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05 試練と挑戦
恋バナ
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スードルがレイスさんのことを好きになったのは、割と昔のことだそうだ。
しかし彼は奴隷で、レイスさんは魔術師。
スードルはその想いにずっと蓋をしていたと。
わたし、結構一緒に居たのに全然気が付かなかった。女の勘は、まだ早いみたいだ。
「でも、アリスさんが僕のことをパーティに入れてくれて……それで僕、ギルドに登録して。そうしたら魔導士の適性があるって分かったんだ」
「登録するときに分かるんだ?」
「うん、ギルドってすごいよね」
それで、スードルは勉強して、魔導士になることを決めたらしい。
魔導士になればレイスさんを助けることもできる。
それは彼にしかない才能だから、パーティメンバーとしての役割も果たせる。
「パーティには、すぐに入ったの? 嫌がらずに?」
「なんで嫌がるの? アリスさんが僕の貢献と奉仕に報いるって言ってくれたんだけど……」
「いや……スードルは奴隷でいるのが好きなのかと思ってたから」
「アリスさんの役に立つことが嬉しかったから、解放されるのを望まなかっただけで、パーティメンバーになれるなら、そっちの方がいいに決まってるよ」
「そうなんだ」
すねたキースに風をかけて乾かしながら、わたしはふんふんと話を聞く。
「確かレイスさんってだいぶ見た目が様変わりしてたと思うけど、それは別にいいの?」
「うん、好きだよ。なんかかっこいいし」
「結構な牙とかあったよ? ちゅーしたらヤバそうだったよ?」
「ちょ、ちょっとふしだらなこと言わないで! ちゅーとかそんなの……そんなの僕、全然しなくていいし、興味ないし……」
顔を真っ赤にしながら俯くスードル。
かわいい。
「レイスさんはずっとあんな感じじゃないよ。覚醒したんだ。覚醒した獣人は、獣人化、獣化、人化ができるんだよ」
「じゃあどうして人にならないの? なれるんでしょ?」
「それは……ロイドさんのためだよ。ロイドさん……色々あって、今ひきこもってるんだ」
「会ったよ。レイスさんのせいなんでしょ?」
「それもそうなんだけど、ロイドさん……ただでさえ王都が苦手で。それなのに獣人みたいになっちゃったもんだから、その……色々あって。だから間接的には僕のせいなんだ。僕の大学のために王都にいるから」
どうやら、彼らはわたしと分かれて高原のモンスターハウスを鎮圧してから王都に向かい、それからずっと王都にいるらしい。
その間、ロイドさんはずっと屋敷の、しかも獣舎に閉じこもっているようだ。
重症だな……
「苦手って、何が苦手なの? ロイドさん、そんなにコミュニケーションが苦手って感じはしないけど」
「ロイドさんは王都出身でしょ? だから昔色々あったんだ」
「え?」
王都出身ってことは、つまり貴族ってことだろうか。
「……この辺が出身なの?」
「そうだよ。知らなかったの?」
知らなかった。
確かにどことなく冷徹な感じとか、いつもローブを羽織ってるとか、貴族っぽいところが……いや、ないと思うんだけど。
「でもわたし、ロイドさんは雪原の出身だって聞いたよ?」
「生まれはそうだけど、王都に養子に貰われたんだって。家族に絶対会いたくないみたいで、王都に着いてからはいつもひきこもってるんだよ」
ロイドさんの過去が思った以上に複雑だった。
ちょっと難があるような性格だと思っていたけれど、彼にも色々事情があったんだな……
「それで、ロイドさんのために獣人なのはどうしてなの?」
「そうするとロイドさんの元気が出るからだよ。ロイドさんは動物が好きだから。姿を変えるのは少し大変みたいなんだ。だからずっとそのままでいる」
わたしは、ミノルさんのことを思い出していた。
ミノルさんはネコ科の獣人で、自由自在に変身し、戦っていた。
あれには相当の実力が必要らしい。
「スードルはそれでいいの?」
「うーん……嫉妬しないわけじゃないよ。でも、ロイドさんはとても繊細だし、王都に長期滞在してるのは僕のせいだから」
スードルはそう言って、青い髪をくるくると指先で弄る。
「そのおしゃれはどうしたの?」
「友達に教えてもらったんだ。王都の人ってすごいよね」
「友達がいるの?」
「うん、いるよ。……えっ、ダメだった?」
「意外だなぁって」
「意外かな?」
元奴隷だし、そうでなくても田舎者だろうし、それでいじめられたりするんじゃないだろうかと思ったのだけど、意外とそうではないようだ。
ここの人が優しいのか、スードルの性格のせいか、どっちだろう。
「スズネはいないの? 仲間」
「いるよ。ほら」
わたしはキースをテーブルの上に乗せた。
王都の喫茶店はペットの持ち込み可だ。
ただし、しっかり躾をしていること。
「ああ、うん、そうだろうけど……パーティは組んでないのかなって」
「組んでないよ。わたし、キースと一緒にいるのが楽しいし」
わたしはそう言ってキースを撫でる。
キースは満足げに「キー」と鳴いた。ちょろい。
「そっかぁ。僕、スズネには奴隷を買って欲しいんだけどなぁ」
「え、なんで?」
「だって、スズネは優しいし、きっと奴隷のことも大事にしてくれるでしょ? 奴隷は買ってくれたご主人様のことは大好きだし、絶対忠誠を尽くすから、最高の仲間になるよ?」
スードルはどうしてもわたしに奴隷を買って欲しいらしい。
「だって、奴隷って……本人がやりたくてやってるわけじゃないんでしょ? 無理矢理従わせるのはちょっと、嫌かな……」
わたしはそれとなく断るのだけど、スードルはなおも勧める。
「奴隷になってる人たちは、みんな望んでそうしてるんだよ? そもそも奴隷っていうのは、お金を借りたけど返せなくなったり、お金がなくなって生活ができなくなっちゃった人が、志望してなるんだ。奴隷が嫌だったら、いつでも強制労働施設に戻れるしね」
強制労働施設で働くことも、奴隷と変わりないような気がするけど。
わたしは「そうかなぁ」とか言って苦笑いする。
「強制労働って言っても、別に悪いことをさせられるわけじゃないよ? 自由は制限されるけど、ちゃんとお給料は出るし、ご飯も食べられるんだ。僕も何年かいたことがあるけど、施設の人も優しいし! お給料を貯めて自分を買い戻せば、やめることもできるんだ」
スードルは、その場所に特に悪い思い出はないらしく、楽しそうに教えてくれた。
おやつの時間が楽しみだったとか、寝るときは明かりがつけられないからトイレに行くのが怖いとか。
「でも、僕は誰かの役に立ちたかったからさ。それに、僕は病気だったから。お金持ちの人が僕のことを気に入って、それで治してもらうには、奴隷になってその人に尽くさなくちゃいけないでしょ?」
「……大変だったんだね」
「大変じゃないったら。色々あったけど、最後にはアリスさんに買ってもらえたし! 病気も治してもらったし、僕を市民に戻してくれて、パーティに入れてくれた! しかも、大学で勉強もしていいって言ってくれたんだ。奴隷にならなかったら、こんな人生あり得なかったよ」
スードルは本当に嬉しそうにそう言った。スードルが幸せみたいで、わたしも嬉しい。
「だからスズネにも、奴隷を買って欲しいんだけどなぁ。みんな、買ってもらえるのを待ってるから、喜ぶと思うよ」
「いや、うーん……わたしはまだ自分のことで精一杯だから、やめとくよ」
「そっかぁ……そうだよね、スズネはまだ小さいし」
スードルはとても残念そうだったけど、どうやら諦めてくれたみたいだった。
「じゃあ火山とかダンジョンとかは、危ないし、仲間が見つかるまでは行かない方がいいのかなぁ。ねえ、海とか行った? すごく綺麗だよ」
「行ったよ。王都にはそこから来たんだもん」
「えぇ、そうなの!? ああでも、そっかぁ。鉱山から行くなら海かぁ……」
それからわたしは、スードルにこれまでのことを話した。
鉱山のこと、海のこと。
テウォンの宿のこと、クルルさんの工房のこと。
醤油さんと乗った船のこと、半分ネコ人魚のリンさんと、めっちゃ強い宮廷騎士団のミノルさん。
そうやって楽しく話していたら、スードルは午後の授業に昼食抜きで臨むことになった。
しかし彼は奴隷で、レイスさんは魔術師。
スードルはその想いにずっと蓋をしていたと。
わたし、結構一緒に居たのに全然気が付かなかった。女の勘は、まだ早いみたいだ。
「でも、アリスさんが僕のことをパーティに入れてくれて……それで僕、ギルドに登録して。そうしたら魔導士の適性があるって分かったんだ」
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それで、スードルは勉強して、魔導士になることを決めたらしい。
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それは彼にしかない才能だから、パーティメンバーとしての役割も果たせる。
「パーティには、すぐに入ったの? 嫌がらずに?」
「なんで嫌がるの? アリスさんが僕の貢献と奉仕に報いるって言ってくれたんだけど……」
「いや……スードルは奴隷でいるのが好きなのかと思ってたから」
「アリスさんの役に立つことが嬉しかったから、解放されるのを望まなかっただけで、パーティメンバーになれるなら、そっちの方がいいに決まってるよ」
「そうなんだ」
すねたキースに風をかけて乾かしながら、わたしはふんふんと話を聞く。
「確かレイスさんってだいぶ見た目が様変わりしてたと思うけど、それは別にいいの?」
「うん、好きだよ。なんかかっこいいし」
「結構な牙とかあったよ? ちゅーしたらヤバそうだったよ?」
「ちょ、ちょっとふしだらなこと言わないで! ちゅーとかそんなの……そんなの僕、全然しなくていいし、興味ないし……」
顔を真っ赤にしながら俯くスードル。
かわいい。
「レイスさんはずっとあんな感じじゃないよ。覚醒したんだ。覚醒した獣人は、獣人化、獣化、人化ができるんだよ」
「じゃあどうして人にならないの? なれるんでしょ?」
「それは……ロイドさんのためだよ。ロイドさん……色々あって、今ひきこもってるんだ」
「会ったよ。レイスさんのせいなんでしょ?」
「それもそうなんだけど、ロイドさん……ただでさえ王都が苦手で。それなのに獣人みたいになっちゃったもんだから、その……色々あって。だから間接的には僕のせいなんだ。僕の大学のために王都にいるから」
どうやら、彼らはわたしと分かれて高原のモンスターハウスを鎮圧してから王都に向かい、それからずっと王都にいるらしい。
その間、ロイドさんはずっと屋敷の、しかも獣舎に閉じこもっているようだ。
重症だな……
「苦手って、何が苦手なの? ロイドさん、そんなにコミュニケーションが苦手って感じはしないけど」
「ロイドさんは王都出身でしょ? だから昔色々あったんだ」
「え?」
王都出身ってことは、つまり貴族ってことだろうか。
「……この辺が出身なの?」
「そうだよ。知らなかったの?」
知らなかった。
確かにどことなく冷徹な感じとか、いつもローブを羽織ってるとか、貴族っぽいところが……いや、ないと思うんだけど。
「でもわたし、ロイドさんは雪原の出身だって聞いたよ?」
「生まれはそうだけど、王都に養子に貰われたんだって。家族に絶対会いたくないみたいで、王都に着いてからはいつもひきこもってるんだよ」
ロイドさんの過去が思った以上に複雑だった。
ちょっと難があるような性格だと思っていたけれど、彼にも色々事情があったんだな……
「それで、ロイドさんのために獣人なのはどうしてなの?」
「そうするとロイドさんの元気が出るからだよ。ロイドさんは動物が好きだから。姿を変えるのは少し大変みたいなんだ。だからずっとそのままでいる」
わたしは、ミノルさんのことを思い出していた。
ミノルさんはネコ科の獣人で、自由自在に変身し、戦っていた。
あれには相当の実力が必要らしい。
「スードルはそれでいいの?」
「うーん……嫉妬しないわけじゃないよ。でも、ロイドさんはとても繊細だし、王都に長期滞在してるのは僕のせいだから」
スードルはそう言って、青い髪をくるくると指先で弄る。
「そのおしゃれはどうしたの?」
「友達に教えてもらったんだ。王都の人ってすごいよね」
「友達がいるの?」
「うん、いるよ。……えっ、ダメだった?」
「意外だなぁって」
「意外かな?」
元奴隷だし、そうでなくても田舎者だろうし、それでいじめられたりするんじゃないだろうかと思ったのだけど、意外とそうではないようだ。
ここの人が優しいのか、スードルの性格のせいか、どっちだろう。
「スズネはいないの? 仲間」
「いるよ。ほら」
わたしはキースをテーブルの上に乗せた。
王都の喫茶店はペットの持ち込み可だ。
ただし、しっかり躾をしていること。
「ああ、うん、そうだろうけど……パーティは組んでないのかなって」
「組んでないよ。わたし、キースと一緒にいるのが楽しいし」
わたしはそう言ってキースを撫でる。
キースは満足げに「キー」と鳴いた。ちょろい。
「そっかぁ。僕、スズネには奴隷を買って欲しいんだけどなぁ」
「え、なんで?」
「だって、スズネは優しいし、きっと奴隷のことも大事にしてくれるでしょ? 奴隷は買ってくれたご主人様のことは大好きだし、絶対忠誠を尽くすから、最高の仲間になるよ?」
スードルはどうしてもわたしに奴隷を買って欲しいらしい。
「だって、奴隷って……本人がやりたくてやってるわけじゃないんでしょ? 無理矢理従わせるのはちょっと、嫌かな……」
わたしはそれとなく断るのだけど、スードルはなおも勧める。
「奴隷になってる人たちは、みんな望んでそうしてるんだよ? そもそも奴隷っていうのは、お金を借りたけど返せなくなったり、お金がなくなって生活ができなくなっちゃった人が、志望してなるんだ。奴隷が嫌だったら、いつでも強制労働施設に戻れるしね」
強制労働施設で働くことも、奴隷と変わりないような気がするけど。
わたしは「そうかなぁ」とか言って苦笑いする。
「強制労働って言っても、別に悪いことをさせられるわけじゃないよ? 自由は制限されるけど、ちゃんとお給料は出るし、ご飯も食べられるんだ。僕も何年かいたことがあるけど、施設の人も優しいし! お給料を貯めて自分を買い戻せば、やめることもできるんだ」
スードルは、その場所に特に悪い思い出はないらしく、楽しそうに教えてくれた。
おやつの時間が楽しみだったとか、寝るときは明かりがつけられないからトイレに行くのが怖いとか。
「でも、僕は誰かの役に立ちたかったからさ。それに、僕は病気だったから。お金持ちの人が僕のことを気に入って、それで治してもらうには、奴隷になってその人に尽くさなくちゃいけないでしょ?」
「……大変だったんだね」
「大変じゃないったら。色々あったけど、最後にはアリスさんに買ってもらえたし! 病気も治してもらったし、僕を市民に戻してくれて、パーティに入れてくれた! しかも、大学で勉強もしていいって言ってくれたんだ。奴隷にならなかったら、こんな人生あり得なかったよ」
スードルは本当に嬉しそうにそう言った。スードルが幸せみたいで、わたしも嬉しい。
「だからスズネにも、奴隷を買って欲しいんだけどなぁ。みんな、買ってもらえるのを待ってるから、喜ぶと思うよ」
「いや、うーん……わたしはまだ自分のことで精一杯だから、やめとくよ」
「そっかぁ……そうだよね、スズネはまだ小さいし」
スードルはとても残念そうだったけど、どうやら諦めてくれたみたいだった。
「じゃあ火山とかダンジョンとかは、危ないし、仲間が見つかるまでは行かない方がいいのかなぁ。ねえ、海とか行った? すごく綺麗だよ」
「行ったよ。王都にはそこから来たんだもん」
「えぇ、そうなの!? ああでも、そっかぁ。鉱山から行くなら海かぁ……」
それからわたしは、スードルにこれまでのことを話した。
鉱山のこと、海のこと。
テウォンの宿のこと、クルルさんの工房のこと。
醤油さんと乗った船のこと、半分ネコ人魚のリンさんと、めっちゃ強い宮廷騎士団のミノルさん。
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