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10 最終章
30階——前編
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29階を彷徨い歩いたせいで、体力が少なめのレイスさんとスードルのダメージが無視できないところまで来てしまった。
なんとかポーションで持たせているけど、今度また面倒な階層が来たら全員ダウンしそう。
宿屋の弟、テウォンが平気な顔をしてついてくるのが冷静に考えるとたまに怖い。
あと、無言で荷物を背負っているロイドさんもちょっと怖い。
スードルのおかげで、残念ながらどうやら次の階層が最後ではないということは分かっている。
つまり、このダンジョンは31階建てだったってことだ。キリが悪いなぁ。
次の階がまた水に満たされている可能性を考え、今回はちゃんとみんな息を止めたまま転送された。
案の定水の穴だったけど、先に転送されたレイスさんのおかげで呼吸は確保されている。
「レイスのおかげで、呼吸はできるけど……これは、困ったわね」
水中洞窟。
ぼんやりと光る水晶で視界は確保できるものの、全体は薄暗い。
ぞの絶望的な広さ。
大空洞と呼ぶに相応しい。
しかも分岐がすごく多い。
さっきの部屋は、あっても分岐はせいぜい3か所。
今回はそんなものじゃない。見える限りで6、7か所。
下、横、上、あらゆる方向に通路は伸びている。
「うわー! 無理無理無理、絶対無理だよ! ポーション飲んでも無理だって! あたし待ってる! ここで待機してるから、行って来て!」
体力が厳しいレイスさんは、魔道具を使って泡を作り、自分は魔術を解いて泡を消した。
かなり広い範囲が空気で満たされたけど、それでも空洞全部を満たすには至らない。
「厳しいわね……ここに来て、しかも水中……軽く調べるだけでも、数日はかかるわ」
「タワーもかなり遠いです……直線距離でも近くない」
悲鳴を上げるレイスさん、溜め息をつくシアトルさんとスードル。
「でも、ここは洞窟だよキース。地形、分からないの?」
「キー、スコシダケ! ミズ、キライ」
水のせいでできないようだ。
今だけでいいから、イルカにジョブチェンジしてほしい。
「……テウォン、クドに頼んでみてくれない?」
「クー」
「無理だってさ」
だろうなぁ、苦手そう。
「……待って、来る」
フェンネルさんが剣を抜いた。
上の方の通路から、スルスルと蛇のようなものがこちらに向かって来ている。
「俺が撃ってみる。水の中だけど……」
アリスメードさんは、全力で弓を引き絞り、放った。
矢はかなりの勢いで飛んだけど、威力は減衰し速度は遅い。
軽々と避けられる。
「水中戦には弱いな……」
魔物は迫って来るが、フェンネルさんは、レイスさんが作った泡の中から出ることなく、そのまま剣を振った。
さすがはフェンネルさんで、そのまま魔物は真っ二つ。
消えてなくなる。
「……これ、まだいる?」
「はい、全体的に配置されています」
「……水中戦」
フェンネルさんが、シアトルさんの方を見る。
「少し経験はあるけど、誇れるほどじゃないわ。フェンネルは?」
「……それなり。でも呼吸ができない」
「あたしは無理だよ! 同時に魔術を使うことはできるけど、全員分の呼吸は維持できない!」
どうやら、このパーティは水中の戦闘はできないらしい。
どんな強いパーティにも、弱点ってあるんだな。
「あの、アリスメードさん。わたし、海で少し教えてもらったから、水中の戦いはできると思います。フェンネルさんには皆さんを守ってもらって、わたしとシアトルさんで行ってみます」
「オマエ、海で戦ってたのかよ? チェッ、海の話も聞いとくんだったな」
テウォンがちょっと悔しがっている。
海の話は他の人からも聞けるからいいや、と言ったことを悔いているらしい。
別にそんなに悔しがらなくても、後で好きなだけ話してあげるんだけどな。
「スズネ、俺も一緒に行く」
と、名乗り出たのは意外というべきか、ロイドさんだった。
「えっ」
「この中では、俺が一番泳げるからな。昔のことだが、呼吸もできる」
「でも、戦えるんですか? 魔獣倒すの、あんまし好きじゃないとか言ってませんでしたか?」
「水中の獣を、俺は獣と認めない」
「あ、そうですか……」
独特な価値観に突っ込み所がないわけではないけれど、そこを突っ込んだところでいいことなんて一つもないので、わたしは何も言わずに頷いた。
「でもわたし、どうやってロイドさんと戦えばいいのか分からないんですけど……」
「俺の指示通りに動けばいい」
さすがロイドさん。迷いがない。何がさすがなのかは私にも分からない。
実際、水中は死角が少なくないし、そういう戦術は間違ってないと思うし、頼りになることは間違いない。
ロイドさんの言う通りに戦ってみようかな。
「キー、キー!」
「駄目だよキース、キースはお留守番してて。クドと一緒にいれば、寂しくないでしょ?」
キースは水が苦手。絶対に死んでしまう。
わたしはそう言ってキースをテウォンの方にやったのだけど、キースは嫌みたいで、わたしの方に飛んで来ようとしている。
「連れて行けスズネ。仕事がある」
「えっ、でもロイドさん、キース死んじゃいますよ」
「幻獣は、魔力さえあれば生存に呼吸は必要ない。実力は発揮できないかもしれないが、死ぬことはないはずだ」
「キー?」
当然のように、ロイドさんは幻獣にも詳しいみたいだ。
キース自身が「えっそうなの?」みたいな顔をしていることを除けば、説得力がある。
「でも、キースの仕事ってなんですか?」
「洞窟内の地形を探らせる。お前なら、超広範囲に泡を広げて空気を満たせるはずだ。1階で撃ってただろ。あれを空気に変えろ」
「そ、それはできますけど……」
クルルさんが作ってくれた剣をフルに使えば、かなりの広範囲を空気で満たせる。
満たせるけど、あの勢いで魔力を吸い上げられたらわたしが死んじゃう。
「一瞬でいい。キースに地形を探らせ、進んで、また一瞬満たす。これを繰り返せばいい。シアトルはマッピングに集中しろ」
「ふふっ。分かったわ」
シアトルさんが、心なしがちょっと嬉しそう。
消極的なロイドさんが、積極的になってるからかもしれない。
「どのくらい動ける? モアリーイルは殺せるか?」
「モアリーイル?」
「さっきの魔物だ。水中で素早く動くが、短時間なら陸上でも活動できる。鋭い牙を持ち、強い縄張り意識を持つから、自然界なら互いを食い合うこともある、獰猛な魔獣だ。別種どころか同族すらも殺すから、囲まれることは考えなくてもいいが、縄張りに入ったらすぐに突撃してくるから気をつけた方がいい」
獣と認めてない割に、ロイドさんが詳しい。
どうやら、嫌いなのは人間だけみたいだ。
「体を覆うウロコは硬く、並みの剣では刃が欠ける。魔力を通しにくく、魔術に強い。一方で、水の凍結に弱く、氷漬けにされると何もできない」
「氷かぁ……エレメントで、氷ってありますか?」
「エレメントでは、無理かな。ウェザー系統になりそうだよー」
暖めるのはエレメントだけど、冷やすのはそういうわけにいかないらしい。
ウェザーは、キースの使う雷とかも含まれる中上級魔術で、わたしにはまだ使えない。
「あたしも疲れちゃったんだよねー」
「レイス、お前は体力を回復させろ。残りのポーションは好きなだけ使え」
ロイドさんは、テキパキと指示を始めた。
「スードル、方向を教えろ」
「あっ、はい。えっと……こっちの方向です」
「分かった。キース、こっちを探れ。準備はいいな?」
「キー!」
「スズネ、一瞬でいい。なるべく広範囲に泡を広げろ」
「は、はい!」
不思議と他人を従わせてしまう力が、ロイドさんにはあるのかもしれない。
わたしはロイドさんの言う通り、剣を通して魔力強度を最大まで広げる。
凄まじい勢いで、魔力が吸われていく。
魔道具を起動させたときとは違う、背中から巨大な空気砲が貫通していくような、大きな衝撃。驚いて思わず魔術を解除した。
「キー!」
でも、その一瞬でキースには十分だったらしい。
大きく羽ばたいている。
「えっ、全部分かったの?」
「キー、キー」
全部はダメだったみたいだけど、だいたい分かったらしい。
ロイドさんは頷いて、「よくやった」と言った。
「来い、シアトル、スズネ、キース。行くぞ」
「まぁ、素敵じゃない。期待してるわ」
「……」
シアトルさんが茶化したら、ロイドさんが無表情になった。
相性、悪そうだなぁ……
なんとかポーションで持たせているけど、今度また面倒な階層が来たら全員ダウンしそう。
宿屋の弟、テウォンが平気な顔をしてついてくるのが冷静に考えるとたまに怖い。
あと、無言で荷物を背負っているロイドさんもちょっと怖い。
スードルのおかげで、残念ながらどうやら次の階層が最後ではないということは分かっている。
つまり、このダンジョンは31階建てだったってことだ。キリが悪いなぁ。
次の階がまた水に満たされている可能性を考え、今回はちゃんとみんな息を止めたまま転送された。
案の定水の穴だったけど、先に転送されたレイスさんのおかげで呼吸は確保されている。
「レイスのおかげで、呼吸はできるけど……これは、困ったわね」
水中洞窟。
ぼんやりと光る水晶で視界は確保できるものの、全体は薄暗い。
ぞの絶望的な広さ。
大空洞と呼ぶに相応しい。
しかも分岐がすごく多い。
さっきの部屋は、あっても分岐はせいぜい3か所。
今回はそんなものじゃない。見える限りで6、7か所。
下、横、上、あらゆる方向に通路は伸びている。
「うわー! 無理無理無理、絶対無理だよ! ポーション飲んでも無理だって! あたし待ってる! ここで待機してるから、行って来て!」
体力が厳しいレイスさんは、魔道具を使って泡を作り、自分は魔術を解いて泡を消した。
かなり広い範囲が空気で満たされたけど、それでも空洞全部を満たすには至らない。
「厳しいわね……ここに来て、しかも水中……軽く調べるだけでも、数日はかかるわ」
「タワーもかなり遠いです……直線距離でも近くない」
悲鳴を上げるレイスさん、溜め息をつくシアトルさんとスードル。
「でも、ここは洞窟だよキース。地形、分からないの?」
「キー、スコシダケ! ミズ、キライ」
水のせいでできないようだ。
今だけでいいから、イルカにジョブチェンジしてほしい。
「……テウォン、クドに頼んでみてくれない?」
「クー」
「無理だってさ」
だろうなぁ、苦手そう。
「……待って、来る」
フェンネルさんが剣を抜いた。
上の方の通路から、スルスルと蛇のようなものがこちらに向かって来ている。
「俺が撃ってみる。水の中だけど……」
アリスメードさんは、全力で弓を引き絞り、放った。
矢はかなりの勢いで飛んだけど、威力は減衰し速度は遅い。
軽々と避けられる。
「水中戦には弱いな……」
魔物は迫って来るが、フェンネルさんは、レイスさんが作った泡の中から出ることなく、そのまま剣を振った。
さすがはフェンネルさんで、そのまま魔物は真っ二つ。
消えてなくなる。
「……これ、まだいる?」
「はい、全体的に配置されています」
「……水中戦」
フェンネルさんが、シアトルさんの方を見る。
「少し経験はあるけど、誇れるほどじゃないわ。フェンネルは?」
「……それなり。でも呼吸ができない」
「あたしは無理だよ! 同時に魔術を使うことはできるけど、全員分の呼吸は維持できない!」
どうやら、このパーティは水中の戦闘はできないらしい。
どんな強いパーティにも、弱点ってあるんだな。
「あの、アリスメードさん。わたし、海で少し教えてもらったから、水中の戦いはできると思います。フェンネルさんには皆さんを守ってもらって、わたしとシアトルさんで行ってみます」
「オマエ、海で戦ってたのかよ? チェッ、海の話も聞いとくんだったな」
テウォンがちょっと悔しがっている。
海の話は他の人からも聞けるからいいや、と言ったことを悔いているらしい。
別にそんなに悔しがらなくても、後で好きなだけ話してあげるんだけどな。
「スズネ、俺も一緒に行く」
と、名乗り出たのは意外というべきか、ロイドさんだった。
「えっ」
「この中では、俺が一番泳げるからな。昔のことだが、呼吸もできる」
「でも、戦えるんですか? 魔獣倒すの、あんまし好きじゃないとか言ってませんでしたか?」
「水中の獣を、俺は獣と認めない」
「あ、そうですか……」
独特な価値観に突っ込み所がないわけではないけれど、そこを突っ込んだところでいいことなんて一つもないので、わたしは何も言わずに頷いた。
「でもわたし、どうやってロイドさんと戦えばいいのか分からないんですけど……」
「俺の指示通りに動けばいい」
さすがロイドさん。迷いがない。何がさすがなのかは私にも分からない。
実際、水中は死角が少なくないし、そういう戦術は間違ってないと思うし、頼りになることは間違いない。
ロイドさんの言う通りに戦ってみようかな。
「キー、キー!」
「駄目だよキース、キースはお留守番してて。クドと一緒にいれば、寂しくないでしょ?」
キースは水が苦手。絶対に死んでしまう。
わたしはそう言ってキースをテウォンの方にやったのだけど、キースは嫌みたいで、わたしの方に飛んで来ようとしている。
「連れて行けスズネ。仕事がある」
「えっ、でもロイドさん、キース死んじゃいますよ」
「幻獣は、魔力さえあれば生存に呼吸は必要ない。実力は発揮できないかもしれないが、死ぬことはないはずだ」
「キー?」
当然のように、ロイドさんは幻獣にも詳しいみたいだ。
キース自身が「えっそうなの?」みたいな顔をしていることを除けば、説得力がある。
「でも、キースの仕事ってなんですか?」
「洞窟内の地形を探らせる。お前なら、超広範囲に泡を広げて空気を満たせるはずだ。1階で撃ってただろ。あれを空気に変えろ」
「そ、それはできますけど……」
クルルさんが作ってくれた剣をフルに使えば、かなりの広範囲を空気で満たせる。
満たせるけど、あの勢いで魔力を吸い上げられたらわたしが死んじゃう。
「一瞬でいい。キースに地形を探らせ、進んで、また一瞬満たす。これを繰り返せばいい。シアトルはマッピングに集中しろ」
「ふふっ。分かったわ」
シアトルさんが、心なしがちょっと嬉しそう。
消極的なロイドさんが、積極的になってるからかもしれない。
「どのくらい動ける? モアリーイルは殺せるか?」
「モアリーイル?」
「さっきの魔物だ。水中で素早く動くが、短時間なら陸上でも活動できる。鋭い牙を持ち、強い縄張り意識を持つから、自然界なら互いを食い合うこともある、獰猛な魔獣だ。別種どころか同族すらも殺すから、囲まれることは考えなくてもいいが、縄張りに入ったらすぐに突撃してくるから気をつけた方がいい」
獣と認めてない割に、ロイドさんが詳しい。
どうやら、嫌いなのは人間だけみたいだ。
「体を覆うウロコは硬く、並みの剣では刃が欠ける。魔力を通しにくく、魔術に強い。一方で、水の凍結に弱く、氷漬けにされると何もできない」
「氷かぁ……エレメントで、氷ってありますか?」
「エレメントでは、無理かな。ウェザー系統になりそうだよー」
暖めるのはエレメントだけど、冷やすのはそういうわけにいかないらしい。
ウェザーは、キースの使う雷とかも含まれる中上級魔術で、わたしにはまだ使えない。
「あたしも疲れちゃったんだよねー」
「レイス、お前は体力を回復させろ。残りのポーションは好きなだけ使え」
ロイドさんは、テキパキと指示を始めた。
「スードル、方向を教えろ」
「あっ、はい。えっと……こっちの方向です」
「分かった。キース、こっちを探れ。準備はいいな?」
「キー!」
「スズネ、一瞬でいい。なるべく広範囲に泡を広げろ」
「は、はい!」
不思議と他人を従わせてしまう力が、ロイドさんにはあるのかもしれない。
わたしはロイドさんの言う通り、剣を通して魔力強度を最大まで広げる。
凄まじい勢いで、魔力が吸われていく。
魔道具を起動させたときとは違う、背中から巨大な空気砲が貫通していくような、大きな衝撃。驚いて思わず魔術を解除した。
「キー!」
でも、その一瞬でキースには十分だったらしい。
大きく羽ばたいている。
「えっ、全部分かったの?」
「キー、キー」
全部はダメだったみたいだけど、だいたい分かったらしい。
ロイドさんは頷いて、「よくやった」と言った。
「来い、シアトル、スズネ、キース。行くぞ」
「まぁ、素敵じゃない。期待してるわ」
「……」
シアトルさんが茶化したら、ロイドさんが無表情になった。
相性、悪そうだなぁ……
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