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第3章 街にお出かけします
20.
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パーティーが始まると、まずはみんながそれぞれ挨拶に来る。
爵位の一番高い公爵から順にだ。
「陛下、この度はパーティーにお誘いくださりありがとうございます。 陛下の誕生日を祝いたく参りました。 こちらはプレゼントです。 よろしければ受け取ってください。」
そう言ったのは、一番爵位が高く王家のお膝元と言われている、アルーン公爵家の公爵レナルドだ。
レナルド様の横には妻であるハルとその子供のマーナとナーラがいる。
マーナは女の子でナーラは男の子だ。
どちらも私と同い年らしく、お父様に挨拶している間も私のことを気にかけていた。
お父様への挨拶が終わり、私達の方へ来ると、二人が話しかけてきた。
「「ミユキ姫様初めまして、マーナとナーラです。 これからよろしくお願いします。」」
二人は、私に一生懸命挨拶をしてくれた。
なので、私は椅子から降りて二人に手を差し出しながらこう言ったんだ。
「私は、ミユキです。 マーナ、ナーラ、これからよろしくお願いしますね。」とね。
二人は、私が手を差し出したことに感動したのか瞳をうるうるさせながら私の手を握って、首を縦に高速で振っていた。
アルーン家が挨拶を終えてパーティーに戻ると、次から次へと人が来た。
私がこの列に飽きてきた頃、やっと挨拶が終わり開放された。
「ミユキ、自由にパーティーを見てきて良いぞ。 その代わり、スズナ達はミユキから目を離すなよ。」
そう言われて私達はアルーン家の方へ向かって歩き始めた。
途中で、美味しそうなご飯を見つけたのでエレナに取ってもらいながら進んで行った。
***
~アルーン家が挨拶をしている間~
「あれってフェンリルか? なんでここにいるのかは分からないが、ミユキ姫様の側にいるってことは、仲良くなっておけば良いことがあるかもしれないな。」
「ああ、丁度私達の家には同い年の子がいる。 これを利用するとしよう。」
内緒話をした二人の伯爵は、それぞれ自分の子達に仲良くしてくるようにと言ってから送り出すことにした。
***
「マーナ様~、ナーラ様~❗」
私は、そう言いながら二人に小走りで近付いていった。
「「あっ❗ ミユキ姫様だ~ どうされたんですか?」」
二人は、息ぴったりに振り返って私に聞いた。
私が一緒に話したいと二人に言うと、二人は頬を染めて喜んだ。
「ミユキ姫様、マーナ様って呼ばれるのは変な感じがするからマーナと呼んで欲しいです。」
マーナ様、いえ、マーナはそう言って首をかしげた。
「あっ、僕もナーラって呼んで欲しいです。」
二人とも、名前で呼ぶなら私のことも名前で呼んで欲しい。
そう伝えると、まさかの反応をされた。
「えっ? よろしいのですか? ミユキ姫様のほうが偉いのに。」
私は、良いの❗と言ってなんとか名前で呼んでもらうことに成功した。
そのあと、色々話して敬語も無しにしようということに決まった。
こっちの世界で初めての人間の友達ができたね❗
私は、ニコニコとして二人と話した。
爵位の一番高い公爵から順にだ。
「陛下、この度はパーティーにお誘いくださりありがとうございます。 陛下の誕生日を祝いたく参りました。 こちらはプレゼントです。 よろしければ受け取ってください。」
そう言ったのは、一番爵位が高く王家のお膝元と言われている、アルーン公爵家の公爵レナルドだ。
レナルド様の横には妻であるハルとその子供のマーナとナーラがいる。
マーナは女の子でナーラは男の子だ。
どちらも私と同い年らしく、お父様に挨拶している間も私のことを気にかけていた。
お父様への挨拶が終わり、私達の方へ来ると、二人が話しかけてきた。
「「ミユキ姫様初めまして、マーナとナーラです。 これからよろしくお願いします。」」
二人は、私に一生懸命挨拶をしてくれた。
なので、私は椅子から降りて二人に手を差し出しながらこう言ったんだ。
「私は、ミユキです。 マーナ、ナーラ、これからよろしくお願いしますね。」とね。
二人は、私が手を差し出したことに感動したのか瞳をうるうるさせながら私の手を握って、首を縦に高速で振っていた。
アルーン家が挨拶を終えてパーティーに戻ると、次から次へと人が来た。
私がこの列に飽きてきた頃、やっと挨拶が終わり開放された。
「ミユキ、自由にパーティーを見てきて良いぞ。 その代わり、スズナ達はミユキから目を離すなよ。」
そう言われて私達はアルーン家の方へ向かって歩き始めた。
途中で、美味しそうなご飯を見つけたのでエレナに取ってもらいながら進んで行った。
***
~アルーン家が挨拶をしている間~
「あれってフェンリルか? なんでここにいるのかは分からないが、ミユキ姫様の側にいるってことは、仲良くなっておけば良いことがあるかもしれないな。」
「ああ、丁度私達の家には同い年の子がいる。 これを利用するとしよう。」
内緒話をした二人の伯爵は、それぞれ自分の子達に仲良くしてくるようにと言ってから送り出すことにした。
***
「マーナ様~、ナーラ様~❗」
私は、そう言いながら二人に小走りで近付いていった。
「「あっ❗ ミユキ姫様だ~ どうされたんですか?」」
二人は、息ぴったりに振り返って私に聞いた。
私が一緒に話したいと二人に言うと、二人は頬を染めて喜んだ。
「ミユキ姫様、マーナ様って呼ばれるのは変な感じがするからマーナと呼んで欲しいです。」
マーナ様、いえ、マーナはそう言って首をかしげた。
「あっ、僕もナーラって呼んで欲しいです。」
二人とも、名前で呼ぶなら私のことも名前で呼んで欲しい。
そう伝えると、まさかの反応をされた。
「えっ? よろしいのですか? ミユキ姫様のほうが偉いのに。」
私は、良いの❗と言ってなんとか名前で呼んでもらうことに成功した。
そのあと、色々話して敬語も無しにしようということに決まった。
こっちの世界で初めての人間の友達ができたね❗
私は、ニコニコとして二人と話した。
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