33 / 39
第七章 救済ノ丘
三
しおりを挟む
崩れかけの劇場は彼方に消え、目の前の白い鯨ごと海に飛び込んだ。やがて鯨の背に乗せられ、浜辺に向かって進む。波打ち際まで迫ったところで、鯨は大跳躍をしてみせた。鯨は浜を越え、漁村も越え、山林の反対側へ飛んでいく。地上の林道には、都会に向かって旅をする二人の女が見えた。鯨が女たちの傍に泳いでいくと、二人の明るい話し声が聞こえてくる。
『ねぇ、ワタクシ考えたの。みんな神になってしまえばいいって』
『みんな……カミ?』
『ええ。神は人間たちみたいに無益な争いは好まないし、変化に悩まされることもないの』
歌うように演説する愛生に対し、幼さの残る半夏はきょとんと首を傾げている。
『でも、そんなことできるノ……?』
『アタシはその方法を知っているわ。特別に教えてもらったの。だからみんなにも教えてあげないと』
神になる方法。そんな途方もない話を、一体誰が愛生に吹き込んだのか。
『きっとたくさんの願いが必要になるわ。それに約束したのよ。方法を教えてもらう代わりに、彼にも願いを運んであげるって』
その彼の名を告げる代わりに、愛生は歌い出した。削り岩を舞台に見立て、たったひとりの観客のために。
あの歌には、人を惹きつける力がある。まるで愛生の言うことがすべて正しく、従うべきもののように思える力が。そのせいで、半夏は愛生に陶酔しているのではないか。最初はそう思ったが、それは見当違いだ。半夏が愛生を見つめる目は、キヨが烏梅を見る時の目とよく似ていた。
『ねぇ半夏。ワタクシの歌、魅力的?』
全力の拍手で答える半夏に、愛生は無邪気な笑みを見せた。
『この歌で人をたくさん集めて、願いを得る……そうして神力を集められれば、救いは叶うわ』
半夏は最初、愛生の言うことをあまり理解できていないようだった。しかし愛生がハイカラな曲を覚え、数々の都で歌ううちに、愛生の目指すものを理解したらしい。やがて帝都での興行をしている最中、劇団関係者の目に留まり、愛生は歌姫として広く脚光を浴びるようになる。一方半夏は、その腕っぷしの強さを生かし、愛生の用心棒としていつも側にいた。
やがて愛生は、神力を織り交ぜた歌の力を駆使し、劇団を支配するようになった。帝都劇場は「一条の光」という名に生まれ変わり、劇団員は信奉者たちを集める。するとみるみるうちに、劇場は満杯になっていく。収まりきらなくなっても、人の足が途絶えることはない。「救い」という言葉が、まさかこれほどの人を集めるとは――。
『神も人も、核は同じ。魂という情報……だというのに、どうしてうまくいかないのかしら! ねぇ半夏、魂はこんなに集まったのに、どうして天胎の素質をもつ魂はひとつもないの? やはり彼の誕生を待つしか方法はないのかしら』
愛生がどのようにして神を生み出そうとしていたのか、その様子はぼやけて見えなかった。ただ、その実験によって怨恨が生まれることもあったようだ。半夏の用心棒としての仕事は、日に日に増えていく。実験、考察、掃除、実験……人が神になるための実験が淡々と続いた、ある日。劇場の楽屋で帰り支度を終えた愛生は、半夏を伴い川に飛び込んだ。愛生たちを追いかけ、俺の乗っている鯨も、暗く冷たい川へ飛び込んでいく。着いた先は常世だった。
『まぁ……! とうとう生まれたのね』
ここはどこだろうか。見覚えのない質素な畳の間に、愛生と半夏が並んで正座している。その正面にあぐらをかく者の顔は、もやがかって見えなかった。
『アア。彼ノ人ハ、主神ヲ継グヤモシレヌ者』
認識できるのは、男とも女とも判別のつかない無機質な声だけだ。
『アタシはその子を、継ぐやもしれぬ――ではなくて、継ぐ者へ仕上げれば良いのね?』
『サスレバ、人ガ神ニナル道ガ拓ケル』
もう少し。あと少し首を伸ばせば、謎の声の正体が見える。その直前、座敷がもの凄い速度で遠ざかっていった。愛生と半夏の辿った日々が、光の矢のように過ぎていく。それが十年、いやもっと経った頃だろうか。突然ピタリと止まった。
『半夏。あの子が罪を重ねているわ。魂が濁らないか心配だけれども、これはきっと好機ね。天胎の魂を仕上げるためには、幸福、絶望、責め苦……さまざまなものが必要になるのだもの」
天胎――?
かすかに聞き覚えのある言葉に、一歩足を進ませた。愛生の声が、少しずつ遠くなっていく。
「待って……!」
一瞬気が遠のいた後。
目を開けると、歌姫の姿となった愛生……そして目覚めた半夏が固く抱き合っていた。確かめなければならないことがたくさんある。それでも一番最初に浮かんだ言葉は「良かった」、という安堵だった。
「半夏、半夏……私が名を授けた子、ごめんなさい……」
「……私のぜんぶは、愛生サマ――あなたのもの、なのに」
触れて互いを確かめ合う二人に、胸が締め付けられる。いつまでもそのままで居させてあげたかったが、そういうわけにもいかない。骸化も限界に近い刹那のためにも、愛生と半夏を連れてさっさと劇場から脱出しようとした。しかし愛生は、「外ではなく下へ行きましょう」、と提案してくる。
「レディ……いえ、ミスター。あなたは神に最も近い人間だと、あの方が教えてくださったの」
「あの方」とは、神になる方法とやらを愛生に吹き込んだ張本人だろうか。速まる鼓動を感じながら、愛生に続いて階段を降りる。愛生はその小柄な身で、大柄な半夏に肩を貸していた。
「この先にあの方がいらっしゃるわ。もしアナタたちがワタクシを下すことができたら、ここを通して良いって言われているの。彼がこの劇団のオーナーよ」
後ろを振り返ると、刹那は眉根を寄せて前を見据えていた。刹那の呪い、そして神紋について知る『オーナー』は、いったい何者なのか。愛生が常世へ会いに行っていたところを見ると、神であることは間違いない。それに六神並みに力を持っていることも確かだろう。そうでなければ、刹那の神紋について知り得るはずがない。
やがて階段の下に、真っ暗な長方形の空間が見えてきた。ちょうど一枚の戸と同じ大きさだ。
「行きなさい。ワタクシの代わりに真実を見るの。あなたが……彼が、何処へ行きつくのかを」
愛生の真剣な目と見つめ合ううちに、刹那は先に暗闇の中へ入っていく。後を追おうとしたその時、上から激しい崩壊の音が聞こえてきた。愛生の手を引こうとするも、愛生はそれ以上進もうとしなかった。迷っているうちに、闇の中から手を引かれる。
「でも、愛生さんたちが……!」
あれでも元神だ、と言いながら、刹那は下駄を強く鳴らして進んでいく。確かに、地下ならば崩れはしないだろうが――。
刹那に手を引かれて進むうち、先に小さな光が見えてきた。きっと、あそこが終点に違いない。そう分かった途端、足が止まった。
「小僧? どうし――」
「刹那さんと一緒にいたい」
たとえこの先に、何があったとしても。そう加えると、腕を掴む手が離れかけた。完全に離れる寸前、華奢な手を掴み直す。
「神粧の儀が駄目でも、刹那さんの呪いを解く手がかりを他に探します! だから……」
一緒にいたい。そう繰り返すと、刹那は何かを囁いた。その後はっきり、「お前が百年後も同じことを言ったら考えてやる」と、冗談交じりに返ってきた。
「俺、本気なんですけど?」
まったく、豪快に笑って誤魔化すところは前と同じだ。勝手に先へ行ってしまう刹那を追いかけ、白い戸をくぐり抜ける。
「ここは……」
見覚えがあるどころではない。赤、青、黄、緑――色彩が互いを塗りつぶさんとする勢いで飛び散っている、この座敷は――。
『ねぇ、ワタクシ考えたの。みんな神になってしまえばいいって』
『みんな……カミ?』
『ええ。神は人間たちみたいに無益な争いは好まないし、変化に悩まされることもないの』
歌うように演説する愛生に対し、幼さの残る半夏はきょとんと首を傾げている。
『でも、そんなことできるノ……?』
『アタシはその方法を知っているわ。特別に教えてもらったの。だからみんなにも教えてあげないと』
神になる方法。そんな途方もない話を、一体誰が愛生に吹き込んだのか。
『きっとたくさんの願いが必要になるわ。それに約束したのよ。方法を教えてもらう代わりに、彼にも願いを運んであげるって』
その彼の名を告げる代わりに、愛生は歌い出した。削り岩を舞台に見立て、たったひとりの観客のために。
あの歌には、人を惹きつける力がある。まるで愛生の言うことがすべて正しく、従うべきもののように思える力が。そのせいで、半夏は愛生に陶酔しているのではないか。最初はそう思ったが、それは見当違いだ。半夏が愛生を見つめる目は、キヨが烏梅を見る時の目とよく似ていた。
『ねぇ半夏。ワタクシの歌、魅力的?』
全力の拍手で答える半夏に、愛生は無邪気な笑みを見せた。
『この歌で人をたくさん集めて、願いを得る……そうして神力を集められれば、救いは叶うわ』
半夏は最初、愛生の言うことをあまり理解できていないようだった。しかし愛生がハイカラな曲を覚え、数々の都で歌ううちに、愛生の目指すものを理解したらしい。やがて帝都での興行をしている最中、劇団関係者の目に留まり、愛生は歌姫として広く脚光を浴びるようになる。一方半夏は、その腕っぷしの強さを生かし、愛生の用心棒としていつも側にいた。
やがて愛生は、神力を織り交ぜた歌の力を駆使し、劇団を支配するようになった。帝都劇場は「一条の光」という名に生まれ変わり、劇団員は信奉者たちを集める。するとみるみるうちに、劇場は満杯になっていく。収まりきらなくなっても、人の足が途絶えることはない。「救い」という言葉が、まさかこれほどの人を集めるとは――。
『神も人も、核は同じ。魂という情報……だというのに、どうしてうまくいかないのかしら! ねぇ半夏、魂はこんなに集まったのに、どうして天胎の素質をもつ魂はひとつもないの? やはり彼の誕生を待つしか方法はないのかしら』
愛生がどのようにして神を生み出そうとしていたのか、その様子はぼやけて見えなかった。ただ、その実験によって怨恨が生まれることもあったようだ。半夏の用心棒としての仕事は、日に日に増えていく。実験、考察、掃除、実験……人が神になるための実験が淡々と続いた、ある日。劇場の楽屋で帰り支度を終えた愛生は、半夏を伴い川に飛び込んだ。愛生たちを追いかけ、俺の乗っている鯨も、暗く冷たい川へ飛び込んでいく。着いた先は常世だった。
『まぁ……! とうとう生まれたのね』
ここはどこだろうか。見覚えのない質素な畳の間に、愛生と半夏が並んで正座している。その正面にあぐらをかく者の顔は、もやがかって見えなかった。
『アア。彼ノ人ハ、主神ヲ継グヤモシレヌ者』
認識できるのは、男とも女とも判別のつかない無機質な声だけだ。
『アタシはその子を、継ぐやもしれぬ――ではなくて、継ぐ者へ仕上げれば良いのね?』
『サスレバ、人ガ神ニナル道ガ拓ケル』
もう少し。あと少し首を伸ばせば、謎の声の正体が見える。その直前、座敷がもの凄い速度で遠ざかっていった。愛生と半夏の辿った日々が、光の矢のように過ぎていく。それが十年、いやもっと経った頃だろうか。突然ピタリと止まった。
『半夏。あの子が罪を重ねているわ。魂が濁らないか心配だけれども、これはきっと好機ね。天胎の魂を仕上げるためには、幸福、絶望、責め苦……さまざまなものが必要になるのだもの」
天胎――?
かすかに聞き覚えのある言葉に、一歩足を進ませた。愛生の声が、少しずつ遠くなっていく。
「待って……!」
一瞬気が遠のいた後。
目を開けると、歌姫の姿となった愛生……そして目覚めた半夏が固く抱き合っていた。確かめなければならないことがたくさんある。それでも一番最初に浮かんだ言葉は「良かった」、という安堵だった。
「半夏、半夏……私が名を授けた子、ごめんなさい……」
「……私のぜんぶは、愛生サマ――あなたのもの、なのに」
触れて互いを確かめ合う二人に、胸が締め付けられる。いつまでもそのままで居させてあげたかったが、そういうわけにもいかない。骸化も限界に近い刹那のためにも、愛生と半夏を連れてさっさと劇場から脱出しようとした。しかし愛生は、「外ではなく下へ行きましょう」、と提案してくる。
「レディ……いえ、ミスター。あなたは神に最も近い人間だと、あの方が教えてくださったの」
「あの方」とは、神になる方法とやらを愛生に吹き込んだ張本人だろうか。速まる鼓動を感じながら、愛生に続いて階段を降りる。愛生はその小柄な身で、大柄な半夏に肩を貸していた。
「この先にあの方がいらっしゃるわ。もしアナタたちがワタクシを下すことができたら、ここを通して良いって言われているの。彼がこの劇団のオーナーよ」
後ろを振り返ると、刹那は眉根を寄せて前を見据えていた。刹那の呪い、そして神紋について知る『オーナー』は、いったい何者なのか。愛生が常世へ会いに行っていたところを見ると、神であることは間違いない。それに六神並みに力を持っていることも確かだろう。そうでなければ、刹那の神紋について知り得るはずがない。
やがて階段の下に、真っ暗な長方形の空間が見えてきた。ちょうど一枚の戸と同じ大きさだ。
「行きなさい。ワタクシの代わりに真実を見るの。あなたが……彼が、何処へ行きつくのかを」
愛生の真剣な目と見つめ合ううちに、刹那は先に暗闇の中へ入っていく。後を追おうとしたその時、上から激しい崩壊の音が聞こえてきた。愛生の手を引こうとするも、愛生はそれ以上進もうとしなかった。迷っているうちに、闇の中から手を引かれる。
「でも、愛生さんたちが……!」
あれでも元神だ、と言いながら、刹那は下駄を強く鳴らして進んでいく。確かに、地下ならば崩れはしないだろうが――。
刹那に手を引かれて進むうち、先に小さな光が見えてきた。きっと、あそこが終点に違いない。そう分かった途端、足が止まった。
「小僧? どうし――」
「刹那さんと一緒にいたい」
たとえこの先に、何があったとしても。そう加えると、腕を掴む手が離れかけた。完全に離れる寸前、華奢な手を掴み直す。
「神粧の儀が駄目でも、刹那さんの呪いを解く手がかりを他に探します! だから……」
一緒にいたい。そう繰り返すと、刹那は何かを囁いた。その後はっきり、「お前が百年後も同じことを言ったら考えてやる」と、冗談交じりに返ってきた。
「俺、本気なんですけど?」
まったく、豪快に笑って誤魔化すところは前と同じだ。勝手に先へ行ってしまう刹那を追いかけ、白い戸をくぐり抜ける。
「ここは……」
見覚えがあるどころではない。赤、青、黄、緑――色彩が互いを塗りつぶさんとする勢いで飛び散っている、この座敷は――。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説


ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
独裁者・武田信玄
いずもカリーシ
歴史・時代
歴史の本とは別の視点で武田信玄という人間を描きます!
平和な時代に、戦争の素人が娯楽[エンターテイメント]の一貫で歴史の本を書いたことで、歴史はただ暗記するだけの詰まらないものと化してしまいました。
『事実は小説よりも奇なり』
この言葉の通り、事実の方が好奇心をそそるものであるのに……
歴史の本が単純で薄い内容であるせいで、フィクションの方が面白く、深い内容になっていることが残念でなりません。
過去の出来事ではありますが、独裁国家が民主国家を数で上回り、戦争が相次いで起こる『現代』だからこそ、この歴史物語はどこかに通じるものがあるかもしれません。
【第壱章 独裁者への階段】 国を一つにできない弱く愚かな支配者は、必ず滅ぶのが戦国乱世の習い
【第弐章 川中島合戦】 戦争の勝利に必要な条件は第一に補給、第二に地形
【第参章 戦いの黒幕】 人の持つ欲を煽って争いの種を撒き、愚かな者を操って戦争へと発展させる武器商人
【第肆章 織田信長の愛娘】 人間の生きる価値は、誰かの役に立つ生き方のみにこそある
【最終章 西上作戦】 人々を一つにするには、敵が絶対に必要である
この小説は『大罪人の娘』を補完するものでもあります。
(前編が執筆終了していますが、後編の執筆に向けて修正中です)
ドマゾネスの掟 ~ドMな褐色少女は僕に責められたがっている~
桂
ファンタジー
探検家の主人公は伝説の部族ドマゾネスを探すために密林の奥へ進むが道に迷ってしまう。
そんな彼をドマゾネスの少女カリナが発見してドマゾネスの村に連れていく。
そして、目覚めた彼はドマゾネスたちから歓迎され、子種を求められるのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる