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06 常闇の同士
嵐の後の静寂
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闇の峡谷は暗いというより、闇そのものだった。
光の対極ではなく、天敵として存在する闇。
光を吸収してしまうので、普通の光はどれだけ強くても目には見えない。
ただ触れるものと、聞こえる音だけがわたしたちの全てだ。
失ってしまうと、わたしが普段どれだけ光に頼りきっていたのかがよく分かる。
何も見えない場所を歩くのはすごく怖い。
「キー」
火山にいるときはバッグの中にいたキースは、そんな闇の中を自由自在に飛び回れるようだった。
コウモリなんだから当然といえば当然なんだけど、得意げに暗闇を飛び回る白毛玉はちょっと可愛い。
そんな闇の峡谷だけど、たまに輝くものがある。
本当に近づかないと見えないけれど、壁の中や足下に、キラキラする宝石が落ちているのだ。
デオリュプスズさんは、「自由に持っていってください」と言っていた。
「全て魔力を蓄えた宝石、つまり魔石です。我々はそれほど重要視しているわけではありませんが、人は魔石が好きなのですよね?」
魔石は、主に魔獣や魔物を倒したときにその核として生じるものだ。
主に魔道具のエネルギー源として使われている。
魔法は万能なので、魔力も万能。
電気にも熱にも風にもなる、最強のエネルギー源。
ただ魔石は一度魔力を取り出すと壊れてしまうので、使い捨ての電池みたいなものだ。
魔獣狩り、魔物狩りが冒険者の収入源となるのは、ギルドが恒常的にそんな魔石の買取りを行っているからというのが大きい。
常にどこかしらで需要がある。
つまりこの宝石は、宝石そのもの以上に価値がある。
鉱山に宝石はあったけど、魔石の代わりになるような宝石はなかった。
闇の峡谷では、そんなものがボロボロと落ちている。言葉通りの宝の山だ。
「この辺りでは、魔石が掘れるんですか?」
「そうですよ。というか、この辺りの石が魔力含んでいるだけですが。それより、王国が見えましたよ」
こちらです、とデオリュプスズさんが指差した先に、ぼんやりと光る場所があった。
やはり暗かったけど、それでも明かりという存在はなんだかほっとする。
「ここが、王国……?」
「はい。とりあえず、王城に行きましょう」
家の形は闇に溶け込んでよく見えないけれど、扉だけはその縁が
街を歩いている人は皆無で、話し声もしない。
「やけに静かだな」
「まあ、深夜ですからね」
エリオットさんにデオリュプスズさんが答えて言った。
「好都合ですよ。光の民を見慣れている住人は少ないですから」
「我々は歓迎されていないのか?」
「そういうわけではありませんが、知らないものは誰だって怖いでしょう?」
道の端の地面に置かれた街灯は、互いに干渉して道の縁を表している。
赤色を帯びたその淡くて真っ直ぐな光は、レーザーを思わせた。
空気は火山の熱が嘘みたいに冷えていて、静かな街とその闇のせいで、どこか死を思わせる。
異世界は異世界でも、ここは魔界とか、そういうイメージだな。
「こちらです」
わたしたちはいつの間にか、城門を潜っていたようだ。
城内に通されると、さすがに人っ子一人いないというわけではなく、何人か剣を持った兵士が壁を背にして立っていた。
「少々お待ちください。話を通してきます」
彼らは微動だにしなかったが、時折チラッとこちらを見る。
「エリオットさんは、ここ、来たことあるんですか?」
「王国は訪れたことがあるが、そのときは入国を拒否されたよ」
「でも手厚く物資の補給はさせてくれたし、峡谷の入り口まで送ってくれたんだよー? 排他的だけど、良い人たちだったよねっ!」
ロアさんはクスクス笑いながら言う。
こんな場所でも、彼女は変わらず元気だ。
「……ここには、火がないの」
対照的に、いつも元気なリルルさんは元気がない。
「ここ、リリルは好きじゃないの」
「寒いってことですか?」
「違うの。ドワーフは人と同じ、火を愛する種族。ここの人たちは火を使わないの。火のない国なんて……不安になるの」
「……」
「キー?」
リルルさんはナノノさんと2人で手を繋ぎ、街灯の近くの明るいところにジッとしている。
一方キースは我が物顔で暗闇の中を飛び回っていた。
頭ぶつけて落ちてきたら面白いのに。
「お待たせしました!」
デオリュプスズさんはすぐに戻って来た。
「申し訳ありませんが、夜分遅いため王子はお休みになっていまして。明日お会いされるそうです、一晩こちらでお休みください」
ずっと暗い中歩いたので、わたしには夜なのか朝なのか分からない。
デオリュプスズさんはわたしたちをお城の中に案内してくれた。
お城は黒を基調とした木造だが、外よりは明るい。
ものすごく重々しいけど、お城だからそういう荘厳な雰囲気も悪くない。
「デオリュすふ……デオリュプスズさん、わたしたちをお城に泊めてくれるんですか?」
「ええ、宿屋なんてありませんからね。それに外は……少々危険です」
「危険って?」
「着きましたよ、お客様」
長く薄暗い廊下をしばらく歩き、デオリュプスズさんは4つの部屋を指した。
「どうぞ、お好きなお部屋でお休みください。何かご入用の物がありましたら、用意しますが」
「特にないかな。わたしは休ませてもらうよ」
「リリルもそうするの。ありがとうなの」
「……」
リルルさんとナノノさんは、やはり2人で同じ部屋を使うようだ。
「あっ、素敵なお部屋ですね! レイカさん、一緒のお部屋にしましょう!」
「……いい……けど……」
ロアさんとレイカさんも同じ部屋を使うらしい。
「ワタシたちはここを使わせてもらおう」
「そうですね!」
自然と、わたしはエリオットさんと同じ部屋に泊まることになった。
扉を開けてみると、部屋は結構大きい。
ベッドも、キングサイズくらいのが1つ置いてあった。
多分に漏れず薄暗かったけど、それなりに高級そうな調度品が置いてあり、雰囲気がある。
さすがはお城だ。
アリスメードさんたちのお屋敷よりいい部屋かもしれない。
キャンプも悪くはないけれど、王都から火山、そして峡谷と歩いて来たので、久々のベッドに心躍る。
「キー!」
キースも嬉しかったらしく、ふわふわの枕の上にうつ伏せにダイブしていた。ムササビかな?
「デオリュしゅ……デオリュプスズさんに会えて良かったですね」
「そうだな。こんなに簡単に受け入れられてもらえるとは、ワタシも思わなかったよ」
エリオットさんもベッドに横になった。
「今日はひとまず、ゆっくり休もう。スズネもお疲れ様」
「はい! お疲れ様でした!」
わたしはベッドに横になって目を閉じる。
すぐに眠気に襲われた。
疲れ果てていたみたいだった。
光の対極ではなく、天敵として存在する闇。
光を吸収してしまうので、普通の光はどれだけ強くても目には見えない。
ただ触れるものと、聞こえる音だけがわたしたちの全てだ。
失ってしまうと、わたしが普段どれだけ光に頼りきっていたのかがよく分かる。
何も見えない場所を歩くのはすごく怖い。
「キー」
火山にいるときはバッグの中にいたキースは、そんな闇の中を自由自在に飛び回れるようだった。
コウモリなんだから当然といえば当然なんだけど、得意げに暗闇を飛び回る白毛玉はちょっと可愛い。
そんな闇の峡谷だけど、たまに輝くものがある。
本当に近づかないと見えないけれど、壁の中や足下に、キラキラする宝石が落ちているのだ。
デオリュプスズさんは、「自由に持っていってください」と言っていた。
「全て魔力を蓄えた宝石、つまり魔石です。我々はそれほど重要視しているわけではありませんが、人は魔石が好きなのですよね?」
魔石は、主に魔獣や魔物を倒したときにその核として生じるものだ。
主に魔道具のエネルギー源として使われている。
魔法は万能なので、魔力も万能。
電気にも熱にも風にもなる、最強のエネルギー源。
ただ魔石は一度魔力を取り出すと壊れてしまうので、使い捨ての電池みたいなものだ。
魔獣狩り、魔物狩りが冒険者の収入源となるのは、ギルドが恒常的にそんな魔石の買取りを行っているからというのが大きい。
常にどこかしらで需要がある。
つまりこの宝石は、宝石そのもの以上に価値がある。
鉱山に宝石はあったけど、魔石の代わりになるような宝石はなかった。
闇の峡谷では、そんなものがボロボロと落ちている。言葉通りの宝の山だ。
「この辺りでは、魔石が掘れるんですか?」
「そうですよ。というか、この辺りの石が魔力含んでいるだけですが。それより、王国が見えましたよ」
こちらです、とデオリュプスズさんが指差した先に、ぼんやりと光る場所があった。
やはり暗かったけど、それでも明かりという存在はなんだかほっとする。
「ここが、王国……?」
「はい。とりあえず、王城に行きましょう」
家の形は闇に溶け込んでよく見えないけれど、扉だけはその縁が
街を歩いている人は皆無で、話し声もしない。
「やけに静かだな」
「まあ、深夜ですからね」
エリオットさんにデオリュプスズさんが答えて言った。
「好都合ですよ。光の民を見慣れている住人は少ないですから」
「我々は歓迎されていないのか?」
「そういうわけではありませんが、知らないものは誰だって怖いでしょう?」
道の端の地面に置かれた街灯は、互いに干渉して道の縁を表している。
赤色を帯びたその淡くて真っ直ぐな光は、レーザーを思わせた。
空気は火山の熱が嘘みたいに冷えていて、静かな街とその闇のせいで、どこか死を思わせる。
異世界は異世界でも、ここは魔界とか、そういうイメージだな。
「こちらです」
わたしたちはいつの間にか、城門を潜っていたようだ。
城内に通されると、さすがに人っ子一人いないというわけではなく、何人か剣を持った兵士が壁を背にして立っていた。
「少々お待ちください。話を通してきます」
彼らは微動だにしなかったが、時折チラッとこちらを見る。
「エリオットさんは、ここ、来たことあるんですか?」
「王国は訪れたことがあるが、そのときは入国を拒否されたよ」
「でも手厚く物資の補給はさせてくれたし、峡谷の入り口まで送ってくれたんだよー? 排他的だけど、良い人たちだったよねっ!」
ロアさんはクスクス笑いながら言う。
こんな場所でも、彼女は変わらず元気だ。
「……ここには、火がないの」
対照的に、いつも元気なリルルさんは元気がない。
「ここ、リリルは好きじゃないの」
「寒いってことですか?」
「違うの。ドワーフは人と同じ、火を愛する種族。ここの人たちは火を使わないの。火のない国なんて……不安になるの」
「……」
「キー?」
リルルさんはナノノさんと2人で手を繋ぎ、街灯の近くの明るいところにジッとしている。
一方キースは我が物顔で暗闇の中を飛び回っていた。
頭ぶつけて落ちてきたら面白いのに。
「お待たせしました!」
デオリュプスズさんはすぐに戻って来た。
「申し訳ありませんが、夜分遅いため王子はお休みになっていまして。明日お会いされるそうです、一晩こちらでお休みください」
ずっと暗い中歩いたので、わたしには夜なのか朝なのか分からない。
デオリュプスズさんはわたしたちをお城の中に案内してくれた。
お城は黒を基調とした木造だが、外よりは明るい。
ものすごく重々しいけど、お城だからそういう荘厳な雰囲気も悪くない。
「デオリュすふ……デオリュプスズさん、わたしたちをお城に泊めてくれるんですか?」
「ええ、宿屋なんてありませんからね。それに外は……少々危険です」
「危険って?」
「着きましたよ、お客様」
長く薄暗い廊下をしばらく歩き、デオリュプスズさんは4つの部屋を指した。
「どうぞ、お好きなお部屋でお休みください。何かご入用の物がありましたら、用意しますが」
「特にないかな。わたしは休ませてもらうよ」
「リリルもそうするの。ありがとうなの」
「……」
リルルさんとナノノさんは、やはり2人で同じ部屋を使うようだ。
「あっ、素敵なお部屋ですね! レイカさん、一緒のお部屋にしましょう!」
「……いい……けど……」
ロアさんとレイカさんも同じ部屋を使うらしい。
「ワタシたちはここを使わせてもらおう」
「そうですね!」
自然と、わたしはエリオットさんと同じ部屋に泊まることになった。
扉を開けてみると、部屋は結構大きい。
ベッドも、キングサイズくらいのが1つ置いてあった。
多分に漏れず薄暗かったけど、それなりに高級そうな調度品が置いてあり、雰囲気がある。
さすがはお城だ。
アリスメードさんたちのお屋敷よりいい部屋かもしれない。
キャンプも悪くはないけれど、王都から火山、そして峡谷と歩いて来たので、久々のベッドに心躍る。
「キー!」
キースも嬉しかったらしく、ふわふわの枕の上にうつ伏せにダイブしていた。ムササビかな?
「デオリュしゅ……デオリュプスズさんに会えて良かったですね」
「そうだな。こんなに簡単に受け入れられてもらえるとは、ワタシも思わなかったよ」
エリオットさんもベッドに横になった。
「今日はひとまず、ゆっくり休もう。スズネもお疲れ様」
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