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第二章 街に着きました。

15.

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【おはよう、ミユキ。 結構寝てたね。】
お昼寝から目覚めたミユキ達、今は日が傾き始めています。
ありゃ、少し寝すぎたかな?
【【ふぁ~~ よく寝た。 おはようミユキ。】】
タポポとヌレバが、大きなあくびをしながら起きた。
他のみんなはもう起きていた。

コンコン、ガチャ 
「スズナちゃん、ミユキちゃんもう起きた?」
そうスズナに聞きながら入ってきたのはお母様だ。
「おかあしゃま、おはようございましゅ。」
私は、目を擦りながら挨拶をする。
「あら、起きたのね? 今はもう夕方よ。 寝過ごしちゃったわね。」
お母様は、ふふっと笑いながらも教えてくれる。
「えっ、もうきょうはあそべましぇんか?」
私は、お昼寝だけで1日がおわってしまったかと思って、慌てて聞く。 だって、心は大人でもやっぱり子供の心になりつつあるんだもん… 今、私は遊び盛りなのだ~❗

「あら、まだ遊びたいの? そうね~、お昼寝もして、しばらく寝られないと思うからご飯をたべて、お風呂もしっかりと入ったら遊んでも良いわよ?」
「【【【やった~❗】】】」



   ***


「ミユキね、タポポとヌレバのいけんをあわせたあそびかたをおもいついたの。」
晩ごはんを食べ終わり、休憩時間のあいだに、ミユキ達は何をして遊ぶかの相談をしていた。
【【なになに? 僕たち二人の意見を合わせたの?】】
タポポとヌレバは、瞳をきらきら輝かせながら身を乗り出して聞いてきた。
「それはね、まず、ユズハにわたぼこをたくさん出してもらってゆかをふかふかにします。 そうしたらスズナにすべりだいになってもらいます。 しゃいごにすべってわたぼこにとびこんだらしゅうりょうでしゅ。」
みんなは、楽しそう❗と喜んでいるが、スズナは、遊べない…と文句をいっている。
大丈夫よ、スズナもきっと楽しいよ?


   ***


「ミユキ様、お風呂の用意が出来ました。」
相談がちょうど終わったところで、アメリが呼びに来た。
「は~い❗」
みんなでわたぼこを一ヶ所に集めて、ユズハにしまってもらったらアメリに着いていきます。

「アメリ、おふろってひろいの? スズナたちもはいれる?」
「ええ、勿論です。 スズナ達もきちんと洗って差し上げますからね?」
良かった~、スズナ達だけ入れないってなったら悲しいもんね。
ガタガタブルブル…
ん? なんかスズナとチェリニーがものすごく震えてませんかね?

と、まあそんなこんなでお風呂についた。
私は、服を脱ぐとお風呂に繋がる扉を開けた。
「うわぁ~❗ ひろ~い❗」
その横を、タポポとヌレバは通りすぎ、中に入っていった。
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