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第5章 初めてのお祭り
27.
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そんな酷い生活をし続けて5年経った頃、俺はマシュマロスライムに会った。
そのマシュマロスライムはパッと見で神の遣いだと俺には分かった。
だがそんなことで逃がしたと言ったらまた辛い思いをすると思い捕まえようと思った。
でも出来なかった、俺は見なかったことにしてその場から逃がした。
すると次の日、そのマシュマロスライムは仲間の男に捕まっていた。
そこで俺は祭りで出していた、捕まえた魔獣を売る為の店番をこっそりと抜けた。
するとたまたま女の子が人にぶつかったのを良いことにその場にそのスライムの入った石を投げて置いた。
その女の子は同じ神の遣いであるフェンリルと共にいたからなんとかしてくれると思って…
***
「そこからエンシェントドラゴン様達の知っているところに繋がる」
【それは辛かったわね。 でももう大丈夫よ、ここは安全だわ】
ハナはエレンの腕から抜け出して、ジュランの頭の上に着地すると頭を撫でてあげていたが、ジュランはすぐにハナのことを頭の上から避けた。
「ありがとう、でも耳を潰さないで下さい」
【あら、ごめんなさい。 ところで、ジュランは今いくつなのかしら? 成人しているようには見えないのだけれど…】
「俺は今15才、まだ成人はしてない…」
ジュランは15なのか、それにしてはしっかりしてるな。
でもうちのフィンリはまだ14だがあれだし、15でしっかりしててもおかしくはないのか?
いや、うちは昔からその教育がされてるからまた別なのか?
私は良く分からなくなっていたが、ミユキの部屋のについたので兎に角考えることを辞めた。
コンコン
エレンが遊びの部屋のドアをノックする。
【主、我だ。 入るぞ?】
すると中から返事が返ってきたので私達は中に入った。
***
私達がいつも通り遊んでいると、ドアがノックされた。
【主、我だ。 入るぞ?】
ノックしてきたのはエレンだったので、返事をして中に入ってきて貰う。
部屋に入ってきたのはエレンだけでなく、ハナとお父様とあともうひとり、知らない男の人がいた。
「お帰り、エレンにハナ。 お父様も、ただいま。 あと、その人は誰?」
【その人が誰なのかタポポも気になるぞ❗】
【ヌレバも❗】
タポポとヌレバは知らない人に興奮したらしく、その人の周りを飛び回り始めた。
【自己紹介してやれ】
「あ、うん? 妖精?」
男の人は、周りを飛んでいるタポポとヌレバの方が気になるのか、エレンの促しに気が付いていないようだった。
「きれいな妖精だな…」
その人は、手を伸ばすとヌレバに触れようとした。
そのマシュマロスライムはパッと見で神の遣いだと俺には分かった。
だがそんなことで逃がしたと言ったらまた辛い思いをすると思い捕まえようと思った。
でも出来なかった、俺は見なかったことにしてその場から逃がした。
すると次の日、そのマシュマロスライムは仲間の男に捕まっていた。
そこで俺は祭りで出していた、捕まえた魔獣を売る為の店番をこっそりと抜けた。
するとたまたま女の子が人にぶつかったのを良いことにその場にそのスライムの入った石を投げて置いた。
その女の子は同じ神の遣いであるフェンリルと共にいたからなんとかしてくれると思って…
***
「そこからエンシェントドラゴン様達の知っているところに繋がる」
【それは辛かったわね。 でももう大丈夫よ、ここは安全だわ】
ハナはエレンの腕から抜け出して、ジュランの頭の上に着地すると頭を撫でてあげていたが、ジュランはすぐにハナのことを頭の上から避けた。
「ありがとう、でも耳を潰さないで下さい」
【あら、ごめんなさい。 ところで、ジュランは今いくつなのかしら? 成人しているようには見えないのだけれど…】
「俺は今15才、まだ成人はしてない…」
ジュランは15なのか、それにしてはしっかりしてるな。
でもうちのフィンリはまだ14だがあれだし、15でしっかりしててもおかしくはないのか?
いや、うちは昔からその教育がされてるからまた別なのか?
私は良く分からなくなっていたが、ミユキの部屋のについたので兎に角考えることを辞めた。
コンコン
エレンが遊びの部屋のドアをノックする。
【主、我だ。 入るぞ?】
すると中から返事が返ってきたので私達は中に入った。
***
私達がいつも通り遊んでいると、ドアがノックされた。
【主、我だ。 入るぞ?】
ノックしてきたのはエレンだったので、返事をして中に入ってきて貰う。
部屋に入ってきたのはエレンだけでなく、ハナとお父様とあともうひとり、知らない男の人がいた。
「お帰り、エレンにハナ。 お父様も、ただいま。 あと、その人は誰?」
【その人が誰なのかタポポも気になるぞ❗】
【ヌレバも❗】
タポポとヌレバは知らない人に興奮したらしく、その人の周りを飛び回り始めた。
【自己紹介してやれ】
「あ、うん? 妖精?」
男の人は、周りを飛んでいるタポポとヌレバの方が気になるのか、エレンの促しに気が付いていないようだった。
「きれいな妖精だな…」
その人は、手を伸ばすとヌレバに触れようとした。
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