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良、スター、渋井姉妹
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ここは渋谷。ハチ公像の前。
「ジャニーズズのハリケーンも解散! 次は私の時代がやって来る! 2020年エルメス降臨祭のために良い事をしなければ!」
私の名前は渋井栞。またの名を銀河系最強の魔法少女エルメス。今回は私が大スターのエンターテイメント性があることを告知するために良い事をして、汚れ無き純粋な瞳の一般大衆にファンになってもらおうというお話。
「はい! 並んでください! 私がみなさんの願い事を魔法力が尽きるまで叶えますよ! 願い事は一人一つまで! さあ! 寄ってらっしゃい! 見てらっしゃい!」
シーン。しかし人はたくさんいるのに、無名の魔法少女に集まってくる人はいなかった。それは野次馬すら集まらない悲惨な光景であった。
「クソッ! こいつら全員皆殺しにしてやる! おっと、いけない。冷静に冷静に。売れて人気が出てしまえばこっちのもの。殺すのは2021年でもできる。ここでくじけてはダメ! なんとかして良い事をして、人気者にならなければ! そのために集客しなければ!」
前向きに諦めない栞は考え込む。
「そうだ! いいことを思いついた!」
良い事を栞は思いついた。
「いでよ! 怪獣ちゃん! エル・エル・エルメス!」
栞は妹の谷子を魔法で呼び出した。
「どうしたの? 栞お姉ちゃん。」
「困ってるの。助けてくれる?」
「お姉ちゃんのためなら何でもするよ。」
「ありがとう! さすが我が妹よ!」
栞は谷子の長過ぎる前髪に栞を髪留めの代わりに挟む。
「うわあ!?」
すると、どうでしょう。かわいい谷子の素顔が現れました。
「ほんのおねえさんのゲリラサイン会を行います!」
谷子は、かわいい素顔を出して、ほんのおねえさんとして芸能活動を行っている。ほんのおねえさんは国民的大人気である。
「ほ、ほ、ほんのおねえさん!?」
「うわああああ!? 本物だ!?」
「サインがもらえるの!? 並ばなくっちゃ!?」
「お母さん、ほんのおねえさんのサインがほしい。」
「はいはい、並びましょうね。」
さっきまでの無風が嘘のように、ほんのおねえさんのファンの長蛇の列ができた。
「なんだ!? なんだ!?」
ファンは、ほんのおねえさんのサイン会場に、もう一人女の子がいることに気づく。
「妹、ほんのおねえさん、姉、魔法少女エルメス、ダブル・サイン会!?」
栞は谷子のバターでもいいと、屈辱を受け入れた。栞は手段は選ばないで、売れるためなら、大人気の妹を利用しようと思いついた。
「ほんのおねえさんに姉がいたのか!?」
「ほんのおねえさんもかわいいが、お姉さんの方もかわいい。」
「お姉さんは魔法少女コスプレが趣味か、実に良い!」
栞は大人気の妹のほんのおねえさんのおかげで、渋谷に大行列を作り、SNSでネットに、その姿を拡散させた。はじめて一般大衆が、ほんのおねえさんに姉がいることを知った。
「本好き、ほんのおねえさんをよろしくお願いします。不束な姉をよろしくお願いします。」
「2020年、渋谷で魔法少女エルメスの降臨祭を行います。ご署名もよろしくお願いします。」
栞と谷子は一生懸命に並んでくれたファンに神対応をした。
「恐るべし!? 怪獣ちゃんのほんのおねえさんの人気!? こんなに人気があるなら、もっと早くに、この手を使っておけば良かった。」
まるで2020エルメス降臨祭が2019で叶ってしまったような、渋井姉妹の大人気であった。
「ピピー! 道路使用許可書を見せて下さい!」
警察官が来た。ダブル・ヒロインのサイン会が始まって5分ほどで渋谷駅周辺は大勢の人で、パニックに陥ったからだ。
「チッ! 私の邪魔をするとは愚かな。死をもって償うがいい! 落ちろ! 土星! 渋谷警察署に! エル・エル・エルメス!」
ここで渋谷駅周辺からの映像が途切れた。
つづく。
「ジャニーズズのハリケーンも解散! 次は私の時代がやって来る! 2020年エルメス降臨祭のために良い事をしなければ!」
私の名前は渋井栞。またの名を銀河系最強の魔法少女エルメス。今回は私が大スターのエンターテイメント性があることを告知するために良い事をして、汚れ無き純粋な瞳の一般大衆にファンになってもらおうというお話。
「はい! 並んでください! 私がみなさんの願い事を魔法力が尽きるまで叶えますよ! 願い事は一人一つまで! さあ! 寄ってらっしゃい! 見てらっしゃい!」
シーン。しかし人はたくさんいるのに、無名の魔法少女に集まってくる人はいなかった。それは野次馬すら集まらない悲惨な光景であった。
「クソッ! こいつら全員皆殺しにしてやる! おっと、いけない。冷静に冷静に。売れて人気が出てしまえばこっちのもの。殺すのは2021年でもできる。ここでくじけてはダメ! なんとかして良い事をして、人気者にならなければ! そのために集客しなければ!」
前向きに諦めない栞は考え込む。
「そうだ! いいことを思いついた!」
良い事を栞は思いついた。
「いでよ! 怪獣ちゃん! エル・エル・エルメス!」
栞は妹の谷子を魔法で呼び出した。
「どうしたの? 栞お姉ちゃん。」
「困ってるの。助けてくれる?」
「お姉ちゃんのためなら何でもするよ。」
「ありがとう! さすが我が妹よ!」
栞は谷子の長過ぎる前髪に栞を髪留めの代わりに挟む。
「うわあ!?」
すると、どうでしょう。かわいい谷子の素顔が現れました。
「ほんのおねえさんのゲリラサイン会を行います!」
谷子は、かわいい素顔を出して、ほんのおねえさんとして芸能活動を行っている。ほんのおねえさんは国民的大人気である。
「ほ、ほ、ほんのおねえさん!?」
「うわああああ!? 本物だ!?」
「サインがもらえるの!? 並ばなくっちゃ!?」
「お母さん、ほんのおねえさんのサインがほしい。」
「はいはい、並びましょうね。」
さっきまでの無風が嘘のように、ほんのおねえさんのファンの長蛇の列ができた。
「なんだ!? なんだ!?」
ファンは、ほんのおねえさんのサイン会場に、もう一人女の子がいることに気づく。
「妹、ほんのおねえさん、姉、魔法少女エルメス、ダブル・サイン会!?」
栞は谷子のバターでもいいと、屈辱を受け入れた。栞は手段は選ばないで、売れるためなら、大人気の妹を利用しようと思いついた。
「ほんのおねえさんに姉がいたのか!?」
「ほんのおねえさんもかわいいが、お姉さんの方もかわいい。」
「お姉さんは魔法少女コスプレが趣味か、実に良い!」
栞は大人気の妹のほんのおねえさんのおかげで、渋谷に大行列を作り、SNSでネットに、その姿を拡散させた。はじめて一般大衆が、ほんのおねえさんに姉がいることを知った。
「本好き、ほんのおねえさんをよろしくお願いします。不束な姉をよろしくお願いします。」
「2020年、渋谷で魔法少女エルメスの降臨祭を行います。ご署名もよろしくお願いします。」
栞と谷子は一生懸命に並んでくれたファンに神対応をした。
「恐るべし!? 怪獣ちゃんのほんのおねえさんの人気!? こんなに人気があるなら、もっと早くに、この手を使っておけば良かった。」
まるで2020エルメス降臨祭が2019で叶ってしまったような、渋井姉妹の大人気であった。
「ピピー! 道路使用許可書を見せて下さい!」
警察官が来た。ダブル・ヒロインのサイン会が始まって5分ほどで渋谷駅周辺は大勢の人で、パニックに陥ったからだ。
「チッ! 私の邪魔をするとは愚かな。死をもって償うがいい! 落ちろ! 土星! 渋谷警察署に! エル・エル・エルメス!」
ここで渋谷駅周辺からの映像が途切れた。
つづく。
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