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アップルと1億人の純粋な人間の魂
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「さあ、地獄の始まりですよ! パンジャ国!」
10億の邪悪なる人間の魂に支配されたクイーンの神の使徒マーチによる、パンジャ国への本格的な攻撃が始まろうとしていた。
「うわあ!? どうする!? どうすればいい!?」
「おしまいだ!? アップル女王様も食べられてしまった!?」
「大砲も!? レーザーも!? 魔法も効かないんだぞ!?」
「何かないのか!? あの化け物を倒す手段は!?」
パンジャ国の家臣たちは、マーチの前に国を救う手段がありませんでした。
「死ぬんだ!? 俺たちは殺されるんだ!?」
「パンジャも化け物に滅ぼされてしまう!?」
「ああ!? こんなことなら、もっとアイスクリームを食べておけばよかった!?」
「お母さん、私たち本当に死んじゃうの?」
「そんなことはないわ。きっと天にいます、神様が助けてくれます。さあ、怖がらないで祈りを捧げましょう。」
「うん。神様、私たちをお助け下さい。」
皆が絶望する中で、一部のパンジャ人とアリコ人は、神様に向かって祈りを捧げた。
「フンッ。祈りなんかで助かるんなら、神様なんか要らないんだよ。キャッハッハ! 夢も希望無くして、絶望した人間の何と美味しそうなことか。ジュルジュル、ペロッ。」
マーチはたくさんの口からよだれを垂らしながら、パンジャ国に徐々に近づいていく。
「さあ、どいつから食べていこうかな?」
その時、マーチの目に神に祈りを捧げる女の子が目に留まった。
「よし、決めた。まずは柔らかくて美味しそうな子供から食ってやる! キャッハッハ!」
マーチは、口を伸ばして、神に祈りを捧げている親子の女の子を狙い襲い掛かる。
「キャア!? 怖いよ!?」
「捕まえた! 美味しそうな子供ですよ! キャッハッハ!」
女の子は、マーチの汚い口に捕まってしまった。
「誰か!? 娘を助けて下さい!? 誰か!?」
「ムムムッ!?」
「私たちにはどうすることもできない!?」
女の子の母親がパンジャの家臣や兵士に子供を助けてくれるように言うが、一般の人間では、マーチを止めることはできなかった。
「神様! 娘をお救い下さい!」
母親は、天にいる神様に願うしかできなかった。
「私の体の一部になれることを感謝しなさい。それでは、いただきます。」
マーチは、口を大きく開いて、女の子を口の中に呑み込もうとする。
「助けて!? アップル様!?」
助かりたい女の子は、アップルの名前を叫んだ。
「死んだ人間に助けを求めて何になる。キャッハッハ!」
女の子の願いをあざ笑うマーチ。
「呼んだかしら?」
その時、女の子を食べようとしたマーチの口から光が溢れる。
「な、なんだと!?」
そして光に打ち砕かれて、マーチの口がボロボロに砕け散って消えていく。
「大丈夫?」
口にほおり込まれたかに見えた女の子をアップルがお姫様抱っこで受け止めている。
「アップル様!?」
「私も食べられた時は、もう終わったと思ったけど、みんなが私を信じてくれる声が届いたのよ。神様を純粋に信じている者を、神様は見捨てたりしないのよ。エヘヘッ。」
アップルは、泣いていた女の子に優しく微笑みかける。
「良かった! アップル様が無事で。」
「あなたには助けてもらってばかりね。あとで神様からご褒美をあげましょう。」
「ご褒美?」
「その前に、あいつを倒しちゃわないとね。お母さんの所まで送るわ。」
アップルは、地上に舞い降り、女の子を母親に引き渡す。
「お母さん!」
「良かった! 無事で良かった!」
親子は泣きながら感動の再会を抱きしめ合って果たす。
「アップル様! よくぞご無事で!」
家臣たちは、アップルに駆け寄る。
「役立たず。」
「ガーン!?」
「あんた達への罰ゲームはしっかりやるからね。覚悟しなさいよ。」
「そんな!?」
今回、国民を救えなかった家臣たちに厳しい処分が待っている。
「こらー!? 俺様を無視して何をしている!? 運よく出てこられたみたいだが、もう一度、呑み込んでやる!」
マーチはご機嫌斜めだった。
「それは無理ね。」
「なんだと?」
「おまえは、もう死んでいる。」
「なに?」
その時、マーチの全ての口が光を放ちボロボロになって消滅していく。
「ギャア!? なんだ!? 何が起こったというのだ!?」
予想外の展開にマーチは事態が把握できなかった。
「私が説明しましょう。」
現れたのは、キングの神の使徒ジャニュアリーこと、アップル2がキングの神の使徒の鎧を着て登場した。
「キングの神の使徒!? おまえも確かに俺が食べたはずだ!?」
「実は、あれはわざと食べられて、あなたの体内から邪悪なる人間の魂を破壊してきたんです。ニコッ。」
「なんだと!?」
「おかげで本当のマーチさんにも会えましたしね。」
「そういうことだ。私の偽物。」
「ゲゲゲッ!? おまえはマーチ!?」
現れたのは10億の邪悪なる人間の魂に封じ込められていた本当のクイーンの神の使徒マーチであった。
「なんだと!? おまえは確かに脳みその奥深くに封じ込めたはず!? なぜおまえが自由に動くことができるんだ!?」
「私は、1億の純粋な人間の魂によって、守られていたのだ! 体内の邪悪なる人間の魂をアップル様が倒してくれたので、私は自由を取り戻したのだ!」
「そ、それでは、私の体内の邪悪なる人間の魂は!?」
「だから言っただろ? おまえは、もう死んでいると。」
「ギャア!?」
その時、10億の邪悪なる人間の魂の集合体のマーチの体から神々しい光が溢れてくるのだった。
つづく。
10億の邪悪なる人間の魂に支配されたクイーンの神の使徒マーチによる、パンジャ国への本格的な攻撃が始まろうとしていた。
「うわあ!? どうする!? どうすればいい!?」
「おしまいだ!? アップル女王様も食べられてしまった!?」
「大砲も!? レーザーも!? 魔法も効かないんだぞ!?」
「何かないのか!? あの化け物を倒す手段は!?」
パンジャ国の家臣たちは、マーチの前に国を救う手段がありませんでした。
「死ぬんだ!? 俺たちは殺されるんだ!?」
「パンジャも化け物に滅ぼされてしまう!?」
「ああ!? こんなことなら、もっとアイスクリームを食べておけばよかった!?」
「お母さん、私たち本当に死んじゃうの?」
「そんなことはないわ。きっと天にいます、神様が助けてくれます。さあ、怖がらないで祈りを捧げましょう。」
「うん。神様、私たちをお助け下さい。」
皆が絶望する中で、一部のパンジャ人とアリコ人は、神様に向かって祈りを捧げた。
「フンッ。祈りなんかで助かるんなら、神様なんか要らないんだよ。キャッハッハ! 夢も希望無くして、絶望した人間の何と美味しそうなことか。ジュルジュル、ペロッ。」
マーチはたくさんの口からよだれを垂らしながら、パンジャ国に徐々に近づいていく。
「さあ、どいつから食べていこうかな?」
その時、マーチの目に神に祈りを捧げる女の子が目に留まった。
「よし、決めた。まずは柔らかくて美味しそうな子供から食ってやる! キャッハッハ!」
マーチは、口を伸ばして、神に祈りを捧げている親子の女の子を狙い襲い掛かる。
「キャア!? 怖いよ!?」
「捕まえた! 美味しそうな子供ですよ! キャッハッハ!」
女の子は、マーチの汚い口に捕まってしまった。
「誰か!? 娘を助けて下さい!? 誰か!?」
「ムムムッ!?」
「私たちにはどうすることもできない!?」
女の子の母親がパンジャの家臣や兵士に子供を助けてくれるように言うが、一般の人間では、マーチを止めることはできなかった。
「神様! 娘をお救い下さい!」
母親は、天にいる神様に願うしかできなかった。
「私の体の一部になれることを感謝しなさい。それでは、いただきます。」
マーチは、口を大きく開いて、女の子を口の中に呑み込もうとする。
「助けて!? アップル様!?」
助かりたい女の子は、アップルの名前を叫んだ。
「死んだ人間に助けを求めて何になる。キャッハッハ!」
女の子の願いをあざ笑うマーチ。
「呼んだかしら?」
その時、女の子を食べようとしたマーチの口から光が溢れる。
「な、なんだと!?」
そして光に打ち砕かれて、マーチの口がボロボロに砕け散って消えていく。
「大丈夫?」
口にほおり込まれたかに見えた女の子をアップルがお姫様抱っこで受け止めている。
「アップル様!?」
「私も食べられた時は、もう終わったと思ったけど、みんなが私を信じてくれる声が届いたのよ。神様を純粋に信じている者を、神様は見捨てたりしないのよ。エヘヘッ。」
アップルは、泣いていた女の子に優しく微笑みかける。
「良かった! アップル様が無事で。」
「あなたには助けてもらってばかりね。あとで神様からご褒美をあげましょう。」
「ご褒美?」
「その前に、あいつを倒しちゃわないとね。お母さんの所まで送るわ。」
アップルは、地上に舞い降り、女の子を母親に引き渡す。
「お母さん!」
「良かった! 無事で良かった!」
親子は泣きながら感動の再会を抱きしめ合って果たす。
「アップル様! よくぞご無事で!」
家臣たちは、アップルに駆け寄る。
「役立たず。」
「ガーン!?」
「あんた達への罰ゲームはしっかりやるからね。覚悟しなさいよ。」
「そんな!?」
今回、国民を救えなかった家臣たちに厳しい処分が待っている。
「こらー!? 俺様を無視して何をしている!? 運よく出てこられたみたいだが、もう一度、呑み込んでやる!」
マーチはご機嫌斜めだった。
「それは無理ね。」
「なんだと?」
「おまえは、もう死んでいる。」
「なに?」
その時、マーチの全ての口が光を放ちボロボロになって消滅していく。
「ギャア!? なんだ!? 何が起こったというのだ!?」
予想外の展開にマーチは事態が把握できなかった。
「私が説明しましょう。」
現れたのは、キングの神の使徒ジャニュアリーこと、アップル2がキングの神の使徒の鎧を着て登場した。
「キングの神の使徒!? おまえも確かに俺が食べたはずだ!?」
「実は、あれはわざと食べられて、あなたの体内から邪悪なる人間の魂を破壊してきたんです。ニコッ。」
「なんだと!?」
「おかげで本当のマーチさんにも会えましたしね。」
「そういうことだ。私の偽物。」
「ゲゲゲッ!? おまえはマーチ!?」
現れたのは10億の邪悪なる人間の魂に封じ込められていた本当のクイーンの神の使徒マーチであった。
「なんだと!? おまえは確かに脳みその奥深くに封じ込めたはず!? なぜおまえが自由に動くことができるんだ!?」
「私は、1億の純粋な人間の魂によって、守られていたのだ! 体内の邪悪なる人間の魂をアップル様が倒してくれたので、私は自由を取り戻したのだ!」
「そ、それでは、私の体内の邪悪なる人間の魂は!?」
「だから言っただろ? おまえは、もう死んでいると。」
「ギャア!?」
その時、10億の邪悪なる人間の魂の集合体のマーチの体から神々しい光が溢れてくるのだった。
つづく。
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