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28話 期末テスト×先生
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「えーと『赴く』に『切磋琢磨』だろ?それに、えーと・・・」
「何一人でブツブツ言ってんだよ?」
1年B組の教室で椅子に座って漢字を呟き続ける怜人に、伸之は哀れに思った冷たい目でそう言った。
「な、何って・・・今日やる国語のテスト範囲の暗記に決まってんだろ!」
「教科書やワークを見ながらじゃ暗記とは言わないぞ。
それに、一人の時にそうやって呟くのは周りからしたら変な奴だと思われるぞ?」
「そこまでは思われねえだろ!テスト当日で始まる前に最後まで範囲を覚える奴なんて大体はいるだろ!」
学校ではよくありそうなことなのに怜人がすると、まるで不審者のような扱いと言葉を浴びせる伸之。それを全力のツッコミで否定する怜人。こんなやり取りが行われている中、賢人は一人で幸せそうな顔でボーッとしていた。
「っておい!テストが始まる直前でなに浮かれてるんだよ?テストだぞ、テスト!」
「・・・えっ!?あっうん、分かってるよ!」
「ホントか?じゃあ俺がいくつか問題出すからちょっと答えてみろ」
「えっちょっと待って!急過ぎる急過ぎる!!」
「って斉藤さん、それ俺が言おうとしていたことだよ!」
「お前がやるとちゃんと賢人に伝わらないから、俺が代わりに出してやるんだよ」
「いや、俺そこまで不器用じゃあねえけど!?」
「よし、じゃあいくぞ賢人」
「って人の話聞けよ!」
伸之にとってわめき散らしているにしか見えない怜人を無視して、国語のワークを取り出した。
そしてテストに出てくる問題が載っているページを開いて、問題文を読み上げた。
「あずかり知らぬ、弄する、こよなくの三つの語句のそれぞれの意味は?」
「関与しない、もてあそぶ、このうえなく」
「おーすげえなあ、辞書も見てないのに合ってる」
「俺がそれ言おうとしてたんだよ」
さっきの仕返しなのか、自分がやるつもりが伸之に取られてやることがない怜人は、仕方なく同じくワークを取り出して伸之が出している問題を答えを見ながらそう言った。それを見て伸之はすかさず相手にしない程度でダメ押しして、すぐに次の問題を読み上げる。
「よし、どんどんいくぞ」
「う、うん!」
「『ミロのヴィーナス』で「生命の多様な可能性の夢」とあるが、これを言い換えた文を16文字で答えろ」
「・・・存在すべき無数の美しい腕への暗示」
「『さくらさくら』で「どうもぴんとこないという顔をしている。」、「ぽかんとしている」、「みんなゲラゲラ笑い始める始末。」から「何」を「どのようなもの」と感じたことが読み取れるか、40文字以内で答えろ」
「・・・『桜に対する日本人独特の思い入れを、意味の分からない滑稽なものと感じたこと。』」
「すげえ、斎藤さんが出した問題の答え全部合ってるぞ」
「・・・流石といったところか。正直に言ってさっきから出している問題は俺でもまだ曖昧にしか暗記できてないんだ」
「えっ!?」
「なんだよ、斎藤さんが覚えていない範囲から問題だしてたのかよ!」
「 ・・・フン。馬鹿であるお前と一緒にしないでくれ」
「なっ・・・」
滅多に見られない、怜人の方が伸之に対して正論突き。
これに伸之は賢人にとって初めて躊躇した表情を見せたが、すかさずいつもの毒舌で反撃した。
キーンコーンカーンコーン
「「「!」」」
テスト開始五分前を告げるチャイムが鳴り響いた。通常授業とは違い、
中間テストや期末テストがある日程では9時きっかりになると2回目のチャイムが鳴るとテスト開始で45分間。
その後すぐに15分間の休憩を取る。期末テスト1日目である今日は3教科、つまり3時間目までテストがあるので、あと2回これを繰り返すことになる。
「よーし皆、自分の教室に入って自分の席に座れよー。
机の上にあるのはシャーペンと消しゴムだけにしておくように」
廊下で生徒指導の先生がまだ教室に入っていない生徒たちに声をかけて教室に戻るよう誘導していく。
「よし、それぞれ頑張ろうな!」
「うん、そうだね」
「お前に言われるまでもない」
「斎藤さん、そこまで言うことは・・・」
「フン、まぁお前なりに出来るだけ頑張ろうや」
「「何故いきなり関西弁?」」
毒舌からの突然の関西弁に目を丸くして驚いた二人だが、時間も時間でそれどころではなく急いで自分たちの席に戻った。それと同時に、生徒からの質問に受け答えかつ見回りのために付く先生が入ってきた。
普通は教科の先生とは限らず生徒指導の先生が付くことがあり、当然生徒の方には誰が来るかは知る由もない。しかし、そんなランダムで入ってくるシステム(?)で教室に入ってきた女の先生は見覚えがあるかと思えば、なんと・・・
「では皆、ちゃんと席に着けよ。まだワークやノートを出している奴はすぐに鞄にしまうように」
(((長谷川先生かよー!!?)))
席はそれぞれ遠いのにもかかわらず賢人、怜人、伸之は心の中で同時にそう叫んだ。
皆が楽しみにしている夏休みが掛かっている大事な期末テスト。それなのに1日目の1時間目から、よりにもよって賢人にとって初対面から早々キャラを崩した上で大ファンであることを公言し、関わりづらい関係性を作った張本人である長谷川先生が付くだなんて、一体誰が決めたんだ?
無論いつも職員室にいる先生たちなのだろう。
だがそれも神様のイタズラというのもいいところだ。
「・・・!」
「!?」
「フッ・・・♡」
教壇に立つなりこちらの視線に気づいた長谷川先生は目だけで賢人をじっと見た。賢人は見ていたことがバレたと悟り、すぐに見てないフリをしながら相手の出方を窺う体勢を取った。
だがその行動も見抜いていた長谷川先生は以前と同様に顔を赤らめると、静かに微笑みながら賢人に目掛けてハートが篭ったウィンクを思いっきりぶつけてきた。その瞬間、身体に寒気が走ると同時に恥ずかしくなって顔を赤くした。
やはり未だに教師から執着されているのは思わず苦笑いを作るといった対応をせざるを得ないが、それをしてくる相手は美人でそんな相手から色々とアプローチされると、年頃なのか賢人にとって恥ずかしい他ならない。
キーンコーンカーンカーン
そんな折、テスト開始を告げる2回目のチャイムが鳴り響く。賢人にとってそれは天からの助けに等しかった。長谷川先生による遠くからのアプローチ攻撃を止めさせられることができたからだ。
「ちっ・・・」
「!?」
長谷川先生も流石に行動に移らなければならないと判断したようだが、チャイムが鳴るのと同時に小さく舌打ちした。その様子は誰も気づかなかったが、賢人だけはそれに気づいた。
明らかにチャイムという自分の楽しみを邪魔されたことに対する苛立ちだろう。
「・・・では回答用紙と問題用紙を後ろに配れ。裏表があるかどうか確認して名前を記入してから取り組むように。質問がある生徒は手を挙げるように」
止めさせるとはいっても、それはあくまで一時的なものに過ぎない。
長谷川先生は賢人から視線を外すと、さっきまで何もなかったようにサラッと問題用紙と解答用紙を配布し始めた。
全員に用紙が行き渡ると用紙を表向けてクラス番号と名前を記入したところまでは問題無い。問題はそれからだった。
「尚、生徒同士の私語は一切禁止だ」
長谷川先生はテスト中での注意を生徒たちに言い終わるなり、竹内先生の席から椅子を持ってきてそのまま腰を下ろした。
「・・・」
「?」
「♡」
「!?」
思った通り顔を赤くして再びこっちを見てきた。
こっちは夏休みがかかっているというのに、ずっと見られてると感じるあまり落ち着けず、全然これでは集中できない。
(もう一体どうしたらいいんだーーー!!?)
賢人は心の中でそう叫び、必死で気づいていないフリをしながらテストに取り組むことしか出来なかったのだった。
「何一人でブツブツ言ってんだよ?」
1年B組の教室で椅子に座って漢字を呟き続ける怜人に、伸之は哀れに思った冷たい目でそう言った。
「な、何って・・・今日やる国語のテスト範囲の暗記に決まってんだろ!」
「教科書やワークを見ながらじゃ暗記とは言わないぞ。
それに、一人の時にそうやって呟くのは周りからしたら変な奴だと思われるぞ?」
「そこまでは思われねえだろ!テスト当日で始まる前に最後まで範囲を覚える奴なんて大体はいるだろ!」
学校ではよくありそうなことなのに怜人がすると、まるで不審者のような扱いと言葉を浴びせる伸之。それを全力のツッコミで否定する怜人。こんなやり取りが行われている中、賢人は一人で幸せそうな顔でボーッとしていた。
「っておい!テストが始まる直前でなに浮かれてるんだよ?テストだぞ、テスト!」
「・・・えっ!?あっうん、分かってるよ!」
「ホントか?じゃあ俺がいくつか問題出すからちょっと答えてみろ」
「えっちょっと待って!急過ぎる急過ぎる!!」
「って斉藤さん、それ俺が言おうとしていたことだよ!」
「お前がやるとちゃんと賢人に伝わらないから、俺が代わりに出してやるんだよ」
「いや、俺そこまで不器用じゃあねえけど!?」
「よし、じゃあいくぞ賢人」
「って人の話聞けよ!」
伸之にとってわめき散らしているにしか見えない怜人を無視して、国語のワークを取り出した。
そしてテストに出てくる問題が載っているページを開いて、問題文を読み上げた。
「あずかり知らぬ、弄する、こよなくの三つの語句のそれぞれの意味は?」
「関与しない、もてあそぶ、このうえなく」
「おーすげえなあ、辞書も見てないのに合ってる」
「俺がそれ言おうとしてたんだよ」
さっきの仕返しなのか、自分がやるつもりが伸之に取られてやることがない怜人は、仕方なく同じくワークを取り出して伸之が出している問題を答えを見ながらそう言った。それを見て伸之はすかさず相手にしない程度でダメ押しして、すぐに次の問題を読み上げる。
「よし、どんどんいくぞ」
「う、うん!」
「『ミロのヴィーナス』で「生命の多様な可能性の夢」とあるが、これを言い換えた文を16文字で答えろ」
「・・・存在すべき無数の美しい腕への暗示」
「『さくらさくら』で「どうもぴんとこないという顔をしている。」、「ぽかんとしている」、「みんなゲラゲラ笑い始める始末。」から「何」を「どのようなもの」と感じたことが読み取れるか、40文字以内で答えろ」
「・・・『桜に対する日本人独特の思い入れを、意味の分からない滑稽なものと感じたこと。』」
「すげえ、斎藤さんが出した問題の答え全部合ってるぞ」
「・・・流石といったところか。正直に言ってさっきから出している問題は俺でもまだ曖昧にしか暗記できてないんだ」
「えっ!?」
「なんだよ、斎藤さんが覚えていない範囲から問題だしてたのかよ!」
「 ・・・フン。馬鹿であるお前と一緒にしないでくれ」
「なっ・・・」
滅多に見られない、怜人の方が伸之に対して正論突き。
これに伸之は賢人にとって初めて躊躇した表情を見せたが、すかさずいつもの毒舌で反撃した。
キーンコーンカーンコーン
「「「!」」」
テスト開始五分前を告げるチャイムが鳴り響いた。通常授業とは違い、
中間テストや期末テストがある日程では9時きっかりになると2回目のチャイムが鳴るとテスト開始で45分間。
その後すぐに15分間の休憩を取る。期末テスト1日目である今日は3教科、つまり3時間目までテストがあるので、あと2回これを繰り返すことになる。
「よーし皆、自分の教室に入って自分の席に座れよー。
机の上にあるのはシャーペンと消しゴムだけにしておくように」
廊下で生徒指導の先生がまだ教室に入っていない生徒たちに声をかけて教室に戻るよう誘導していく。
「よし、それぞれ頑張ろうな!」
「うん、そうだね」
「お前に言われるまでもない」
「斎藤さん、そこまで言うことは・・・」
「フン、まぁお前なりに出来るだけ頑張ろうや」
「「何故いきなり関西弁?」」
毒舌からの突然の関西弁に目を丸くして驚いた二人だが、時間も時間でそれどころではなく急いで自分たちの席に戻った。それと同時に、生徒からの質問に受け答えかつ見回りのために付く先生が入ってきた。
普通は教科の先生とは限らず生徒指導の先生が付くことがあり、当然生徒の方には誰が来るかは知る由もない。しかし、そんなランダムで入ってくるシステム(?)で教室に入ってきた女の先生は見覚えがあるかと思えば、なんと・・・
「では皆、ちゃんと席に着けよ。まだワークやノートを出している奴はすぐに鞄にしまうように」
(((長谷川先生かよー!!?)))
席はそれぞれ遠いのにもかかわらず賢人、怜人、伸之は心の中で同時にそう叫んだ。
皆が楽しみにしている夏休みが掛かっている大事な期末テスト。それなのに1日目の1時間目から、よりにもよって賢人にとって初対面から早々キャラを崩した上で大ファンであることを公言し、関わりづらい関係性を作った張本人である長谷川先生が付くだなんて、一体誰が決めたんだ?
無論いつも職員室にいる先生たちなのだろう。
だがそれも神様のイタズラというのもいいところだ。
「・・・!」
「!?」
「フッ・・・♡」
教壇に立つなりこちらの視線に気づいた長谷川先生は目だけで賢人をじっと見た。賢人は見ていたことがバレたと悟り、すぐに見てないフリをしながら相手の出方を窺う体勢を取った。
だがその行動も見抜いていた長谷川先生は以前と同様に顔を赤らめると、静かに微笑みながら賢人に目掛けてハートが篭ったウィンクを思いっきりぶつけてきた。その瞬間、身体に寒気が走ると同時に恥ずかしくなって顔を赤くした。
やはり未だに教師から執着されているのは思わず苦笑いを作るといった対応をせざるを得ないが、それをしてくる相手は美人でそんな相手から色々とアプローチされると、年頃なのか賢人にとって恥ずかしい他ならない。
キーンコーンカーンカーン
そんな折、テスト開始を告げる2回目のチャイムが鳴り響く。賢人にとってそれは天からの助けに等しかった。長谷川先生による遠くからのアプローチ攻撃を止めさせられることができたからだ。
「ちっ・・・」
「!?」
長谷川先生も流石に行動に移らなければならないと判断したようだが、チャイムが鳴るのと同時に小さく舌打ちした。その様子は誰も気づかなかったが、賢人だけはそれに気づいた。
明らかにチャイムという自分の楽しみを邪魔されたことに対する苛立ちだろう。
「・・・では回答用紙と問題用紙を後ろに配れ。裏表があるかどうか確認して名前を記入してから取り組むように。質問がある生徒は手を挙げるように」
止めさせるとはいっても、それはあくまで一時的なものに過ぎない。
長谷川先生は賢人から視線を外すと、さっきまで何もなかったようにサラッと問題用紙と解答用紙を配布し始めた。
全員に用紙が行き渡ると用紙を表向けてクラス番号と名前を記入したところまでは問題無い。問題はそれからだった。
「尚、生徒同士の私語は一切禁止だ」
長谷川先生はテスト中での注意を生徒たちに言い終わるなり、竹内先生の席から椅子を持ってきてそのまま腰を下ろした。
「・・・」
「?」
「♡」
「!?」
思った通り顔を赤くして再びこっちを見てきた。
こっちは夏休みがかかっているというのに、ずっと見られてると感じるあまり落ち着けず、全然これでは集中できない。
(もう一体どうしたらいいんだーーー!!?)
賢人は心の中でそう叫び、必死で気づいていないフリをしながらテストに取り組むことしか出来なかったのだった。
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