病名 恋煩い

ゆるふわJK

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嘘つき

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「やあ、また会ったね。こんにちは」
「はぁ、また来たのね」

真っ白な肌に、貼り付けたような笑顔で挨拶をしてくる。

「今日も私を抱いてくれないのかしら?」
「何か、問題でも?」
「困るわ、仕事なんだもの」

そう、仕事
仕事だけの関係それ以上でそれ以下でもない。

「口説きに来てるだけだけだからね」
「ふふ、わたしはそう簡単に落とせないわよ」

正直に気持ちを伝えたら、来なくなっちゃう気がしてね。
なんかのゲームじゃないかって。
それにこんなに汚い私に恋なんて。

「今日は秘策があるんだよね」
「何かしらお客さん」
「少しでいい手を握ってくれないかな?」
「あら、震えてるわよ?」
「僕さ、明日手術があるんだ。勇気づけてくれないかな?」

私も勇気を出して見ようかしら。

「言いたいことがあるのだから必ず戻ってきて。約束よ」
「戻ってくるよ。絶対にね」

その後日彼はお店にこなくなった
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