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エヘッ! 17
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「やって来ました! マンチェスター!」
おみっちゃんたちは観光都市マンチェスターにやって来た。
「ここにも皇族はいませんね。」
ダイアナのプチ情報。
「大丈夫なのかい? さっさと話を進めなくて。最後の戦いができなくなっちゃうよ。」
女将さんは心配性。なぜなら既に8万5000字を超えている。あと1万5000字で10万字達成の終わりである。
「でも、ここはロンドンじゃありませんよ。どうしましょう?」
困ってしまうおみっちゃん。
「一層のことロンドンまでワープしちゃいましょうか? そうじゃないと困りますよね。エヘッ!」
後先っも考えることができるエヘ幽霊。
「ロンドンに行こう! それで全て解決だ!」
「おお!」
おみっちゃんたちは最終決戦のためにロンドンに向かう。
「私はイギリスの女王になる!」
惜しい! シャーロットを主人公で書いていれば盛り上がりも違っただろう。
「ダブル・ヒロインっていう手もあるよ?」
おみっちゃんとシャーロットの二人がヒロインである。
「私の夢は江戸で歌姫になる! エヘッ!」
エヘ幽霊の夢は歌姫になること。
「私はイギリスの女王になる! シャキーン!」
シャーロットはイギリスの女王になることが目標である。
「いいね! 目標が明確だ!」
女将さんは大絶賛。
「目標が明確だと、やることが分かっているから前に進めますね。」
ダイアナも保護者目線である。
「ワープするぞ! ロンドン!」
「おお!」
「さよなら! マンチェスター!」
「おお!」
「忍法! ワープの術! エヘッ!」
こうしておみっちゃんたちはロンドンのエリザベス女王に会うためにロンドンにワープした。
「やって来ました! ロンドン!」
おみちゃんたちはイギリスの首都ロンドンにやって来た。
「バッキンガム宮殿にエリザベス女王はいますよ!」
ダイアナのプチ情報。
「行こう! ベルサイユ宮殿!」
本気でふざけるおみっちゃん。
「だからバッキンガム宮殿だって!」
呆れる女将さん。
「そうでした。エヘッ!」
いつも明るく笑顔で元気に前向きなエヘ幽霊。
「大きな宮殿!?」
おみちゃんたちはバッキンガム宮殿にたどり着いた。
「これだけの大きな宮殿を建てるんだったら、世界の恵まれない子供たちに寄付すれば、どれだけ多くの小さな命を救えたか分かりませんね。」
たまにまともなことを言うおみっちゃん。
「あんた熱でもあるんじゃないか?」
心配する女将さん。
「よく言われます。エヘッ!」
笑って誤魔化すエヘ幽霊。
「分かったよ! 時空間忍術を使ってまでロンドンに来た理由が。」
女将さんは真相にたどり着いた。
「なんですか?」
興味津々のおみっちゃん。
「あんたの無駄口で尺を取り過ぎるんだよ。」
もちろん原因はおみっちゃんでした。
「ええー!? わたしですか!?」
侵害そうな顔をするおみっちゃん。
「なんか照れますね。エヘッ!」
カワイイので憎めないエヘ幽霊。
「褒めてない!」
女将さん、シャーロット、ダイアナの三人の息がぴったり。
「みなさんで褒めなくてもいいのに。エヘッ!」
馬の耳に念仏のエヘ幽霊。
「ダメだこりゃ。」
「次、いってみよう。」
やっと物語が進む。
「ピンポーン! どちら様ですか? 孫のシャーロットです。どうぞ。お入りください。ありがとうございます。それでは失礼します。入っていいいって。」
シャーロットは一人ボケを覚えていた。
「だから、それは不法侵入だって。」
女将さんもなんも言えねえ。
「おばあ様! エリザベスおばあ様!」
シャーロットたちはバッキンガム宮殿の中に入った。
「どちら様? うちのシャーロットは死にましたよ。」
そこに一人の老婆がやって来る。
「エリザベスおばあ様!」
なんと老婆の正体はエリザベス女王であった。
「お、おまえは!? シャーロット!? 本当にシャーロットかい!?」
エリザベス女王はシャーロットの姿を見て驚く。
「ええ! 本物よ! 私はシャーロット! おばあ様の孫のシャーロットよ!」
シャーロットはエリザベス女王に涙ながらに駆け寄り抱き着く。
「ああ! シャーロット! 私の可愛い孫娘よ!」
エリザベス女王もシャーロットを抱きしめる。
「感動の再会ですね。エヘッ!」
エヘ幽霊の目にも涙。
「泣かせる話だね。」
女将さんも思わずもらい泣き。
「良かった。これで一安心です。」
ダイアナも肩の荷が下りた。
「カワイイ孫娘よ。尺がないから死んでちょうだい。」
いきなりエリザベス女王はナイフでシャーロットを突き刺した。
「え?」
咄嗟のことでかわせなかったシャーロットは血を流しながら地面に倒れ込む。
「シャーロット!?」
おみっちゃんたちは何が起こったのか分からない。
「お、おばあ・・・・・・さま。」
バタっとシャーロットは息絶えた。
「イヤー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
残酷な光景を見たおみっちゃんの叫ぶ声が木霊する。
「どうして!? どうしてカワイイ孫娘のシャーロットを殺すんだい!?」
女将さんはエリザベス女王に質問する。
「悪いのはおまえたちだ! おまえたちが悪いんだ!」
逆に食って掛かるエリザベス女王。
「どうして私たちが悪いのよ?」
納得いかないおみっちゃん。
「おまえたちが目立ち過ぎて、無駄話が多くて、正式にカワイイ孫娘のシャーロットに王位を譲る展開にできなかったんだろうが!」
逆ギレするエリザベス女王。
「ええー!? 悪いのはわたしですか!?」
はい。その通りです。
「ごめんなさい! シャーロット! 安らかに眠れ!」
おみちゃんはお星さまにシャーロットの成仏を願った。
「眠れなかったんですけど。シャキーン!」
そこの地縛霊シャーロットが現れた。
「シャーロット!?」
死んだシャーロットの登場におみっちゃんたちは驚く。
「あんた!? 死んだはずじゃ!?」
おみちゃんはシャーロットに尋ねてみた。
「はい。私も足はありませんよ。」
シャーロットの足は幽霊なのでなかった。
「ということは私、シャーロット、ダイアナ。うちのパーティーは3人も幽霊がいるのか!?」
類は友を呼ぶ。
「じゃあ、女将さんはネクロマンサーですね。エヘッ!」
可愛く笑って見せるエヘ幽霊。
「誰が死人使いだ。私はこれでも立派な妖怪だ。」
女将さんの正体は妖怪であった。
「アッハッハッハー!」
おみっちゃんたちに笑顔が戻る。
「あの私のことを忘れんでもらえるかね。」
エリザベス女王が声をかけてくる。
「おっと!? 忘れてた!?」
うっかりおみっちゃん。
「私の女王の座は渡さんぞ!」
立ちはだかるエリザベス女王。
「私たち死んで幽霊なので、もうイギリス女王の座も要らないんですけど。」
「そうそう。死んじゃったら女王になれないもんね。」
死んでしまったので、おみちゃんやシャーロットはイギリスの女王に未練はなかった。
「甘い!」
抗議するエリザベス女王。
「死んでもイギリスの女王にはなれるぞ!」
豪語するエリザベス女王。
「どうやってなるんですか?」
おみっちゃんは尋ねてみた。
「だって私も幽霊だもん。」
なんとエリザベス女王の正体は幽霊だった。
「なんですと!?」
真実に驚愕するおみっちゃんたち。
「ではエリザベス女王!? あなたは死んでいるんですか!?」
「その通り。私は70才位で死んだんだけど、イギリスの女王を引き継げる人がいなかったので、次の女王が現れるまで幽霊になってもイギリスの女王の職務を行っていたんだよ。」
今明かされるエリザベス女王の真相。
「なんてこった!? てえへんだい!?」
驚きすぎて言葉が江戸っ子になるおみっちゃん。
「死んで幽霊になってもイギリスの女王になれるんなら話は別。私たちでシャーロットをイギリスの女王にしようじゃないか!」
女将さんはシャーロットをイギリスの女王にするつもりである。
「おみっちゃん、歌っちゃいな。」
女将さんはおみっちゃんに歌を歌う許可を出す。
「はい! それでは遠慮なく!」
おみっちゃんは大好きな歌を歌う気満々である。
「耳栓用意!」
女将さん、ダイアナ、シャーロットは耳栓をする。
「1番! おみっちゃん歌います! 曲はイギリス国家!」
おみっちゃんが歌を歌い出す。
「国歌が聞けるの? それもいいわね。どうぞ。歌ってちょうだい。」
エリザベス女王はおみっちゃんの歌を聞く気満々であった。
「ガガガガガガガガッガガガガガアッガガガガガガガガガガガガガッガガガガガガ! ガガガガガガガガッガガガガガアッガガガガガガガガガガガガガッガガガガガガ! ガガガガガガガガッガガガガガアッガガガガガガガガガガガガガッガガガガガガ!」
おみちゃんは極度の音痴でデスボイスの持ち主であった。
「痛い!? 耳が痛い!? 脳みそが割れそうだ!?」
エリザベス女王は苦しがる。
「ガガガガガガガガッガガガガガアッガガガガガガガガガガガガガッガガガガガガ! ガガガガガガガガッガガガガガアッガガガガガガガガガガガガガッガガガガガガ! ガガガガガガガガッガガガガガアッガガガガガガガガガガガガガッガガガガガガ!」
さらに気持ち良く歌を歌い続けるおみっちゃん。
「バカな!? 私は幽霊だぞ!? ギャアアアアアアー!」
困惑するエリザベス女王。
「おみっちゃんの歌声は幽霊にも効くのさ。」
恐るべしおみっちゃんの歌声。
「ご清聴ありがとうございました! ああ~気持ち良かった! エヘッ!」
歌うだけで世界を平和にするエヘ幽霊。
「あれ? エリザベス女王がいない? どこに行ったのかな?」
当の本人は何も知らない。
「さあ! シャーロット! あなたが次期イギリスの女王様よ!」
エリザベス女王はいなくなった。
「私がイギリスの女王になれるのもおみっちゃん、女将さん、ダイアナおばあ様、みんなのおかげよ。ありがとう!」
こうして物語は平和に終わるかに見えた。
「次のイギリスの女王は私だよ!」
そこに一人のおばあちゃんが現れた。
「アンおばあ様!?」
現れたのはエリザベス女王の娘のアン王女だった。
つづく。
おみっちゃんたちは観光都市マンチェスターにやって来た。
「ここにも皇族はいませんね。」
ダイアナのプチ情報。
「大丈夫なのかい? さっさと話を進めなくて。最後の戦いができなくなっちゃうよ。」
女将さんは心配性。なぜなら既に8万5000字を超えている。あと1万5000字で10万字達成の終わりである。
「でも、ここはロンドンじゃありませんよ。どうしましょう?」
困ってしまうおみっちゃん。
「一層のことロンドンまでワープしちゃいましょうか? そうじゃないと困りますよね。エヘッ!」
後先っも考えることができるエヘ幽霊。
「ロンドンに行こう! それで全て解決だ!」
「おお!」
おみっちゃんたちは最終決戦のためにロンドンに向かう。
「私はイギリスの女王になる!」
惜しい! シャーロットを主人公で書いていれば盛り上がりも違っただろう。
「ダブル・ヒロインっていう手もあるよ?」
おみっちゃんとシャーロットの二人がヒロインである。
「私の夢は江戸で歌姫になる! エヘッ!」
エヘ幽霊の夢は歌姫になること。
「私はイギリスの女王になる! シャキーン!」
シャーロットはイギリスの女王になることが目標である。
「いいね! 目標が明確だ!」
女将さんは大絶賛。
「目標が明確だと、やることが分かっているから前に進めますね。」
ダイアナも保護者目線である。
「ワープするぞ! ロンドン!」
「おお!」
「さよなら! マンチェスター!」
「おお!」
「忍法! ワープの術! エヘッ!」
こうしておみっちゃんたちはロンドンのエリザベス女王に会うためにロンドンにワープした。
「やって来ました! ロンドン!」
おみちゃんたちはイギリスの首都ロンドンにやって来た。
「バッキンガム宮殿にエリザベス女王はいますよ!」
ダイアナのプチ情報。
「行こう! ベルサイユ宮殿!」
本気でふざけるおみっちゃん。
「だからバッキンガム宮殿だって!」
呆れる女将さん。
「そうでした。エヘッ!」
いつも明るく笑顔で元気に前向きなエヘ幽霊。
「大きな宮殿!?」
おみちゃんたちはバッキンガム宮殿にたどり着いた。
「これだけの大きな宮殿を建てるんだったら、世界の恵まれない子供たちに寄付すれば、どれだけ多くの小さな命を救えたか分かりませんね。」
たまにまともなことを言うおみっちゃん。
「あんた熱でもあるんじゃないか?」
心配する女将さん。
「よく言われます。エヘッ!」
笑って誤魔化すエヘ幽霊。
「分かったよ! 時空間忍術を使ってまでロンドンに来た理由が。」
女将さんは真相にたどり着いた。
「なんですか?」
興味津々のおみっちゃん。
「あんたの無駄口で尺を取り過ぎるんだよ。」
もちろん原因はおみっちゃんでした。
「ええー!? わたしですか!?」
侵害そうな顔をするおみっちゃん。
「なんか照れますね。エヘッ!」
カワイイので憎めないエヘ幽霊。
「褒めてない!」
女将さん、シャーロット、ダイアナの三人の息がぴったり。
「みなさんで褒めなくてもいいのに。エヘッ!」
馬の耳に念仏のエヘ幽霊。
「ダメだこりゃ。」
「次、いってみよう。」
やっと物語が進む。
「ピンポーン! どちら様ですか? 孫のシャーロットです。どうぞ。お入りください。ありがとうございます。それでは失礼します。入っていいいって。」
シャーロットは一人ボケを覚えていた。
「だから、それは不法侵入だって。」
女将さんもなんも言えねえ。
「おばあ様! エリザベスおばあ様!」
シャーロットたちはバッキンガム宮殿の中に入った。
「どちら様? うちのシャーロットは死にましたよ。」
そこに一人の老婆がやって来る。
「エリザベスおばあ様!」
なんと老婆の正体はエリザベス女王であった。
「お、おまえは!? シャーロット!? 本当にシャーロットかい!?」
エリザベス女王はシャーロットの姿を見て驚く。
「ええ! 本物よ! 私はシャーロット! おばあ様の孫のシャーロットよ!」
シャーロットはエリザベス女王に涙ながらに駆け寄り抱き着く。
「ああ! シャーロット! 私の可愛い孫娘よ!」
エリザベス女王もシャーロットを抱きしめる。
「感動の再会ですね。エヘッ!」
エヘ幽霊の目にも涙。
「泣かせる話だね。」
女将さんも思わずもらい泣き。
「良かった。これで一安心です。」
ダイアナも肩の荷が下りた。
「カワイイ孫娘よ。尺がないから死んでちょうだい。」
いきなりエリザベス女王はナイフでシャーロットを突き刺した。
「え?」
咄嗟のことでかわせなかったシャーロットは血を流しながら地面に倒れ込む。
「シャーロット!?」
おみっちゃんたちは何が起こったのか分からない。
「お、おばあ・・・・・・さま。」
バタっとシャーロットは息絶えた。
「イヤー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
残酷な光景を見たおみっちゃんの叫ぶ声が木霊する。
「どうして!? どうしてカワイイ孫娘のシャーロットを殺すんだい!?」
女将さんはエリザベス女王に質問する。
「悪いのはおまえたちだ! おまえたちが悪いんだ!」
逆に食って掛かるエリザベス女王。
「どうして私たちが悪いのよ?」
納得いかないおみっちゃん。
「おまえたちが目立ち過ぎて、無駄話が多くて、正式にカワイイ孫娘のシャーロットに王位を譲る展開にできなかったんだろうが!」
逆ギレするエリザベス女王。
「ええー!? 悪いのはわたしですか!?」
はい。その通りです。
「ごめんなさい! シャーロット! 安らかに眠れ!」
おみちゃんはお星さまにシャーロットの成仏を願った。
「眠れなかったんですけど。シャキーン!」
そこの地縛霊シャーロットが現れた。
「シャーロット!?」
死んだシャーロットの登場におみっちゃんたちは驚く。
「あんた!? 死んだはずじゃ!?」
おみちゃんはシャーロットに尋ねてみた。
「はい。私も足はありませんよ。」
シャーロットの足は幽霊なのでなかった。
「ということは私、シャーロット、ダイアナ。うちのパーティーは3人も幽霊がいるのか!?」
類は友を呼ぶ。
「じゃあ、女将さんはネクロマンサーですね。エヘッ!」
可愛く笑って見せるエヘ幽霊。
「誰が死人使いだ。私はこれでも立派な妖怪だ。」
女将さんの正体は妖怪であった。
「アッハッハッハー!」
おみっちゃんたちに笑顔が戻る。
「あの私のことを忘れんでもらえるかね。」
エリザベス女王が声をかけてくる。
「おっと!? 忘れてた!?」
うっかりおみっちゃん。
「私の女王の座は渡さんぞ!」
立ちはだかるエリザベス女王。
「私たち死んで幽霊なので、もうイギリス女王の座も要らないんですけど。」
「そうそう。死んじゃったら女王になれないもんね。」
死んでしまったので、おみちゃんやシャーロットはイギリスの女王に未練はなかった。
「甘い!」
抗議するエリザベス女王。
「死んでもイギリスの女王にはなれるぞ!」
豪語するエリザベス女王。
「どうやってなるんですか?」
おみっちゃんは尋ねてみた。
「だって私も幽霊だもん。」
なんとエリザベス女王の正体は幽霊だった。
「なんですと!?」
真実に驚愕するおみっちゃんたち。
「ではエリザベス女王!? あなたは死んでいるんですか!?」
「その通り。私は70才位で死んだんだけど、イギリスの女王を引き継げる人がいなかったので、次の女王が現れるまで幽霊になってもイギリスの女王の職務を行っていたんだよ。」
今明かされるエリザベス女王の真相。
「なんてこった!? てえへんだい!?」
驚きすぎて言葉が江戸っ子になるおみっちゃん。
「死んで幽霊になってもイギリスの女王になれるんなら話は別。私たちでシャーロットをイギリスの女王にしようじゃないか!」
女将さんはシャーロットをイギリスの女王にするつもりである。
「おみっちゃん、歌っちゃいな。」
女将さんはおみっちゃんに歌を歌う許可を出す。
「はい! それでは遠慮なく!」
おみっちゃんは大好きな歌を歌う気満々である。
「耳栓用意!」
女将さん、ダイアナ、シャーロットは耳栓をする。
「1番! おみっちゃん歌います! 曲はイギリス国家!」
おみっちゃんが歌を歌い出す。
「国歌が聞けるの? それもいいわね。どうぞ。歌ってちょうだい。」
エリザベス女王はおみっちゃんの歌を聞く気満々であった。
「ガガガガガガガガッガガガガガアッガガガガガガガガガガガガガッガガガガガガ! ガガガガガガガガッガガガガガアッガガガガガガガガガガガガガッガガガガガガ! ガガガガガガガガッガガガガガアッガガガガガガガガガガガガガッガガガガガガ!」
おみちゃんは極度の音痴でデスボイスの持ち主であった。
「痛い!? 耳が痛い!? 脳みそが割れそうだ!?」
エリザベス女王は苦しがる。
「ガガガガガガガガッガガガガガアッガガガガガガガガガガガガガッガガガガガガ! ガガガガガガガガッガガガガガアッガガガガガガガガガガガガガッガガガガガガ! ガガガガガガガガッガガガガガアッガガガガガガガガガガガガガッガガガガガガ!」
さらに気持ち良く歌を歌い続けるおみっちゃん。
「バカな!? 私は幽霊だぞ!? ギャアアアアアアー!」
困惑するエリザベス女王。
「おみっちゃんの歌声は幽霊にも効くのさ。」
恐るべしおみっちゃんの歌声。
「ご清聴ありがとうございました! ああ~気持ち良かった! エヘッ!」
歌うだけで世界を平和にするエヘ幽霊。
「あれ? エリザベス女王がいない? どこに行ったのかな?」
当の本人は何も知らない。
「さあ! シャーロット! あなたが次期イギリスの女王様よ!」
エリザベス女王はいなくなった。
「私がイギリスの女王になれるのもおみっちゃん、女将さん、ダイアナおばあ様、みんなのおかげよ。ありがとう!」
こうして物語は平和に終わるかに見えた。
「次のイギリスの女王は私だよ!」
そこに一人のおばあちゃんが現れた。
「アンおばあ様!?」
現れたのはエリザベス女王の娘のアン王女だった。
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