65 / 176
第3章 街にお出かけします
14.
しおりを挟む
私達は、部屋に戻ってからアメリに相談をしていた。
「ねえアメリ、エレナ達の寝るところってどうすればいいかな~? さすがに、私のベットじゃ収まりきらないよね。」
そうですね~、とアメリは考え始めた。
「分かりました。 ミユキ様、アメリ達メイドや執事に部屋を一日預けてもらえますか? 預けて下されば、解決出来ます❗」
私はこくっと頷くと、笑顔でよろしくねと言った。
「分かりました。 今日の夜には間に合わせます❗」
そう言うと、アメリは私をお兄様達に預けて駆け足でどこかへ去っていった。
「あ~ミユキ、とにかく遊びの部屋で待とうか。」
フィンリお兄様が、私をスズナの背にのせて歩き始めた。
でも、私はこっそりとスズナの背から降りる。
【ミユキ、乗らないの?】
スズナが小声で聞いてくる。
「うん、歩く練習をしているからね。」
そう返すと、私は頑張ってお兄様のあとを歩いた。
だがお兄様が、ふと後ろを振り返った瞬間に歩いていたことは即ばれた。
「何でミユキはスズナに乗らずに歩いているのかな?」
私は、内心冷や汗でだらだらになりながら言い訳を考えた。
だが、思い付かなかった。
「あの、ね、いま私、歩く練習をしているの。 勝手に歩いてごめんなさい❗」
もう、私は諦めて堂々と謝った。
「いや、歩くのはまだ少し危ないんじゃないかと思って歩かせなかった私も悪いし別に良いよ? その代わり、今度からはちゃんと声をかけてね?」
お兄様は、本当の王子様スマイルでこういった。
「うん分かった❗」
私は、元気よく返事をすることで、お兄様を怒らせずに話を終わらせることを成功した。
遊びの部屋につくと、なんということか、隣からどったんばったん…がっしゃ~んと物凄い音がしている。
隣は私の部屋だけど、大丈夫だよね?
物凄い音を聴きながら遊ぶこと約二時間…やっとエレナ達が帰って来ました。
「エレナ、エレン、おかえりなさい。」
私は、にっこりと笑ってふたりに駆け寄った。
エレナは、駆け寄った私を抱き上げてくれて、エレンは私の頭を撫でてくれた。
そして、二人がただいまといってくれた。
えへへ、挨拶ができるってなんか嬉しいね。
***
「ミユキ様、お部屋の用意が出来ました。 ご飯を食べに行く前に少し見にきて頂けますか?」
アメリがお部屋の用意が出来たことを伝えに来てくれたようだ。
「分かりまちた。 今行きます。」
私は、そう返事をすると、みんなに声をかけてこの部屋のお片付けをした。
片付けて、私の部屋へ行く。
私がそこで見たものといったら、それはもう凄かった。
これ、本当に私の部屋?
「ねえアメリ、エレナ達の寝るところってどうすればいいかな~? さすがに、私のベットじゃ収まりきらないよね。」
そうですね~、とアメリは考え始めた。
「分かりました。 ミユキ様、アメリ達メイドや執事に部屋を一日預けてもらえますか? 預けて下されば、解決出来ます❗」
私はこくっと頷くと、笑顔でよろしくねと言った。
「分かりました。 今日の夜には間に合わせます❗」
そう言うと、アメリは私をお兄様達に預けて駆け足でどこかへ去っていった。
「あ~ミユキ、とにかく遊びの部屋で待とうか。」
フィンリお兄様が、私をスズナの背にのせて歩き始めた。
でも、私はこっそりとスズナの背から降りる。
【ミユキ、乗らないの?】
スズナが小声で聞いてくる。
「うん、歩く練習をしているからね。」
そう返すと、私は頑張ってお兄様のあとを歩いた。
だがお兄様が、ふと後ろを振り返った瞬間に歩いていたことは即ばれた。
「何でミユキはスズナに乗らずに歩いているのかな?」
私は、内心冷や汗でだらだらになりながら言い訳を考えた。
だが、思い付かなかった。
「あの、ね、いま私、歩く練習をしているの。 勝手に歩いてごめんなさい❗」
もう、私は諦めて堂々と謝った。
「いや、歩くのはまだ少し危ないんじゃないかと思って歩かせなかった私も悪いし別に良いよ? その代わり、今度からはちゃんと声をかけてね?」
お兄様は、本当の王子様スマイルでこういった。
「うん分かった❗」
私は、元気よく返事をすることで、お兄様を怒らせずに話を終わらせることを成功した。
遊びの部屋につくと、なんということか、隣からどったんばったん…がっしゃ~んと物凄い音がしている。
隣は私の部屋だけど、大丈夫だよね?
物凄い音を聴きながら遊ぶこと約二時間…やっとエレナ達が帰って来ました。
「エレナ、エレン、おかえりなさい。」
私は、にっこりと笑ってふたりに駆け寄った。
エレナは、駆け寄った私を抱き上げてくれて、エレンは私の頭を撫でてくれた。
そして、二人がただいまといってくれた。
えへへ、挨拶ができるってなんか嬉しいね。
***
「ミユキ様、お部屋の用意が出来ました。 ご飯を食べに行く前に少し見にきて頂けますか?」
アメリがお部屋の用意が出来たことを伝えに来てくれたようだ。
「分かりまちた。 今行きます。」
私は、そう返事をすると、みんなに声をかけてこの部屋のお片付けをした。
片付けて、私の部屋へ行く。
私がそこで見たものといったら、それはもう凄かった。
これ、本当に私の部屋?
11
お気に入りに追加
363
あなたにおすすめの小説

裏の林にダンジョンが出来ました。~異世界からの転生幼女、もふもふペットと共に~
あかる
ファンタジー
私、異世界から転生してきたみたい?
とある田舎町にダンジョンが出来、そこに入った美優は、かつて魔法学校で教師をしていた自分を思い出した。
犬と猫、それと鶏のペットと一緒にダンジョンと、世界の謎に挑みます!

(完結)もふもふと幼女の異世界まったり旅
あかる
ファンタジー
死ぬ予定ではなかったのに、死神さんにうっかり魂を狩られてしまった!しかも証拠隠滅の為に捨てられて…捨てる神あれば拾う神あり?
異世界に飛ばされた魂を拾ってもらい、便利なスキルも貰えました!
完結しました。ところで、何位だったのでしょう?途中覗いた時は150~160位くらいでした。応援、ありがとうございました。そのうち新しい物も出す予定です。その時はよろしくお願いします。

野草から始まる異世界スローライフ
深月カナメ
ファンタジー
花、植物に癒されたキャンプ場からの帰り、事故にあい異世界に転生。気付けば子供の姿で、名前はエルバという。
私ーーエルバはスクスク育ち。
ある日、ふれた薬草の名前、効能が頭の中に聞こえた。
(このスキル使える)
エルバはみたこともない植物をもとめ、魔法のある世界で優しい両親も恵まれ、私の第二の人生はいま異世界ではじまった。
エブリスタ様にて掲載中です。
表紙は表紙メーカー様をお借りいたしました。
プロローグ〜78話までを第一章として、誤字脱字を直したものに変えました。
物語は変わっておりません。
一応、誤字脱字、文章などを直したはずですが、まだまだあると思います。見直しながら第二章を進めたいと思っております。
よろしくお願いします。

こちらの異世界で頑張ります
kotaro
ファンタジー
原 雪は、初出勤で事故にあい死亡する。神様に第二の人生を授かり幼女の姿で
魔の森に降り立つ 其処で獣魔となるフェンリルと出合い後の保護者となる冒険者と出合う。
様々の事が起こり解決していく

異世界の片隅で引き篭りたい少女。
月芝
ファンタジー
玄関開けたら一分で異世界!
見知らぬオッサンに雑に扱われただけでも腹立たしいのに
初っ端から詰んでいる状況下に放り出されて、
さすがにこれは無理じゃないかな? という出オチ感漂う能力で過ごす新生活。
生態系の最下層から成り上がらずに、こっそりと世界の片隅で心穏やかに過ごしたい。
世界が私を見捨てるのならば、私も世界を見捨ててやろうと森の奥に引き篭った少女。
なのに世界が私を放っておいてくれない。
自分にかまうな、近寄るな、勝手に幻想を押しつけるな。
それから私を聖女と呼ぶんじゃねぇ!
己の平穏のために、ふざけた能力でわりと真面目に頑張る少女の物語。
※本作主人公は極端に他者との関わりを避けます。あとトキメキLOVEもハーレムもありません。
ですので濃厚なヒューマンドラマとか、心の葛藤とか、胸の成長なんかは期待しないで下さい。
ひっそり静かに生きていきたい 神様に同情されて異世界へ。頼みの綱はアイテムボックス
於田縫紀
ファンタジー
雨宿りで立ち寄った神社の神様に境遇を同情され、私は異世界へと転移。
場所は山の中で周囲に村等の気配はない。あるのは木と草と崖、土と空気だけ。でもこれでいい。私は他人が怖いから。

異世界無知な私が転生~目指すはスローライフ~
丹葉 菟ニ
ファンタジー
倉山美穂 39歳10ヶ月
働けるうちにあったか猫をタップリ着込んで、働いて稼いで老後は ゆっくりスローライフだと夢見るおばさん。
いつもと変わらない日常、隣のブリっ子後輩を適当にあしらいながらも仕事しろと注意してたら突然地震!
悲鳴と逃げ惑う人達の中で咄嗟に 机の下で丸くなる。
対処としては間違って無かった筈なのにぜか飛ばされる感覚に襲われたら静かになってた。
・・・顔は綺麗だけど。なんかやだ、面倒臭い奴 出てきた。
もう少しマシな奴いませんかね?
あっ、出てきた。
男前ですね・・・落ち着いてください。
あっ、やっぱり神様なのね。
転生に当たって便利能力くれるならそれでお願いします。
ノベラを知らないおばさんが 異世界に行くお話です。
不定期更新
誤字脱字
理解不能
読みにくい 等あるかと思いますが、お付き合いして下さる方大歓迎です。

明日を信じて生きていきます~異世界に転生した俺はのんびり暮らします~
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生した主人公は、新たな冒険が待っていることを知りながらも、のんびりとした暮らしを選ぶことに決めました。
彼は明日を信じて、異世界での新しい生活を楽しむ決意を固めました。
最初の仲間たちと共に、未知の地での平穏な冒険が繰り広げられます。
一種の童話感覚で物語は語られます。
童話小説を読む感じで一読頂けると幸いです
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる