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エヘッ! 19
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「準備が長いですね。」
おみっちゃんたちはアン王女のイギリス女王就任式の準備をしていた。
「ちゃんと時給は出るんだろうね?」
茶店の営業もできないので女将さんも働いていた。
「もっと仲間を連れてこよう。」
今まで敵対していた悪の組織パパラッチの幹部の竜王バハムートのバハも一緒に。
「竜王バハムート? それってファイナルファンタジーのバハムートって、ドラクエの竜王をパクったんじゃ!?」
思わずおみっちゃんは独り言を呟く。
「あんた、頭がおかしくなったのかい?」
おみっちゃんの独り言を聞いて女将さんは心配する。
「大丈夫ですよ。エヘッ!」
笑って誤魔化すエヘ幽霊。
「連れてきたぞ。」
バハが仲間を二人連れてきた。
「こっちが海竜のリヴァイアサン。」
悪の組織パパラッチの幹部のリヴァイアサン。
「リヴァイ兵長! お久しぶりです!」
おみっちゃんはリヴァイアサンに食いついた。
「リヴァイ兵長?」
困惑するリヴァイアサン。
「気にしないでおくれ。この子は頭のネジが2、3本抜けているから。」
女将さんがフォローする。
「その様だな。」
納得するリヴァイアサン。
「納得するな! エヘッ!」
ツッコム時も可愛く笑うエヘ幽霊。
「で、こっちが鳳凰のフェニックス。」
悪の組織パパラッチの幹部のフェニックス。
「・・・・・・面白い名前が思い浮かびません。」
敗北するおみっちゃん。
「なんなんだ? この娘は?」
困惑するフェニックス。
「気にするな。これがおみっちゃんの普段通りだ。」
バハはおみっちゃんに慣れて免疫ができた。
「その通り! 私の名前はおみっちゃん! 夢は江戸で歌姫になることです! エヘッ!」
いつも明るく笑顔で元気に前向きなエヘ幽霊。
「こっちはおまけの女将さんです。」
優しいおみっちゃんは女将さんも紹介する。
「誰がおまけだ!? 誰が!?」
おまけの女将さんも板についてきた。
「おまけだ。」
「グリコのおまけだ。」
リヴァイアサンとフェニックスも女将さんをおまけと認識する。
「もういい。勝手にしろ。」
女将さんは諦めた。
「ということで、リヴァイ、フェニ、よろしくね。エヘッ!」
可愛く笑うエヘ幽霊。
「よろしく。おみっちゃんには勝てないな。」
リヴァイアサンの素直な感想。
「こちらこそ。なぜか憎めない存在だ。」
フェニックスもおみっちゃんを掴み所の無い存在だと好意的に受け止めた。
「それは私が可愛いからです! エヘッ!」
いつも可愛いエヘ幽霊。
「イギリス女王の就任式が終わったら、私は魔界に行って魔王になろうと思うのですが、皆さんも魔王になろうと思わないんですか?」
おみっちゃんの素朴な疑問。
「目指してもいいし、なっても大変だろうな。魔王。」
バハムートは慎重な意見を言う。
「それに勇者に倒された魔王に子供がいたら、それこそ王位継承権争いになるぞ。」
リヴァイアサンは元魔王の子供がいるんじゃないかと仮説する。
「でも、おみっちゃんみたいに妖怪でも、人間でも魔王を目指していいんじゃないかな? それこそ天使や神でも。」
フェニックスは何でもありだと思っている。
「魔王って自由なんですね。」
おみっちゃんは素直に思ったことを口にしてみた。
「おまえが言うな。おまえが。」
すかさず女将さんがおみっちゃんに釘を刺す。
「私は可愛いから許してください。エヘッ!」
なんでも笑えば許されると思っているエヘ幽霊。
「そうか。魔王の子か。そもそも魔王って、誰ですか?」
おみっちゃんの素朴な疑問。
「勇者に倒された魔王の名前はマウス・キング。」
ネズミの王が魔王だった。
「ネズミでも魔王になれたんですね。それなら私も魔王になれるかもしれません!」
変な希望を持つおみっちゃん。
「まあ、魔王も当番制だからな。」
魔王になる順番が決まっていた。
「次の魔王は普通であれば牛の王が鳴るはずだ。」
ネズミの次はウシですね。
「そこに私が颯爽と現れて魔王の座をかっさらうのですね。そして私は江戸に向けて魔王軍を進撃させ、歌姫になるのね! エヘッ!」
おみっちゃんが歌姫になるために魔王になりたかった。
「なんという不純な動機だ。」
一同はおみっちゃんに呆れる。
「おみっちゃんを主役で進めるより、その元魔王の子供の復讐劇にした方が定番ではあるが盛り上がるのでは?」
女将さんは良い所に気がついた。
「それはいいな。我々もちょい役ででればいいのだ。」
バハムートも女将さんの考えに賛同した。
「こら! 私の立場はどうなるんだよ?」
逆ギレするおみっちゃん。
「知らない。」
あっさりと切り捨てられるおみっちゃん。
「ガーン・・・・・・。」
絶望のどん底に落とされるエヘ幽霊。
「そんなことを言わないで!? みんなで魔王を目指しましょうよ?」
平和主義者のおみっちゃんの願望。
「魔王ネズミの子供だから名前はなんだろう?」
「ネズミ・ジュニアとか?」
「マウス・ジュニアの方がいいんじゃない?」
女将さんたちはネズミの魔王の子供の名前を考える。
「無視するな!」
おみっちゃんは忘れ去られる。
「逆襲の魔王の子とエヘ幽霊の恋愛モノなんてどうかしら?」
女将さんは結婚適齢期を過ぎているであろうおみっちゃんを心配する。
「や、やめてくださいよ。女将さん。私の恋人は歌なんですから。江戸で歌姫になるまでは結婚しませよ。エヘッ!」
照れるエヘ幽霊。
「そういう割には嬉しそうじゃないかい。」
呆れる女将さん。
「あんたたちはどうなんだい? おみっちゃんを見てカワイイとかお付き合いしたいとか思わないのか?」
女将さんは尋ねてみた。
「おみっちゃんはお友達です。」
バハの意見。
「顔は可愛いが正確に難あり。」
リヴァイの意見。
「ていうか、おみっちゃんは既に死んでいるし。」
フェニの意見。
「まあ、要するに誰もエヘ幽霊は要らないってことだね。ワッハッハー!」
面白くて大笑いする女将さん。
「酷い! こうなったら魔王の子と恋仲になって魔王夫人になってやる! そして魔王軍を使って江戸に侵攻し歌姫になるのだ! エヘッ!」
いつも明るく笑顔で元気に前向きなエヘ幽霊。
「どんな夢だ。どんな。」
呆れる女将さん。
「私はもう死んでいる。ニューヒロインの誕生ね。エヘッ!」
開き直るエヘ幽霊。
「これ以上はもっと細かい設定を詰めないと無理だね。」
女将さんは提案する。
「ネズミの魔王はマウス・キング。あだ名はミッキー・マウス? それともトッポジージョ? トムとジェリー?」
おみっちゃんは安易に勇者に倒された魔王の名前を考える。
「見てると別にネズミと関係なくていいんだね。マイケルとかブラピとかでもいいんじゃないかい? トム・クルーズでも問題ないみたいだし。トムとジェリー的に。」
名前が被る。名前が同じでも問題はないみたいだ。
「でも法則を決めないと大変だから、ネズミの魔王はマウス・キングにしよう。」
こうしてネズミの魔王の名前が決まった。
「ということはマウス・キングの子供の名前はマウス・キング・ジュニア。それかバハムート・マウスにしようかしら?」
「勝手に私の名前をネズミに着けるな!」
バハから苦情が入る。
「なによ。あなただって元々は巨大魚の名前じゃない! それが日本のゲーム業界の性で竜になっただけでしょ! 今度はネズミになりなさいよ!」
おみっちゃんの言い分は筋が通っている。
「そういえば! 昔、ウサギの耳長族というラビットがいて、そこのキャラクターの名前はラビだったような!?」
簡易な先輩はたくさんいる。
「マウスに置き換えると、マウ。マウスのマウ。それかラット。でもラットはネズミ直接過ぎね。やっぱりマウにしよう。」
魔王の子供の名前が決まった。その名もマウ。
「いや~めでたしめでたしですね。エヘッ!」
便秘が解消されたエヘ幽霊であった。
「さあ! 次回はイギリス女王の就任式ですよ! エヘッ!」
物語はクライマックスへ。
つづく。
おみっちゃんたちはアン王女のイギリス女王就任式の準備をしていた。
「ちゃんと時給は出るんだろうね?」
茶店の営業もできないので女将さんも働いていた。
「もっと仲間を連れてこよう。」
今まで敵対していた悪の組織パパラッチの幹部の竜王バハムートのバハも一緒に。
「竜王バハムート? それってファイナルファンタジーのバハムートって、ドラクエの竜王をパクったんじゃ!?」
思わずおみっちゃんは独り言を呟く。
「あんた、頭がおかしくなったのかい?」
おみっちゃんの独り言を聞いて女将さんは心配する。
「大丈夫ですよ。エヘッ!」
笑って誤魔化すエヘ幽霊。
「連れてきたぞ。」
バハが仲間を二人連れてきた。
「こっちが海竜のリヴァイアサン。」
悪の組織パパラッチの幹部のリヴァイアサン。
「リヴァイ兵長! お久しぶりです!」
おみっちゃんはリヴァイアサンに食いついた。
「リヴァイ兵長?」
困惑するリヴァイアサン。
「気にしないでおくれ。この子は頭のネジが2、3本抜けているから。」
女将さんがフォローする。
「その様だな。」
納得するリヴァイアサン。
「納得するな! エヘッ!」
ツッコム時も可愛く笑うエヘ幽霊。
「で、こっちが鳳凰のフェニックス。」
悪の組織パパラッチの幹部のフェニックス。
「・・・・・・面白い名前が思い浮かびません。」
敗北するおみっちゃん。
「なんなんだ? この娘は?」
困惑するフェニックス。
「気にするな。これがおみっちゃんの普段通りだ。」
バハはおみっちゃんに慣れて免疫ができた。
「その通り! 私の名前はおみっちゃん! 夢は江戸で歌姫になることです! エヘッ!」
いつも明るく笑顔で元気に前向きなエヘ幽霊。
「こっちはおまけの女将さんです。」
優しいおみっちゃんは女将さんも紹介する。
「誰がおまけだ!? 誰が!?」
おまけの女将さんも板についてきた。
「おまけだ。」
「グリコのおまけだ。」
リヴァイアサンとフェニックスも女将さんをおまけと認識する。
「もういい。勝手にしろ。」
女将さんは諦めた。
「ということで、リヴァイ、フェニ、よろしくね。エヘッ!」
可愛く笑うエヘ幽霊。
「よろしく。おみっちゃんには勝てないな。」
リヴァイアサンの素直な感想。
「こちらこそ。なぜか憎めない存在だ。」
フェニックスもおみっちゃんを掴み所の無い存在だと好意的に受け止めた。
「それは私が可愛いからです! エヘッ!」
いつも可愛いエヘ幽霊。
「イギリス女王の就任式が終わったら、私は魔界に行って魔王になろうと思うのですが、皆さんも魔王になろうと思わないんですか?」
おみっちゃんの素朴な疑問。
「目指してもいいし、なっても大変だろうな。魔王。」
バハムートは慎重な意見を言う。
「それに勇者に倒された魔王に子供がいたら、それこそ王位継承権争いになるぞ。」
リヴァイアサンは元魔王の子供がいるんじゃないかと仮説する。
「でも、おみっちゃんみたいに妖怪でも、人間でも魔王を目指していいんじゃないかな? それこそ天使や神でも。」
フェニックスは何でもありだと思っている。
「魔王って自由なんですね。」
おみっちゃんは素直に思ったことを口にしてみた。
「おまえが言うな。おまえが。」
すかさず女将さんがおみっちゃんに釘を刺す。
「私は可愛いから許してください。エヘッ!」
なんでも笑えば許されると思っているエヘ幽霊。
「そうか。魔王の子か。そもそも魔王って、誰ですか?」
おみっちゃんの素朴な疑問。
「勇者に倒された魔王の名前はマウス・キング。」
ネズミの王が魔王だった。
「ネズミでも魔王になれたんですね。それなら私も魔王になれるかもしれません!」
変な希望を持つおみっちゃん。
「まあ、魔王も当番制だからな。」
魔王になる順番が決まっていた。
「次の魔王は普通であれば牛の王が鳴るはずだ。」
ネズミの次はウシですね。
「そこに私が颯爽と現れて魔王の座をかっさらうのですね。そして私は江戸に向けて魔王軍を進撃させ、歌姫になるのね! エヘッ!」
おみっちゃんが歌姫になるために魔王になりたかった。
「なんという不純な動機だ。」
一同はおみっちゃんに呆れる。
「おみっちゃんを主役で進めるより、その元魔王の子供の復讐劇にした方が定番ではあるが盛り上がるのでは?」
女将さんは良い所に気がついた。
「それはいいな。我々もちょい役ででればいいのだ。」
バハムートも女将さんの考えに賛同した。
「こら! 私の立場はどうなるんだよ?」
逆ギレするおみっちゃん。
「知らない。」
あっさりと切り捨てられるおみっちゃん。
「ガーン・・・・・・。」
絶望のどん底に落とされるエヘ幽霊。
「そんなことを言わないで!? みんなで魔王を目指しましょうよ?」
平和主義者のおみっちゃんの願望。
「魔王ネズミの子供だから名前はなんだろう?」
「ネズミ・ジュニアとか?」
「マウス・ジュニアの方がいいんじゃない?」
女将さんたちはネズミの魔王の子供の名前を考える。
「無視するな!」
おみっちゃんは忘れ去られる。
「逆襲の魔王の子とエヘ幽霊の恋愛モノなんてどうかしら?」
女将さんは結婚適齢期を過ぎているであろうおみっちゃんを心配する。
「や、やめてくださいよ。女将さん。私の恋人は歌なんですから。江戸で歌姫になるまでは結婚しませよ。エヘッ!」
照れるエヘ幽霊。
「そういう割には嬉しそうじゃないかい。」
呆れる女将さん。
「あんたたちはどうなんだい? おみっちゃんを見てカワイイとかお付き合いしたいとか思わないのか?」
女将さんは尋ねてみた。
「おみっちゃんはお友達です。」
バハの意見。
「顔は可愛いが正確に難あり。」
リヴァイの意見。
「ていうか、おみっちゃんは既に死んでいるし。」
フェニの意見。
「まあ、要するに誰もエヘ幽霊は要らないってことだね。ワッハッハー!」
面白くて大笑いする女将さん。
「酷い! こうなったら魔王の子と恋仲になって魔王夫人になってやる! そして魔王軍を使って江戸に侵攻し歌姫になるのだ! エヘッ!」
いつも明るく笑顔で元気に前向きなエヘ幽霊。
「どんな夢だ。どんな。」
呆れる女将さん。
「私はもう死んでいる。ニューヒロインの誕生ね。エヘッ!」
開き直るエヘ幽霊。
「これ以上はもっと細かい設定を詰めないと無理だね。」
女将さんは提案する。
「ネズミの魔王はマウス・キング。あだ名はミッキー・マウス? それともトッポジージョ? トムとジェリー?」
おみっちゃんは安易に勇者に倒された魔王の名前を考える。
「見てると別にネズミと関係なくていいんだね。マイケルとかブラピとかでもいいんじゃないかい? トム・クルーズでも問題ないみたいだし。トムとジェリー的に。」
名前が被る。名前が同じでも問題はないみたいだ。
「でも法則を決めないと大変だから、ネズミの魔王はマウス・キングにしよう。」
こうしてネズミの魔王の名前が決まった。
「ということはマウス・キングの子供の名前はマウス・キング・ジュニア。それかバハムート・マウスにしようかしら?」
「勝手に私の名前をネズミに着けるな!」
バハから苦情が入る。
「なによ。あなただって元々は巨大魚の名前じゃない! それが日本のゲーム業界の性で竜になっただけでしょ! 今度はネズミになりなさいよ!」
おみっちゃんの言い分は筋が通っている。
「そういえば! 昔、ウサギの耳長族というラビットがいて、そこのキャラクターの名前はラビだったような!?」
簡易な先輩はたくさんいる。
「マウスに置き換えると、マウ。マウスのマウ。それかラット。でもラットはネズミ直接過ぎね。やっぱりマウにしよう。」
魔王の子供の名前が決まった。その名もマウ。
「いや~めでたしめでたしですね。エヘッ!」
便秘が解消されたエヘ幽霊であった。
「さあ! 次回はイギリス女王の就任式ですよ! エヘッ!」
物語はクライマックスへ。
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