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ポーちゃんと愛ちゃん
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「おはよう! 愛ちゃん!」
隕石事件以来ポーちゃんは久しぶりに学校に登校した。鈴木愛はポーちゃんのクラスメイト。
「ポーちゃん! 元気だった?」
「疲れた。疲れた。ゴットカードのイベントをやってたら疲れちゃった。」
ポーちゃんはずる休みで家でゲームをして遊んでいた。
「あ~、私は魔王を倒したんだけど、魔王の第二形態で勝てなかったわ。」
愛ちゃんは魔王ドラゴン・キングの竜の姿まで進んだ。
「そうなんだ。私は勇者トロを倒したよ。」
ポーちゃんは全イベント・ステージをクリアした。
「ええ!? 勇者トロ!?」
「あ~、愛ちゃん魔王を倒してないから知らないんだ。魔王を倒した後の展開を。ニタッ。」
ポーちゃんは得意げに笑う。
「でもでも、魔王を倒した人たちってネットでも石油王クラスの課金者しか無理って書いてあったよ。まさか!? ポーちゃん、親のクレジットカードを使ったの!? それって犯罪よ!?」
「違うわい! 私は無課金だ!」
ポーちゃんは貧乏な小学一年生の6才なので課金はできない。
「タマタマよ。たまたま。」
「ニャア~んだ。」
「ポーちゃん、今度のイベントは一緒に遊ぼうね。」
「うん。」
ケンカをしても分かり合えるのがお友達である。
「ポーちゃんのステータスを見せて。」
「いいよ。」
ポーちゃんは愛ちゃんに自分のステータスを見せる。
ポーちゃん
1075戦1071勝
お金7000円
素質
・物を投げる。「私に投げれないものはない!」
歩兵(下記のステータスに2枚被りの全ステータスが1.1倍が適応される。)
レベル80
HP160
MP160
攻撃力160
防御力160
素早さ160
魔法力160
運160
スキル
投石
投剣
投短剣 7連
火投石
火投剣
火投短剣 7連
タコ殴り
装備
武器 トロの剣
鎧 トロの鎧
頭 トロの兜
腕 トロの盾
装飾 トロの印
属性耐性
火 少し
水 なし
雷 なし
風 なし
土 なし
持ち物
ロナ王子の愛
「ポーちゃん、無茶苦茶強いね。でも、これだとゲームバランスが悪いから修正しよう。」
愛はポーちゃんのステータスに緊急メンテナンスを入れる。
「まず同じゴットカードの2枚被りで全ステータス2倍は異常なので、2枚被りで1.1倍にしよう。3枚被りで1.2倍と0.1ずつのアップ率にしよう。そうしないと課金しまくってもらえないもの。」
「愛ちゃん、おまえは運営か!?」
ゲームバランスの調整は大切である。
「次に戦歴とお金は持ち越しでも仕方がない。でも歩兵のレベル上限を70から50に下げよう。たかが歩兵だもんね。勇者トロと魔王ドラゴン・キングがレベル80だから歩兵がレベル70まで強くなれちゃうと勇者や魔王と変わらないのは大問題だよ。」
「ああ!? 私の歩兵さんが弱くなっちゃった!?」
ポーちゃんに権限はなかった。
「ポーちゃんの歩兵さん、変なスキルが多いわね。」
「創意工夫で編み出したんだ。アハッ!」
「ポーちゃん、装備が銅のシリーズのままなんだけど。あんた、本当にこんな装備で魔王を倒せたの?」
「た、た、倒したよ。」
シャドー・ナイトのことは秘密である。
「分かった。装備を変更するよ。竜の探求を完全にクリアした人に与えられる勇者トロシリーズの装備一式だ。」
歩兵さんの装備が勇者トロ仕様に変わった。
「カッコイイ! 歩兵さんが勇者になったみたいだ!」
歩兵さんんレベル上限が80にアップした。
「やったー! レベル上限の解放だ!」
これをイベント竜の探求の中で装備チェンジをしていれば良かったと思うぽー。しかし初イベントで装備を変えたり、新しい魔法を考える余裕はなかった。
「そ、そんな!? しまった!? 下げたレベルを上げられた!?」
嫉妬で難癖をつけてポーちゃんを困らせようとしたことを後悔する愛ちゃん。
「ポーちゃん。ロナ王子の愛って何?」
「魔王を倒すとね、勇者トロと戦うの。勇者トロは魔王ドラゴン・キングに倒されていて呪われた勇者になって悪霊として登場するの。それを勇者の私とラダトムのロナ王子の二人で協力して結婚して倒すの。」
「け、け、け、結婚!?」
「そうよ。愛の力で勇者トロを成仏させたら、イラマの温泉に新婚旅行に行って子作りするの。そこで生まれた子供が竜の探求2の主人公になるんだって。」
「すごい。そこまでできてるんだ。」
恐るべし! 竜の探求!
「あとレベル調整もしなくっちゃ。」
レベル160 呪われた勇者トロ(既に人ではない。)
レベル100 ロナ王子
レベル80 勇者トロ、魔王ドラゴン・キング
レベル50 兵士シリーズ、モンスターシリーズ
「これも主人公側の人数次第ね。ポーちゃんと私とミキちゃんの三人ならレベル100で3人で300として、勇者トロと魔王ドラゴン・キングの合成体レベル300位を倒すなんていうステージを、今回の竜の探求はソロプレイだったので、限界の上には行けなかったな。ショック。」
「でも限界を今回超えちゃうと、私一人では呪われた勇者トロを倒せなかったよ。」
実際にロナ王子と二人がかりであった。
「今回の1番の収穫は、心。ハートね! 紋章、オーブ、クリスタルに続く新しい象徴ね。」
まったくまだ何も考えていないので、これから考えよう。
「次のイベントにもステータスは引き継げるから、次のイベントは恐らく楽勝よね。次のイベントは信長のアンビションよ。」
「がんばるポー!」
「イベントまで一週間あるから対戦してレベル上げして、装備やお金とか身支度を整えましょう。」
「おお!」
つづく。
隕石事件以来ポーちゃんは久しぶりに学校に登校した。鈴木愛はポーちゃんのクラスメイト。
「ポーちゃん! 元気だった?」
「疲れた。疲れた。ゴットカードのイベントをやってたら疲れちゃった。」
ポーちゃんはずる休みで家でゲームをして遊んでいた。
「あ~、私は魔王を倒したんだけど、魔王の第二形態で勝てなかったわ。」
愛ちゃんは魔王ドラゴン・キングの竜の姿まで進んだ。
「そうなんだ。私は勇者トロを倒したよ。」
ポーちゃんは全イベント・ステージをクリアした。
「ええ!? 勇者トロ!?」
「あ~、愛ちゃん魔王を倒してないから知らないんだ。魔王を倒した後の展開を。ニタッ。」
ポーちゃんは得意げに笑う。
「でもでも、魔王を倒した人たちってネットでも石油王クラスの課金者しか無理って書いてあったよ。まさか!? ポーちゃん、親のクレジットカードを使ったの!? それって犯罪よ!?」
「違うわい! 私は無課金だ!」
ポーちゃんは貧乏な小学一年生の6才なので課金はできない。
「タマタマよ。たまたま。」
「ニャア~んだ。」
「ポーちゃん、今度のイベントは一緒に遊ぼうね。」
「うん。」
ケンカをしても分かり合えるのがお友達である。
「ポーちゃんのステータスを見せて。」
「いいよ。」
ポーちゃんは愛ちゃんに自分のステータスを見せる。
ポーちゃん
1075戦1071勝
お金7000円
素質
・物を投げる。「私に投げれないものはない!」
歩兵(下記のステータスに2枚被りの全ステータスが1.1倍が適応される。)
レベル80
HP160
MP160
攻撃力160
防御力160
素早さ160
魔法力160
運160
スキル
投石
投剣
投短剣 7連
火投石
火投剣
火投短剣 7連
タコ殴り
装備
武器 トロの剣
鎧 トロの鎧
頭 トロの兜
腕 トロの盾
装飾 トロの印
属性耐性
火 少し
水 なし
雷 なし
風 なし
土 なし
持ち物
ロナ王子の愛
「ポーちゃん、無茶苦茶強いね。でも、これだとゲームバランスが悪いから修正しよう。」
愛はポーちゃんのステータスに緊急メンテナンスを入れる。
「まず同じゴットカードの2枚被りで全ステータス2倍は異常なので、2枚被りで1.1倍にしよう。3枚被りで1.2倍と0.1ずつのアップ率にしよう。そうしないと課金しまくってもらえないもの。」
「愛ちゃん、おまえは運営か!?」
ゲームバランスの調整は大切である。
「次に戦歴とお金は持ち越しでも仕方がない。でも歩兵のレベル上限を70から50に下げよう。たかが歩兵だもんね。勇者トロと魔王ドラゴン・キングがレベル80だから歩兵がレベル70まで強くなれちゃうと勇者や魔王と変わらないのは大問題だよ。」
「ああ!? 私の歩兵さんが弱くなっちゃった!?」
ポーちゃんに権限はなかった。
「ポーちゃんの歩兵さん、変なスキルが多いわね。」
「創意工夫で編み出したんだ。アハッ!」
「ポーちゃん、装備が銅のシリーズのままなんだけど。あんた、本当にこんな装備で魔王を倒せたの?」
「た、た、倒したよ。」
シャドー・ナイトのことは秘密である。
「分かった。装備を変更するよ。竜の探求を完全にクリアした人に与えられる勇者トロシリーズの装備一式だ。」
歩兵さんの装備が勇者トロ仕様に変わった。
「カッコイイ! 歩兵さんが勇者になったみたいだ!」
歩兵さんんレベル上限が80にアップした。
「やったー! レベル上限の解放だ!」
これをイベント竜の探求の中で装備チェンジをしていれば良かったと思うぽー。しかし初イベントで装備を変えたり、新しい魔法を考える余裕はなかった。
「そ、そんな!? しまった!? 下げたレベルを上げられた!?」
嫉妬で難癖をつけてポーちゃんを困らせようとしたことを後悔する愛ちゃん。
「ポーちゃん。ロナ王子の愛って何?」
「魔王を倒すとね、勇者トロと戦うの。勇者トロは魔王ドラゴン・キングに倒されていて呪われた勇者になって悪霊として登場するの。それを勇者の私とラダトムのロナ王子の二人で協力して結婚して倒すの。」
「け、け、け、結婚!?」
「そうよ。愛の力で勇者トロを成仏させたら、イラマの温泉に新婚旅行に行って子作りするの。そこで生まれた子供が竜の探求2の主人公になるんだって。」
「すごい。そこまでできてるんだ。」
恐るべし! 竜の探求!
「あとレベル調整もしなくっちゃ。」
レベル160 呪われた勇者トロ(既に人ではない。)
レベル100 ロナ王子
レベル80 勇者トロ、魔王ドラゴン・キング
レベル50 兵士シリーズ、モンスターシリーズ
「これも主人公側の人数次第ね。ポーちゃんと私とミキちゃんの三人ならレベル100で3人で300として、勇者トロと魔王ドラゴン・キングの合成体レベル300位を倒すなんていうステージを、今回の竜の探求はソロプレイだったので、限界の上には行けなかったな。ショック。」
「でも限界を今回超えちゃうと、私一人では呪われた勇者トロを倒せなかったよ。」
実際にロナ王子と二人がかりであった。
「今回の1番の収穫は、心。ハートね! 紋章、オーブ、クリスタルに続く新しい象徴ね。」
まったくまだ何も考えていないので、これから考えよう。
「次のイベントにもステータスは引き継げるから、次のイベントは恐らく楽勝よね。次のイベントは信長のアンビションよ。」
「がんばるポー!」
「イベントまで一週間あるから対戦してレベル上げして、装備やお金とか身支度を整えましょう。」
「おお!」
つづく。
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