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歌少女たち
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「悲しみを蹴り飛ばす! 〇〇少女ワールド! お友達になろう! アハッ!」
真理亜、お友達1億人キャンペーン実施中。
「はあ!? アイドル!?」
「そう! アイドル! 私はアイドルデビューしなければならない! アハッ!」
「なぜにアイドル!?」
「それは一番アニメに適した戦闘シーンと同じくらいのド派手な演出ができるからよ! アハッ!」
全て真理亜の私利私欲のためである。
「アイドルのお約束として、まずは寝起きで寝ぼけている所から始めなければならない!」
「私たちの意見に反論は聞かないつもりね。」
「当たり前よ! 反論・意見は却下します! アハッ!」
ルールは真理亜である。
「ふあ~、よく寝た。」
欠伸と背伸びをする真理亜。
「みんなも早くしなさい!」
「なぜ!? 私たちが!?」
「真理亜ちゃんに抵抗するだけ無駄だよ。酷いことをされる前に従った方がいいよ。」
「さすがアリアちゃん。我が永遠のライバルで、お友達。私のことをよく分かっているわ。」
真理亜とアリアは幼馴染で、お友達。
「ふあ~、よく寝た。」
真理亜、アリアからキリアまでの7人で寝起きシーンを行う。
「次に学校に行き、〇〇少女ワールド高校にはアイドル部が無いことに気づき、新しい部活動アイドル部を設立する。」
「どこから!? アイドル部が!?」
細かいことは気にしない〇〇少女ワールド。
「アイドル部初代部長に就任した真理亜です。」
「知っているよ。」
「アハッ!」
部長になって大喜びの真理亜。
「次に楽器を選びに行こう!」
「ええー!? 私、楽器なんて弾けないよ!?」
「大丈夫。コンサートの時は楽器を弾いているフリだけで、実際には楽器を弾いていないから。CDを流しているだけよ。ボーカルも口パクで歌は歌ってないから。」
「なんだ。そうだったのか。アハッ!」
これで一通りの専用の楽器は買った。
「次に作詞作曲をしよう!」
「作詞なんてできないよ!?」
「大丈夫。お友達お友達と連呼して、最後にアハッ! と歌えばいいだけだから。」
「なんだ。簡単! アハッ!」
なぜだろう? 他社なのに全ての会社のアイドルモノのストーリーは同じ。
「次にアイドルのグループ名は決めたの?」
「はい。決まっています。」
「そこはグループ名を決めるの忘れてた!? が定番では?」
「その意見は却下します。」
たったの1話でアイドルモノの1クールの半分は進めるつもりの〇〇少女ワールド! 妥協は許されない! アハッ!
「その名も、〇〇少女ワールド学園・アイドル「アハッ!」です。」
「アハッ!?」
「こら! アハッ! に? を重ねるな!?」
「でもアハッ! に? を足した方が面白いアイドル名になるかも?」
「それがいい。そうしましょう。」
「民主主義に則って多数決を取ります!」
独裁者、真理亜の周りは敵だらけだった。
「じゃあ、アイドルグループ名は「アハッ!?」ということで決定!」
「アハッ!」
みんなの笑顔が弾け飛ぶ。
「む、無念だ。」
打ちのめされた真理亜は悔しがる。妥協策として、グループ名は通例では「フレンズ」となってきた。
「気を取り直して、次は部の顧問だ。面倒臭いので先生少女のセンセリアか、教師少女のキョウシリアの名前を勝手に書いておくか。それとも私の母親は実は学校の先生でした設定にして、人妻少女・・・・・・違うな。婆だから熟女少女ひばりとしておこう。」
この発想と選択は後に真理亜を苦しめる。だって真理亜は母のひばりには勝てない。自ら墓穴を掘る真理亜。
「そして初ライブ! みんなでチラシをバラ撒いたり・・・・・・初ライブは文化祭としておこう。そうすれば初ライブから体育館が満員御礼になっても疑問が無い。」
よくあるのが田舎でアイドル部を作って体育館でライブして満員にしろという設定。初ライブで無名の素人アイドルが体育館を満員にできるはずがない。その矛盾は「アニメだからさ。」フィクションです。
「そうか、フィクションって作者や製作サイドのご都合主義だもんね。何でもありだ! 世界を描くぞ!」
ということで、〇〇少女ワールド学園アイドル部の初ライブは満員御礼の大喝采の大人気アイドルグループが誕生した。
「よし! この流れで大手音楽事務所と契約だ! CD、DVDを販売! 動画もSNSで配信! 雑誌の取材に、テレビに出演! 「アハッ!?」は子供たちのあこがれになったのだ! アハッ!」
そしてストーカーの汚いオッサンに24時間監視される日々を送ることになった。
「アルコール! アルコール! アルコール! 消毒しないと汚染させられる!」
さらに握手会の前と後はアイドルたちはアルコール依存症になる。
「真理亜ちゃん、私たちはどんなアイドルだよ?」
「これでアイドルリズムゲーとして、スマホゲーになることができる。みんな! 課金しろよな! アハッ!」
そのための〇〇少女ワールド学園アイドル部であり、深い意味はない。
つづく。
真理亜、お友達1億人キャンペーン実施中。
「はあ!? アイドル!?」
「そう! アイドル! 私はアイドルデビューしなければならない! アハッ!」
「なぜにアイドル!?」
「それは一番アニメに適した戦闘シーンと同じくらいのド派手な演出ができるからよ! アハッ!」
全て真理亜の私利私欲のためである。
「アイドルのお約束として、まずは寝起きで寝ぼけている所から始めなければならない!」
「私たちの意見に反論は聞かないつもりね。」
「当たり前よ! 反論・意見は却下します! アハッ!」
ルールは真理亜である。
「ふあ~、よく寝た。」
欠伸と背伸びをする真理亜。
「みんなも早くしなさい!」
「なぜ!? 私たちが!?」
「真理亜ちゃんに抵抗するだけ無駄だよ。酷いことをされる前に従った方がいいよ。」
「さすがアリアちゃん。我が永遠のライバルで、お友達。私のことをよく分かっているわ。」
真理亜とアリアは幼馴染で、お友達。
「ふあ~、よく寝た。」
真理亜、アリアからキリアまでの7人で寝起きシーンを行う。
「次に学校に行き、〇〇少女ワールド高校にはアイドル部が無いことに気づき、新しい部活動アイドル部を設立する。」
「どこから!? アイドル部が!?」
細かいことは気にしない〇〇少女ワールド。
「アイドル部初代部長に就任した真理亜です。」
「知っているよ。」
「アハッ!」
部長になって大喜びの真理亜。
「次に楽器を選びに行こう!」
「ええー!? 私、楽器なんて弾けないよ!?」
「大丈夫。コンサートの時は楽器を弾いているフリだけで、実際には楽器を弾いていないから。CDを流しているだけよ。ボーカルも口パクで歌は歌ってないから。」
「なんだ。そうだったのか。アハッ!」
これで一通りの専用の楽器は買った。
「次に作詞作曲をしよう!」
「作詞なんてできないよ!?」
「大丈夫。お友達お友達と連呼して、最後にアハッ! と歌えばいいだけだから。」
「なんだ。簡単! アハッ!」
なぜだろう? 他社なのに全ての会社のアイドルモノのストーリーは同じ。
「次にアイドルのグループ名は決めたの?」
「はい。決まっています。」
「そこはグループ名を決めるの忘れてた!? が定番では?」
「その意見は却下します。」
たったの1話でアイドルモノの1クールの半分は進めるつもりの〇〇少女ワールド! 妥協は許されない! アハッ!
「その名も、〇〇少女ワールド学園・アイドル「アハッ!」です。」
「アハッ!?」
「こら! アハッ! に? を重ねるな!?」
「でもアハッ! に? を足した方が面白いアイドル名になるかも?」
「それがいい。そうしましょう。」
「民主主義に則って多数決を取ります!」
独裁者、真理亜の周りは敵だらけだった。
「じゃあ、アイドルグループ名は「アハッ!?」ということで決定!」
「アハッ!」
みんなの笑顔が弾け飛ぶ。
「む、無念だ。」
打ちのめされた真理亜は悔しがる。妥協策として、グループ名は通例では「フレンズ」となってきた。
「気を取り直して、次は部の顧問だ。面倒臭いので先生少女のセンセリアか、教師少女のキョウシリアの名前を勝手に書いておくか。それとも私の母親は実は学校の先生でした設定にして、人妻少女・・・・・・違うな。婆だから熟女少女ひばりとしておこう。」
この発想と選択は後に真理亜を苦しめる。だって真理亜は母のひばりには勝てない。自ら墓穴を掘る真理亜。
「そして初ライブ! みんなでチラシをバラ撒いたり・・・・・・初ライブは文化祭としておこう。そうすれば初ライブから体育館が満員御礼になっても疑問が無い。」
よくあるのが田舎でアイドル部を作って体育館でライブして満員にしろという設定。初ライブで無名の素人アイドルが体育館を満員にできるはずがない。その矛盾は「アニメだからさ。」フィクションです。
「そうか、フィクションって作者や製作サイドのご都合主義だもんね。何でもありだ! 世界を描くぞ!」
ということで、〇〇少女ワールド学園アイドル部の初ライブは満員御礼の大喝采の大人気アイドルグループが誕生した。
「よし! この流れで大手音楽事務所と契約だ! CD、DVDを販売! 動画もSNSで配信! 雑誌の取材に、テレビに出演! 「アハッ!?」は子供たちのあこがれになったのだ! アハッ!」
そしてストーカーの汚いオッサンに24時間監視される日々を送ることになった。
「アルコール! アルコール! アルコール! 消毒しないと汚染させられる!」
さらに握手会の前と後はアイドルたちはアルコール依存症になる。
「真理亜ちゃん、私たちはどんなアイドルだよ?」
「これでアイドルリズムゲーとして、スマホゲーになることができる。みんな! 課金しろよな! アハッ!」
そのための〇〇少女ワールド学園アイドル部であり、深い意味はない。
つづく。
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