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先生少女の悲しみ
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「先生。」
職員室にやって来た真理亜。
「あら? どうしたの? 大神さん。」
先生少女のセンセリア先生。
「5人集まったので部として認めてください。」
お友達部の設立メンバー5人の署名のある部活動設立申請書を出す真理亜。
「ゲッ!? 本気だったの!? お友達部!?」
おふざけだと思っていた先生少女。
「失礼な!? 生徒が頑張っていたら応援するのが先生でしょ!?」
センセリアに憤慨する真理亜。
「まあまあ、怒らないで。あなたの赤点を私が小細工して追試を受けなくていいようにしてあげたんだから。アハッ!」
センセリアは真理亜が追試しても合格点は取れないので、無駄が分かっているので追試を回避するようにした。
「ありがとうございます! 先生大好き! アハッ!」
手のひらを返す真理亜は笑顔で愛想を先生少女に振りまく。
「クソッ!? こいつ、これでも先生か!? どんな頭をしているのか覗いてやる! インスピレーション!」
真理亜はセンセリアの心の世界に侵入する。
「殺風景ね。先生の心の中。」
真理亜はセンセリアの心にやってきた。
「どうせ私の人生なんか、殺風景ですよ。」
「ゲッ!? なんてネガティブなの!?」
真理亜は暗くていじけているセンセリアを見つけた。
「どうしたんですか?」
「教師なんて安月給だし、お堅い職業だから男にも避けられるし、学校の男教師なんて、女生徒に手を出しまくっている変態ばっかりだし、もうすぐ三十路だし・・・・・・私の人生は真っ暗じゃないの!」
安月給、独身、彼氏無し、悲しみのセンセリア。
「知らなかった。先生も大変なんですね。」
真理亜は先生の悲しみに触れ同情する。
「何を言っているの!? 一番大変なのは・・・・・・あなたの相手よ! 大神さん!」
「はい~!? 私ですか~!?」
センセリアの悲しみの主なる要因は、真理亜だった。
「そうよ! あなたよ! テストはいつも赤点! 授業中はいびきと寝言! それだけでも恥ずかしいのに、今度はお友達部を作るなんて言うから、私が校長や他の教師から「大変ですね。クスッ。」「いや~大神がうちのクラスじゃなくて良かった。アハッ!」散々バカにされているのよ! ああ~! 他に仕事があったら先生なんてやめてしまいたい!」
真理亜の小学校、中学校の担任教師も同じ道をたどって来ただろう。
「それなに褒めなくても。」
「誰も褒めてない! あんたは先生ブレイカーか!?」
「アハッ!」
笑って誤魔化す真理亜は先生の壊し屋である。
「先生、ここにサインをお願いします。」
「サイン!? なんだか芸能人になったみたい! アハッ!」
言われるままに上機嫌でセンセリアは署名する。
「ありがとうございます。」
「○○ちゃんへって、書かなくていいの?」
「それは結構です。だって、お友達部の顧問の欄に署名をもらっただけですから。アハッ!」
「なんですと!?」
これで新規部活動の申請書の記入箇所が埋まった。
「これでお友達部は設立ね! アハッ!」
物事が思い通り進み笑顔の真理亜。
「嫌だー!? もう教師なんかやめてやるー!? うおおおおおー!」
真理亜に振り回され疲れ切って吠える先生のセンセリアだった。
つづく。
職員室にやって来た真理亜。
「あら? どうしたの? 大神さん。」
先生少女のセンセリア先生。
「5人集まったので部として認めてください。」
お友達部の設立メンバー5人の署名のある部活動設立申請書を出す真理亜。
「ゲッ!? 本気だったの!? お友達部!?」
おふざけだと思っていた先生少女。
「失礼な!? 生徒が頑張っていたら応援するのが先生でしょ!?」
センセリアに憤慨する真理亜。
「まあまあ、怒らないで。あなたの赤点を私が小細工して追試を受けなくていいようにしてあげたんだから。アハッ!」
センセリアは真理亜が追試しても合格点は取れないので、無駄が分かっているので追試を回避するようにした。
「ありがとうございます! 先生大好き! アハッ!」
手のひらを返す真理亜は笑顔で愛想を先生少女に振りまく。
「クソッ!? こいつ、これでも先生か!? どんな頭をしているのか覗いてやる! インスピレーション!」
真理亜はセンセリアの心の世界に侵入する。
「殺風景ね。先生の心の中。」
真理亜はセンセリアの心にやってきた。
「どうせ私の人生なんか、殺風景ですよ。」
「ゲッ!? なんてネガティブなの!?」
真理亜は暗くていじけているセンセリアを見つけた。
「どうしたんですか?」
「教師なんて安月給だし、お堅い職業だから男にも避けられるし、学校の男教師なんて、女生徒に手を出しまくっている変態ばっかりだし、もうすぐ三十路だし・・・・・・私の人生は真っ暗じゃないの!」
安月給、独身、彼氏無し、悲しみのセンセリア。
「知らなかった。先生も大変なんですね。」
真理亜は先生の悲しみに触れ同情する。
「何を言っているの!? 一番大変なのは・・・・・・あなたの相手よ! 大神さん!」
「はい~!? 私ですか~!?」
センセリアの悲しみの主なる要因は、真理亜だった。
「そうよ! あなたよ! テストはいつも赤点! 授業中はいびきと寝言! それだけでも恥ずかしいのに、今度はお友達部を作るなんて言うから、私が校長や他の教師から「大変ですね。クスッ。」「いや~大神がうちのクラスじゃなくて良かった。アハッ!」散々バカにされているのよ! ああ~! 他に仕事があったら先生なんてやめてしまいたい!」
真理亜の小学校、中学校の担任教師も同じ道をたどって来ただろう。
「それなに褒めなくても。」
「誰も褒めてない! あんたは先生ブレイカーか!?」
「アハッ!」
笑って誤魔化す真理亜は先生の壊し屋である。
「先生、ここにサインをお願いします。」
「サイン!? なんだか芸能人になったみたい! アハッ!」
言われるままに上機嫌でセンセリアは署名する。
「ありがとうございます。」
「○○ちゃんへって、書かなくていいの?」
「それは結構です。だって、お友達部の顧問の欄に署名をもらっただけですから。アハッ!」
「なんですと!?」
これで新規部活動の申請書の記入箇所が埋まった。
「これでお友達部は設立ね! アハッ!」
物事が思い通り進み笑顔の真理亜。
「嫌だー!? もう教師なんかやめてやるー!? うおおおおおー!」
真理亜に振り回され疲れ切って吠える先生のセンセリアだった。
つづく。
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