80 / 110
クルーズ編
覚悟
しおりを挟む
俺が叫ぶと同時に、風が竜巻のように渦を巻き、大浴場全体の空気が洗濯機の中のようにぐるぐる~っと大きくかき回されたように見えた。
髪一本揺れることなく、そよ風すら感じない俺は、大浴場の入口で立ち尽くした。
「え? ちょ、こんなにっ!?」
オッサン達は強い風に煽られ、印を結んだり呪文を唱えるどころか、立っているのもやっとという様子だ。
パトラッシュ! つ、強い――……っ!!!!
拉致された時は不意打ちだったし、俺からの指示もなかったから、あんなにあっさり封じられてしまったのだろうか……とにかく、俺にもはっきり分かるほど、パトラッシュは『大暴れ』してくれている。上出来だ!!
「もう大丈夫よ!」
声がした方を見ると、百園さんが縛られている女の子たちを次々解放し、脱衣所へと誘導している。
大浴場に、オッサン達の大混乱の悲鳴と怒声が響く。
「おいっ! 犬神をなんとかしろっ!!」
「分かってる! しかし強――……っ! うわぁぁあああっ!!」
店長を見ると、何やら印を結び、呪文を唱えている。
よし、時間稼ぎは出来てるっぽい!
その時、オッサンの一人がいくつもの小さな「何か」を俺の方へと投げつけてきた。
これは――……、拉致された時にパトラッシュが封じられた術だ!
マズい!!
と思った瞬間、オッサンの腕が弾けて血しぶきが舞った。
「ぐぁあっ!!」
痛みでオッサンの顔が歪み、何かに弾き飛ばされるように床へと転がる。
あの人、死ぬかもしれない……と思った瞬間、俺の足は勝手に動いた。
走りながら叫ぶ。
「パトラッシュ! やり過ぎだっ!! パトラッシュ!!!!」
深手で苦しむオッサンを抱え、俺は自分でも何をやってるのか分からない。でも!!
「殺すなっ! ぜったいに殺すなっ!!!!」
こいつらは、すっごく悪い奴らだって分かってる!
今まで、きっと何人もこいつらの犠牲になったに違いない。
でも、それでも!!
「やめてくれ! パトラッシュ!!!!」
……――訪れた静寂。
顔を上げると、そこかしこにオッサン達がぐったりと横たわっている。
やっと店長の術が発動したのか……店長の方を見ると、目が合った。
すっと目を細めた店長は、無表情なのに……俺には、ひどく冷たく見えた。
「都築くん、こいつらは……人間を攫ってきて、解体して、売っぱらってる組織なんだよ?」
「分かってます! でも、……だからって、殺せません!」
「都築くんの、そういうとこ……大嫌い」
甘い、お子ちゃま、偽善……店長の目に、俺がどんな風に映ったかは分からない。
その時、俺は理解した。
俺はただ、覚悟がないんだと。
誰かを傷つけたり、殺したり……そういう事に対して、なんの『覚悟』もないんだ。
俺は、意気地なしで、弱い。
誰かを傷つけるのも、知り合いが傷つくのも、自分が傷つくのだって、怖い。
めちゃくちゃ怖い。
俺は店長をキッと睨みつけた。
「いいんですよ! 俺は祓い屋でも殺し屋でも正義の味方でもない! ただの一般人なんです! 一介のインドア派大学生で、カフェバー店員で、ただの『祓い屋のアシスタント』なんですっ!」
開き直った俺の剣幕に、店長は軽く目を見開き……小さく笑った。
「そうだったね。……ごめん」
☆*:;;;:**:;;;:*☆*:;;☆*:;;;:**:;;;:*☆
店長と俺が脱衣所に戻ると、百園さんが助け出した子たちに声をかけ、落ち着かせていた。みんな、怯えたり泣いたり、恐怖のあまり呆然としてしまっている子もいる。
けど、まだ解体作業が始まってなくて良かった! みんな無傷だ。
「都築くんと百園さんは、その子たちを医務室へ。八神が脱出の準備をしてる。僕は客室に納品されてる残り五人を救出してくる」
「分かりました!」
脱衣所から廊下に出ると、店長は客室の並ぶ方へと走り出した。
その背中を見送った俺は、店長が脇腹に手を添えていることに気づいた。
チクリと、針で刺すような不安を感じる。
今は指示された事をちゃんとやるんだ!
俺は自分に言い聞かせると、店長が走り去った逆方向である医務室へと向かう。
俺を先頭に、女の子たち、百園さんの順で廊下を走り出した。
さっきは何とかパトラッシュを止めることが出来たが、次は間に合うか分からない。俺は走りながら愛犬に小さく声をかけた。
「ごめん、パトラッシュ……ハウスしててくれ」
船内の廊下は狭く入り組んでいる。俺は記憶を頼りに医務室へと急いだ。
しかし、角を曲がったところで見張りのオッサンと鉢合わせしてしまった。
「あっ! お前ら、どうやってっ!?」
俺と百園さんは乗組員の制服姿で認識阻害がかかってるが、他の子たちはそのままだ。
見つかれば、逃走したとすぐにバレてしまう。
当然、見張りのオッサンは驚きつつ身構えた。
恐怖の声を上げる女の子たちを庇うように、俺は手を拡げて後退る。
オッサンが印を結ぶ。
攻撃する気だ!
その時、列の後ろから走り出してきた百園さんが、護符を取り出しながら何か呪文のようなものを唱えた。
「百園さんっ!?」
体当たり状態でオッサンにタックルをかました百園さんは、オッサン共々廊下に転がった。
俺が駆け寄ると、百園さんだけが起き上がる。
オッサンは目を回して転がっていた。その胸には、さっき店長が百園さんに預けた護符があった。
「気を失ってますが、どれくらいもつかは分かりません。急ぎましょう!」
立ち上がった百園さんは、ふらりとよろけた。
慌てて支えるが、百園さんは立っているのもやっとといった様子だ。
店長の言葉を思い出す。
一度使ったらしばらく行動不能になるって言ってたな。
俺は百園さんに背中を向け、軽く腰をかがめた。
「えっ? 都築さんっ!?」
「ご、ごめん……お姫様抱っこで走れるほど、腕力……ない、から……」
非力な自分が恨めしい……あぁ、少しは筋トレしとけば良かった。
百園さんはちょっと迷ってから俺の背中にのってくれた。
俺は百園さんをおんぶし、女の子たちに声をかける。
「行くよ!」
再び走り出す。
百園さんは俺の背中にぎゅっとしがみついてくれた。うん、走りやすい!
ようやく医務室へたどり着いた俺たちを、八神医師が迎えてくれた。
「尾張は?」
「残りの五人……客室の子たちを救出に行く、って」
八神医師に問われ、俺は離れていく店長の後ろ姿を思い出した。
脇腹の傷は大丈夫なんだろうか……。
俺は百園さんを背中から下ろして診察台に横たえた。
百園さんは顔色も悪く、まだ思うように動けないようだ。
「百園さんと女の子たちを頼みます! 俺、店長のお手伝いに行ってきます!」
八神医師は百園さんの状態を確認しながら頷いた。
「分かった。一時間後にこの船はいったん港に入る。出来れば、そのタイミングで脱出したい。もしお前らが戻らなくても、俺はこの子たちを連れて下船しておくからな」
「はいっ!」
医務室を出た俺は走り出した。
頭の中に、店長がマークをつけた見取り図を思い浮かべる。
一時間で残り五人を救出して、店長と一緒に医務室に戻る!
脱衣所でオッサン二人を戦闘不能にした店長の手際なら、客室を回って女の子たちを助けるなんて造作もない事かもしれない。
でも、店長は怪我をしている。
嫌な予感を振り払うように、俺はスピードを上げた。
髪一本揺れることなく、そよ風すら感じない俺は、大浴場の入口で立ち尽くした。
「え? ちょ、こんなにっ!?」
オッサン達は強い風に煽られ、印を結んだり呪文を唱えるどころか、立っているのもやっとという様子だ。
パトラッシュ! つ、強い――……っ!!!!
拉致された時は不意打ちだったし、俺からの指示もなかったから、あんなにあっさり封じられてしまったのだろうか……とにかく、俺にもはっきり分かるほど、パトラッシュは『大暴れ』してくれている。上出来だ!!
「もう大丈夫よ!」
声がした方を見ると、百園さんが縛られている女の子たちを次々解放し、脱衣所へと誘導している。
大浴場に、オッサン達の大混乱の悲鳴と怒声が響く。
「おいっ! 犬神をなんとかしろっ!!」
「分かってる! しかし強――……っ! うわぁぁあああっ!!」
店長を見ると、何やら印を結び、呪文を唱えている。
よし、時間稼ぎは出来てるっぽい!
その時、オッサンの一人がいくつもの小さな「何か」を俺の方へと投げつけてきた。
これは――……、拉致された時にパトラッシュが封じられた術だ!
マズい!!
と思った瞬間、オッサンの腕が弾けて血しぶきが舞った。
「ぐぁあっ!!」
痛みでオッサンの顔が歪み、何かに弾き飛ばされるように床へと転がる。
あの人、死ぬかもしれない……と思った瞬間、俺の足は勝手に動いた。
走りながら叫ぶ。
「パトラッシュ! やり過ぎだっ!! パトラッシュ!!!!」
深手で苦しむオッサンを抱え、俺は自分でも何をやってるのか分からない。でも!!
「殺すなっ! ぜったいに殺すなっ!!!!」
こいつらは、すっごく悪い奴らだって分かってる!
今まで、きっと何人もこいつらの犠牲になったに違いない。
でも、それでも!!
「やめてくれ! パトラッシュ!!!!」
……――訪れた静寂。
顔を上げると、そこかしこにオッサン達がぐったりと横たわっている。
やっと店長の術が発動したのか……店長の方を見ると、目が合った。
すっと目を細めた店長は、無表情なのに……俺には、ひどく冷たく見えた。
「都築くん、こいつらは……人間を攫ってきて、解体して、売っぱらってる組織なんだよ?」
「分かってます! でも、……だからって、殺せません!」
「都築くんの、そういうとこ……大嫌い」
甘い、お子ちゃま、偽善……店長の目に、俺がどんな風に映ったかは分からない。
その時、俺は理解した。
俺はただ、覚悟がないんだと。
誰かを傷つけたり、殺したり……そういう事に対して、なんの『覚悟』もないんだ。
俺は、意気地なしで、弱い。
誰かを傷つけるのも、知り合いが傷つくのも、自分が傷つくのだって、怖い。
めちゃくちゃ怖い。
俺は店長をキッと睨みつけた。
「いいんですよ! 俺は祓い屋でも殺し屋でも正義の味方でもない! ただの一般人なんです! 一介のインドア派大学生で、カフェバー店員で、ただの『祓い屋のアシスタント』なんですっ!」
開き直った俺の剣幕に、店長は軽く目を見開き……小さく笑った。
「そうだったね。……ごめん」
☆*:;;;:**:;;;:*☆*:;;☆*:;;;:**:;;;:*☆
店長と俺が脱衣所に戻ると、百園さんが助け出した子たちに声をかけ、落ち着かせていた。みんな、怯えたり泣いたり、恐怖のあまり呆然としてしまっている子もいる。
けど、まだ解体作業が始まってなくて良かった! みんな無傷だ。
「都築くんと百園さんは、その子たちを医務室へ。八神が脱出の準備をしてる。僕は客室に納品されてる残り五人を救出してくる」
「分かりました!」
脱衣所から廊下に出ると、店長は客室の並ぶ方へと走り出した。
その背中を見送った俺は、店長が脇腹に手を添えていることに気づいた。
チクリと、針で刺すような不安を感じる。
今は指示された事をちゃんとやるんだ!
俺は自分に言い聞かせると、店長が走り去った逆方向である医務室へと向かう。
俺を先頭に、女の子たち、百園さんの順で廊下を走り出した。
さっきは何とかパトラッシュを止めることが出来たが、次は間に合うか分からない。俺は走りながら愛犬に小さく声をかけた。
「ごめん、パトラッシュ……ハウスしててくれ」
船内の廊下は狭く入り組んでいる。俺は記憶を頼りに医務室へと急いだ。
しかし、角を曲がったところで見張りのオッサンと鉢合わせしてしまった。
「あっ! お前ら、どうやってっ!?」
俺と百園さんは乗組員の制服姿で認識阻害がかかってるが、他の子たちはそのままだ。
見つかれば、逃走したとすぐにバレてしまう。
当然、見張りのオッサンは驚きつつ身構えた。
恐怖の声を上げる女の子たちを庇うように、俺は手を拡げて後退る。
オッサンが印を結ぶ。
攻撃する気だ!
その時、列の後ろから走り出してきた百園さんが、護符を取り出しながら何か呪文のようなものを唱えた。
「百園さんっ!?」
体当たり状態でオッサンにタックルをかました百園さんは、オッサン共々廊下に転がった。
俺が駆け寄ると、百園さんだけが起き上がる。
オッサンは目を回して転がっていた。その胸には、さっき店長が百園さんに預けた護符があった。
「気を失ってますが、どれくらいもつかは分かりません。急ぎましょう!」
立ち上がった百園さんは、ふらりとよろけた。
慌てて支えるが、百園さんは立っているのもやっとといった様子だ。
店長の言葉を思い出す。
一度使ったらしばらく行動不能になるって言ってたな。
俺は百園さんに背中を向け、軽く腰をかがめた。
「えっ? 都築さんっ!?」
「ご、ごめん……お姫様抱っこで走れるほど、腕力……ない、から……」
非力な自分が恨めしい……あぁ、少しは筋トレしとけば良かった。
百園さんはちょっと迷ってから俺の背中にのってくれた。
俺は百園さんをおんぶし、女の子たちに声をかける。
「行くよ!」
再び走り出す。
百園さんは俺の背中にぎゅっとしがみついてくれた。うん、走りやすい!
ようやく医務室へたどり着いた俺たちを、八神医師が迎えてくれた。
「尾張は?」
「残りの五人……客室の子たちを救出に行く、って」
八神医師に問われ、俺は離れていく店長の後ろ姿を思い出した。
脇腹の傷は大丈夫なんだろうか……。
俺は百園さんを背中から下ろして診察台に横たえた。
百園さんは顔色も悪く、まだ思うように動けないようだ。
「百園さんと女の子たちを頼みます! 俺、店長のお手伝いに行ってきます!」
八神医師は百園さんの状態を確認しながら頷いた。
「分かった。一時間後にこの船はいったん港に入る。出来れば、そのタイミングで脱出したい。もしお前らが戻らなくても、俺はこの子たちを連れて下船しておくからな」
「はいっ!」
医務室を出た俺は走り出した。
頭の中に、店長がマークをつけた見取り図を思い浮かべる。
一時間で残り五人を救出して、店長と一緒に医務室に戻る!
脱衣所でオッサン二人を戦闘不能にした店長の手際なら、客室を回って女の子たちを助けるなんて造作もない事かもしれない。
でも、店長は怪我をしている。
嫌な予感を振り払うように、俺はスピードを上げた。
0
お気に入りに追加
181
あなたにおすすめの小説
ルナール古書店の秘密
志波 連
キャラ文芸
両親を事故で亡くした松本聡志は、海のきれいな田舎町に住む祖母の家へとやってきた。
その事故によって顔に酷い傷痕が残ってしまった聡志に友人はいない。
それでもこの町にいるしかないと知っている聡志は、可愛がってくれる祖母を悲しませないために、毎日を懸命に生きていこうと努力していた。
そして、この町に来て五年目の夏、聡志は海の家で人生初のバイトに挑戦した。
先輩たちに無視されつつも、休むことなく頑張る聡志は、海岸への階段にある「ルナール古書店」の店主や、バイト先である「海の家」の店長らとかかわっていくうちに、自分が何ものだったのかを知ることになるのだった。
表紙は写真ACより引用しています
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
公主の嫁入り
マチバリ
キャラ文芸
宗国の公主である雪花は、後宮の最奥にある月花宮で息をひそめて生きていた。母の身分が低かったことを理由に他の妃たちから冷遇されていたからだ。
17歳になったある日、皇帝となった兄の命により龍の血を継ぐという道士の元へ降嫁する事が決まる。政略結婚の道具として役に立ちたいと願いつつも怯えていた雪花だったが、顔を合わせた道士の焔蓮は優しい人で……ぎこちなくも心を通わせ、夫婦となっていく二人の物語。
中華習作かつ色々ふんわりなファンタジー設定です。
断る――――前にもそう言ったはずだ
鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」
結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。
周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。
けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。
他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。
(わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)
そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。
ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。
そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?
飯屋の娘は魔法を使いたくない?
秋野 木星
ファンタジー
3歳の時に川で溺れた時に前世の記憶人格がよみがえったセリカ。
魔法が使えることをひた隠しにしてきたが、ある日馬車に轢かれそうになった男の子を助けるために思わず魔法を使ってしまう。
それを見ていた貴族の青年が…。
異世界転生の話です。
のんびりとしたセリカの日常を追っていきます。
※ 表紙は星影さんの作品です。
※ 「小説家になろう」から改稿転記しています。
やめてよ、お姉ちゃん!
日和崎よしな
キャラ文芸
―あらすじ―
姉・染紅華絵は才色兼備で誰からも憧憬の的の女子高生。
だが実は、弟にだけはとんでもない傍若無人を働く怪物的存在だった。
彼女がキレる頭脳を駆使して弟に非道の限りを尽くす!?
そんな日常を描いた物語。
―作品について―
全32話、約12万字。
【完結】目覚めたら男爵家令息の騎士に食べられていた件
三谷朱花
恋愛
レイーアが目覚めたら横にクーン男爵家の令息でもある騎士のマットが寝ていた。曰く、クーン男爵家では「初めて契った相手と結婚しなくてはいけない」らしい。
※アルファポリスのみの公開です。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる