転生することになりました。~神様が色々教えてくれます~

柴ちゃん

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第6章 学校に入学します

14.

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「みんなさんどうでしたか?」
先生はそう言いながら降ってきた花をひとつ手にのせると、小さな声でなにか呟いた。
すると教室中の花や花びらが一瞬にして消えた。
「エルフの魔法は今の様に決まった言葉を呟くと生み出されたは消えることが多いです」
そう言って一呼吸置く先生。
だが、みんなはその間に今の出来事を思い出して興奮してしまっていた。
「スゲー❗ 一瞬で匂いまで消えたぞ」
「綺麗だったのに、もう終わりなの~?」
「魔法…私も使ってみたいな…」
クラスの中で目立つ子もそうでない子もみんなそれぞれ感想を言い合い、一喜一憂していた。
「皆さん、落ち着いてください。 今のような魔法を使いたいのならばそれなりの練習をしなければなりません。 それに使い方を誤れば怪我をすることもありますし、最悪死に至ることもあります」
先生の言葉に、賑やかだったクラスのみんなは静かに息を飲む。
「ですが、これから一緒に練習をして使えるようになりましょうね」
先生の一言でみんなの顔は輝くが、念のため釘を刺しておくのが先生だ。
「でも、なにがあっても勝手に練習したりしないで下さいね。 正しい方法でやらないと本当に死にますから」
怖いことをさらっと笑顔で付け加えた先生に、クラスのみんなの笑顔は凍りついた。
「では最後に、ひとりで出来る魔法の練習を教えますね。
 まず身体の中の魔力を感じてください。 それが出来たら身体全体にその魔力を均等になるように行き渡らせてみてください。 後はどこか一ヶ所に集めてみても良いですよ。 なにか質問はありますか?」
「はい、どうやって魔力を感じるんですか?」
ナーラ、ナイス❗
さらっと簡単そうに言ってたけどやったこと無い人には難しい感覚だもんね。
「そうでしたね、人は生まれつき感じ取れないのでしたね。 なら、目を閉じて自分の身体に意識を向けてみてください。 胸の鼓動の他にも暖かいと感じるものがあるはずです。 それが魔力なのですが、初めてだと分からない人がほとんどですので分からなくても気を落とさないで下さいね。 分からない人には次回教えますのでその間自力で頑張ってみてください」
先生はそう言うと他にも質問がないか確認をした。
「では、質問もなさそうなので授業を終わりましょうか。 セルリアさん、号令をお願いします」
先生に声をかけられて私は号令をかける。
「起立、礼」
「「ありがとうございました」」

授業が終わると、早速魔法の練習を始めるみんな。
私はもう出来るけどもう少し練習しておこうかな?
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