上 下
18 / 176
第一章 無事に転生しました。

9.

しおりを挟む
【えっ深雪?】スズナがまた、寂しそうにいう。
「大丈夫❗賑やかになるだけだよ❗」
そう言い、私達は契約をすることになった。

「触ってもいい?」私は、許可を取ってから妖精に触れた。
カチッ 【契約成功だよ。】スズナがまた教えてくれた。 
「それじゃあ、名前付けだね❗妖精さんは名前あるの?」
【僕はないよ?あと、僕は光の妖精だよ。】
「分かった。光の妖精だね?」私は、名前をまた、考え始めた。
「………よし、決めた❗妖精さんの名前は、タポポ❗どう?」
【うん、いいよ❗ありがとう。僕はタポポ❗ところで、なんでタポポ?】
光の妖精ことタポポが聞く。
「それはね~?タポポは黄色の服を着てるでしょ?」
【【【うんうん、それで?】】】
「私のいた世界では、たんぽぽっていう可愛い黄色い花があってね?そのたんぽぽからとったの~❗」
私は説明しながら、我ながらいいセンスをしているなと思っていた。
【【【………なんか、そのまんまだね…】】】見事に3人の声が重なったが、深雪には聞こえてないのであった。

さて、皆が深雪には名付けセンスがないと思っていることに深雪はいつ気付くのやら。


   ***


契約も終わり、暗くなってきたので晩ごはんにしようとしていた。 
「それじゃあ暗くなってきたし、晩ごはんにしようか?」
【うん❗】
私は、カバンの中をガサゴソとあさり始める。
え~と、私のご飯と~スズナのご飯、チェリニーはお昼の残りがあるし、タポポは~………何を食べるんだろう?
「ねぇ、タポポは何を食べるの?」
【僕はね~、何でも食べれるの❗だから深雪のをすこ~し分けてくれるだけで平気❗】
私は、分かった❗と返事をしながらカバンを閉めようとしたとき、あるものが目にはいった。

   黄色いエメラルドと水色のアクアマリンを使っている

「双子の妖精用 契約の証のネックレスがあるけど、タポポは双子じゃないよね~。」私は、分かりきったことをいった。
【えっ?僕双子だよ?呼んでこようか?】
「そうだよね~双子じゃ………えっ?双子なの⁉️うん、呼んできて❗そして、出来たら契約もしよう❗」
私は、すごい剣幕けんまくでいった。
【う、うん、分かった。すぐいってくる❗】そう言うな否やタポポは慌てて飛んでいった。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

裏の林にダンジョンが出来ました。~異世界からの転生幼女、もふもふペットと共に~

あかる
ファンタジー
私、異世界から転生してきたみたい? とある田舎町にダンジョンが出来、そこに入った美優は、かつて魔法学校で教師をしていた自分を思い出した。 犬と猫、それと鶏のペットと一緒にダンジョンと、世界の謎に挑みます!

(完結)もふもふと幼女の異世界まったり旅

あかる
ファンタジー
死ぬ予定ではなかったのに、死神さんにうっかり魂を狩られてしまった!しかも証拠隠滅の為に捨てられて…捨てる神あれば拾う神あり? 異世界に飛ばされた魂を拾ってもらい、便利なスキルも貰えました! 完結しました。ところで、何位だったのでしょう?途中覗いた時は150~160位くらいでした。応援、ありがとうございました。そのうち新しい物も出す予定です。その時はよろしくお願いします。

魔晶石ハンター ~ 転生チート少女の数奇な職業活動の軌跡

サクラ近衛将監
ファンタジー
 女神様のミスで事故死したOLの大滝留美は、地球世界での転生が難しいために、神々の伝手により異世界アスレオールに転生し、シルヴィ・デルトンとして生を受けるが、前世の記憶は11歳の成人の儀まで封印され、その儀式の最中に前世の記憶ととともに職業を神から告げられた。  シルヴィの与えられた職業は魔晶石採掘師と魔晶石加工師の二つだったが、シルヴィはその職業を知らなかった。  シルヴィの将来や如何に?  毎週木曜日午後10時に投稿予定です。

底辺おっさん異世界通販生活始めます!〜ついでに傾国を建て直す〜

ぽっちゃりおっさん
ファンタジー
 学歴も、才能もない底辺人生を送ってきたアラフォーおっさん。  運悪く暴走車との事故に遭い、命を落とす。  憐れに思った神様から不思議な能力【通販】を授かり、異世界転生を果たす。  異世界で【通販】を用いて衰退した村を建て直す事に成功した僕は、国家の建て直しにも協力していく事になる。

神に異世界へ転生させられたので……自由に生きていく

霜月 祈叶 (霜月藍)
ファンタジー
小説漫画アニメではお馴染みの神の失敗で死んだ。 だから異世界で自由に生きていこうと決めた鈴村茉莉。 どう足掻いても異世界のせいかテンプレ発生。ゴブリン、オーク……盗賊。 でも目立ちたくない。目指せフリーダムライフ!

辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します

潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる! トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。 領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。 アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。 だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう 完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。 果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!? これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。

神々の仲間入りしました。

ラキレスト
ファンタジー
 日本の一般家庭に生まれ平凡に暮らしていた神田えいみ。これからも普通に平凡に暮らしていくと思っていたが、突然巻き込まれたトラブルによって世界は一変する。そこから始まる物語。 「私の娘として生まれ変わりませんか?」 「………、はいぃ!?」 女神の娘になり、兄弟姉妹達、周りの神達に溺愛されながら一人前の神になるべく学び、成長していく。 (ご都合主義展開が多々あります……それでも良ければ読んで下さい) カクヨム様、小説家になろう様にも投稿しています。

3521回目の異世界転生 〜無双人生にも飽き飽きしてきたので目立たぬように生きていきます〜

I.G
ファンタジー
神様と名乗るおじいさんに転生させられること3521回。 レベル、ステータス、その他もろもろ 最強の力を身につけてきた服部隼人いう名の転生者がいた。 彼の役目は異世界の危機を救うこと。 異世界の危機を救っては、また別の異世界へと転生を繰り返す日々を送っていた。 彼はそんな人生で何よりも 人との別れの連続が辛かった。 だから彼は誰とも仲良くならないように、目立たない回復職で、ほそぼそと異世界を救おうと決意する。 しかし、彼は自分の強さを強すぎる が故に、隠しきることができない。 そしてまた、この異世界でも、 服部隼人の強さが人々にばれていく のだった。

処理中です...