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09 交流の成果
圏内への配達依頼
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アリスメードさんたちは、夜中中話し合いをしていた。
もしかして揉めて何人か死んだんじゃないかとちょっと不安になったけど、朝早くに参加者全員とも五体満足だということが分かった。
「あの、シアトルさん」
宮廷騎士団は、王都に早馬を送った。
大学の学者の意見を聞いて、それから決定する予定みたいだ。
説明のため、エヌさんは同行したらしい。
「どうすることになったんですか?」
アリスメードさんはいつにも増して忙しそうだったので、わたしはシアトルさんに聞いてみた。
場所はアリスメードさんたちが泊まっている宿、から少し離れたギルドへ続く道の途中。
頭の上のキースは、うつらうつらして眠そうだ。
昨日、はしゃぎ過ぎたんだと思う。
「どうって?」
「その……色々です。たぶん、ディーさんはダンジョンの宝具を回収してほしいとか、色々言ったと思うんですけど」
「あらぁ、よく知ってるのね。大丈夫よ、お互い納得したみたいだから」
シアトルさんはそう言ってにっこりする。
シアトルさんってミステリアスで妖艶な雰囲気がある。
簡単に言うと、ちょっとえっちだ。わたしには関係ないけど。
「それより、スズネはこれからどうするのかしら?」
「わたしですか?」
「そうよ。私たちはこれから鉱山に行くの。救援を頼まれてるから。それに、彼らのためにわたしたちができることはなさそうだしね。ホーンウルフは暑さに弱いから、砂漠には行けないし……前にも言ったかしら?」
そっか。確かにアリスメードさんたちはAランクとはいえ一介のパーティだし、宝具をどうするとかそういうことは、専門外だ。
そういうのを考えたり決めたりするのは、王都の人たち。ってことなのかもしれない。
「それとも、わたしたちと一緒に来る? 未知のダンジョンだから、危険は大きいかもしれないけれど。私は、今のスズネの実力なら問題ないと思うわ」
そういうことなら、わたしだって専門外だ。
危険を冒して他の世界の人を救うとか、それでマナがどうとか魔獣がどうとか、わたしはまだ子供だし、そもそもどっちの世界の人でもない。
どっちの世界も、わたしにとっては異世界だ。
「ディーさんたちはどうするんですか?」
「この村に留まって、王都に行った仲間を待つって言ってたわ。私には、ベーカリーが気に入ったようにしか見えなかったけど」
シアトルさんは肩をすくめてクスクス笑った。
あの世界樹の都市の謎食べ物ばっかり食べてたら、ただのパンでも衝撃的だろうな……
「それなら、宮廷騎士団の人たちもここに?」
「海に向かうと言ってたわ。そもそもその道中に寄っただけだそうだし。海上で戦える騎士団は少なくて、冒険者もそれは同じだから、海の方は今も大変だと思うわ。一刻も惜しいんじゃない?」
海中の魔獣が増えてたとか言ってたけど、今はもっと増えてたりするんだろうか。
ミノルさんもみんなを守るために、頑張ってるってことだ。
「ねぇ、キースはどうしたい?」
「キー?」
「キーじゃなくてさ」
「スズ、イッショ」
キースは眠そうにそう言って、わたしのお腹に張り付いた。
抱っこしてほしいってことらしい。
シアトルさんはクスクス笑って、「仲良しね」と言う。
「おーい、スズネちゃん!」
「あらあら」
遠くからディーさんが走ってきた。
何かわたしに用事があるみたいだ。
「ディーさん、どうしたんですか」
「スズネちゃんに頼みたいことがあるんだ」
「それなら、私は外した方がいいかしら?」
「いえ、別に聞かれても構わない……というか、シアトルさんにもご意見を伺いたい」
ディーさんは、わたしの腕の中ですやすやと寝ているキースを見る。
「総督に連絡を取りたかったが、遠すぎるせいか、エヌのメールが届かない。その上、この辺りじゃミュータント能力が正常に使えないらしく、エフのテレポートが上手くいかなかった。フライ・ボードも使えない。恐らく、空気中のマナの濃度が違いすぎるんだ」
「つまり、ディーさんをキースに送ってほしいってことですか?」
「キー!?」
うとうとしていたキースは突然目覚め、すごい叫び声を上げる。
「痛っ、ちょっとキース!」
目をバッと開いたキースは、わたしの腕に爪を立てた。
「キー!! キィイイイイ!!!」
「すみません、すごい嫌みたいです」
「そ、そうみたいだな……」
凄まじい勢いで鳴きまくるキースに、ディーさんがびっくりしている。
よっぽど嫌だったみたいだ。
ごめんごめんと宥めながら、わたしはキースの頭を撫でる。
「白玉の森まで行けば、エフがテレポートを使えるから、そこまでエフを送ってやってほしくて」
ディーさんはそう言って、キースの様子を伺う。
「キー! キー!」
キースはつぶらな瞳で、毛を逆立ててディーさんを威嚇する。おかげで体が一回りくらい大きい。
コウモリってそうじゃないと思うんだけど。
っていうか実際に大きくなれるんだから、毛を逆立てて自分を大きく見せる必要はないんじゃ?
「あー……その、無理強いするのも悪いからな。ごめんな、嫌なこと頼んで」
「キー」
「き、キー……」
態度の悪いキースに対し、ディーさんは真摯に謝罪し、なぜか鳴き声をトレースした。
動物がいない世界から来たわけだし、獣に対する態度が安定していないのかもしれない。
「エヌさんのメールしか、連絡手段ってないんですか? 他に通じそうなのとか試しましたか?」
気を取り直し、わたしはディーさんに尋ねる。ディーさんはキースの方を気にしながらも答えてくれた。
「携帯電話は持ってる。基地局がないから今は使えないけどな。エヌと一緒だ。あの穴を開けたところまでば、どうにか通じるらしいんだが。だから階段を通る必要はなくて、木まで行ければいい」
「そうなんですか……キース、どうしても駄目なの?」
「オモイ! デカイ! オソクナル!」
「そっかぁ」
「これ以上アリスメードを拘束するのは悪いしな……あのオオカミも、連日走ったら疲れるんだろ? せめて何か乗り物が使えたら良かったんだけどな、やっぱりマナの濃度が違うのが悪いらしくて……」
ディーさんは申し訳なさそうに言う。
キースは嫌がってるし、どうにかアイさんに馬で頑張ってもらうしかないだろうか。大丈夫かなぁ……
「ディー、私から提案があるんだけど、いいかしら?」
悩むわたしとディーさんに、シアトルさんが頭の横に手を挙げて言った。
「あ、ええ、はい、もちろん」
「その連絡は、あなたたちじゃなきゃできないのかしら? スズネに使い方を教えればいいじゃない」
「あ……確かに」
そういえばそうだった。
携帯電話は携帯できるんだ。本人じゃなくても。
いや、本人しか使えないセキュリティとかあったりするのかな?
「……盲点だった」
……そんなことはないみたいだ。
「それじゃあスズネ、頼んでもいいか? 俺のを貸すから……えっと」
ディーさんは胸元から、スマホと無線機の中間みたいなものを取り出し、触り始めた。
「私も見たいわ」
「えっ、あ、あぁ、あ、はい……どうぞ」
シアトルさんは意外と興味を持って、ディーさんの手元をのぞき込む。
意外と機械とか、好きなのかな?
シアトルさんの長い耳がディーさんに当たって、ディーさんがちょっとびっくりしていた。
っていうか、心なしか顔が赤い。
もしかして、シアトルさんのこと好きなのかな。
ディーさん、エフさんが好きだったんじゃないのー? うわきものー。
「……スズネちゃん、これを」
ディーさんが渡したのは、やっぱり無線機とスマホの中間、どちらかというと無線機寄りの通信機だった。
薄さはスマホっぽいけど、ディスプレイが一切なく、数本のライトだけが付属している。
「何をしてるかさっぱりね」
「かなり洗練されたデザインですから、慣れないと使いこなすのは難しいですよ。でも、メールを送るくらいなら。スズネちゃん、センターラインのスワイプで送信できるから、頼むよ」
ディーさんはわたしに送信の操作を教えてくれた。
わたしは、送る方法よりも、どうやって書くのかちょっと気になったりしたのだけど、その送信方法ですらちょっと難しくて習得するのが大変なのだと、すぐに知ることになったのだった。
もしかして揉めて何人か死んだんじゃないかとちょっと不安になったけど、朝早くに参加者全員とも五体満足だということが分かった。
「あの、シアトルさん」
宮廷騎士団は、王都に早馬を送った。
大学の学者の意見を聞いて、それから決定する予定みたいだ。
説明のため、エヌさんは同行したらしい。
「どうすることになったんですか?」
アリスメードさんはいつにも増して忙しそうだったので、わたしはシアトルさんに聞いてみた。
場所はアリスメードさんたちが泊まっている宿、から少し離れたギルドへ続く道の途中。
頭の上のキースは、うつらうつらして眠そうだ。
昨日、はしゃぎ過ぎたんだと思う。
「どうって?」
「その……色々です。たぶん、ディーさんはダンジョンの宝具を回収してほしいとか、色々言ったと思うんですけど」
「あらぁ、よく知ってるのね。大丈夫よ、お互い納得したみたいだから」
シアトルさんはそう言ってにっこりする。
シアトルさんってミステリアスで妖艶な雰囲気がある。
簡単に言うと、ちょっとえっちだ。わたしには関係ないけど。
「それより、スズネはこれからどうするのかしら?」
「わたしですか?」
「そうよ。私たちはこれから鉱山に行くの。救援を頼まれてるから。それに、彼らのためにわたしたちができることはなさそうだしね。ホーンウルフは暑さに弱いから、砂漠には行けないし……前にも言ったかしら?」
そっか。確かにアリスメードさんたちはAランクとはいえ一介のパーティだし、宝具をどうするとかそういうことは、専門外だ。
そういうのを考えたり決めたりするのは、王都の人たち。ってことなのかもしれない。
「それとも、わたしたちと一緒に来る? 未知のダンジョンだから、危険は大きいかもしれないけれど。私は、今のスズネの実力なら問題ないと思うわ」
そういうことなら、わたしだって専門外だ。
危険を冒して他の世界の人を救うとか、それでマナがどうとか魔獣がどうとか、わたしはまだ子供だし、そもそもどっちの世界の人でもない。
どっちの世界も、わたしにとっては異世界だ。
「ディーさんたちはどうするんですか?」
「この村に留まって、王都に行った仲間を待つって言ってたわ。私には、ベーカリーが気に入ったようにしか見えなかったけど」
シアトルさんは肩をすくめてクスクス笑った。
あの世界樹の都市の謎食べ物ばっかり食べてたら、ただのパンでも衝撃的だろうな……
「それなら、宮廷騎士団の人たちもここに?」
「海に向かうと言ってたわ。そもそもその道中に寄っただけだそうだし。海上で戦える騎士団は少なくて、冒険者もそれは同じだから、海の方は今も大変だと思うわ。一刻も惜しいんじゃない?」
海中の魔獣が増えてたとか言ってたけど、今はもっと増えてたりするんだろうか。
ミノルさんもみんなを守るために、頑張ってるってことだ。
「ねぇ、キースはどうしたい?」
「キー?」
「キーじゃなくてさ」
「スズ、イッショ」
キースは眠そうにそう言って、わたしのお腹に張り付いた。
抱っこしてほしいってことらしい。
シアトルさんはクスクス笑って、「仲良しね」と言う。
「おーい、スズネちゃん!」
「あらあら」
遠くからディーさんが走ってきた。
何かわたしに用事があるみたいだ。
「ディーさん、どうしたんですか」
「スズネちゃんに頼みたいことがあるんだ」
「それなら、私は外した方がいいかしら?」
「いえ、別に聞かれても構わない……というか、シアトルさんにもご意見を伺いたい」
ディーさんは、わたしの腕の中ですやすやと寝ているキースを見る。
「総督に連絡を取りたかったが、遠すぎるせいか、エヌのメールが届かない。その上、この辺りじゃミュータント能力が正常に使えないらしく、エフのテレポートが上手くいかなかった。フライ・ボードも使えない。恐らく、空気中のマナの濃度が違いすぎるんだ」
「つまり、ディーさんをキースに送ってほしいってことですか?」
「キー!?」
うとうとしていたキースは突然目覚め、すごい叫び声を上げる。
「痛っ、ちょっとキース!」
目をバッと開いたキースは、わたしの腕に爪を立てた。
「キー!! キィイイイイ!!!」
「すみません、すごい嫌みたいです」
「そ、そうみたいだな……」
凄まじい勢いで鳴きまくるキースに、ディーさんがびっくりしている。
よっぽど嫌だったみたいだ。
ごめんごめんと宥めながら、わたしはキースの頭を撫でる。
「白玉の森まで行けば、エフがテレポートを使えるから、そこまでエフを送ってやってほしくて」
ディーさんはそう言って、キースの様子を伺う。
「キー! キー!」
キースはつぶらな瞳で、毛を逆立ててディーさんを威嚇する。おかげで体が一回りくらい大きい。
コウモリってそうじゃないと思うんだけど。
っていうか実際に大きくなれるんだから、毛を逆立てて自分を大きく見せる必要はないんじゃ?
「あー……その、無理強いするのも悪いからな。ごめんな、嫌なこと頼んで」
「キー」
「き、キー……」
態度の悪いキースに対し、ディーさんは真摯に謝罪し、なぜか鳴き声をトレースした。
動物がいない世界から来たわけだし、獣に対する態度が安定していないのかもしれない。
「エヌさんのメールしか、連絡手段ってないんですか? 他に通じそうなのとか試しましたか?」
気を取り直し、わたしはディーさんに尋ねる。ディーさんはキースの方を気にしながらも答えてくれた。
「携帯電話は持ってる。基地局がないから今は使えないけどな。エヌと一緒だ。あの穴を開けたところまでば、どうにか通じるらしいんだが。だから階段を通る必要はなくて、木まで行ければいい」
「そうなんですか……キース、どうしても駄目なの?」
「オモイ! デカイ! オソクナル!」
「そっかぁ」
「これ以上アリスメードを拘束するのは悪いしな……あのオオカミも、連日走ったら疲れるんだろ? せめて何か乗り物が使えたら良かったんだけどな、やっぱりマナの濃度が違うのが悪いらしくて……」
ディーさんは申し訳なさそうに言う。
キースは嫌がってるし、どうにかアイさんに馬で頑張ってもらうしかないだろうか。大丈夫かなぁ……
「ディー、私から提案があるんだけど、いいかしら?」
悩むわたしとディーさんに、シアトルさんが頭の横に手を挙げて言った。
「あ、ええ、はい、もちろん」
「その連絡は、あなたたちじゃなきゃできないのかしら? スズネに使い方を教えればいいじゃない」
「あ……確かに」
そういえばそうだった。
携帯電話は携帯できるんだ。本人じゃなくても。
いや、本人しか使えないセキュリティとかあったりするのかな?
「……盲点だった」
……そんなことはないみたいだ。
「それじゃあスズネ、頼んでもいいか? 俺のを貸すから……えっと」
ディーさんは胸元から、スマホと無線機の中間みたいなものを取り出し、触り始めた。
「私も見たいわ」
「えっ、あ、あぁ、あ、はい……どうぞ」
シアトルさんは意外と興味を持って、ディーさんの手元をのぞき込む。
意外と機械とか、好きなのかな?
シアトルさんの長い耳がディーさんに当たって、ディーさんがちょっとびっくりしていた。
っていうか、心なしか顔が赤い。
もしかして、シアトルさんのこと好きなのかな。
ディーさん、エフさんが好きだったんじゃないのー? うわきものー。
「……スズネちゃん、これを」
ディーさんが渡したのは、やっぱり無線機とスマホの中間、どちらかというと無線機寄りの通信機だった。
薄さはスマホっぽいけど、ディスプレイが一切なく、数本のライトだけが付属している。
「何をしてるかさっぱりね」
「かなり洗練されたデザインですから、慣れないと使いこなすのは難しいですよ。でも、メールを送るくらいなら。スズネちゃん、センターラインのスワイプで送信できるから、頼むよ」
ディーさんはわたしに送信の操作を教えてくれた。
わたしは、送る方法よりも、どうやって書くのかちょっと気になったりしたのだけど、その送信方法ですらちょっと難しくて習得するのが大変なのだと、すぐに知ることになったのだった。
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