LAWS

渋谷かな

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駅の彼方へ

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「新・リゾートゲートウェイ・ステーション! キター!!!!!!!!!!」
 望たちは、元気いっぱいに次の駅へやって来た。
「LAWS国家試験5次もクリアだな。」
「あれ? LAWS国家試験4次じゃなかったけ?」
 もう何次のLAWS国家試験か忘れたので、次回から「今回のLAWS国家試験」にしよう。
 JRSの目覚ましとホープもディズニーリゾートラインを一周してきた。
「ようこそ! 新・リゾートゲートウェイ・ステーションへ!」
「よろしく! 駅娘!」
 いつものように望たちは駅娘に出迎えられる。
「ていうか、出発する時に会っているから、再びとか、久しぶりだよね。」
「そうですね。アッハッハッハ。」
 困った時は笑って誤魔化す駅娘であった。
「これで物語の概要は出来たね。」
「ホッ~、今夜から安心して眠れるわ。」
 胸を撫で下ろす望たち。
「これも希と助け合って困難を乗り越えてきたからだぜ。ありがとう。希。」
「こちらこそ。望がいなかったら途中で諦めていたわ。ありがとう。望。」
 望と希は、友達であり友情もあり愛も芽生えている。
「さあ! 次の路線を選ぼうぜ!」
「おお!」
 望と希は、次のLAWS国家試験の路線を選ぼうとする。
「おい!? おい!? いつから試験会場は選択制になったんだ!?」
「これも決めなければいけない項目ですね。」
 JRSの目覚ましとホープは問題を提起する。
「なぜ人は線路を進むのか? それは線路があるから!」
「タクティクスって、戦術って意味だったんだ。初めて知ったわ。」
「ということは、LAWS国家試験の舞台が線路というのが、おかしいのでは!?」
「1番良いのは「電車が好きだから」だね。」
「う~ん。全てを合わせると、何がしたいんだろう?」
「詰込み過ぎですね。」
 望たちは、物語の展開に悩む。
「LAWS国家試験の方から、次は沖縄モノレールで勝負だ! とかの挑戦状が届くとしておきましょう。」
「おお! 新・ルパン三世の様な展開ですね。」
「挑戦を受けて、望たちは沖縄に行って、LAWS国家試験を受験する。」
「うん! 完璧なストーリーだわ。」
 今度こそ物語の辻褄を合わた。
「他人にとっては小さなことでも、自分にとっては大きな悩み事!」
「悩み事はストレス! 解決できれば、ノーストレス。」
「悩んでいる間は苦しいのに、解決したらなんであんなに悩んでいたのかが分からない。」
「そういうことあるよね。」
 望たちは悩み事について考える。
「次は沖縄のゆいレール15駅! よし! 沖縄に行くぞ! 電車に乗ろう!」
 つづく。
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