ヒトカミ粧

 化粧の腕前を生かしてスリをしていた少年咲(さく)は、ある日神の持ち物を盗んでしまう。その償いとして神の化粧師になるよう強制されるが、神の化粧とは、神を人間に変えるための変わった儀式だった。

『獣』『異形』『付喪』『鳥』『草木』『魚』の六柱に儀を施すため、戦いに長ける振袖の女神、刹那(せつな)を用心棒に付け、「神の化粧師」となった咲は個性豊かな神々と出会う――。

化粧を通した人と神の愛憎物語×和風色彩バトル
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