65 / 70
土建屋少女
しおりを挟む
「みんな! お友達! 〇〇少女ワールド! アハッ!」
真理亜、10億人お友達キャンペーン実施中!
「土屋から土建屋の建設業も始めてお金持ちになってきたけど、少女が土建屋もやっていていいのかしら・・・・・・ああ・・・・・・乙女の青春が・・・・・・悲しい。」
キリアは教会の土で大儲けして、建設業も始めてガッチリ儲けていた。
「あんた、それより、しっかりアハ教の教会を守りなさいよね。」
キリアの主は、アハ教の神、アハ神に決まった。
「あら? 真理亜ちゃん。」
「あら? 真理亜ちゃんじゃない! こんな調子でアハ教会の運営は大丈夫なの?」
「大丈夫よ。私の所で建設業も始めたから、街で必要な建物があったらスカイツリーでも五重塔でも建ててみせるわよ! アハッ!」
しかし建設レベルは高度なモノを要するだろう。
「土の掘削で山を掘ったり爆破すれば、ダイヤモンド鉱山や石炭とか色々な資源も手に入るでしょう。」
これで探索の様に放置していてもアイテムや資源が集められる。
「これも全てお友達の神! アハ神のお導きなのです! アハ教! 万歳! アハッ!」
「アハ教! 万歳! アハ教! 万々歳!」
「アハ教徒は、みんな、お友達! アハッ!」
妙な所で真理亜とキリアは同じ笑顔のアハ神を崇めるお友達。
「え? 異世界ファンタジー・スキルを捨てる?」
「はい。なるたけライト文芸で現代ドラマにしようと思うと予算のかかるCG加工や、超能力や呪文といったたぐいのモノは捨てないといけないの。」
「それで盛り上がるかしら?」
「全ての物語は普通。あとは演出家の演出次第よ。」
困っている人を助けてお友達になる。これが〇〇少女ワールドのテーマである。
「良かったわね。」
「なにが?」
「真理亜ちゃん、あなた剣を使わないで蹴りが好きでしょ。」
「蹴りじゃないわよ。タイキックよ。」
「江戸時代モノなら「騙し剣、真理亜」とかで剣はフェイクで、敵を倒す時は蹴りでいいのよ。」
次回作は江戸時代モノにしよう。
「そうか。現代ドラマはパンチやキックで敵を倒すのか。うん、納得。」
「ただの青春ヤンキーモノよ。」
バッサリ切り捨てるキリア。
「まずは困っている人を考えよう。」
「石につまずいた人。電信柱にぶつかった人。鳥の糞が空から降って来て幸運にも当たった人など。」
「世の中、困ったちゃんばっかりね。」
一番の困ったちゃんは、おまえたちだ。
「石を蹴り飛ばし、電信柱を蹴り倒し、鳥の糞を蹴り返す・・・・・・さすがに糞は嫌かも。」
悲しみを蹴り飛ばす、ハイトレンドな〇〇少女ワールド。
「私とお友達になろう! お友達になるまで離れないからね! アハッ!」
お友達勧誘のストーキング、それが〇〇少女ワールド。
「からのアハ教にも強制入会! これで今日からあなたもアハ教徒! 全世界にお友達の笑顔のための宗教! アハ教が布教されるのね! アハッ!」
お友達の笑顔の宗教、それがアハ教の経典が完成しつつある。恐るべし。
「アハッ!」
「アハッ!」
「いくそ! お友達がいれば何でもできる! 1! 2! 3! アハッ!」
アハ教の信者のフェスティバルは大盛況である。
「アハッ!」
「アハッ!」
お金持ちのアハ教徒から多額の寄付をもらい、全世界にアハ教の支部がたくさんある。
「お友達と笑顔で全世界を征服してやる! アハッ!」
完全な悪の秘密結社!
「世界は私のものだ! アハッ!」
笑顔の裏の顔!
「お友達に笑っているだけで、私は世界を手に入れるのだ! アハッ!」
アハ教は困っている人々を助けたい。決して上層部が高いお給料をもらいたい訳ではない。アハ教は、ユネスコや赤十字、WHOを目指している。
「こらー! 悪ノリし過ぎよ! そろそろ戻ってこい! PTAから苦情がくるぞ!」
「シスターとして、つい・・・・・・アハッ!」
笑って誤魔化していれば何でも許されるのだ。
「大切なものは、お友達と笑顔のアハ教! あなたもアハ教に入会しませんか? アハッ!」
宗教の勧誘アニメ作品ぽくなってきたが、きれいにまとめたところで次回に続く。
つづく。
真理亜、10億人お友達キャンペーン実施中!
「土屋から土建屋の建設業も始めてお金持ちになってきたけど、少女が土建屋もやっていていいのかしら・・・・・・ああ・・・・・・乙女の青春が・・・・・・悲しい。」
キリアは教会の土で大儲けして、建設業も始めてガッチリ儲けていた。
「あんた、それより、しっかりアハ教の教会を守りなさいよね。」
キリアの主は、アハ教の神、アハ神に決まった。
「あら? 真理亜ちゃん。」
「あら? 真理亜ちゃんじゃない! こんな調子でアハ教会の運営は大丈夫なの?」
「大丈夫よ。私の所で建設業も始めたから、街で必要な建物があったらスカイツリーでも五重塔でも建ててみせるわよ! アハッ!」
しかし建設レベルは高度なモノを要するだろう。
「土の掘削で山を掘ったり爆破すれば、ダイヤモンド鉱山や石炭とか色々な資源も手に入るでしょう。」
これで探索の様に放置していてもアイテムや資源が集められる。
「これも全てお友達の神! アハ神のお導きなのです! アハ教! 万歳! アハッ!」
「アハ教! 万歳! アハ教! 万々歳!」
「アハ教徒は、みんな、お友達! アハッ!」
妙な所で真理亜とキリアは同じ笑顔のアハ神を崇めるお友達。
「え? 異世界ファンタジー・スキルを捨てる?」
「はい。なるたけライト文芸で現代ドラマにしようと思うと予算のかかるCG加工や、超能力や呪文といったたぐいのモノは捨てないといけないの。」
「それで盛り上がるかしら?」
「全ての物語は普通。あとは演出家の演出次第よ。」
困っている人を助けてお友達になる。これが〇〇少女ワールドのテーマである。
「良かったわね。」
「なにが?」
「真理亜ちゃん、あなた剣を使わないで蹴りが好きでしょ。」
「蹴りじゃないわよ。タイキックよ。」
「江戸時代モノなら「騙し剣、真理亜」とかで剣はフェイクで、敵を倒す時は蹴りでいいのよ。」
次回作は江戸時代モノにしよう。
「そうか。現代ドラマはパンチやキックで敵を倒すのか。うん、納得。」
「ただの青春ヤンキーモノよ。」
バッサリ切り捨てるキリア。
「まずは困っている人を考えよう。」
「石につまずいた人。電信柱にぶつかった人。鳥の糞が空から降って来て幸運にも当たった人など。」
「世の中、困ったちゃんばっかりね。」
一番の困ったちゃんは、おまえたちだ。
「石を蹴り飛ばし、電信柱を蹴り倒し、鳥の糞を蹴り返す・・・・・・さすがに糞は嫌かも。」
悲しみを蹴り飛ばす、ハイトレンドな〇〇少女ワールド。
「私とお友達になろう! お友達になるまで離れないからね! アハッ!」
お友達勧誘のストーキング、それが〇〇少女ワールド。
「からのアハ教にも強制入会! これで今日からあなたもアハ教徒! 全世界にお友達の笑顔のための宗教! アハ教が布教されるのね! アハッ!」
お友達の笑顔の宗教、それがアハ教の経典が完成しつつある。恐るべし。
「アハッ!」
「アハッ!」
「いくそ! お友達がいれば何でもできる! 1! 2! 3! アハッ!」
アハ教の信者のフェスティバルは大盛況である。
「アハッ!」
「アハッ!」
お金持ちのアハ教徒から多額の寄付をもらい、全世界にアハ教の支部がたくさんある。
「お友達と笑顔で全世界を征服してやる! アハッ!」
完全な悪の秘密結社!
「世界は私のものだ! アハッ!」
笑顔の裏の顔!
「お友達に笑っているだけで、私は世界を手に入れるのだ! アハッ!」
アハ教は困っている人々を助けたい。決して上層部が高いお給料をもらいたい訳ではない。アハ教は、ユネスコや赤十字、WHOを目指している。
「こらー! 悪ノリし過ぎよ! そろそろ戻ってこい! PTAから苦情がくるぞ!」
「シスターとして、つい・・・・・・アハッ!」
笑って誤魔化していれば何でも許されるのだ。
「大切なものは、お友達と笑顔のアハ教! あなたもアハ教に入会しませんか? アハッ!」
宗教の勧誘アニメ作品ぽくなってきたが、きれいにまとめたところで次回に続く。
つづく。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ARIA(アリア)
残念パパいのっち
ミステリー
山内亮(やまうちとおる)は内見に出かけたアパートでAR越しに不思議な少女、西園寺雫(さいおんじしずく)と出会う。彼女は自分がAIでこのアパートに閉じ込められていると言うが……
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
今日の授業は保健体育
にのみや朱乃
恋愛
(性的描写あり)
僕は家庭教師として、高校三年生のユキの家に行った。
その日はちょうどユキ以外には誰もいなかった。
ユキは勉強したくない、科目を変えようと言う。ユキが提案した科目とは。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる