検知にも引っかからないくらい遠くだ。
テドは「昨日は気づかなかったのにねー」と笑いながら言う。
「そういえば僕、思い出したけどさ。この辺に拠点があるんだよね」
「何の?」
「お兄様の」
「……なんで今言うの?」
「今、思い出したんだもん」
テドは悪びれるでもなく爽やかに言い放ち、キャンプ地からほど近い山の辺りを大雑把に指差しながら、ヘラヘラしている。
(どうしてこんな重要なことを……)
「サシャ、それで何人来てるの?」
「二人……三人……いえ、一人です。すごく少ないと思います」
「え? 嘘? やる気あるの?」
てっきり、数十人以上連れて来られると思っていたが、拍子抜けだ。
まさか本当に諦めたんじゃ……なんて。あり得ないか。
「もう一人のお兄さんかなぁ」
とテドは呟いた。
「たった一人だけど……」
「んー、何かあったのかな? それか、僕なんて一人で十分って思ってるのか。だってお兄さん、僕より強いし」
「……一昨日戦った、あの槍使いのお兄さんよりもってこと?」
「うん。一昨日のお兄さんは、人よりも魔物と戦うのが得意だもん。元々魔法使いだし。だから、たくさんの冒険者の人とか傭兵の人とかと一緒に居たんじゃなかなぁ」
テドはそう言って、シエルを見上げた。
「シエル。もう逃げた方がいいと思うよ、僕。お兄さん、本当に強いもん」
「アンタが諦めてどうすんのよ!?」
「えー、無理だよ。僕、お兄さんに勝ったことないもん」
「……リリー、アンタはどう思う?」
『オレカ? オレハ……テドニ シタガウ』
「ほら、早く」
テドはさっさとシエルに跨り、「行こ行こ」と急かし始める。
「……テドがそう言うなら、そうしましょうか」
「えっ、大丈夫ですか? 吹雪は?」
「まだ吹雪いてるわ。でも夕方には少し弱まる」
「夕方って……まだ朝ですよ」
「だから、最悪って言ってるでしょ」
「ほら行くよー」
サシャは不安そうにしながらも、シエルに騎乗する。
彼の立場からすれば、ついていくしかないのだろう。
「サシャ、確認なのだが。彼は雪山とは反対方向から来ているんだな?」
「正反対ってわけじゃないですけど、滝の方なので方向は違います」
「なるほど。よし。行くか!」
シエルはすぐさま駆け出し、キャンプを飛び出した。
「アイカミャ……アイプレイ・ザ・スピリト・ァヴザゥインド。イトセンタズ・アンマイハート・フロウティング、イトゴウズ・フォーワド・フラム・メイン・アクセラレイシャン、ジャスト・フォーメイン」
リスペディアはその場で浮遊し、軽く体を傾けることでシエルのすぐ後ろを飛んですぐに追いつく。
「私が先導するわ」
木々の中を縫うように飛ぶリスペディアのすぐ後ろを、テドとサシャを乗せたシエルが追いかける。
深い森の中だが、幹と枝を避けて縫うように飛ぶ。
(幸い魔物の姿はない……今のうちに抜けなきゃ)
キャンプを離れるときに、結界は解いてきた。敵の位置は把握できない。
サシャは騎乗には慣れたようだったが、まだ周囲を見渡すだけの余裕はないようだ。
「ねぇねぇ、リスペディア。僕、思い出したことがあるんだけどさ」
「……何、今話さなきゃいけないこと?」
「こっち来てるの、お兄さんじゃないかも」
「……え? 何? なんでそう思うの?」
「お兄さん、すごく足が速いんだ。この速度じゃ、すぐに追いつかれるよ」
「じゃあ、誰なのよ」
「お兄さんじゃなくて、お兄様かも」
枝が落ちた。
反射的にリスペディアは天高く舞い上がり、唱える。
「アイカミャンド・ザ・バウンドリ・スピリト。イトスプレズ・ァラウンドマイハート・サーチ、ドウント・レト・エニワン・イスケイプ」
感覚が広がる。
(木、木、木、魔物、木、魔物、魔物……魔物の、死体、子供、木、木、木、待って、今の、魔物の、魔物死体、死体死体死体死体……人)
ダンッ、という大きな音と共に、リスペディアの右肩に激痛が走る。
全身を貫かれたような痛みに、集中が途切れ、リスペディアはそのまま翼をもがれたように地面へと落下する。
「ぁっ……うっ、アイ……アイプレイ……・アイカミャンド・ザ・スピリト・……ァヴザゥインド。イトセンタズ・アン……マイ、ハート・フロウティ……ング」
薄れゆく意識の中、リスペディアはなんとか浮遊の呪文を唱え、ゆっくりと地面に着地した。
「リスペディア!」
「っ、はぁ、はぁ……」
砕かれた右肩には感覚がない。そこに矢は見えなかったが、まるで矢に貫かれたような感覚だった。
リスペディアは自分の方に手を触れて、再び唱える。
「アイプレイ・トザ・スピリト・ァヴゥオータ。イトランズ・ヴェーティクリ・アウトァヴマイパーム・リープラドゥース、ジャスト・フォーメイン」
濡れた傷口は即座に再生し、痛みは消える。
「リスペディア、大丈夫?」
「……大丈夫よ」
このくらいの傷なら慣れている。それよりも心配なのは。
ーーー
リスペディア Lv.239
ーーー
(嘘でしょ……一撃でこんなに持っていかれた……!?)
ただの攻撃ではない、何か特別な能力を持った攻撃だ。レベルが激減している。
青ざめたリスペディアは周囲を見渡した。
(さっき、見つけた……一瞬、検知した……)
その場所を見た。
彼は立っていた。
「……」
握る銃身は推定1.2メートル。
その銃口からは深い緑色の煙が薄く立ち上り、リスペディアには、その弾丸によって自分が貫かれたのだと簡単に知ることができた。
「……」
彼は静かに銃口を下げた。
深い森に溶け込むような緑色のローブを着ていたが、頭には白い帽子を被っている。
ざあざあとすぐ近くで川の水が流れる音が聞こえる。
それが彼の足音をかき消す。
「……」
彼は無言のまま、ゆっくりとこちらに歩いて来る。
「お兄様!」
彼の異様な空気をまるで意に介していないテドは、キラキラした笑顔で彼に駆け寄った。
彼は足を止め、テドを見下ろす。
「……」
「お兄様、どうしてここに?」
彼に近寄ったテドを、彼は一瞥したがすぐに視線を逸らし、静かに銃に手をかけ、カチャカチャと弄り始めた。
「……久しいな、テド」
「うん! 久しぶり!」
「何をしてた?」
「僕? 僕はね、リスペディアと冒険してた!」
屈託のない笑顔を浮かべ、テドは彼の隣に座り込む。
そんなテドを無視して、彼は銃をカチャカチャを触り続ける。
リスペディアは、間もなくそれが新しい弾を装填しているのだと気が付いた。
気が付いたが、止められない。彼の空気はあまりにも異様だった。
「リスペディアってのは、そこの聖女か?」
「そうだよ! 可愛いでしょ?」
「……」
彼は冷たい目でリスペディアを一瞥した。
その眼は氷のように冷たい。まるで人間とは思えない。
「その聖女の力を奪い、お前はあの村を出たと?」
「うん、そうだよ。えっ? 違うよ」
「……」
「リスペディアに誘われたの。一緒に来ない? って。あ、お兄様、リスペディアのこと知ってる?」
「……」
彼は答えず、無言で銃を触っている。
銃についたハンドルのようなものを押し戻す。
「僕、お兄様に色々言いたいことが、」
「テド」
彼は冷たい声で、ガチャンと銃のハンドルを押し下げた。
「私の下に戻りたいか」
有無を言わさない、それは質問ではなくほとんど確認。
リスペディアは、何故テドが彼から離れられなかったのか理解した。
あんなに冷たい目で、氷よりもずっと鋭い、あんな視線で射抜かれながら、地の底を這うような声で告げられれば、誰だって簡単には逃れられない。
「うん!」
テドは満面の笑みで頷いた。
まるで、元々そうするつもりだったみたいに。
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