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第二章 街に着きました。
お気に入り50人突破記念 梅雨の日のミユキ達~雨の精霊と遊ぼう❗~中編
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なにして遊ぶかを話し始めると、ユズハが両手パンッを合わせてからぱあっと両手を広げた。
すると突然、まわりに大きなさといもの葉っぱが人数分でてきた。
しかも、それぞれの体の大きさにあった葉っぱの大きさだった。
【これを傘代わりにすると良いよ?】
ユズハは、そう言いながら私に一枚差し出してきた。
「ありがとう、でもなんでさといもの葉っぱなの?」
私は、受け取りながら質問をしてみる。
【それはね、さといもの葉っぱは、撥水性がよくて水が弾かれるから傘になるからなんだよ。】
ユズハが、みんなに傘を配りながら説明してくれた。
ふぅ~ん、さといもの葉っぱって凄いんだね。
【それでは、みんな傘をさしたことだし、遊びましょうか。】
うん、そうだね。
ぱた、ぱた、ざざぁー
私の傘にも雨があたり始めた。
【どう?雨をもう少し降らせたほうが良いかしら?】
レインが、空を見上げながら呟いている。
「だいじょうぶだよ? このままでへいき。」
レインは、そう聞いて安心したのか、笑顔で良かった🎵と言った。
レインは、雨の中でも濡れないんだね。 さすが雨の精霊と言うべきか。
【あっ見て、紫陽花の下でカエルさんが雨宿りしてるよ? かわいいね。】
スズナが、紫陽花の下を指しながら言った。
あっほんとだ❗雨蛙かな~?
ゲーコゲコゲコ
「うん? うん、うん… カエルさんがね、このあじしゃいは、あめがあんまり入ってこなくていいっていってるよ? あとね、かわいいっていってくれてありがとうだって。」
でも、なんでカエルさんの言葉が分かったんだろう。
まあ、便利だし別に良いよね。
【へ~、そんなこと言ってるんだな。ミユキがカエルと話せることタポポ知らなかったぞ。 すごいな❗】
うん❗ありがとう。 でも、私も話せること知らなかったよ。
さわさわっ
今度は、紫陽花がさわさわと揺れ始めた。
「うん? うん、うん… こんどは、あじしゃいしゃんがね、カエルしゃんほめてくれてありがとう、もっとあめよけになるようにがんばるね❗って言ってるよ?」【【【………ミユキって、植物とも話せたの?】】】
うん、そうみたい… でも、植物とも話せるって便利だね~。
【これは、便利の域ではない気がするわ… まあ、ミユキが喜んでいるし、別に良いのかしら…】
ん?レインが何かぶつぶついってる?
「レイン、なにかいいましたか?」
【ううん、なにも言ってないわよ?】
私は、なら気のせいかと思い、また遊び始めた。
***
私は今、ミユキ達が雨の中遊んでいると聞き、フィンリの部屋へ向かっていた。
「フィンリ入るぞ。」
私は、ひと声かけてからドアを開ける。
「あっ、うん。 父さん、そこは踏まないで。」
見ると、フィンリの部屋の床が濡れていた。
そして、それを必死に拭くフィンリの姿がある。
どうしたのか聞いてみると、ミユキが遊びに行くまでの経緯を教えてくれた。
そこで遊んでいるミユキを見ようと窓の外を見ると、知らない妖精?がいた。
「フィンリ、あの妖精?って何か分かるか?」
フィンリは、一旦床を拭くのをやめて、窓の外に目をやると、あれがなんなのか答えてくれた。
「ああ、あれは妖精じゃなくて雨の精霊だって。 そんな精霊もいたんだね。」
雨の精霊か…て、雨の精霊⁉️なぜそんなものがここにいるんだ?
まあいい、ミユキのことだ。あとで話してくれるだろう。
と、思っている間にもミユキがカエルと紫陽花と話し始めた。
いやいや待て待て、なぜ話せるんだ⁉️
ああ、もういい、疲れてきた。 少し遊ぶだけでこれとは…
まあ、楽しそうだし私は仕事に戻るか。
「フィンリ、部屋にいれてくれてありがとな。それじゃあ仕事に戻るわ。」
「ええ、お父様も頑張って下さい。」
そんなこんなで私は、フィンリの部屋をあとにした。
すると突然、まわりに大きなさといもの葉っぱが人数分でてきた。
しかも、それぞれの体の大きさにあった葉っぱの大きさだった。
【これを傘代わりにすると良いよ?】
ユズハは、そう言いながら私に一枚差し出してきた。
「ありがとう、でもなんでさといもの葉っぱなの?」
私は、受け取りながら質問をしてみる。
【それはね、さといもの葉っぱは、撥水性がよくて水が弾かれるから傘になるからなんだよ。】
ユズハが、みんなに傘を配りながら説明してくれた。
ふぅ~ん、さといもの葉っぱって凄いんだね。
【それでは、みんな傘をさしたことだし、遊びましょうか。】
うん、そうだね。
ぱた、ぱた、ざざぁー
私の傘にも雨があたり始めた。
【どう?雨をもう少し降らせたほうが良いかしら?】
レインが、空を見上げながら呟いている。
「だいじょうぶだよ? このままでへいき。」
レインは、そう聞いて安心したのか、笑顔で良かった🎵と言った。
レインは、雨の中でも濡れないんだね。 さすが雨の精霊と言うべきか。
【あっ見て、紫陽花の下でカエルさんが雨宿りしてるよ? かわいいね。】
スズナが、紫陽花の下を指しながら言った。
あっほんとだ❗雨蛙かな~?
ゲーコゲコゲコ
「うん? うん、うん… カエルさんがね、このあじしゃいは、あめがあんまり入ってこなくていいっていってるよ? あとね、かわいいっていってくれてありがとうだって。」
でも、なんでカエルさんの言葉が分かったんだろう。
まあ、便利だし別に良いよね。
【へ~、そんなこと言ってるんだな。ミユキがカエルと話せることタポポ知らなかったぞ。 すごいな❗】
うん❗ありがとう。 でも、私も話せること知らなかったよ。
さわさわっ
今度は、紫陽花がさわさわと揺れ始めた。
「うん? うん、うん… こんどは、あじしゃいしゃんがね、カエルしゃんほめてくれてありがとう、もっとあめよけになるようにがんばるね❗って言ってるよ?」【【【………ミユキって、植物とも話せたの?】】】
うん、そうみたい… でも、植物とも話せるって便利だね~。
【これは、便利の域ではない気がするわ… まあ、ミユキが喜んでいるし、別に良いのかしら…】
ん?レインが何かぶつぶついってる?
「レイン、なにかいいましたか?」
【ううん、なにも言ってないわよ?】
私は、なら気のせいかと思い、また遊び始めた。
***
私は今、ミユキ達が雨の中遊んでいると聞き、フィンリの部屋へ向かっていた。
「フィンリ入るぞ。」
私は、ひと声かけてからドアを開ける。
「あっ、うん。 父さん、そこは踏まないで。」
見ると、フィンリの部屋の床が濡れていた。
そして、それを必死に拭くフィンリの姿がある。
どうしたのか聞いてみると、ミユキが遊びに行くまでの経緯を教えてくれた。
そこで遊んでいるミユキを見ようと窓の外を見ると、知らない妖精?がいた。
「フィンリ、あの妖精?って何か分かるか?」
フィンリは、一旦床を拭くのをやめて、窓の外に目をやると、あれがなんなのか答えてくれた。
「ああ、あれは妖精じゃなくて雨の精霊だって。 そんな精霊もいたんだね。」
雨の精霊か…て、雨の精霊⁉️なぜそんなものがここにいるんだ?
まあいい、ミユキのことだ。あとで話してくれるだろう。
と、思っている間にもミユキがカエルと紫陽花と話し始めた。
いやいや待て待て、なぜ話せるんだ⁉️
ああ、もういい、疲れてきた。 少し遊ぶだけでこれとは…
まあ、楽しそうだし私は仕事に戻るか。
「フィンリ、部屋にいれてくれてありがとな。それじゃあ仕事に戻るわ。」
「ええ、お父様も頑張って下さい。」
そんなこんなで私は、フィンリの部屋をあとにした。
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