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悪役を考える!?
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「日本の三大妖怪は、河童、鬼、天狗だな。」
「なかでも、酒呑童子(鬼)、玉藻前(妖狐・九尾の狐)、大嶽丸(鬼神)が日本三大妖怪らしい。」
天と麗は、悪役を考える。
「おはようございます! 大蛇! ライト文芸部にやって来ました!」
やはり1人1言の制度は続けなければ、キャラクターが育たないので出すことにした。
「ちーす! 笑! 参上! ニコッ。」
大蛇に続いて笑もやって来た。
「悪役? 私が悪役になれば、学校など指先一つで破壊しますよ! カロヤカにお任せあれ。」
カロヤカさんは、全にも悪にもなれる。
「私が見回りに来ないと、いつの間にか本物の忍者が増えて、悪役を決めるのが話題になってるんだから。」
苺は、これでもライト文芸部の顧問である。
「皆の者! 忍者の睦月でござる! よろしくでござる! ニンニン。」
本物の忍者の睦月は、ライト文芸部の部員たちに挨拶をする。
「みなさん! 今日の和菓子は、シークワーサーですよ! もちろんお茶もありますよ! エヘッ。」
本物の幽霊おみっちゃんは、ある意味では最強の幽霊である。
「悪役。妖怪でも異世界ファンタジーでも悪い奴はいるもので、基準を戦闘力にするのか、序列やランクにするのか、アンデッドの強弱、獣の強弱と組織かするのか、悪役にも様々なタイプがあって、一概には言えないのよね。あ、私は食べたら帰るからね。」
幽子は、元々が幽霊部員なので、出番がなくても特に気にならない。
「ショートコント・スタート!」
1人1言で1巡して、初めてライト文芸部のスタイルになる。しかし睦月を足して9人ローテーションでも人数は多いと思われる。
「悪役か、簡単に並べてみよう。」
「魔王。」
「フリーザ。」
「魔界の王。」
「竜王。」
「シドー。」
「ゾーマ。」
「バラモス。」
「デスピサロ。」
「ピッコロ。」
「タオパイパイ。」
「ほとんどドラゴンボー〇とドラゴンクエス〇ばっかり。」
「ファイナルファンタジ〇って、悪役が思いつかないな。」
「ワンピー〇って、悪役がいないな。」
「名探偵コナ〇は、黒の組織だね。」
「悪い役はいても、憎めない。若しくは悪役って無しでも良いのかもしれない。」
悪役不要論。新たな新発想である。
「妖怪108匹に、異世界ファンタジーの敵も足して108匹にしたらどう?」
「総合的な敵の数ということにしましょう。」
「そんなにこだわることはないということで。」
「とりあえず1匹妖怪を決めましょうよ。」
「そだね。」
カロヤカにお任せあれ。
「私たちライト文芸部の部活動は、煮詰める! 創作活動だ!」
「やっと部の方針が決まりました。」
「ということで、スライムやゴブリンみたいな雑魚キャラもいいけど、ごっつい悪役を1匹創作してみよう!」
「おう!」
「まずベースはドラゴン。」
「腕が6本。」
「魔力が強い。」
「腹にも顔がある。」
「かめはめ波が撃てる。」
「顔をちぎってお腹が空いている人にあげる。」
「ゴムのように伸びる。」
「おい、途中から話がズレているだろう。」
「バレたか!?」
「ゴツン! 真面目にやれ!」
「痛い!? ごめんなさい。」
「やっぱり悪の組織でジャンル分けは必要だ。妖怪、怪獣、魔物、バイキンマンと。」
「絶対にアンパンマ〇を入れたくなるんだな。」
「悪のラスボスがいて、その下に自分のジャンルの子分をまとめるジャンルのボスがいる。その下にジャンルの更にジャンルごとの部下がいるということだな。」
「なんだか難しいな。」
「分かりやすくいうと、ラスボスに小林幸〇で、その下が初音ミク、その下に残りのヴァーチャル・アイドルみたいな感じだ。」
「分かったぞ!」
「そんなんで分かるのかよ!?」
「睦月ちゃんが逃がしたのは妖怪なので、妖怪で悪の組織図を考えてみよう。」
「おお!」
「妖怪のボスって誰だ?」
「ゲゲゲの鬼太〇だと、ぬらりひょんだな。」
「とりあえず、それでいこう。」
「その下が、朱の盆。」
「その下が、酒呑童子(鬼)、玉藻前(妖狐・九尾の狐)、大嶽丸(鬼神)」
「そこ朱の盆と3強の順番が逆じゃない?」
「そのギャップを水木しげ〇大先生は遊んだんじゃないかな?」
「そうか! だからウケたのか!?」
「他の妖怪が、一つ目小僧。唐傘。のっぺらぼう。ろくろ首。お岩さん。河童、天狗、鬼、虚無僧、火車、がしゃどくろ、ドクロ武者、妖狐、鵺、八岐大蛇など。」
「わあ~! 懐かしい! 半分くらい私は会ったことがありますよ。エヘッ。」
「そうか!? おみっちゃんは本物の幽霊だった!?」
「ただのお茶汲みのメイドさんだと思っていたわ。」
「私は、これでも妖怪ですよ。エヘッ。」
「水木しげ〇大先生も日本の妖怪が尽きてしまって、西洋妖怪でドラキュラとかフランケンシュタインを出してしのいだのね。それも尽きたら南蛮妖怪も出していたはず。ゲゲゲの鬼太〇が終わったから万策が尽きたのね。」
「ライト文芸部の部員をやっていると書き手の苦労が分かるわ。」
「うんうん。」
妙な所で頷き共感するライト文芸部の部員たち。これはライト文芸部の部員たちの職業病である。
「このパターンでいくと、悪役妖怪のキャラクター作りで1悪役妖怪1言1巡をやるしかない。」
「そうなるのか。ライト文芸部と悪役妖怪のミックストークにするの? それとも別にトークさせるの?」
「さすがに、それは別でしょう。だって私、妖怪と話すことが何も無いもの。」
「ちょっと待ったでござる!」
その時、睦月ちゃんがちょっと待ったコールをする。
「どうしたの? 睦月ちゃん。」
「悪役妖怪ばかり取り上げてもらっては困るでござるよ! こう見えても睦月は11人の多重影分身を持っているでござる。」
「ということは、睦月ちゃんと11人影分身の計12人忍者トークをしろってことね。」
「そうでござる。」
「うわあああああー!? 面倒臭いな!?」
天の断末魔の叫び声が聞こえる。
「カロヤカにお任せあれ。」
1話で2陣営を飛び越えて、3陣営トークをしてみよう。
つづく。
「なかでも、酒呑童子(鬼)、玉藻前(妖狐・九尾の狐)、大嶽丸(鬼神)が日本三大妖怪らしい。」
天と麗は、悪役を考える。
「おはようございます! 大蛇! ライト文芸部にやって来ました!」
やはり1人1言の制度は続けなければ、キャラクターが育たないので出すことにした。
「ちーす! 笑! 参上! ニコッ。」
大蛇に続いて笑もやって来た。
「悪役? 私が悪役になれば、学校など指先一つで破壊しますよ! カロヤカにお任せあれ。」
カロヤカさんは、全にも悪にもなれる。
「私が見回りに来ないと、いつの間にか本物の忍者が増えて、悪役を決めるのが話題になってるんだから。」
苺は、これでもライト文芸部の顧問である。
「皆の者! 忍者の睦月でござる! よろしくでござる! ニンニン。」
本物の忍者の睦月は、ライト文芸部の部員たちに挨拶をする。
「みなさん! 今日の和菓子は、シークワーサーですよ! もちろんお茶もありますよ! エヘッ。」
本物の幽霊おみっちゃんは、ある意味では最強の幽霊である。
「悪役。妖怪でも異世界ファンタジーでも悪い奴はいるもので、基準を戦闘力にするのか、序列やランクにするのか、アンデッドの強弱、獣の強弱と組織かするのか、悪役にも様々なタイプがあって、一概には言えないのよね。あ、私は食べたら帰るからね。」
幽子は、元々が幽霊部員なので、出番がなくても特に気にならない。
「ショートコント・スタート!」
1人1言で1巡して、初めてライト文芸部のスタイルになる。しかし睦月を足して9人ローテーションでも人数は多いと思われる。
「悪役か、簡単に並べてみよう。」
「魔王。」
「フリーザ。」
「魔界の王。」
「竜王。」
「シドー。」
「ゾーマ。」
「バラモス。」
「デスピサロ。」
「ピッコロ。」
「タオパイパイ。」
「ほとんどドラゴンボー〇とドラゴンクエス〇ばっかり。」
「ファイナルファンタジ〇って、悪役が思いつかないな。」
「ワンピー〇って、悪役がいないな。」
「名探偵コナ〇は、黒の組織だね。」
「悪い役はいても、憎めない。若しくは悪役って無しでも良いのかもしれない。」
悪役不要論。新たな新発想である。
「妖怪108匹に、異世界ファンタジーの敵も足して108匹にしたらどう?」
「総合的な敵の数ということにしましょう。」
「そんなにこだわることはないということで。」
「とりあえず1匹妖怪を決めましょうよ。」
「そだね。」
カロヤカにお任せあれ。
「私たちライト文芸部の部活動は、煮詰める! 創作活動だ!」
「やっと部の方針が決まりました。」
「ということで、スライムやゴブリンみたいな雑魚キャラもいいけど、ごっつい悪役を1匹創作してみよう!」
「おう!」
「まずベースはドラゴン。」
「腕が6本。」
「魔力が強い。」
「腹にも顔がある。」
「かめはめ波が撃てる。」
「顔をちぎってお腹が空いている人にあげる。」
「ゴムのように伸びる。」
「おい、途中から話がズレているだろう。」
「バレたか!?」
「ゴツン! 真面目にやれ!」
「痛い!? ごめんなさい。」
「やっぱり悪の組織でジャンル分けは必要だ。妖怪、怪獣、魔物、バイキンマンと。」
「絶対にアンパンマ〇を入れたくなるんだな。」
「悪のラスボスがいて、その下に自分のジャンルの子分をまとめるジャンルのボスがいる。その下にジャンルの更にジャンルごとの部下がいるということだな。」
「なんだか難しいな。」
「分かりやすくいうと、ラスボスに小林幸〇で、その下が初音ミク、その下に残りのヴァーチャル・アイドルみたいな感じだ。」
「分かったぞ!」
「そんなんで分かるのかよ!?」
「睦月ちゃんが逃がしたのは妖怪なので、妖怪で悪の組織図を考えてみよう。」
「おお!」
「妖怪のボスって誰だ?」
「ゲゲゲの鬼太〇だと、ぬらりひょんだな。」
「とりあえず、それでいこう。」
「その下が、朱の盆。」
「その下が、酒呑童子(鬼)、玉藻前(妖狐・九尾の狐)、大嶽丸(鬼神)」
「そこ朱の盆と3強の順番が逆じゃない?」
「そのギャップを水木しげ〇大先生は遊んだんじゃないかな?」
「そうか! だからウケたのか!?」
「他の妖怪が、一つ目小僧。唐傘。のっぺらぼう。ろくろ首。お岩さん。河童、天狗、鬼、虚無僧、火車、がしゃどくろ、ドクロ武者、妖狐、鵺、八岐大蛇など。」
「わあ~! 懐かしい! 半分くらい私は会ったことがありますよ。エヘッ。」
「そうか!? おみっちゃんは本物の幽霊だった!?」
「ただのお茶汲みのメイドさんだと思っていたわ。」
「私は、これでも妖怪ですよ。エヘッ。」
「水木しげ〇大先生も日本の妖怪が尽きてしまって、西洋妖怪でドラキュラとかフランケンシュタインを出してしのいだのね。それも尽きたら南蛮妖怪も出していたはず。ゲゲゲの鬼太〇が終わったから万策が尽きたのね。」
「ライト文芸部の部員をやっていると書き手の苦労が分かるわ。」
「うんうん。」
妙な所で頷き共感するライト文芸部の部員たち。これはライト文芸部の部員たちの職業病である。
「このパターンでいくと、悪役妖怪のキャラクター作りで1悪役妖怪1言1巡をやるしかない。」
「そうなるのか。ライト文芸部と悪役妖怪のミックストークにするの? それとも別にトークさせるの?」
「さすがに、それは別でしょう。だって私、妖怪と話すことが何も無いもの。」
「ちょっと待ったでござる!」
その時、睦月ちゃんがちょっと待ったコールをする。
「どうしたの? 睦月ちゃん。」
「悪役妖怪ばかり取り上げてもらっては困るでござるよ! こう見えても睦月は11人の多重影分身を持っているでござる。」
「ということは、睦月ちゃんと11人影分身の計12人忍者トークをしろってことね。」
「そうでござる。」
「うわあああああー!? 面倒臭いな!?」
天の断末魔の叫び声が聞こえる。
「カロヤカにお任せあれ。」
1話で2陣営を飛び越えて、3陣営トークをしてみよう。
つづく。
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