転生することになりました。~神様が色々教えてくれます~

柴ちゃん

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第3章 街にお出かけします

3.

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動きやすい服に着替えて外に出てきた私達、今は街の中を探検中です。

レストランに、雑貨屋さんに…あった❗おもちゃ屋さんだ。
私はスズナに乗り、歩いて向かいます。
横では、アメリとチェリニーが歩いています。
街のみんなは、スズナの大きさに驚いてひそひそと話しています。

「らっしゃい❗美味しい美味しいチェリーラビットの肉が入ってるよ。」
「こっちにいらっしゃい? 新鮮な野菜が沢山よ。」
と、なんとも賑やかな街のようです。
こんな賑やかな中を少し走ると、おもちゃ屋さんに着きました。

「可愛い嬢ちゃん達は、国王のところの子じゃないか。 いやぁ~、会えるなんて嬉しいね。」
と、さっそくおもちゃ屋さんの店主に話しかけられた。
すると、私に会えた喜びからか、お店の商品をすべて二割引にするとか言い出した。
店主さん、それで良いの⁉️

【ミユキ、早くお店にはいろうぜ❗】
タポポが、はやくはやく❗と、私の髪を引っ張ってさいそくしてくる。
私もはやく見たいので、私達は急いでお店の中に入った。

「うわぁ~ すごいね。」
なんと中は、いろんなおもちゃが、ごちゃっとしてるようできちんと並べて置かれていた。可愛らしい女の子向けの部屋とカッコいい男の子向けの部屋へ続く道もある。
既にみんなは、あっちへキョロキョロこっちをキョロキョロと、せわしなく見ています。

「しゃいしょは、おんなのこのほうをみようね?」
私が見て良いと合図をだすと、スズナは私を背にのせ、みんなで進み始めた。


   ***


「ねぇ見て、あの子がきっと新しい姫様よ。 あんなに契約獣を連れているもの。」
「本当ね、なんて美しいの。 あんなに綺麗な子供は初めて見たわ。」
俺は、人混みに紛れながら新しい姫様とやらを見ていた。
まわりの日との会話のお陰で姫様のことが良く分かる。

「あれは、フェンリルか? あと、チェリーラビットに妖精が二匹、精霊もいるとな。」
俺は、これからのことの進みを想像しては笑みがこぼれる。
それじゃあそろそろアイラ様に報告しに行くか。

すると男のまわりにフワッと風が吹いた。
その風に隠れるようにコウモリの姿になると、空高く飛び立っていった。
「いま、なんか黒いものが横切らなかった?」
さっきの人が言う。
「気のせいじゃない?」
それもそうね、と言って、さっきの人達が去っていった。
そしてこの男の存在に気がつくものはいなかったのだった。



   ~~~新しい話、書きました。~~~

新しい話を書きました。
「神の御使い~フェンリル誕生物語~」という題名です。
この話に登場するスズナの産まれたときの話になります。
良ければ覗いてみてください。
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