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第3章 街にお出かけします
35.
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スズナの頭の上には、どんどん大きくなっていく丸い魔力の塊がある。
きっと、これをぶつけられたら大変なことになるだろう。
良くて入院、悪かったら死、そのくらいの威力はあるだろう塊が、一分もしないうちにスズナの頭の大きさを超えた。
それを、怒ったスズナがお父様達に投げようとしたところで私は声をかけた。
「スズナストップ❗ それは投げちゃいけないよ。」
私がストップをかけると、スズナの頭の上にあった魔力の塊は、スズナの体の中に吸い込まれるように消えた。
【ミユキ、なんで止めるの❗ あと少しで完成だったのに。】
スズナは、悔しそうにしている。
その横では、スズナが怒られているうちにとでも思ったのか、チェリニーが魔力の塊を作っている。
「チェリニー? なにしてるの、それをしまいなさい。」
チェリニーに声をかけている間に、こっそりと作っていたエレナとエレンが投げようとしている。
「エレナとエレンも分かってるからね?」
私が二人に声をかけると、ギクッという感じで肩が跳ねたあと、ギギギッという効果音が聴こえそうな感じで首を私に向けた。
もう、こうなるのなら別の日に練習をすればいいんだ。
「はぁ、みんな、もういいからさ? 今日は練習をしないでまた別の日にやろう?」
私がみんなにそう声をかけ、納得して貰ったころ、手の上にいたタポポとヌレバが居なくなっていることに気が付いた。
そういえばユズハもいない。
「痛い痛い❗ なにするんだ❗」
「痛たた、やめてちょうだい❗」
お父様達の声が聞こえてそっちを見ると、お父様の頭の上には、タポポとヌレバがいて、髪の毛を引っ張っていた。
お母様のところには、高速で飛び回るユズハが、小鳥の姿でお母様のことをめちゃくちゃ突っついていた。
うん、これは痛い…
って、そうじゃなくて止めないと❗
「タポポ、ヌレバ、ユズハ、ストップ❗ もうやらなくていいよ。」
私が声をかけると、三人はぴゅっと私のところに飛んできて抱きついた。
【ミユキもう平気か? タポポ達頑張ったんだぞ❗】
タポポ達は、褒めて褒めて?と言う感じで報告をしてくれる。
う~ん、ここで褒めたら認めることに、でも怒るのもなにか違うし、私は、悩んだ挙げ句に頭を撫でてなにも言わないことにした。
「みんなありがとう。 でも、今日はもう練習をしないことにしたから大丈夫だよ。 だからね、お母様も安心して仕事を終わらせてきて? ね?」
私は、みんなの方を向きながらそう言った。
これなら問題も解決だよね?
「はぁ、ミユキちゃんにはかなわないわね。 こんなに強い仲間を連れていながらもしっかりとしつけられているし、何より私の仕事のために練習をやめるなんて。」
お母様は、頬に手を添えてため息を吐きながらそう言った。
きっと、これをぶつけられたら大変なことになるだろう。
良くて入院、悪かったら死、そのくらいの威力はあるだろう塊が、一分もしないうちにスズナの頭の大きさを超えた。
それを、怒ったスズナがお父様達に投げようとしたところで私は声をかけた。
「スズナストップ❗ それは投げちゃいけないよ。」
私がストップをかけると、スズナの頭の上にあった魔力の塊は、スズナの体の中に吸い込まれるように消えた。
【ミユキ、なんで止めるの❗ あと少しで完成だったのに。】
スズナは、悔しそうにしている。
その横では、スズナが怒られているうちにとでも思ったのか、チェリニーが魔力の塊を作っている。
「チェリニー? なにしてるの、それをしまいなさい。」
チェリニーに声をかけている間に、こっそりと作っていたエレナとエレンが投げようとしている。
「エレナとエレンも分かってるからね?」
私が二人に声をかけると、ギクッという感じで肩が跳ねたあと、ギギギッという効果音が聴こえそうな感じで首を私に向けた。
もう、こうなるのなら別の日に練習をすればいいんだ。
「はぁ、みんな、もういいからさ? 今日は練習をしないでまた別の日にやろう?」
私がみんなにそう声をかけ、納得して貰ったころ、手の上にいたタポポとヌレバが居なくなっていることに気が付いた。
そういえばユズハもいない。
「痛い痛い❗ なにするんだ❗」
「痛たた、やめてちょうだい❗」
お父様達の声が聞こえてそっちを見ると、お父様の頭の上には、タポポとヌレバがいて、髪の毛を引っ張っていた。
お母様のところには、高速で飛び回るユズハが、小鳥の姿でお母様のことをめちゃくちゃ突っついていた。
うん、これは痛い…
って、そうじゃなくて止めないと❗
「タポポ、ヌレバ、ユズハ、ストップ❗ もうやらなくていいよ。」
私が声をかけると、三人はぴゅっと私のところに飛んできて抱きついた。
【ミユキもう平気か? タポポ達頑張ったんだぞ❗】
タポポ達は、褒めて褒めて?と言う感じで報告をしてくれる。
う~ん、ここで褒めたら認めることに、でも怒るのもなにか違うし、私は、悩んだ挙げ句に頭を撫でてなにも言わないことにした。
「みんなありがとう。 でも、今日はもう練習をしないことにしたから大丈夫だよ。 だからね、お母様も安心して仕事を終わらせてきて? ね?」
私は、みんなの方を向きながらそう言った。
これなら問題も解決だよね?
「はぁ、ミユキちゃんにはかなわないわね。 こんなに強い仲間を連れていながらもしっかりとしつけられているし、何より私の仕事のために練習をやめるなんて。」
お母様は、頬に手を添えてため息を吐きながらそう言った。
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