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2. サーヤ様に会いに行こう
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次の日、サーヤ様に会いに、スズナ達を連れて二人は神界へと向かった。
「みんな、しっかりとお父さんについていくのよ?」
サラは、子供達に良く言い聞かせる。
その間に、フェリは神界への道を開いていた。
「準備出来たからそろそろ行くぞ」
フェリがサラ達に声をかける。
「「「は~い!」」」
威勢の良い三匹の声を聞きながら、フェリは歩きだす。
神界への道をだ。
一番最後には、サラが歩いて行く。
「ここをとおりゅの? なんかきりゃきりゃしてりゅね」
と、ユキナが言う。
「ほんとだね。 でも、だまってありゅきなしゃいっておかあしゃんがいってたよ?」
と、今度はハクロが言う。
もう既に二匹は約束を破っていた。
さすがに早すぎて、サラとフェリは呆れている。
そして、きゃっきゃとじゃれ合いながら進んでいた。
「ほら、危ないから遊ばないで、素直についてきなさい。」
フェリが、後ろを振り返って言う。
遊んでいるもんだから既に2、3メートルもの間があいてしまっている。
「「は~い…」」
そこから二匹は、また黙々と歩きだした。
すると今度は、スズナの体力が無くなってきて、はぁはぁと言い出した。
「スズナ、もう出口が見えてきたの。 あと少しだけ頑張れる?」
サラは、心配そうに聞く。
「うん、だいじょうぶ… まだ、ありゅけるよ…」
サラ達は、スズナの意見を主張して、少しだけペースを落としながら歩いた。
出口についた頃には、不思議なことにサラとフェリの白かった毛並みが、白銀の光を帯びてキラキラと輝いていた。
「おかあしゃんとおとうしゃん、きれい…」
ぼそっと呟いたのは、辛そうにしていたスズナだ。
なんと、今はとても元気そうに見える。
そして、みんなが出口をくぐった。
「フェリとサラただいま戻りました。 サーヤ様はいますか?」
フェリが代表して挨拶をする。
『ええ、お帰りなさい。 そして、可愛らしい子供が三匹も出来たのね』
サーヤ様は目を細めて、まぶしいものを見るかのように三匹を眺めた。
「だぁ~りぇ? あと、ここはどこ?」
ハクロがまわりを見ながらサーヤ様に聞く。
『私はサーヤです。 あなた方の父母の育ての親をしていました。 そして、ここは神界です。 神界とは、神や、神の御使いが住んでいる場所のことです。 分かりましたか?』
サーヤ様が詳しく説明して下さるが、しっかりと話を聞いていないようにも見える。
「う~ん、うん! 分かったよ!」
ハクロが大きな声で言う。
絶対嘘だ。
ハクロはまったくもって分かっていないだろう。
なんせ、途中から遊び始めていたからな。
そして私達は、これから本題に入ることにした。
「みんな、しっかりとお父さんについていくのよ?」
サラは、子供達に良く言い聞かせる。
その間に、フェリは神界への道を開いていた。
「準備出来たからそろそろ行くぞ」
フェリがサラ達に声をかける。
「「「は~い!」」」
威勢の良い三匹の声を聞きながら、フェリは歩きだす。
神界への道をだ。
一番最後には、サラが歩いて行く。
「ここをとおりゅの? なんかきりゃきりゃしてりゅね」
と、ユキナが言う。
「ほんとだね。 でも、だまってありゅきなしゃいっておかあしゃんがいってたよ?」
と、今度はハクロが言う。
もう既に二匹は約束を破っていた。
さすがに早すぎて、サラとフェリは呆れている。
そして、きゃっきゃとじゃれ合いながら進んでいた。
「ほら、危ないから遊ばないで、素直についてきなさい。」
フェリが、後ろを振り返って言う。
遊んでいるもんだから既に2、3メートルもの間があいてしまっている。
「「は~い…」」
そこから二匹は、また黙々と歩きだした。
すると今度は、スズナの体力が無くなってきて、はぁはぁと言い出した。
「スズナ、もう出口が見えてきたの。 あと少しだけ頑張れる?」
サラは、心配そうに聞く。
「うん、だいじょうぶ… まだ、ありゅけるよ…」
サラ達は、スズナの意見を主張して、少しだけペースを落としながら歩いた。
出口についた頃には、不思議なことにサラとフェリの白かった毛並みが、白銀の光を帯びてキラキラと輝いていた。
「おかあしゃんとおとうしゃん、きれい…」
ぼそっと呟いたのは、辛そうにしていたスズナだ。
なんと、今はとても元気そうに見える。
そして、みんなが出口をくぐった。
「フェリとサラただいま戻りました。 サーヤ様はいますか?」
フェリが代表して挨拶をする。
『ええ、お帰りなさい。 そして、可愛らしい子供が三匹も出来たのね』
サーヤ様は目を細めて、まぶしいものを見るかのように三匹を眺めた。
「だぁ~りぇ? あと、ここはどこ?」
ハクロがまわりを見ながらサーヤ様に聞く。
『私はサーヤです。 あなた方の父母の育ての親をしていました。 そして、ここは神界です。 神界とは、神や、神の御使いが住んでいる場所のことです。 分かりましたか?』
サーヤ様が詳しく説明して下さるが、しっかりと話を聞いていないようにも見える。
「う~ん、うん! 分かったよ!」
ハクロが大きな声で言う。
絶対嘘だ。
ハクロはまったくもって分かっていないだろう。
なんせ、途中から遊び始めていたからな。
そして私達は、これから本題に入ることにした。
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