5 / 59
野球4 忍者と練習試合!?
しおりを挟む
「ライト文芸野球部!? 私がいない間に、どうして野球をすることになっているのよ!? 面白そうね。なら私は真ん中で審判をするから、睦月ちゃんたち忍者チームと練習試合をしましょうよ!」
奏は、公務のペルーのマチュピチュから帰ってきた。
「奏、審判だけはやめた方がいいわよ。」
麗は、奏の身の危険を心配する。
「そうだ!? ロイヤルは、我が野球部のサブエースなんだから!? 審判だけはやめてくれ!? 部長命令だ!?」
天は、貴重なサブエースを失う訳にはいかなかった。
「仕方ありませんよ。ロイヤルはカロヤカさんの投げたボールを見ていないんですから。」
大蛇は、奏に同情する。
「ロイヤルには、自分でどちらにつくか決めてもらいましょう。ニコッ。」
笑は、奏の自主性にかけてみる。
「認めましょう! ライト文芸野球部と、忍者チームの対戦を!」
苺は、顧問として練習試合を取り仕切る。
「何人たりとも、私の夢を阻むことはできない!」
カロヤカさんは、対抗心に火がついて燃えていた。
「みなさん! 今日の和菓子は、甘くて美味しいシロクマアイスですよ! もちろんお茶もありますよ! エヘッ。」
「コンコン。」
本物の幽霊おみっちゃんとコンコンは、いつでもマイペースだった。
「対戦相手が忍者? もう無茶苦茶ね。そろそろ野球編をやめて、一度落ち着いた方がいいんじゃないかしら? あ、私は食べたら帰るからね。」
幽子は、帰宅部で部活動に情熱はないので、一人冷静だった。
「さあ! 創作スタート!」
「それでは忍者チームと試合を行う。絶対に勝って、私をライト文芸甲子園に連れて行きなさい!」
「おいおい!? 教師を甲子園に連れて行くのが、ライト文芸甲子園かよ!?」
「深く考えるのはやめましょう。前に進まなくなる。」
「プレイボール!」
審判の奏の合図で試合が始まる。
「悪いが勝たせてもらうでござる。ニンニン。」
先攻の忍者チーム、1番1月睦月。
「奏ちゃん、とりあえず、ここから離れようか?」
「どうして?」
キャッチャーの本物の幽霊おみっちゃんが審判の奏をどかせる。
「いくぞ! 私の夢は絶対に打たれない!」
ピッチャー、カロヤカさん第1球を投げました。
「え?」
睦月には光の閃光にしか見えなかった。
「ドカーン!!!!!」
カロヤカさんの投げたボールは、バックネット裏の壁に湯気を出しながらめり込んだ。
「な、な、な!?」
「奏ちゃん、判定は?」
「え? ああ!? ストライク!」
奏は、もう少しで自分は死ぬ所だと唾を飲んだ。
「何でござるか!? あんなボールは、手裏剣を投げているみたいに危険でござる!?」
睦月は、カロヤカさんの危険さを肌身で味わった。
「苺先生。」
「どうしたの、奏さん。」
「私、ライト文芸野球部を選びます。よろしくお願いします。」
身の危険を感じた奏は、審判を投げ捨てて、ライト文芸野球部に入部した。
「姫!? 奏姫様!? 睦月を見捨てるのですか!?」
「ごめんなさい。睦月ちゃん。私は皇族なので、ボールが当たって死ぬ訳にはいかないのよ。」
「ひ、姫!?」
奏と睦月はチームを別にした。
「それでも我が旧暦家は由緒正しき忍者の家柄! 何が何でも、この戦いに勝って見せる! こい! カロヤカさん! 化け物退治はお手の物でござる!」
「誰が化け物だ! 打てるものなら打ってみろ!」
カロヤカさんは第2球を投げた。
「旧暦忍法! ホームラン打ち!」
睦月は忍法でカロヤカさんの光の球を打ち返そうとする。
「ぬぬぬんうぬぬぬぬぬぬぬぬぬんう!?」
パキーン! 睦月の忍刀がボールの勢いに負けて折れた。
「ストライク! ツー!」
「どんなもんだい! 私の邪魔をする者は蹴散らすだけだ!」
カロヤカさんのボールはホームベース上を通り、カウントは2ストライクになった。
「バカな!? 忍刀が折れるなんて!? カロヤカさんのボールは化け物か!?」
睦月は、カロヤカさんのボールの威力に恐怖した。
「あと一球で私の勝ちだ! いざ! 尋常に勝負!」
カロヤカさんは投球のセットポジションに入ろうとする。
「タイム!」
睦月はタイムを要求する。
「なんだ? 命乞いか?」
「ちょっと待つでござる。私は奏姫様にお仕えする旧暦家の由緒正しき忍者。ということは、姫がライト文芸野球部に入部したということは、私もライト文芸野球部に入部するでござる。」
「要するに、カロヤカさんの死の魔球にビビったのね。」
「そうでござる。ニンニン。」
忍者の睦月は、ライト文芸野球部に入部した。
「良かったわね。睦月ちゃん。」
「はい。睦月は奏姫様と、いつも一緒でござる。」
奏と睦月は、同じチームになり喜んだ。
「ところで、この試合はどうするんだ?」
「吸収合併ということでいいんじゃないか?」
「ていうか、忍者が登場しても忍法を使う前に試合が終わったんだが?」
「旧暦分身の術で、如月や弥生という他の分身忍者も出ていないんだが?」
「1話2000字位だと、内容は1シーンを描けば足りちゃうのよね。」
「ということはライト文芸野球部は、1話2000字1シーン物語ということか。」
「納得した所で、一旦ライト文芸野球部を置いといて、ライト文芸異世界ファンタジーを書いてこよう。何かが生まれるかもしれない。」
「本当に適当で成り立っているのが、ライト文芸だね。」
カロヤカにお任せあれ。
つづく。
奏は、公務のペルーのマチュピチュから帰ってきた。
「奏、審判だけはやめた方がいいわよ。」
麗は、奏の身の危険を心配する。
「そうだ!? ロイヤルは、我が野球部のサブエースなんだから!? 審判だけはやめてくれ!? 部長命令だ!?」
天は、貴重なサブエースを失う訳にはいかなかった。
「仕方ありませんよ。ロイヤルはカロヤカさんの投げたボールを見ていないんですから。」
大蛇は、奏に同情する。
「ロイヤルには、自分でどちらにつくか決めてもらいましょう。ニコッ。」
笑は、奏の自主性にかけてみる。
「認めましょう! ライト文芸野球部と、忍者チームの対戦を!」
苺は、顧問として練習試合を取り仕切る。
「何人たりとも、私の夢を阻むことはできない!」
カロヤカさんは、対抗心に火がついて燃えていた。
「みなさん! 今日の和菓子は、甘くて美味しいシロクマアイスですよ! もちろんお茶もありますよ! エヘッ。」
「コンコン。」
本物の幽霊おみっちゃんとコンコンは、いつでもマイペースだった。
「対戦相手が忍者? もう無茶苦茶ね。そろそろ野球編をやめて、一度落ち着いた方がいいんじゃないかしら? あ、私は食べたら帰るからね。」
幽子は、帰宅部で部活動に情熱はないので、一人冷静だった。
「さあ! 創作スタート!」
「それでは忍者チームと試合を行う。絶対に勝って、私をライト文芸甲子園に連れて行きなさい!」
「おいおい!? 教師を甲子園に連れて行くのが、ライト文芸甲子園かよ!?」
「深く考えるのはやめましょう。前に進まなくなる。」
「プレイボール!」
審判の奏の合図で試合が始まる。
「悪いが勝たせてもらうでござる。ニンニン。」
先攻の忍者チーム、1番1月睦月。
「奏ちゃん、とりあえず、ここから離れようか?」
「どうして?」
キャッチャーの本物の幽霊おみっちゃんが審判の奏をどかせる。
「いくぞ! 私の夢は絶対に打たれない!」
ピッチャー、カロヤカさん第1球を投げました。
「え?」
睦月には光の閃光にしか見えなかった。
「ドカーン!!!!!」
カロヤカさんの投げたボールは、バックネット裏の壁に湯気を出しながらめり込んだ。
「な、な、な!?」
「奏ちゃん、判定は?」
「え? ああ!? ストライク!」
奏は、もう少しで自分は死ぬ所だと唾を飲んだ。
「何でござるか!? あんなボールは、手裏剣を投げているみたいに危険でござる!?」
睦月は、カロヤカさんの危険さを肌身で味わった。
「苺先生。」
「どうしたの、奏さん。」
「私、ライト文芸野球部を選びます。よろしくお願いします。」
身の危険を感じた奏は、審判を投げ捨てて、ライト文芸野球部に入部した。
「姫!? 奏姫様!? 睦月を見捨てるのですか!?」
「ごめんなさい。睦月ちゃん。私は皇族なので、ボールが当たって死ぬ訳にはいかないのよ。」
「ひ、姫!?」
奏と睦月はチームを別にした。
「それでも我が旧暦家は由緒正しき忍者の家柄! 何が何でも、この戦いに勝って見せる! こい! カロヤカさん! 化け物退治はお手の物でござる!」
「誰が化け物だ! 打てるものなら打ってみろ!」
カロヤカさんは第2球を投げた。
「旧暦忍法! ホームラン打ち!」
睦月は忍法でカロヤカさんの光の球を打ち返そうとする。
「ぬぬぬんうぬぬぬぬぬぬぬぬぬんう!?」
パキーン! 睦月の忍刀がボールの勢いに負けて折れた。
「ストライク! ツー!」
「どんなもんだい! 私の邪魔をする者は蹴散らすだけだ!」
カロヤカさんのボールはホームベース上を通り、カウントは2ストライクになった。
「バカな!? 忍刀が折れるなんて!? カロヤカさんのボールは化け物か!?」
睦月は、カロヤカさんのボールの威力に恐怖した。
「あと一球で私の勝ちだ! いざ! 尋常に勝負!」
カロヤカさんは投球のセットポジションに入ろうとする。
「タイム!」
睦月はタイムを要求する。
「なんだ? 命乞いか?」
「ちょっと待つでござる。私は奏姫様にお仕えする旧暦家の由緒正しき忍者。ということは、姫がライト文芸野球部に入部したということは、私もライト文芸野球部に入部するでござる。」
「要するに、カロヤカさんの死の魔球にビビったのね。」
「そうでござる。ニンニン。」
忍者の睦月は、ライト文芸野球部に入部した。
「良かったわね。睦月ちゃん。」
「はい。睦月は奏姫様と、いつも一緒でござる。」
奏と睦月は、同じチームになり喜んだ。
「ところで、この試合はどうするんだ?」
「吸収合併ということでいいんじゃないか?」
「ていうか、忍者が登場しても忍法を使う前に試合が終わったんだが?」
「旧暦分身の術で、如月や弥生という他の分身忍者も出ていないんだが?」
「1話2000字位だと、内容は1シーンを描けば足りちゃうのよね。」
「ということはライト文芸野球部は、1話2000字1シーン物語ということか。」
「納得した所で、一旦ライト文芸野球部を置いといて、ライト文芸異世界ファンタジーを書いてこよう。何かが生まれるかもしれない。」
「本当に適当で成り立っているのが、ライト文芸だね。」
カロヤカにお任せあれ。
つづく。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
私はいけにえ
七辻ゆゆ
ファンタジー
「ねえ姉さん、どうせ生贄になって死ぬのに、どうしてご飯なんて食べるの? そんな良いものを食べたってどうせ無駄じゃない。ねえ、どうして食べてるの?」
ねっとりと息苦しくなるような声で妹が言う。
私はそうして、一緒に泣いてくれた妹がもう存在しないことを知ったのだ。
****リハビリに書いたのですがダークすぎる感じになってしまって、暗いのが好きな方いらっしゃったらどうぞ。
隣の人妻としているいけないこと
ヘロディア
恋愛
主人公は、隣人である人妻と浮気している。単なる隣人に過ぎなかったのが、いつからか惹かれ、見事に関係を築いてしまったのだ。
そして、人妻と付き合うスリル、その妖艶な容姿を自分のものにした優越感を得て、彼が自惚れるには十分だった。
しかし、そんな日々もいつかは終わる。ある日、ホテルで彼女と二人きりで行為を進める中、主人公は彼女の着物にGPSを発見する。
彼女の夫がしかけたものと思われ…
どうして隣の家で僕の妻が喘いでいるんですか?
ヘロディア
恋愛
壁が薄いマンションに住んでいる主人公と妻。彼らは新婚で、ヤりたいこともできない状態にあった。
しかし、隣の家から喘ぎ声が聞こえてきて、自分たちが我慢せずともよいのではと思い始め、実行に移そうとする。
しかし、何故か隣の家からは妻の喘ぎ声が聞こえてきて…
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
ズボラ通販生活
ice
ファンタジー
西野桃(にしのもも)35歳の独身、オタクが神様のミスで異世界へ!貪欲に通販スキル、時間停止アイテムボックス容量無限、結界魔法…さらには、お金まで貰う。商人無双や!とか言いつつ、楽に、ゆるーく、商売をしていく。淋しい独身者、旦那という名の奴隷まで?!ズボラなオバサンが異世界に転移して好き勝手生活する!
パパー!紳士服売り場にいた家族の男性は夫だった…子供を抱きかかえて幸せそう…なら、こちらも幸せになりましょう
白崎アイド
大衆娯楽
夫のシャツを買いに紳士服売り場で買い物をしていた私。
ネクタイも揃えてあげようと売り場へと向かえば、仲良く買い物をする男女の姿があった。
微笑ましく思うその姿を見ていると、振り向いた男性は夫だった…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる