34 / 99
キャラが増えれば、街ができる?
しおりを挟む
「なんだす? その設定は?」
おバカキャラな姉には理解が出来なかった。
「我が家が大神家だろ。隣に魔法少女の大隣アリアちゃんが引っ越してきて家ができた。次に墓地が出来て青山イリアちゃんが引っ越してきた。我が町は、まだ土地の上に3つの建造物しかない。」
父の慎太郎が姉に分かりやすいように丁寧に説明する。
「そんなの渋谷を我が町に当てはめればいいじゃない?」
「一気に飛躍させるとストーリーが頓挫するでしょ。真理亜、あなた、そんなことも分からないの?」
母のひばりが姉を窘める。
「ええ、分かりません。私はお母さんの子供ですから。フン。」
負けん気が強い姉。
「次の三件目は何が来るだろう?」
妹の楓は、我が町の発展を楽しみにしていた。
「要するに、お墓が出来れば、ゾンビ少女。ということは、学校が出来れば、勉強少女、生徒少女に、先生少女。あ、校長少女とかもありね。」
発想が規格外の姉。
「警察が出来れば、ポリス少女。スーパーが出来れば、スーパー少女。これ、いただき。」
スーパー少女はある意味かなり使えると目星を付ける姉。
「そして今の一押しが、指先少女!」
「指先少女?」
「あの! 北斗七星拳や、南斗六星拳を超える暗殺拳。パンチやキックではなく、指先一本で勝つ最強の暗殺拳よ! あたたたったたたたたたたたったたたたたたたったたたたたたたたったたたたたたたたたったたたたたたたったたたたたたったたたたー! 指先一つでダウンさ。おまえはもう死んでいる。」
気合の入った連呼をする姉。
「お姉ちゃん、決めゼリフが言いたかっただけでしょう?」
「はあ・・・・・・はあ・・・・・・バレたか。」
そこから一人の○○少女を生み出す素晴らしい姉である。
「でも指先少女は何を開発して土地に建設すれば登場できるの?」
素朴な質問をする姉。
「しまった!? 考えてなかった!? ・・・・・・からの横断歩道でどうかしら? 車が来てないか指先確認するの。アハッ!」
困った時は笑って誤魔化す姉。
「なんじゃ、そりゃ!?」
とりあえずツッコム妹。
「私、○○少女全員に愛称をつけるのやめるよ。だって人数が多くなりそうなんだもん。名前を創作するの想像以上に時間がかかるから。」
こうして妹の愛称付け制度は廃止された。
「名誉○○少女に昇格したら、愛称で呼んであげるんだ。アハッ!」
新しく妹の愛称資格試験が導入されることになった。これは妹による権力の集中である。
つづく。
おバカキャラな姉には理解が出来なかった。
「我が家が大神家だろ。隣に魔法少女の大隣アリアちゃんが引っ越してきて家ができた。次に墓地が出来て青山イリアちゃんが引っ越してきた。我が町は、まだ土地の上に3つの建造物しかない。」
父の慎太郎が姉に分かりやすいように丁寧に説明する。
「そんなの渋谷を我が町に当てはめればいいじゃない?」
「一気に飛躍させるとストーリーが頓挫するでしょ。真理亜、あなた、そんなことも分からないの?」
母のひばりが姉を窘める。
「ええ、分かりません。私はお母さんの子供ですから。フン。」
負けん気が強い姉。
「次の三件目は何が来るだろう?」
妹の楓は、我が町の発展を楽しみにしていた。
「要するに、お墓が出来れば、ゾンビ少女。ということは、学校が出来れば、勉強少女、生徒少女に、先生少女。あ、校長少女とかもありね。」
発想が規格外の姉。
「警察が出来れば、ポリス少女。スーパーが出来れば、スーパー少女。これ、いただき。」
スーパー少女はある意味かなり使えると目星を付ける姉。
「そして今の一押しが、指先少女!」
「指先少女?」
「あの! 北斗七星拳や、南斗六星拳を超える暗殺拳。パンチやキックではなく、指先一本で勝つ最強の暗殺拳よ! あたたたったたたたたたたたったたたたたたたったたたたたたたたったたたたたたたたたったたたたたたたったたたたたたったたたたー! 指先一つでダウンさ。おまえはもう死んでいる。」
気合の入った連呼をする姉。
「お姉ちゃん、決めゼリフが言いたかっただけでしょう?」
「はあ・・・・・・はあ・・・・・・バレたか。」
そこから一人の○○少女を生み出す素晴らしい姉である。
「でも指先少女は何を開発して土地に建設すれば登場できるの?」
素朴な質問をする姉。
「しまった!? 考えてなかった!? ・・・・・・からの横断歩道でどうかしら? 車が来てないか指先確認するの。アハッ!」
困った時は笑って誤魔化す姉。
「なんじゃ、そりゃ!?」
とりあえずツッコム妹。
「私、○○少女全員に愛称をつけるのやめるよ。だって人数が多くなりそうなんだもん。名前を創作するの想像以上に時間がかかるから。」
こうして妹の愛称付け制度は廃止された。
「名誉○○少女に昇格したら、愛称で呼んであげるんだ。アハッ!」
新しく妹の愛称資格試験が導入されることになった。これは妹による権力の集中である。
つづく。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
部室強制監獄
裕光
BL
夜8時に毎日更新します!
高校2年生サッカー部所属の祐介。
先輩・後輩・同級生みんなから親しく人望がとても厚い。
ある日の夜。
剣道部の同級生 蓮と夜飯に行った所途中からプチッと記憶が途切れてしまう
気づいたら剣道部の部室に拘束されて身動きは取れなくなっていた
現れたのは蓮ともう1人。
1個上の剣道部蓮の先輩の大野だ。
そして大野は裕介に向かって言った。
大野「お前も肉便器に改造してやる」
大野は蓮に裕介のサッカーの練習着を渡すと中を開けて―…
My Doctor
west forest
恋愛
#病気#医者#喘息#心臓病#高校生
病気系ですので、苦手な方は引き返してください。
初めて書くので読みにくい部分、誤字脱字等あると思いますが、ささやかな目で見ていただけると嬉しいです!
主人公:篠崎 奈々 (しのざき なな)
妹:篠崎 夏愛(しのざき なつめ)
医者:斎藤 拓海 (さいとう たくみ)
平凡なSubの俺はスパダリDomに愛されて幸せです
おもち
BL
スパダリDom(いつもの)× 平凡Sub(いつもの)
BDSM要素はほぼ無し。
甘やかすのが好きなDomが好きなので、安定にイチャイチャ溺愛しています。
順次スケベパートも追加していきます
わけありのイケメン捜査官は英国名家の御曹司、潜入先のロンドンで絶縁していた家族が事件に
川喜多アンヌ
ミステリー
あのイケメンが捜査官? 話せば長~いわけありで。
もしあなたの同僚が、潜入捜査官だったら? こんな人がいるんです。
ホークは十四歳で家出した。名門の家も学校も捨てた。以来ずっと偽名で生きている。だから他人に化ける演技は超一流。証券会社に潜入するのは問題ない……のはずだったんだけど――。
なりきり過ぎる捜査官の、どっちが本業かわからない潜入捜査。怒涛のような業務と客に振り回されて、任務を遂行できるのか? そんな中、家族を巻き込む事件に遭遇し……。
リアルなオフィスのあるあるに笑ってください。
主人公は4話目から登場します。表紙は自作です。
主な登場人物
ホーク……米国歳入庁(IRS)特別捜査官である主人公の暗号名。今回潜入中の名前はアラン・キャンベル。恋人の前ではデイヴィッド・コリンズ。
トニー・リナルディ……米国歳入庁の主任特別捜査官。ホークの上司。
メイリード・コリンズ……ワシントンでホークが同棲する恋人。
カルロ・バルディーニ……米国歳入庁捜査局ロンドン支部のリーダー。ホークのロンドンでの上司。
アダム・グリーンバーグ……LB証券でのホークの同僚。欧州株式営業部。
イーサン、ライアン、ルパート、ジョルジオ……同。
パメラ……同。営業アシスタント。
レイチェル・ハリー……同。審査部次長。
エディ・ミケルソン……同。株式部COO。
ハル・タキガワ……同。人事部スタッフ。東京支店のリストラでロンドンに転勤中。
ジェイミー・トールマン……LB証券でのホークの上司。株式営業本部長。
トマシュ・レコフ……ロマネスク海運の社長。ホークの客。
アンドレ・ブルラク……ロマネスク海運の財務担当者。
マリー・ラクロワ……トマシュ・レコフの愛人。ホークの客。
マーク・スチュアート……資産運用会社『セブンオークス』の社長。ホークの叔父。
グレン・スチュアート……マークの息子。
100000累計pt突破!アルファポリスの収益 確定スコア 見込みスコアについて
ちゃぼ茶
エッセイ・ノンフィクション
皆様が気になる(ちゃぼ茶も)収益や確定スコア、見込みスコアについてわかる範囲、推測や経験談も含めて記してみました。参考になれればと思います。
【完結】病院なんていきたくない
仲 奈華 (nakanaka)
児童書・童話
病院なんていきたくない。
4歳のリナは涙を流しながら、なんとかお母さんへ伝えようとした。
お母さんはいつも忙しそう。
だから、言う通りにしないといけない。
お父さんは仕事で家にいない。
だから迷惑をかけたらいけない。
お婆さんはいつもイライラしている。
仕事で忙しい両親に変わって育児と家事をしているからだ。
苦しくて苦しくて息ができない。
周囲は真っ暗なのに咳がひどくて眠れない。
リナは暗闇の中、洗面器を持って座っている。
目の前の布団には、お母さんと弟が眠っている。
起こしたらダメだと、出来るだけ咳を抑えようとする。
だけど激しくむせ込み、吐いてしまった。
晩御飯で食べたお粥が全部出る。
だけど、咳は治らない。
涙を流しながら、喉の痛みが少しでも減るようにむせ続ける。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる