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エヘッ! 16
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「いらっしゃいませ! 美味しい! 美味しい! お茶とお団子ですよ!」
おみっちゃんは夢を叶えるために今日も茶店のバイトに勤しんでいる。
「バイト中のスマホは取り上げて売り飛ばすからね! 内部情報をSNSに投稿するなんてもってのほかだよ!」
風紀に厳しい女将さん。
「色々な村に行きましたね。エヘッ!」
おみっちゃんの夢はお江戸で歌姫になることなので、諸国を漫遊記してお金を貯めている。
「最近のおみっちゃんはたるんでいるよ! サボって仕事中に歌を歌いすぎだ!」
女将さんは不真面目なおみっちゃんの勤務態度に怒っていた。
「でも、私が歌を歌わないと悪い鬼を退治できないんですが。」
おみっちゃんは正義のために仕事をサボって歌を歌っている。
「そんなことは知らないよ。あんたがサボる度に茶店の売り上げが下がるんだよ。いいかい! これからは仕事が落ち着くまでは仕事をサボることは許さないからね! サボったら首だよ! クビ!」
おみっちゃんを脅す女将さん。
「仕方がない。夢を叶えるために耐えよう。」
夢を叶えるためには何かを斬り捨てることも必要である。
「キャアアアアアアー!」
その時、悲鳴が聞こえてきた。
「鬼だ! 鬼が現れたぞ!」
村を鬼が襲撃している。
「出てこい! おみっちゃん! 出てこないと村を焼き尽くすぞ! ヒーハー!」
無鬼が村で暴れておみっちゃんを指名している。
「残念ですが、私はアルバイトの最中です。あなたと遊んであげられません。」
意外に真面目なおみっちゃん。
「なにを!? バイトと村人の命。どちらが大切なんだ?」
無鬼はおみっちゃんに究極の選択を迫る。
「バイト。だって女将さんが怖いんだもの。」
おみっちゃんは女将さんには頭が上がらない。
「なんて奴だ!? 村人を助けることよりも自分の身を案じるとは!? ヒロインの風上にもおけん! 最低だ!」
無鬼はおみっちゃんを貶す。
「大丈夫! おみっちゃんの代わりに私たちが戦う!」
そこに何者かが現れる。
「何者だ!?」
無鬼はワザとらしく尋ねる。
「私はガッキ―! おまえみたいな悪い奴は食べちゃうぞ!」
現れたのは餓鬼のガッキー。
「ガッキー! 久しぶり!」
おみっちゃんはガッキーと再会を果たす。
「おみっちゃん。元気だった? おみっちゃんがバイト中で戦えない時は私が戦うね。アハッ!」
ガッキー参戦。
「がんばれ! ガッキー!」
おみっちゃんとガッキーは友情で結ばれていた、
「小癪な! 雑魚鬼ども! やってしまえ!」
無鬼は雑魚鬼たちに命令する。
「ザコザコ!」
雑魚鬼たちがガッキーを攻撃する。
「くらえ! 必殺! 無限捕食!」
ガッキーが雑魚鬼たちを食べ始めた。
「ギャアアアアアアー! 助けて!」
ガッキーに食べられていく雑魚鬼たち。
「え・・・・・・。」
無鬼は気持ち悪くて、その光景に絶句した。
「さあ! 残ったのはおまえ一人だ! おまえも食べてやるぞ!」
ガッキーは次の獲物にターゲットを絞った。
「俺は美味しくないので食べないで下さい。」
丁重にお断りする無鬼。
「いただきます!」
襲い掛かるガッキー。
「こうなったらおまえを無気力にしてやる! 必殺! 気力奪い!」
無鬼はガッキーから気力を奪った。
「ギャアアアアアアー! 食欲がなくなって、やる気がでないよ・・・・・・。」
ガッキーは無気力になった。
「見たか! この俺様の実力を! ワッハッハー!」
無鬼はガッキーを倒した。
「待たせたな! 無鬼!」
そこにおみっちゃんが現れる。
「出たな! おみっちゃん! もうアルバイトは終わったのか?」
さりげなくおみっちゃんの心配をしてくれる優しい無鬼。
「違う! 今は休憩時間だ!」
おみっちゃんのバイトは続いている。
「おみっちゃん。おまえも無気力にしてアルバイトが出来なくしてやる!」
無鬼はおみっちゃんも無気力にするつもりである。
「そうはさせないぞ! 私の接客やお皿洗いの努力をおまえに見せてやる! 私の歌を聞け!」
戦う気満々のおみっちゃん。
「え!? それって接客サービスやお皿洗いは関係ないじゃん!?」
無鬼は正しいことを言う。
「1番! おみっちゃんが歌います! 曲はアルバイトって厳しい! ガガガガガガガガッガガガガガアッガガガガガガガガガガガガガッガガガガガガ! ガガガガガガガガッガガガガガアッガガガガガガガガガガガガガッガガガガガガ! ガガガガガガガガッガガガガガアッガガガガガガガガガガガガガッガガガガガガ!」
おみっちゃんは極度の音痴でデスボイスの持ち主であった。
「ギャアアアアアアー! 頭が割れそうだ! 覚えていろよ!」
無鬼は去って行った。
「ご清聴ありがとうございました! ああ~気持ち良かった! エヘッ!」
ご満悦なエヘ幽霊。
「あ!? もうバイトの休憩時間が終わっちゃう!? ガッキーは置いておこう。」
おみっちゃんは茶店に戻って行った。
「やる気がでないよ・・・・・・。」
ガッキーは忘れ去られる。
「いらっしゃいませ! 美味しい! 美味しい! お茶とお団子ですよ! エヘッ!」
今日も茶店の歌姫は一生懸命に働くのであった。
つづく。
おまけ。
「なんだかな? もうネタ切れの何でもありじゃん。タイトルが仮面ライダーやガンダムでなかったら、誰も見ないレベルじゃん・・・・・・。」
仮面ライダー50周年の特番を見た。
「タイトルが同じで基本、同じことの繰り返しなのだが、同タイトルの作品とは違いすぎる設定。」
これネタがないってやつですよね。例えるとおみっちゃんで人間界、魔界、天界、宇宙とやってもう同タイトルではやることがないみたいな。
「そこで最初に戻った茶店の歌姫は素晴らしい。」
仮面ライダー昭和は流れがあるけど、平成ライダーから別タイトルの作品だわ。ただ知名度的に仮面ライダーとつけないと誰にも見てもらえないという不安からタイトルを変えれないだけも製作サイド。
「プロがこれで作品を作っていて、素人が細かいことを気にしているのがバカバカしくなってきた。」
類似やパクリばっかりで延命の永遠に作品を続けているだけでプロはいいんだね。
「仮面ライダー商法と同じなのが戦隊シリーズ、ウルトラマン、ガンダムとか。」
確かに続けていないダンバインやエルガイムじゃ知らない人が多すぎる。
「ラブライブも場所を変えるだけで毎回アイドルを目指すんだから同じ内容の繰り返し。」
盛り上がるのは立ち上げから成功するまでですから。そこだけ繰り返して同じタイトルでやってるんだからセコイ。
「ガンダムも、シャアとアムロが出ないのはガンダムではない。」
よく言われることだ。タイトル変えて他の作品としてやれ。新作が描けないからって古いハサウェイなんかすな。
「結論。低レベルでも一度売れた作品のタイトルで続ける方がアホな金持ちのファンがお金を落としてくれる。仮面ライダーを永遠に作り続けてお金にしがみついてる製作サイドのスタッフの表情の悪代官なこと。テレビに出ない方が良かったんじゃないかな?」
だから、どんどん飽きてテレビを見なくなり、ユーチューブで大食いを見ている方が面白いになっているんだろう。
おしまい。
おみっちゃんは夢を叶えるために今日も茶店のバイトに勤しんでいる。
「バイト中のスマホは取り上げて売り飛ばすからね! 内部情報をSNSに投稿するなんてもってのほかだよ!」
風紀に厳しい女将さん。
「色々な村に行きましたね。エヘッ!」
おみっちゃんの夢はお江戸で歌姫になることなので、諸国を漫遊記してお金を貯めている。
「最近のおみっちゃんはたるんでいるよ! サボって仕事中に歌を歌いすぎだ!」
女将さんは不真面目なおみっちゃんの勤務態度に怒っていた。
「でも、私が歌を歌わないと悪い鬼を退治できないんですが。」
おみっちゃんは正義のために仕事をサボって歌を歌っている。
「そんなことは知らないよ。あんたがサボる度に茶店の売り上げが下がるんだよ。いいかい! これからは仕事が落ち着くまでは仕事をサボることは許さないからね! サボったら首だよ! クビ!」
おみっちゃんを脅す女将さん。
「仕方がない。夢を叶えるために耐えよう。」
夢を叶えるためには何かを斬り捨てることも必要である。
「キャアアアアアアー!」
その時、悲鳴が聞こえてきた。
「鬼だ! 鬼が現れたぞ!」
村を鬼が襲撃している。
「出てこい! おみっちゃん! 出てこないと村を焼き尽くすぞ! ヒーハー!」
無鬼が村で暴れておみっちゃんを指名している。
「残念ですが、私はアルバイトの最中です。あなたと遊んであげられません。」
意外に真面目なおみっちゃん。
「なにを!? バイトと村人の命。どちらが大切なんだ?」
無鬼はおみっちゃんに究極の選択を迫る。
「バイト。だって女将さんが怖いんだもの。」
おみっちゃんは女将さんには頭が上がらない。
「なんて奴だ!? 村人を助けることよりも自分の身を案じるとは!? ヒロインの風上にもおけん! 最低だ!」
無鬼はおみっちゃんを貶す。
「大丈夫! おみっちゃんの代わりに私たちが戦う!」
そこに何者かが現れる。
「何者だ!?」
無鬼はワザとらしく尋ねる。
「私はガッキ―! おまえみたいな悪い奴は食べちゃうぞ!」
現れたのは餓鬼のガッキー。
「ガッキー! 久しぶり!」
おみっちゃんはガッキーと再会を果たす。
「おみっちゃん。元気だった? おみっちゃんがバイト中で戦えない時は私が戦うね。アハッ!」
ガッキー参戦。
「がんばれ! ガッキー!」
おみっちゃんとガッキーは友情で結ばれていた、
「小癪な! 雑魚鬼ども! やってしまえ!」
無鬼は雑魚鬼たちに命令する。
「ザコザコ!」
雑魚鬼たちがガッキーを攻撃する。
「くらえ! 必殺! 無限捕食!」
ガッキーが雑魚鬼たちを食べ始めた。
「ギャアアアアアアー! 助けて!」
ガッキーに食べられていく雑魚鬼たち。
「え・・・・・・。」
無鬼は気持ち悪くて、その光景に絶句した。
「さあ! 残ったのはおまえ一人だ! おまえも食べてやるぞ!」
ガッキーは次の獲物にターゲットを絞った。
「俺は美味しくないので食べないで下さい。」
丁重にお断りする無鬼。
「いただきます!」
襲い掛かるガッキー。
「こうなったらおまえを無気力にしてやる! 必殺! 気力奪い!」
無鬼はガッキーから気力を奪った。
「ギャアアアアアアー! 食欲がなくなって、やる気がでないよ・・・・・・。」
ガッキーは無気力になった。
「見たか! この俺様の実力を! ワッハッハー!」
無鬼はガッキーを倒した。
「待たせたな! 無鬼!」
そこにおみっちゃんが現れる。
「出たな! おみっちゃん! もうアルバイトは終わったのか?」
さりげなくおみっちゃんの心配をしてくれる優しい無鬼。
「違う! 今は休憩時間だ!」
おみっちゃんのバイトは続いている。
「おみっちゃん。おまえも無気力にしてアルバイトが出来なくしてやる!」
無鬼はおみっちゃんも無気力にするつもりである。
「そうはさせないぞ! 私の接客やお皿洗いの努力をおまえに見せてやる! 私の歌を聞け!」
戦う気満々のおみっちゃん。
「え!? それって接客サービスやお皿洗いは関係ないじゃん!?」
無鬼は正しいことを言う。
「1番! おみっちゃんが歌います! 曲はアルバイトって厳しい! ガガガガガガガガッガガガガガアッガガガガガガガガガガガガガッガガガガガガ! ガガガガガガガガッガガガガガアッガガガガガガガガガガガガガッガガガガガガ! ガガガガガガガガッガガガガガアッガガガガガガガガガガガガガッガガガガガガ!」
おみっちゃんは極度の音痴でデスボイスの持ち主であった。
「ギャアアアアアアー! 頭が割れそうだ! 覚えていろよ!」
無鬼は去って行った。
「ご清聴ありがとうございました! ああ~気持ち良かった! エヘッ!」
ご満悦なエヘ幽霊。
「あ!? もうバイトの休憩時間が終わっちゃう!? ガッキーは置いておこう。」
おみっちゃんは茶店に戻って行った。
「やる気がでないよ・・・・・・。」
ガッキーは忘れ去られる。
「いらっしゃいませ! 美味しい! 美味しい! お茶とお団子ですよ! エヘッ!」
今日も茶店の歌姫は一生懸命に働くのであった。
つづく。
おまけ。
「なんだかな? もうネタ切れの何でもありじゃん。タイトルが仮面ライダーやガンダムでなかったら、誰も見ないレベルじゃん・・・・・・。」
仮面ライダー50周年の特番を見た。
「タイトルが同じで基本、同じことの繰り返しなのだが、同タイトルの作品とは違いすぎる設定。」
これネタがないってやつですよね。例えるとおみっちゃんで人間界、魔界、天界、宇宙とやってもう同タイトルではやることがないみたいな。
「そこで最初に戻った茶店の歌姫は素晴らしい。」
仮面ライダー昭和は流れがあるけど、平成ライダーから別タイトルの作品だわ。ただ知名度的に仮面ライダーとつけないと誰にも見てもらえないという不安からタイトルを変えれないだけも製作サイド。
「プロがこれで作品を作っていて、素人が細かいことを気にしているのがバカバカしくなってきた。」
類似やパクリばっかりで延命の永遠に作品を続けているだけでプロはいいんだね。
「仮面ライダー商法と同じなのが戦隊シリーズ、ウルトラマン、ガンダムとか。」
確かに続けていないダンバインやエルガイムじゃ知らない人が多すぎる。
「ラブライブも場所を変えるだけで毎回アイドルを目指すんだから同じ内容の繰り返し。」
盛り上がるのは立ち上げから成功するまでですから。そこだけ繰り返して同じタイトルでやってるんだからセコイ。
「ガンダムも、シャアとアムロが出ないのはガンダムではない。」
よく言われることだ。タイトル変えて他の作品としてやれ。新作が描けないからって古いハサウェイなんかすな。
「結論。低レベルでも一度売れた作品のタイトルで続ける方がアホな金持ちのファンがお金を落としてくれる。仮面ライダーを永遠に作り続けてお金にしがみついてる製作サイドのスタッフの表情の悪代官なこと。テレビに出ない方が良かったんじゃないかな?」
だから、どんどん飽きてテレビを見なくなり、ユーチューブで大食いを見ている方が面白いになっているんだろう。
おしまい。
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