〇〇少女ワールド ２

復路 小田原中継所

「帰ってきたな！　〇〇少女！　俺の名前はカース！　カスカス少年のカースだ！」
　復路の小田原中継所でも○○少年のカスカス少年カースが待っていた。
「タイキック！」
「ギャアアアアアアー！」
　超能力少女真理亜の蹴りで星になったカスカス少年。
「これで思う存分創作が出来る。アハッ！」
　恐るべし〇〇少女。
「２０２０年、東京オリンピックは開催されなかった。」
　イマドキの世界観。
「地球は未知のウイルスに汚染された。」
　これも時事モノ。
「勿体ないので、そこに〇〇少女や○○少年を起用すればいいのである。」
　便利。
「テーマは、「そうだ！　冒険に出かけよう！」若しくは「世界を平和にしよう！」だ。」
　一人のテーマが一つで。全員が思いは同じと。
「ラノベって、アホ。どんどんストーリーのレベルが下がってきた。これでいいのか？　それでもこれがラノベだ。」
　それが間違いか？　もっとえげつなくて良い。
「町にはスライムやゴブリンが現れる。その正体はウイルスに犯せれて突然変異した人間だった。」
　進撃の巨人の巨人は人間の巨人化実験された人間だったしね。
「なんだか、創作の箱根駅伝第６区って感じね。走っている爽快な創作感を感じてきたわ。」
　悪ノリである。
「人間はモンスターに突然変異するだけではない。○○少年や〇〇少女に特別変異する。」
　これで○○少女たちの誕生の仕方もできた。
「家族を描くのが面倒臭ければ・・・・・・殺そう。未知のウイルスに感染して、父と母は殺そう。ここで本人と兄弟が感染して死にそうになる。」
　おお！　鬼滅の刃のリスペクト的なストーリーだ。違いは鬼とウイルスというだけ。結局、異世界ファンタジーに、アイドルモノは、会社とタイトルが違うだけで中身は同じ。プロが気にしないのだから、素人が気にしても仕方がない。
「主人公と妹もウイルスに感染する。」
　悲劇的お約束の展開。
「原因不明の感知しない未知のウイルスに感染し死にそうで助けを求める妹。」
「妹を助けたい！」
　その姉の思いが突然変異で、姉を○○少女にする。
「妹を助ける！」
　超能力のサイキック能力に目覚める姉。
「しかし、妹からウイルスが完全に消えた訳ではなく、妹の体を蝕んで行く。」
　ストーリーを伸ばすテーマである。
「そうだ！　妹を助ける方法を見つけよう！」
　の冒険の旅である。
「完璧に創作できていくので自分の才能が恐ろしいわ。アハッ！」
　つづく。