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早期に伏線を回収した理由
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「いや、超能力や魔法を使っている時点で、実写はCG加工で制作費がかかるから無理でしょ! アハッ!」
アホキャラの姉の真理亜でも分かる作品制作の予算の問題である。
「おいおいおい! 友達ポイントの話はどうした? 〇〇少女コンビニでトレーディング・カードを独占販売して儲けるんだぞ!」
コンビニオーナー少女のウリアも話の方向性に怒っている。
「その通り! アハッ!」
正確に説明すると、初期の話のオチ。大神真理亜は天照大神の子孫であったオチである。本来は95話くらいで伏線を回収するはずだったが、「お友達」をテーマにすると週刊マンガ雑誌の作品みたいに、一気に年齢層が下がり、一気に共感を得れる、性善説的内容になることに成功した。ということで「お友達」をどう扱うかを考えるために、早期に姉の天照少女オチを発表したのだった。
「お友達ポイントはスケールが大きいので、先に方向性をお楽しみください。ペコッ。」
丁寧な良く出来た妹の楓の説明。
「こらー!? 私の講義はどうなるんだ!? 姉の立場が丸つぶれじゃないか!?」
姉の声は空を切った。
「○○少女は・・・・・・アイドルを目指すのか!?」
「無理。真理亜ちゃんにアイドルができるとは思えない。コンビニのレジすらまともにできないのに。」
「それを言わないで!? ウリアちゃん!?」
不器用な姉であった。
「でも超能力で歌とダンスが上手という設定にしてしまえばどうだ?」
「アリアちゃん!?」
そこに魔法少女アリアが現れる。
「マインドコントロールというやつだ。他人にではなく、自分自身に歌とダンスが上手いと暗示をかけるんだ。」
「さすが! アリアちゃん! 頭がいい! これで超能力少女と魔法少女の夢の最強アイドルユニットの誕生ね! アハッ!」
これでアイドル路線や握手会、コンサートなんかも辻褄合わせはできた。
「私は友達を諦めない! 私は、私のお友達が笑っていないなんて、イヤだー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「完璧なアニメか実写の映画のCMの一言はバッチリだな。」
「だって、お友達がテーマだから。すぐにファンの心に伝わるよ! アハッ!」
恐るべし!? ○○少女。テーマが「お友達」の時点で勝ったも同然である。
「お友達がメディアミックスされないなんて、イヤだー!!!!!!!!!!!」 全ジャンルに○○少女を付ければ、何の問題もない○○少女。
「勝利を確信しています。ペコッ。」
良く出来た妹の楓の設定は小学一年生の7才だ。
つづく。
アホキャラの姉の真理亜でも分かる作品制作の予算の問題である。
「おいおいおい! 友達ポイントの話はどうした? 〇〇少女コンビニでトレーディング・カードを独占販売して儲けるんだぞ!」
コンビニオーナー少女のウリアも話の方向性に怒っている。
「その通り! アハッ!」
正確に説明すると、初期の話のオチ。大神真理亜は天照大神の子孫であったオチである。本来は95話くらいで伏線を回収するはずだったが、「お友達」をテーマにすると週刊マンガ雑誌の作品みたいに、一気に年齢層が下がり、一気に共感を得れる、性善説的内容になることに成功した。ということで「お友達」をどう扱うかを考えるために、早期に姉の天照少女オチを発表したのだった。
「お友達ポイントはスケールが大きいので、先に方向性をお楽しみください。ペコッ。」
丁寧な良く出来た妹の楓の説明。
「こらー!? 私の講義はどうなるんだ!? 姉の立場が丸つぶれじゃないか!?」
姉の声は空を切った。
「○○少女は・・・・・・アイドルを目指すのか!?」
「無理。真理亜ちゃんにアイドルができるとは思えない。コンビニのレジすらまともにできないのに。」
「それを言わないで!? ウリアちゃん!?」
不器用な姉であった。
「でも超能力で歌とダンスが上手という設定にしてしまえばどうだ?」
「アリアちゃん!?」
そこに魔法少女アリアが現れる。
「マインドコントロールというやつだ。他人にではなく、自分自身に歌とダンスが上手いと暗示をかけるんだ。」
「さすが! アリアちゃん! 頭がいい! これで超能力少女と魔法少女の夢の最強アイドルユニットの誕生ね! アハッ!」
これでアイドル路線や握手会、コンサートなんかも辻褄合わせはできた。
「私は友達を諦めない! 私は、私のお友達が笑っていないなんて、イヤだー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「完璧なアニメか実写の映画のCMの一言はバッチリだな。」
「だって、お友達がテーマだから。すぐにファンの心に伝わるよ! アハッ!」
恐るべし!? ○○少女。テーマが「お友達」の時点で勝ったも同然である。
「お友達がメディアミックスされないなんて、イヤだー!!!!!!!!!!!」 全ジャンルに○○少女を付ければ、何の問題もない○○少女。
「勝利を確信しています。ペコッ。」
良く出来た妹の楓の設定は小学一年生の7才だ。
つづく。
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