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01 旅の始まり
才能はあるけどその程度
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翌日から、わたしはスードルと行動を共にすることになった。
というのも、ワンダーランドのパーティメンバーは白玉の森の調査に行かなければならず、わたしを連れていくわけにもいかない。
スードルはホーンウルフに乗れないし、実力も全然足りないということで、ずっとこの村にいるのだそうだ。
彼は雑用を任されているというだけあって、ギルドの事情には詳しいらしい。
わたしも一人でいる方が気楽だけど、助かることは確かなのでありがたい。
「スードルは、魔法は使えますか?」
「得意ってほどじゃありませんけど、他の奴隷よりは上手かったです」
「教えてほしいです」
ちょっと仲良くなったスードルと、昨日の湧き場で魔法の練習。
わたしは覚えたての魔法を使ってみた。
「バブル・エレメント・アクア!」
向かい合わせた両手から、魔力を注ぐようにイメージ。
ぼんやりと泡の輪郭ができる。
その中に水が注がれていく。
「で、できた! できた!」
パンッ、と泡が爆ぜた。
溜まっていた水が地面に落ちた。
「初めてなんですか?」
「うんっ、やった! 魔法だ魔法、初めて使った! 楽しい!」
濡れた足下もどうでもいいくらいに、わたしははしゃぐ。
「バブル・エレメント・アクア!」
泡は膨らんでいく。
どこまでも大きくなりそうな気がする。
わたしは風船ガムを膨らませるみたいに、慎重に、丁寧に、泡を膨らませ続ける。
でもやっぱり地面に着いたら、泡は割れてしまった。
バシャッ、という大きな音と共に、わたしとスードルはずぶ濡れになった。
「……」
「……」
ビチョビチョになったわたしとスードルは、数秒見つめ合う。
「……ふっ、ふふっ」
わたしは、スードルの青色の髪からポタポタ水が滴っているのを見ていたら、なぜか笑えてきた。
「あはははっ、あはははっ、びしょびしょ! びっしょびしょだ!」
何がおかしいのか自分でも分からなかったけど、わたしはずぶ濡れのスードルを見ながら笑い転げた。
最初はポカーンとしていたスードルも、やっぱり笑い始めた。
「あは、な、何がおかしいんですか? あははっ、なんで笑ってんだ僕?」
「あははは、わかんない、わかんない!! あははは!」
ポヨポヨ跳ねるスライムの中、ずぶ濡れの幼女と少年が笑い転げる。
想像したらなんかもっと面白い。
「はー、はー……」
息が切れて笑い終わって、わたしは大きく深呼吸した。
「スードル、ねえ。わたし、スードルの友達?」
「あははは……友達? 友達じゃないんですか?」
「んー、ううん。友達。たぶん」
「たぶん? あはは」
「友達だから、敬語やめる?」
「やめる? いいんですか? 僕、奴隷だけど」
「いいんですか? わたし、子供だけど!」
「あはは、いいですよ! いいよ!」
まだ笑いが収まっていないスードルは、笑いながら惰性で同意する。
わたしは大きく息を吸ったり吐いたりした。
なんだか、この世界に来てからの分、全部笑ったような気がする。
「はぁ、はぁ、何だったんだろ……」
「大丈夫?」
「大丈夫です……いや、えっと、大丈夫。あー、僕、敬語じゃないと、慣れないみたいですね」
「わたしの魔法と一緒だ」
「あー……確かに? うん、じゃあ、練習します……する」
クスクス笑いながら、スードルはそう言った。
「わたし、魔法の才能ありそう?」
「才能って、魔力強度? 強度は分かりませんけど……少なくとも、魔力量は人並み以上にあると思……うよ。
「バブル系の魔法は、魔力量の測定によく利用されるけど、得意な属性で、自分の体の7割程度膨らませられたら平均程度って言われてま……るから」
わたしの読んだ本によると、魔術というのは、二つの部分でできている。
それが結果と属性だ。
今回の場合、結果はバブルで、属性はアクア。
水の泡を発生させる、という魔法になっている。
「地面に当たらなければ、もっと大きくできそうだった?」
「限界っぽいのはあんまり……思わなかった。次は強度を試していい?」
「はい! いや、うん! 見てるから、ちょっとやってみて」
魔力量はバブル系と決まっているように、強度を測るためによく用いられている魔術も存在する。
「シュート・エレメント・バブル!」
わたしは正面に向けて手の平を突き出し、発射した。
水は鋭い軌道を描いて、飛び出した。
「すごいです、強度もかなりありますよ!」
スードルは興奮してそう言った。
「スズネさ……スズネの年齢でこんなに強度があるなら、鍛えれば王宮騎士団の魔術部隊にも入れますよ!」
「えっと、それってどのくらい? 現時点で」
「え? ええと……普通の子と比べれば突出してる……くらい?」
異世界転生無双を夢見るわたしは、なんとかして「天才」とか「規格外」とかいうワードを引き出そうと試みる。
「大人の人と比べて! えっと……例えば、アリスメードさんとか」
「アリスさんは、魔法が苦手だそうなので、あんまり比べられないですよ。それに僕、アリスさんの本気を見たことないし……
「レイスさんは今Bランクの魔術師なんですけど、レイスさんのちょっと下くらいなら、僕くらいの年齢までには目指せるっていう感じかな」
レイスさんというと、わたしがちょっと苦手な獣人さんだ。
よっぽどロイドさんとかシアトルさんとかの方が魔術師らしいのに、人は見かけによらないものらしい。
「レイスさん、魔術師だったんだ」
「はい! 魔術師のランク基準は厳しくて、EランクからSランクまであるんですけど、ほとんどの人はCランクになんとか届く程度なんです。レイスさんは本当にすごいですよ!
「ただ、回復の魔術は得意じゃないみたいですけど……あ、みたい、だけど……」
「回復の魔術とかって、詠唱としてはどうなるの?」
まだそこまで進んでいないので、そういう応用の魔術はまだ知らない。
わたしが尋ねると、スードルは少し考えた。
「一口に回復といっても、色々種類があって。単純に治癒の力を増加させる方法とか、体そのものを一時的に変化させる方法とか、単純にその部分だけ一気に時間を進めるとか、逆に止めるとか」
「そうなんだー」
「ほとんどの通常ポーションは治癒の力を増加させる方法を使ってるんだ。だから回復魔術といえば、体を傷ついてない状態に変化させるっていう方法が一番多いのかな。
「レイスさんもそうしてるよ。ただちょっと……うまくいかないみたいだけど」
「それで、呪文はどんな感じなの?」
「回復はできないけど、僕でも変質させるまではできるから、やってみるよ。ちょっとこの子で……」
スードルは跳ねていたスライムを見つけて、それを捕まえて手の中に閉じ込める。
「バブル・エレメント・アクア・コントロール・オプション・プリサイス、チェンジ・エレメント・アクア・オプション・レッド!」
その瞬間、スライムの色が真っ赤になった。
スードルはプルプル震えるスライムを、逃げないようにしっかり掴んでいる。
「変質だけならもうちょっと短くできるんだけど、回復の時に使うのに寄せてみたんだ。
「内容としては、水で泡を作って、それを精密操作して体の形に合わせて、体に合わせて変質させるっていう感じだよ。今回は赤い水に変えてみたんだ。スライムの体はほとんど水だから、これだけでもうまく馴染んで体の色が変わるんだよ。ほら!」
赤い色にされたスライムは、プルプル震えている。
心なしか、ショックを受けているように見えた。
「人みたいな複雑な生物に回復として使うなら、精密操作の精度をもっと高めて、周囲の組織との整合性を取るために組織構造をスキャンしてコピーしなきゃいけないから、すごく大変なんだ」
スードルはスライムをわたしに渡した。
わたしはしばらくそれを眺めて、ぽんぽん投げて遊ぶ。
でもキャッチに失敗して、スライムは地面に落ちてぺちゃんこになった。
「……死んじゃった」
「た、たぶん、脆くなってたんだと、思う……うん……」
わたしは魔石を拾い上げて、ポケットに入れた。
というのも、ワンダーランドのパーティメンバーは白玉の森の調査に行かなければならず、わたしを連れていくわけにもいかない。
スードルはホーンウルフに乗れないし、実力も全然足りないということで、ずっとこの村にいるのだそうだ。
彼は雑用を任されているというだけあって、ギルドの事情には詳しいらしい。
わたしも一人でいる方が気楽だけど、助かることは確かなのでありがたい。
「スードルは、魔法は使えますか?」
「得意ってほどじゃありませんけど、他の奴隷よりは上手かったです」
「教えてほしいです」
ちょっと仲良くなったスードルと、昨日の湧き場で魔法の練習。
わたしは覚えたての魔法を使ってみた。
「バブル・エレメント・アクア!」
向かい合わせた両手から、魔力を注ぐようにイメージ。
ぼんやりと泡の輪郭ができる。
その中に水が注がれていく。
「で、できた! できた!」
パンッ、と泡が爆ぜた。
溜まっていた水が地面に落ちた。
「初めてなんですか?」
「うんっ、やった! 魔法だ魔法、初めて使った! 楽しい!」
濡れた足下もどうでもいいくらいに、わたしははしゃぐ。
「バブル・エレメント・アクア!」
泡は膨らんでいく。
どこまでも大きくなりそうな気がする。
わたしは風船ガムを膨らませるみたいに、慎重に、丁寧に、泡を膨らませ続ける。
でもやっぱり地面に着いたら、泡は割れてしまった。
バシャッ、という大きな音と共に、わたしとスードルはずぶ濡れになった。
「……」
「……」
ビチョビチョになったわたしとスードルは、数秒見つめ合う。
「……ふっ、ふふっ」
わたしは、スードルの青色の髪からポタポタ水が滴っているのを見ていたら、なぜか笑えてきた。
「あはははっ、あはははっ、びしょびしょ! びっしょびしょだ!」
何がおかしいのか自分でも分からなかったけど、わたしはずぶ濡れのスードルを見ながら笑い転げた。
最初はポカーンとしていたスードルも、やっぱり笑い始めた。
「あは、な、何がおかしいんですか? あははっ、なんで笑ってんだ僕?」
「あははは、わかんない、わかんない!! あははは!」
ポヨポヨ跳ねるスライムの中、ずぶ濡れの幼女と少年が笑い転げる。
想像したらなんかもっと面白い。
「はー、はー……」
息が切れて笑い終わって、わたしは大きく深呼吸した。
「スードル、ねえ。わたし、スードルの友達?」
「あははは……友達? 友達じゃないんですか?」
「んー、ううん。友達。たぶん」
「たぶん? あはは」
「友達だから、敬語やめる?」
「やめる? いいんですか? 僕、奴隷だけど」
「いいんですか? わたし、子供だけど!」
「あはは、いいですよ! いいよ!」
まだ笑いが収まっていないスードルは、笑いながら惰性で同意する。
わたしは大きく息を吸ったり吐いたりした。
なんだか、この世界に来てからの分、全部笑ったような気がする。
「はぁ、はぁ、何だったんだろ……」
「大丈夫?」
「大丈夫です……いや、えっと、大丈夫。あー、僕、敬語じゃないと、慣れないみたいですね」
「わたしの魔法と一緒だ」
「あー……確かに? うん、じゃあ、練習します……する」
クスクス笑いながら、スードルはそう言った。
「わたし、魔法の才能ありそう?」
「才能って、魔力強度? 強度は分かりませんけど……少なくとも、魔力量は人並み以上にあると思……うよ。
「バブル系の魔法は、魔力量の測定によく利用されるけど、得意な属性で、自分の体の7割程度膨らませられたら平均程度って言われてま……るから」
わたしの読んだ本によると、魔術というのは、二つの部分でできている。
それが結果と属性だ。
今回の場合、結果はバブルで、属性はアクア。
水の泡を発生させる、という魔法になっている。
「地面に当たらなければ、もっと大きくできそうだった?」
「限界っぽいのはあんまり……思わなかった。次は強度を試していい?」
「はい! いや、うん! 見てるから、ちょっとやってみて」
魔力量はバブル系と決まっているように、強度を測るためによく用いられている魔術も存在する。
「シュート・エレメント・バブル!」
わたしは正面に向けて手の平を突き出し、発射した。
水は鋭い軌道を描いて、飛び出した。
「すごいです、強度もかなりありますよ!」
スードルは興奮してそう言った。
「スズネさ……スズネの年齢でこんなに強度があるなら、鍛えれば王宮騎士団の魔術部隊にも入れますよ!」
「えっと、それってどのくらい? 現時点で」
「え? ええと……普通の子と比べれば突出してる……くらい?」
異世界転生無双を夢見るわたしは、なんとかして「天才」とか「規格外」とかいうワードを引き出そうと試みる。
「大人の人と比べて! えっと……例えば、アリスメードさんとか」
「アリスさんは、魔法が苦手だそうなので、あんまり比べられないですよ。それに僕、アリスさんの本気を見たことないし……
「レイスさんは今Bランクの魔術師なんですけど、レイスさんのちょっと下くらいなら、僕くらいの年齢までには目指せるっていう感じかな」
レイスさんというと、わたしがちょっと苦手な獣人さんだ。
よっぽどロイドさんとかシアトルさんとかの方が魔術師らしいのに、人は見かけによらないものらしい。
「レイスさん、魔術師だったんだ」
「はい! 魔術師のランク基準は厳しくて、EランクからSランクまであるんですけど、ほとんどの人はCランクになんとか届く程度なんです。レイスさんは本当にすごいですよ!
「ただ、回復の魔術は得意じゃないみたいですけど……あ、みたい、だけど……」
「回復の魔術とかって、詠唱としてはどうなるの?」
まだそこまで進んでいないので、そういう応用の魔術はまだ知らない。
わたしが尋ねると、スードルは少し考えた。
「一口に回復といっても、色々種類があって。単純に治癒の力を増加させる方法とか、体そのものを一時的に変化させる方法とか、単純にその部分だけ一気に時間を進めるとか、逆に止めるとか」
「そうなんだー」
「ほとんどの通常ポーションは治癒の力を増加させる方法を使ってるんだ。だから回復魔術といえば、体を傷ついてない状態に変化させるっていう方法が一番多いのかな。
「レイスさんもそうしてるよ。ただちょっと……うまくいかないみたいだけど」
「それで、呪文はどんな感じなの?」
「回復はできないけど、僕でも変質させるまではできるから、やってみるよ。ちょっとこの子で……」
スードルは跳ねていたスライムを見つけて、それを捕まえて手の中に閉じ込める。
「バブル・エレメント・アクア・コントロール・オプション・プリサイス、チェンジ・エレメント・アクア・オプション・レッド!」
その瞬間、スライムの色が真っ赤になった。
スードルはプルプル震えるスライムを、逃げないようにしっかり掴んでいる。
「変質だけならもうちょっと短くできるんだけど、回復の時に使うのに寄せてみたんだ。
「内容としては、水で泡を作って、それを精密操作して体の形に合わせて、体に合わせて変質させるっていう感じだよ。今回は赤い水に変えてみたんだ。スライムの体はほとんど水だから、これだけでもうまく馴染んで体の色が変わるんだよ。ほら!」
赤い色にされたスライムは、プルプル震えている。
心なしか、ショックを受けているように見えた。
「人みたいな複雑な生物に回復として使うなら、精密操作の精度をもっと高めて、周囲の組織との整合性を取るために組織構造をスキャンしてコピーしなきゃいけないから、すごく大変なんだ」
スードルはスライムをわたしに渡した。
わたしはしばらくそれを眺めて、ぽんぽん投げて遊ぶ。
でもキャッチに失敗して、スライムは地面に落ちてぺちゃんこになった。
「……死んじゃった」
「た、たぶん、脆くなってたんだと、思う……うん……」
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