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第3章 街にお出かけします
34.
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「どうしたんだ? やけに部屋の中が寒い気がするが…」
お父様、本当にそれだけ? 部屋の中、雪が降ってるのに?
とにかく、どうしたのかをさっきからずっと聞き続けているお父様に事の経緯を説明することにした。
「それは、私も仕事を頑張ってきたのだからオリビアもしっかりと終わらせてから見に来なさい。」
「はぁ⁉️ そもそも私がやっている仕事はあなたが終わりきらないからまわってきたものじゃないの❗ あなたには絶対に言われたくないわ。」
なんと、仕事の押し付けあいで夫婦喧嘩が始まってしまった。
これには、流石にエレナとエレンも怒るのをやめて二人の喧嘩の成り行きを見守っている。
そのため、いつしか雪もやんでいた。
***
それから、一時間が経過した…
「そもそもいつもいつもあなたの仕事をこなしているのは私なのだからこのくらいあなたがやってきなさいよ❗」
「はぁ? 国王を支えるのがオリビアの仕事だろう。 このくらいやってくれても良いじゃないか❗」
……と、まあ一時間経った今は、喧嘩が落ち着くどころかさらにヒートアップしていた。
「お父様、お母様、落ち着いてください。」
「「ミユキ(ミユキちゃん)は黙ってて❗」」
二人を宥めようと声をかけたら、まさかの怒られた。
その衝撃が大きすぎて、私の目にはどんどん涙が溜まっていく。
「ふぇ、ふぇぇ~ん❗ おとうしゃまとおかあしゃまが怒っちゃ❗」
私は、怒られた悲しみに耐えきれず、泣き出してしまった。
幼児言葉になることも気にせずに思いっきり泣く。
それを見たお母様達は、あなたのせいで、と、まだ喧嘩を繰り広げている。
そこに、静かに響き渡る声で声をかけたのはエレンだ。
【おい、主が泣いてもまだなお喧嘩をするとはいい度胸をしているな… 主が、泣いたことをお互いのせいにし、自分の失態を認められないとは、親失格だなぁ。】
エレンは、とてつもなく黒い笑みを浮かべて、二人にそう言った。
エレンの横では、スズナやエレナ、いつも笑顔なチェリニーとユズハまでもが怖い顔をして二人を睨んでいる。
「ひぃっっ…」
私があまりの怖さに変な声をあげると、笑顔になったエレナが、私をアメリに渡して、私の手にはタポポとヌレバをのっけてくれた。
それが終わると、また怖い顔に戻った。
【ミユキを泣かせるものは誰だろうと許さない。 でも、スズナは優しいから殺しはしないよ? 安心してね?】
スズナは、そう言って魔力を練り始めた。
お父様、本当にそれだけ? 部屋の中、雪が降ってるのに?
とにかく、どうしたのかをさっきからずっと聞き続けているお父様に事の経緯を説明することにした。
「それは、私も仕事を頑張ってきたのだからオリビアもしっかりと終わらせてから見に来なさい。」
「はぁ⁉️ そもそも私がやっている仕事はあなたが終わりきらないからまわってきたものじゃないの❗ あなたには絶対に言われたくないわ。」
なんと、仕事の押し付けあいで夫婦喧嘩が始まってしまった。
これには、流石にエレナとエレンも怒るのをやめて二人の喧嘩の成り行きを見守っている。
そのため、いつしか雪もやんでいた。
***
それから、一時間が経過した…
「そもそもいつもいつもあなたの仕事をこなしているのは私なのだからこのくらいあなたがやってきなさいよ❗」
「はぁ? 国王を支えるのがオリビアの仕事だろう。 このくらいやってくれても良いじゃないか❗」
……と、まあ一時間経った今は、喧嘩が落ち着くどころかさらにヒートアップしていた。
「お父様、お母様、落ち着いてください。」
「「ミユキ(ミユキちゃん)は黙ってて❗」」
二人を宥めようと声をかけたら、まさかの怒られた。
その衝撃が大きすぎて、私の目にはどんどん涙が溜まっていく。
「ふぇ、ふぇぇ~ん❗ おとうしゃまとおかあしゃまが怒っちゃ❗」
私は、怒られた悲しみに耐えきれず、泣き出してしまった。
幼児言葉になることも気にせずに思いっきり泣く。
それを見たお母様達は、あなたのせいで、と、まだ喧嘩を繰り広げている。
そこに、静かに響き渡る声で声をかけたのはエレンだ。
【おい、主が泣いてもまだなお喧嘩をするとはいい度胸をしているな… 主が、泣いたことをお互いのせいにし、自分の失態を認められないとは、親失格だなぁ。】
エレンは、とてつもなく黒い笑みを浮かべて、二人にそう言った。
エレンの横では、スズナやエレナ、いつも笑顔なチェリニーとユズハまでもが怖い顔をして二人を睨んでいる。
「ひぃっっ…」
私があまりの怖さに変な声をあげると、笑顔になったエレナが、私をアメリに渡して、私の手にはタポポとヌレバをのっけてくれた。
それが終わると、また怖い顔に戻った。
【ミユキを泣かせるものは誰だろうと許さない。 でも、スズナは優しいから殺しはしないよ? 安心してね?】
スズナは、そう言って魔力を練り始めた。
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