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地獄の精霊使い・冒険者サトー

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続かない。
熱がない。
どれほど間が空いたのだろう。
ということで、スローにしてもっと遅くしようと考えた。
しかし、一からスローで書くのも大変だ。
なので、ここの続きを使用して試行錯誤しよう。

この物語は妖精さんのファンタジーである。
そこで最近の全物語の主人公サトーをスローで考えよう。
もっといえば、敵役も最初っから悪魔なんて強そうな奴が出るのが間違いなのである。
最初はスライム、ゴブリン辺りで良いのだ。
最初っから悪魔など出すから話がややこしくなるのだ。

スライムも名称を変えて新しいキャラを作る手間を考えると
「スライム・レベル30」
とかにする方が楽である。
・・・・・・。
それでいいのかな?
「スライム・魔王」
とかにするとラスボスまでできてしまう。
まさに進撃の巨人。
あれは巨人しか敵は出てこない。
手抜きな物語だ。
そういえばアンパンマンも敵はバイキンマンしか出てこない。
なんて手抜きな物語だ。

ひたすらスライムを倒そう。
成長が早すぎたのか?
物語はできるが、もう仲間を揃えて魔王を倒しておしまい。
その展開に飽きてる。
それでも結局は1話戦闘モノで終わるのだろう。
なんとなくライト文芸でヤンキーモノが流行っているのも分からなくはない。
結局、人間は戦いモノが好きなのである。
白黒決着が着くので分かりやすいのだろう。

物語の始まり。
例えば魔王が現れる。
家族が殺される。

冒険の目的。
世界平和。
復讐。

これ、設定を変えてもみんな同じ。
事件が起こらなければ冒険は始まらない。

「ああ~退屈だな。」
 俺の名前はサトー。毎日が同じことの繰り返しで暇をしていた。
「何か面白いことはないかな?」
 なぜ剣の修行をして、魔法の勉強をするのか意味が分からなかった。

「魔王だ! 魔王が現れたぞ! 逃げろ!」
 しかし、ある日、魔王が現れて退屈な毎日は終わりを告げるのだった。

「ギャアアアアアアー! 魔物の群れだ!」
 サトーの村に魔王の手下のモンスターたちが攻め込んできた。
「モンスターなんか俺が倒してやる!」
 サトーの冒険が始まる。

「スラスラ。」
 スライムの攻撃。
「痛い!? これが本当の戦いなのか!?」
 サトーは痛みを覚えた。
「やってやる! やってやるぜ! これでもくらえ!」
 サトーの攻撃。サトーは石を投げた。
「ギャアアアアアアー!」
 スライムを倒した。
「やった! 俺がスライムを倒したぞ!」
 サトーは調子に乗った。

「子供でも戦っているんだ! 俺たち大人も戦うぞ!」
「おお!」
 村の大人たちまで士気が上がりモンスターたちと戦い始めた。

「皆殺しだ! おまえたち人間如きの分際で魔王様に歯向かいやがって!」
 結果。悪魔バエルを呼び寄せてしまった。
「息子よ・・・・・・。」
「ギャア! 死にたくない・・・・・・。」
「父さん!? 母さん!?」
 更に結果。サトーは父と母を悪魔バエルに殺されてしまう。

「魔王も悪魔も、みんなまとめて俺が倒してやる! 剣も魔法も勉強して俺は必ず強くなってみせる! 父さんと母さんの仇を討つんだ!」
 サトーは復讐に燃えるのであった。

ここで、仲間集めを始めてしまう。定番。
それが間違いだったのかもしれない。
サトーが一人で藻掻いて、訓練、修行、勉強して強くなる。

「ツンツクツン。」
 何かが俺の頭を突いている。
「ん・・・・・・んん? ・・・・・・え!? 小人!?」
 そいつ面は小人さんたちだった。
「失礼な! 我々は精霊さんである!」
 現れたのはプライドの高い精霊さんたちであった。

う~ん。続かん。
異世界ファンタジー。
いったい何を描きたいのか?


・・・・・・地獄の精霊使い?

あれから10年の月日が経った。
サトーは地獄を味わった。
人は彼のことを地獄の精霊使いと呼ぶ。

「悪い奴は俺が倒す!」

地獄の精霊使い。
地獄の様に強い精霊使いという意味ではなく・・・・・・。
精霊さんたちが地獄の亡者の様に狂暴であるという物語。

「小さな生き物を連れている男・・・・・・まさか!? おまえがサトー!?」
地獄の精霊使いは有名な噂になっていた。
「地獄の精霊使いが通った後は何も残らない。」

「おまえたちに何が分かる? 俺が味わった地獄の日々を!」
 サトーは6才で悪魔バエルに両親を殺され、精霊の森に迷い込んでしまった。
「ギャアアアアアアー! 誰か助けて! 殺される!」
 その日から精霊さんたちと楽しい日々を暮らしを過ごした。
「その結果。俺は精霊使いになれたのだ。 ワッハッハー!」
 サトー事態は大したことはない。

設定をおかしくしないと面白い物語にはならないのだろうか?


正義貫徹。

結局、主人公が「正義となりて悪を討つ。」がウケる。

日本人は理想主義者だな。

悪は、悪魔?

「おまえ、悪魔だな。悪い奴は俺が倒す!」

これだと勇者とか騎士とか超主人公だな。

とりあえず異世界ファンタジー。
現代ファンタジーにも転用できる。
時代劇にも転用できる。
現代ライト文芸にも転用できるな。

あかん~何でもできるわな。
できてしまうのがつまらなくなってしまったのだろうか?

精霊使いサトー。

精霊を召喚する所から始めればいいのか?

これ、面白いを尊重すると、

「炎の拳!」

火の精霊サラマンダーを召喚しても必殺技は殴るなんだろうな。

「なぜ!? 炎で攻撃しないんだ!?」

当然、サトーはこうなる。パニくる。

魔王もタコ殴り。

こうして世界は平和になった。

エンド。

終わってしもた・・・・・・。


ない。
書きたい話がない。
他を当てはめてもいいけど、結局は全ての物語は同じ流れの展開なのよね。

家族が殺される。
駆逐、復讐する。
生き残った家族を守るだけ。
異世界、現代、時代劇と設定を変えただけで中身は同じ物語。
だって人間しかいないのだもの。

同じでいいんだ。
だってプロでも同じ作品しか作れないんだもの。


超方向転換して、主人公を天然ボケからワクワク冒険大好き系に変えるか?
でも、それってドラゴンボールと同じなんだよね・・・・・・。
でも、ワンピースのルフィもワクワク系。
要するに一般大衆にウケるのは、明るくて前向きで見ていて嫌な気分にならない主人公。

「諦め、困難、絶望、何でも来い! 俺が倒してやる!」

あり得ない臭い前向き系の主人公。
書き続けると疲れるかも?
それでも1話戦闘型の物語が定番。

何にする?
魔王を倒す?
海賊王になる?
願い事が叶うボールを探す?
賢者の石を探す?
世界一のポケモンマスターになる?

別に目標は無くても良い?
アンパンマンには目標はない。
ドラえもんにもない。
クレヨンしんちゃんにもない。

「冒険したい!」
「知らないことを知りたい!」
「ムズムズする!」
「気になる!」
一言で変態ですな~。

「青い空! 広い海! ああ~! 冒険が俺を待っている!」

孫悟空。
ルフィー。
ダイ。
聖闘士星矢。
みんな一緒の性格。

コナンでも、
冴羽僚でも、
緋村剣心でもいい。
1話戦闘完結。

「俺の名前はサトー。新しい冒険が俺を待っている!」
「俺は冒険王になる!」
「俺は世界一の冒険家になる!」
「そのために俺は何事にも全力で取り組む!」

冒険家レベル?
戦闘力?


魔法
道具
武器
超能力?

「魔王を倒すとは!? おまえは勇者か!?」
 王様はサトーに尋ねてみた。
「いいや。俺は冒険者さ。」
 サトーにとって魔王を倒すのは冒険の序でだった。

「斬る! 斬る! 斬る! 斬る! 斬る! 斬る! 斬る! 斬る! 斬る! 斬る!」
「話す! 話す! 話す! 話す! 話す! 話す! 話す! 話す! 話す! 話す!」

冒険者サトーは、何事にも恐ろしい探求心を発揮する。

変態の輪郭が出来てきたな。

「行ってきます!」
 サトーは12才の男の子。
「俺は世界一の冒険家になるんだ!」
 冒険家サトーの冒険が始まる。

「大変だ! スライムが攻めてきたぞ!」
 村人Aが慌てて駆け抜けていく。
「スライム! 俺が倒してやるぜ!」
 サトーはスライムと戦う。
「ギャア! やられた! なんてプニプニした体をしているんだ! ダメージが与えられない!」
 しかしサトーはスライムにやられる。
「だが、俺は世界一の冒険家になる男。こんな所で挫けていられるか!」
 サトーの冒険家魂に火がついて燃え上がる。
「斬る! 斬る! 斬る! 斬る! 斬る! 斬る! 斬る! 斬る! 斬る! 斬る!」
 サトーはスライムに勝つために剣を振りまくった。
「レベルアップだぜ! 待ってろ! スライム! ぶっ飛ばすぞ!」
 サトーの剣術レベルはスライムが斬れるようになった。
「スラスラ!」
 スライムと再戦するサトー。
「いくぞ! スライム! これが俺の冒険斬りだ! アドベンチャー・スラッシュー!」
 サトーの必殺の一撃。
「スラ!?」
 スライムを倒した。
「やった! スライムを倒したぞ! 俺の冒険は誰にも止められないぜ!」
 サトーの冒険はつづく。

「スライムの洞窟!?」
 冒険家サトーはスライムの洞窟の存在を知った。
「新しい冒険が俺を呼んでいるぜ!」
 サトーはスライムの洞窟に向けて出発する。
「ここがスライムの洞窟だな。探索しまくってやるぜ! レッツ・ゴー!」
 サトーはスライムの洞窟に入っていく。
「スラスラ!」
 スライムの洞窟の中はスライムの巣窟だった。
「面白い。俺の冒険を阻むものは誰であってもぶっ飛ばす!」
 サトーの冒険家魂に火が付く。
「斬る! 斬る! 斬る! 斬る! 斬る! 斬る! 斬る! 斬る! 斬る! 斬る!」
「スラスラ!?」
 サトーは次から次へとスライムを倒していく。
「俺の冒険は誰にも止められない!」
 サトーはスライムの洞窟の最深部にたどり着く。
「スラスラ!」
 そこには大きなスライムが待ち構えていた。
「おまえがボスだな。かかってこい!」
 ボス・スライムを挑発するサトー。
「スラスラ!」
 受けて立つボス・スライム。
「いくぞ! ボス・スライム! これが俺の冒険斬りだ! アドベンチャー・スラッシュー!」
 サトーの必殺の一撃。
「スラ!?」
 ボス・スライムを倒した。
「やった! ボス・スライムを倒したぞ! 俺の冒険は誰にも止められないぜ!」
 勝ち名乗りをあげるサトー。
「これがスライムの秘宝か? ニヤッ。」
 スライムの秘宝を手に入れて、サトーの顔はにやけるようになった。
「これが落ちかよ!?」
 サトーの冒険はつづく。
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