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34話 呼び出し②(*)×久しぶり
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「やあ、やっと来たか。随分待ちくたびれてしまったよ」
「・・・」
「山本賢人くん」
生徒相談室の扉を開けて入ると、賢人のここに来るよう仕向けた張本人である長谷川愛音先生がそよ風が微かに靡く窓際で艶のある黒いストッキングを履いた足を組んで、静かに口を開いてそう言った。
以前は名字で呼んでいたのに、何故かフルネームで呼ぶ。
尚且つ何気に「くん」まで付けて。
「・・・」
「おいおい。ここに来てだんまりはないだろ?せっかく長かった期末テストが終わったというのに」
「・・・一体僕に何のようなんですか?こんなタイミングで呼び出すなんて、長谷川先生らしくないと思いますけど?」
「・・・」
相手が相手とはいえ、賢人は長谷川先生の冷静を保ちつつ茶化しているような態度に少しムッとして、さっさと用事を済ませたいという気持ちも兼ねてそう言うと、賢人の言葉を予想していなかったのか余裕の表情が少し重くなりいつもの冷たい顔に戻った。
そのまま何も喋らないかと思いきや、いきなり口を動かして喋り出した。
「おいおい、そんなにムキになることはないだろ?これでも私も私で、堪えてきた方なんだからな」
「えっ!?」
長谷川先生は意味深な発言を終えるや否や、上に着ていた白衣を机の上に脱ぎ捨て、一変して恍惚に満ちた妖艶な表情を浮かべながら賢人に近づいて、小柄で可愛らしい身体をその豊満な肢体で包み込む。
「は、長谷川先生!?一体何を!?」
「・・・ずっとこうしたかった。あの日からずっと」
「ちょちょ待って!一旦離れてくださいよ!」
「駄目だ」
賢人の懇願に長谷川は最小限の言葉で拒否した。
賢人は長谷川先生の一方的な抱擁から逃げようと必死にもがくが、思いのほか女性ながら力が強くて離れることが出来ない。
なにより長谷川先生独特の甘い匂いと膨くよかな胸の感触のせいで、離れたくないと思ってしまう。
白状すると里奈に告白される以前から密かに長谷川先生のことをそのように見てしまっていて、あんな女性に一度抱きしめられたらいいなと、心の何処かで願っていたりしていた。
それがまさかこんな形で叶ってしまうとは、不幸であって幸せだと思っててしまう。
しかしこの状況下で呑気に喜んでいる場合ではないと、自己叱責する。
「駄目だじゃないですよ、長谷川先生!」
「全く、この期に及んでそんな他人行儀な呼び方はよしてくれ。私のことは愛音でいい」
「えぇ~~~!?」
賢人は尚も逃れようと名前を呼ぶが、長谷川先生は突然クールな声色から乙女で色っぽさを感じさせる高い声色でそう言った。
はっきり言ってとても可愛い。
いやいや、そんなこと言ってる場合ではない。
私のことは愛音でいい?
ここに来て呼び捨てで呼んでほしいだなんて、もはやこれは他人行儀どころの話ではない。
どうやら長谷川先生は完全に自分を異性として見ていると、ようやく悟った。
そして恍惚と妖艶に満ちた表情を浮かべるその姿には、もはや普段の冷静と威厳に溢れた面影は残っていなかった。
「さあ、私を愛撫ってくれ、そして愛撫らせてくれ・・・♡」
(里奈先輩、ごめんなさい・・・)
ーーーピンポンパンポーン
「「!」」
離れることもできず、里奈に謝罪しつつ抵抗虚しく貪られようと観念した矢先に、賢人と長谷川先生のいる生徒相談室を含めて全校舎に校内放送を知らせるチャイムが鳴り響いた。
『えー長谷川先生、長谷川先生。急遽職員室まで来てください』
内容は今、賢人に蛇が獲物を巻き付けるかのように抱き締めている長谷川先生の呼び出しだった。
しかし、これではまるでただ賢人と二人っきりになりたい故に、呼び出し名義で竹内先生を利用してここに来させたような形になる。
職務乱用というかなんというか、とにかく彼女はそこまでして賢人と密会しようとしていたに違いない。
「・・・・・・ちっ」
「!?」
いいところで自分の名前を呼ばれて、しかも職務的な用事で呼び出しを受けた長谷川先生は憤慨の表情を浮かべて舌打ちすると、ゆっくりと賢人の身体から離れた。
それもまるで恋しいように。
名残惜しそうに。
「・・・」
「長谷川先生・・・」
「・・・残念だが、今日はこれぐらいにしておくしかないみたいだな」
「・・・」
「心配するな。まだ私とお前の関係は始まったばかりだ。機会ならいくらでもある。それでいつでも私を尋ねてくるといい」
「・・・ってまだなんにもしてないでしょうが!!」
「ふふっ、怒る姿も凛々しいな。まあ、だから惚れたんだがな」
「・・・っ」
長谷川先生は脱ぎ捨てていた白衣を再び纏うと悔しさと憤りを抑えている様子でありながらも態度を崩すことなく、まるで男女の営みが終わった後のような言い方に賢人が赤面して思いっきりツッコミを入れると、今度は可愛らしい様子で茶化す。
「まあまあ、そんなに興奮するな。これから先もっと快い刺激があるからな」
そう言うと再び近づき、今度は賢人の頬に深過ぎずに濃厚な口づけをした。
本来なら唇にしたかったようだが、用事をすっぽかしてしまっているこの状況下でするのは割りに合わないと判断してたのか、頬にしたらしい。
「なっ・・・!?」
「気をつけて帰るんだぞ」
今度は頬にキスをされたことに顔を真っ赤にしながら驚く賢人に、最後は教育熱心な教師らしい挨拶をして生徒指導室から去っていった。
最初から二人しかおらずとも、窓から入る風音のみが沈黙を破る生徒指導室には深く抱きしめられ密着された挙句、もみくちゃにされた影響で髪もボサボサで、魅惑的な香りまみれになった賢人だけがポツンと残るだけだった。
◇◇◇◇
「ーーーあ、やっと来た♪」
「里奈先輩!」
長谷川先生が生徒指導室から去った後、しばらくの間気が朦朧としなが立ち往生して改めて下校しようすると、来るのを待っていてくれていたのか里奈が校門前で立っていた。
テスト1日目以来久しぶりに見た里奈の姿はやはり凛々しくて、長谷川先生のことを頭から忘れさせてくれそうだった。
「ずっと待っててくれたんですね」
「うん、だって賢人くんと一緒に帰りたかったんだもん♪」
話を聞いてみると、丁度賢人が教室で竹内先生から長谷川先生の呼び出しを伝えられていた同じ時刻。里奈たち3年生は既に下校しており、里奈は賢人がここに来るまで何人もの生徒に声をかけられ、
あまりにも久しぶりにこうして面と向かって会話したせいか、不意にそんな言葉を漏らすが、里奈は気にも触れずにむしろ好意的に答える。
告白されたときもそうだが、普段から寡黙で冷淡に振る舞っているが、賢人の前、特に二人っきりのときは考えられないくらい人懐っこくて可愛くなる姿が堪らなく愛おしかった。
「ねぇねぇ、テストどうだった?」
「まあ程々に。そういう里奈先輩は?」
「うーん、賢人くんと同じくらい?」
二人にとっては普通の会話に見えるが、そこらの生徒とは違い東大生レベルの頭脳を持つ二人が話し合っているとすれば、全く普通ではない。よく日常の中でこんな超人が二人もいたことだ。
そんな会話をしながら二人は手を繋いでいた。
(キャー!久しぶりに繋ぐ賢人くんの手ぇぇぇ!!!♡♡♡)
(里奈先輩の手、久しぶりにこうして繋ぐけど恥ずかしいよ・・・)
二人とも表情こそ平然を保っているものの、久々に繋いだ彼氏の小さな手に興奮している、久々に彼女と手を繋ぐことに戸惑いと羞恥を感じている等、互いに本人に気づかれないよう心の中で叫んで、そして呟くのだった。
「・・・」
「山本賢人くん」
生徒相談室の扉を開けて入ると、賢人のここに来るよう仕向けた張本人である長谷川愛音先生がそよ風が微かに靡く窓際で艶のある黒いストッキングを履いた足を組んで、静かに口を開いてそう言った。
以前は名字で呼んでいたのに、何故かフルネームで呼ぶ。
尚且つ何気に「くん」まで付けて。
「・・・」
「おいおい。ここに来てだんまりはないだろ?せっかく長かった期末テストが終わったというのに」
「・・・一体僕に何のようなんですか?こんなタイミングで呼び出すなんて、長谷川先生らしくないと思いますけど?」
「・・・」
相手が相手とはいえ、賢人は長谷川先生の冷静を保ちつつ茶化しているような態度に少しムッとして、さっさと用事を済ませたいという気持ちも兼ねてそう言うと、賢人の言葉を予想していなかったのか余裕の表情が少し重くなりいつもの冷たい顔に戻った。
そのまま何も喋らないかと思いきや、いきなり口を動かして喋り出した。
「おいおい、そんなにムキになることはないだろ?これでも私も私で、堪えてきた方なんだからな」
「えっ!?」
長谷川先生は意味深な発言を終えるや否や、上に着ていた白衣を机の上に脱ぎ捨て、一変して恍惚に満ちた妖艶な表情を浮かべながら賢人に近づいて、小柄で可愛らしい身体をその豊満な肢体で包み込む。
「は、長谷川先生!?一体何を!?」
「・・・ずっとこうしたかった。あの日からずっと」
「ちょちょ待って!一旦離れてくださいよ!」
「駄目だ」
賢人の懇願に長谷川は最小限の言葉で拒否した。
賢人は長谷川先生の一方的な抱擁から逃げようと必死にもがくが、思いのほか女性ながら力が強くて離れることが出来ない。
なにより長谷川先生独特の甘い匂いと膨くよかな胸の感触のせいで、離れたくないと思ってしまう。
白状すると里奈に告白される以前から密かに長谷川先生のことをそのように見てしまっていて、あんな女性に一度抱きしめられたらいいなと、心の何処かで願っていたりしていた。
それがまさかこんな形で叶ってしまうとは、不幸であって幸せだと思っててしまう。
しかしこの状況下で呑気に喜んでいる場合ではないと、自己叱責する。
「駄目だじゃないですよ、長谷川先生!」
「全く、この期に及んでそんな他人行儀な呼び方はよしてくれ。私のことは愛音でいい」
「えぇ~~~!?」
賢人は尚も逃れようと名前を呼ぶが、長谷川先生は突然クールな声色から乙女で色っぽさを感じさせる高い声色でそう言った。
はっきり言ってとても可愛い。
いやいや、そんなこと言ってる場合ではない。
私のことは愛音でいい?
ここに来て呼び捨てで呼んでほしいだなんて、もはやこれは他人行儀どころの話ではない。
どうやら長谷川先生は完全に自分を異性として見ていると、ようやく悟った。
そして恍惚と妖艶に満ちた表情を浮かべるその姿には、もはや普段の冷静と威厳に溢れた面影は残っていなかった。
「さあ、私を愛撫ってくれ、そして愛撫らせてくれ・・・♡」
(里奈先輩、ごめんなさい・・・)
ーーーピンポンパンポーン
「「!」」
離れることもできず、里奈に謝罪しつつ抵抗虚しく貪られようと観念した矢先に、賢人と長谷川先生のいる生徒相談室を含めて全校舎に校内放送を知らせるチャイムが鳴り響いた。
『えー長谷川先生、長谷川先生。急遽職員室まで来てください』
内容は今、賢人に蛇が獲物を巻き付けるかのように抱き締めている長谷川先生の呼び出しだった。
しかし、これではまるでただ賢人と二人っきりになりたい故に、呼び出し名義で竹内先生を利用してここに来させたような形になる。
職務乱用というかなんというか、とにかく彼女はそこまでして賢人と密会しようとしていたに違いない。
「・・・・・・ちっ」
「!?」
いいところで自分の名前を呼ばれて、しかも職務的な用事で呼び出しを受けた長谷川先生は憤慨の表情を浮かべて舌打ちすると、ゆっくりと賢人の身体から離れた。
それもまるで恋しいように。
名残惜しそうに。
「・・・」
「長谷川先生・・・」
「・・・残念だが、今日はこれぐらいにしておくしかないみたいだな」
「・・・」
「心配するな。まだ私とお前の関係は始まったばかりだ。機会ならいくらでもある。それでいつでも私を尋ねてくるといい」
「・・・ってまだなんにもしてないでしょうが!!」
「ふふっ、怒る姿も凛々しいな。まあ、だから惚れたんだがな」
「・・・っ」
長谷川先生は脱ぎ捨てていた白衣を再び纏うと悔しさと憤りを抑えている様子でありながらも態度を崩すことなく、まるで男女の営みが終わった後のような言い方に賢人が赤面して思いっきりツッコミを入れると、今度は可愛らしい様子で茶化す。
「まあまあ、そんなに興奮するな。これから先もっと快い刺激があるからな」
そう言うと再び近づき、今度は賢人の頬に深過ぎずに濃厚な口づけをした。
本来なら唇にしたかったようだが、用事をすっぽかしてしまっているこの状況下でするのは割りに合わないと判断してたのか、頬にしたらしい。
「なっ・・・!?」
「気をつけて帰るんだぞ」
今度は頬にキスをされたことに顔を真っ赤にしながら驚く賢人に、最後は教育熱心な教師らしい挨拶をして生徒指導室から去っていった。
最初から二人しかおらずとも、窓から入る風音のみが沈黙を破る生徒指導室には深く抱きしめられ密着された挙句、もみくちゃにされた影響で髪もボサボサで、魅惑的な香りまみれになった賢人だけがポツンと残るだけだった。
◇◇◇◇
「ーーーあ、やっと来た♪」
「里奈先輩!」
長谷川先生が生徒指導室から去った後、しばらくの間気が朦朧としなが立ち往生して改めて下校しようすると、来るのを待っていてくれていたのか里奈が校門前で立っていた。
テスト1日目以来久しぶりに見た里奈の姿はやはり凛々しくて、長谷川先生のことを頭から忘れさせてくれそうだった。
「ずっと待っててくれたんですね」
「うん、だって賢人くんと一緒に帰りたかったんだもん♪」
話を聞いてみると、丁度賢人が教室で竹内先生から長谷川先生の呼び出しを伝えられていた同じ時刻。里奈たち3年生は既に下校しており、里奈は賢人がここに来るまで何人もの生徒に声をかけられ、
あまりにも久しぶりにこうして面と向かって会話したせいか、不意にそんな言葉を漏らすが、里奈は気にも触れずにむしろ好意的に答える。
告白されたときもそうだが、普段から寡黙で冷淡に振る舞っているが、賢人の前、特に二人っきりのときは考えられないくらい人懐っこくて可愛くなる姿が堪らなく愛おしかった。
「ねぇねぇ、テストどうだった?」
「まあ程々に。そういう里奈先輩は?」
「うーん、賢人くんと同じくらい?」
二人にとっては普通の会話に見えるが、そこらの生徒とは違い東大生レベルの頭脳を持つ二人が話し合っているとすれば、全く普通ではない。よく日常の中でこんな超人が二人もいたことだ。
そんな会話をしながら二人は手を繋いでいた。
(キャー!久しぶりに繋ぐ賢人くんの手ぇぇぇ!!!♡♡♡)
(里奈先輩の手、久しぶりにこうして繋ぐけど恥ずかしいよ・・・)
二人とも表情こそ平然を保っているものの、久々に繋いだ彼氏の小さな手に興奮している、久々に彼女と手を繋ぐことに戸惑いと羞恥を感じている等、互いに本人に気づかれないよう心の中で叫んで、そして呟くのだった。
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