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第六話 もう一つの『祝福』

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 アルフの目標は魔法学校卒業までに、借金を返済する目処を立てる事である。 直ぐに全額返せない程の金額なので、完済するのはいつになるのか、アルフには分からない。

 アルフ自身で作った加工した木材が乾くまで半年かかるので、一度、建物を大工と確認する事になった。 親方が来る前に、アルフなりにどんな下宿屋を作りたいか、考える事にした。

 午前のノルベルトの授業が終わり、図書室を出ると玄関へ向かった。 前庭のバラ園を横切り、アルフは放置されていた下宿屋の建物を見に行った。 後ろからグランが着いて来る。 後日、大工と確認する事になっているが、先に知っていた方が良いだろうと思ったのだ。

 15年以上、修繕もされず放置されていた建物は、中がかなり傷んでいた。 しかも、下宿屋が建てられたのは曾祖父の代。 築年数は30年以上だろうと思われる。

 土壁にはヒビが入っているし、柱もぐらついている。 下宿生が開けてしまったのか、確実に殴って開いた穴がいくつもあった。 傷んでいる建物を眺めて、アルフは溜め息を吐き出した。

 「これは……結構、傷んでいるね」
 「はい、屋敷は人が住まなくなると、傷みやすくなると言いますからね」
 「やっぱり、下宿屋を修繕するのは、専門家に見てもらって、修繕がどれくらいかかるか見積もってからだね……」
 「それがよろしいかと存じます」

 屋敷の確認を終え、部屋へ戻って来たアルフは、大きめの羊皮紙を居間に置いてあるテーブルに置いた。 羽ペンをインクに浸し、簡単に屋敷の地図を俯瞰で描いて、やりたい事を書き加えていく。

 アルフが書き加えていく羊皮紙をグランが覗き込んで来た。 馬場の所を羽ペンで丸を書き、必要事項を書いていく。 じっと見つめて来るグランに視線を向けた。

 「最初にやる事はここだよ」
 「えっ……下宿屋の修繕を少しでも進めるのではないのですか?」

 アルフが羽ペンで書き込んだ文字を見て、グランが僅かに瞳を見開かせた。

 ◇

 先ずは小金を稼ぐために、アルフは辻馬車の運営を考えていた。 大伯父から借りたお金は限られている。 微々たる事でも稼がなくては、と借金は人件費と初期投資という形で使おうと考えていた。

 取り敢えず、財政を管理してくれているノルベルトに、相談する事にした。 図書館で午前の授業の後、ノルベルトにアルフの考えを話した。

 「では、若様の考えを纏めて書面にして、私に提出して下さい。 納得出来れば、お金を出しましょう」
 「……分かったっ」
 「書面の書き方が分からなければ、私が奉公に出ていた時の書面の書き方を見ますか? この企画書は没になってしまったので、お見せするのはお恥ずかしいですが……」
 「うん、見せて!」

 暫し待ち、直ぐに自身の部屋へ取りに行ってくれた企画書を手渡され、アルフは受け取った。

 (ノルベルトが恥ずかしがるなんてっ! 絶対に見たいっ)

 無表情な顔を僅かに歪ませただけなので、照れているのかそうではないのか、アルフには全く読み取れなかった。 ノルベルトが見せてくれた企画書なる物は、至極、真面目なの物だった。

 (うん、分かってたっ……。 ノルベルトだもんね)

 項目ごとに分れていたので、13歳のアルフでも簡単にノルベルトの企画書に則って、アルフの企画を書面に起こす事が出来た。 そして、ずっと触れない様にしていたアルフのもう1つの『祝福』。

 実際に、王国では辻馬車がどのように運営されているのか『検索』をしようと考えていた。

 ノルベルトに訊けば、直ぐに答えは出るのだろうが、いつまでも『検索魔法』を放置する事は躊躇われたし、心の底ではもの凄く気になっていた事でもある。

 (……うん、ちょっと怖いけど、使ってみるか)

 馬場を見学をしていて発見した物がある。 昔に使用していた下宿生を送り迎えする為の乗り合い馬車だ。 中々、大きくて15人程が乗れる大きさだった。 全部で3台の馬車がある。

 細かく確認すると、修理をすればまだ使えるようだった。 新品を買うよりも修理した方が安く済む。 ロームの街は辻馬車や乗合馬車をあまり見かけない。

 商人の荷馬車や役人を乗せた馬車が走っているのは時折、見かけてはいたが。

 (一般の人の足がないんだよね。 もしかしたら、稼げるかもだよねっ)

 グランには『検索魔法』を使っている所を見られるのは、気恥ずかしく、グランを使用人の待機部屋へ追いやった。 アルフが頬を染めている様子に、グランは首を傾げていた。

 (……だって、呼び出す呪文を聴かれたくないっ)

 アルフは居間のテーブルに着いて覚悟を決め、魔力を声に込めて呪文を唱える。

 『Hey! 主さま』

 丸テーブルの上で軽く弾けた音を鳴らした後、小さい煙が舞い上がり、丸テーブルの上に置かれていた紅茶カップが小さく揺れて音を鳴らした。 煙が霧散すると、アルフの視界に小さい人が映し出された。

 『やぁ、マスター。 やっと呼び出してくれたね。 いつ呼んでくれるのか、ずっと待ち遠しかったよ』

 現れた小さい人は男性とも女性にも見え、何層にも重ねた真っ白い布を身体に複雑に巻き付けた美しい人だった。 しかし、美人から飛び出した声は、とてもしわがれていて老人の様な声だった。

 丸テーブルの上、10センチほど浮いた状態で、空中で座っている様に見える。

 目を見開き、口を開けて間抜けな姿を晒して固まっているアルフには、主さまモドキの声は聞こえていない様だ。 固まっている間に、丸テーブルに並べられているクッキーの皿から一枚持つと、徐に齧り付いた。 主さまモドキがクッキーを食べている姿に、更に驚いて固まった。

 (えっ?! 食べ物が食べられるのっ?!)
 
 アルフは冷静さを何とか保ち、主さまモドキに質問をぶつけた。
 
 「え、えと、君は『取扱説明書』によれば、主さまモドキで合っている?」
 『うん、そうだね。 この世界の創造主である主さまをリスペクトしたのが私だよ。 見た目は主さまだけど、主さまではないからね。 主さまモドキで合っているよ』

 口元についたクッキーの食べかすを何層にも重ねた懐から取り出し、ハンカチで拭ってしわがれた声で片目を瞑った。 あっさりと軽い調子で答える主さまモドキに、アルフは狼狽えるばかりだった。

 『で、何が訊きたいんだい?』
 「えっ……」
 『ん? その為に呼び出したんだろう? 君にとっては、気恥ずかしい呪文を唱えて』

 首を傾げて疑問を呈し、最後はアルフの羞恥心を煽って来た。 確実に面白がっていて遊ばれている。 アルフの頬が一瞬で朱に染まった。 耳や首元まで赤く染まっている。

 『異世界では当たり前なんだけどね。 『Hey! タクシー』って言った後、腕を突き出して親指を立てるんだけどね。 それで、タクシーが止まってくれるんだよ。 あ、タクシーはこっちの世界で言う所の辻馬車の事だよ』

 主さまモドキの知識は少しだけ偏っている。 主さまモドキの言う通りにタクシーを止めている人を異世界では見かけないが、異世界を知らないアルフには全く分からない事である。

 「……辻馬車……」

 主さまモドキの衝撃の大きさで、本来の目的を忘れていたアルフは、主さまモドキの言葉で思い出した。 企画書を書いて、ノルベルトに提出しないといけないのだ。

 「そうだ、僕はローゼンダール王国での辻馬車の運営方法を聞こうと思って……呼び出したんだった」

 薄いグレーの眉尻を下げ、青い瞳を不安で揺らす。 じっと主さまモドキを見つめ、アルフの瞳には疑心の色が混じっていた。 本当に大丈夫なのか、とアルフの瞳は無言で訴えている。

 アルフの不安を他所に、にっこり笑った主さまモドキは何処から取り出したのか、巻紙がひらりと現れて目の前で拡げられた。 アルフに見えやすい様に、目の前で掲げられる。

 巻紙には、ローゼンダールでの一般的な辻馬車の事が綴られていた。

 (巻紙……何処から出したんだろう?)

 王家直轄地マントイフェルの辻馬車事情も綴られていて、一番欲しい情報だった。 マントイフェルには、ロームの街に小さい辻馬車営業所があるだけだった。 主に役人の為と、王都へ働きに行く人の為の辻馬車だそうだ。 乗合馬車の大きさも小さいようで、あまり人を乗せられない。

 (……そうか、ロッシュとデリエには辻馬車はないのかっ。 うん、僕がターゲットにする一般の人と被らないね。 良かった)

 依頼形式の辻馬車しかなく、平民には高いのであまり利用者がいない様だ。

 『参考になるかどうかは分からないけど、異世界での交通手段を教えてあげようか?』

 主さまモドキは新しい巻紙を取り出し、アルフの方へ巻紙を魔法で投げて寄越した。 受け取った巻紙を拡げると、路線図と書かれた迷路の様な物が描かれていた。 アルフが見てもさっぱり分からなかった。

 アルフの頭上に、沢山のクエスチョンマークが飛ぶ。

 「えと、これは?」
 『それはね。 いくつかの主要な場所をバス……えっと、乗合馬車だね。 主要な場所を回っていって、お客さんを乗せて街を周回するんだよ。 お手頃なお値段でね』
 「へぇ~って、さっき言ってた異世界っていうのは?」
 『異世界っていうのは、この世界とは違う世界の事。 色々な世界があるんだよ。 魔法の無い世界もあるし、獣人っていう種族だけの世界もあるんだ』
 「……」
 『私が見せた異世界の路線図はね。 その世界のうちの1つだよ』
 「そうなんだ……」
 『で、私が出した物は参考になったかな?』
 「ああ、勿論。 でも、呼び出しの呪文だけ……どうにかならない?」
 『ならないね』

 主さまモドキは面白そうに小さく笑うと、軽い音をさせて姿を消した。 突然、消えた主さまモドキに驚き青い瞳を何度も瞬いた。 暫くしてアルフは大きく息を吐き出した。 呼び出し呪文は変えてくれないらしい。

 アルフは主さまモドキに言われた事を反芻し、路線図を見て深く頷き、丸テーブルに向かった。

 ◇

 午前の授業を終えると、先日に言っていた企画書を作り上げたアルフは、真剣な顔のノルベルトと向き合っていた。 ノルベルトの手にはアルフが苦心して作った企画書が持たれていた。 グランもノルベルトの背後から企画書を興味深そうに覗き込んでいる。

 膝に乗せたアルフの手に力が籠る。 熟読したノルベルトが顔を上げた。

 「なるほど、ロームの主要な場所を時間を決めて、乗合馬車で周回するんですね。 乗合馬車の確保と御者はどうするんですか?」
 「それは、昔に使っていた下宿生を乗せていた馬車を使おうと思う。 修理したら、まだ使えるでしょ? 3台あるし、下宿屋の建物の修繕は、今年の入学生には間に合わないし。 その間、馬車は空いている。 遊ばせておくのも勿体ないしね」
 「そうですね」
 「御者の方だけど、ロームに小さい辻馬車の営業所があるでしょ? そこと協力できないかと思っているんだけど……それと乗合馬車も走らせて、王都まで行けるようにしたいんだ。 今は皆、商隊に余った席があれば乗せてもらっている状況なんだよね。 他の2つの街にも乗合馬車を走らせれば、行き来も楽に出来ると思うんだ」

 (ロームのシスターも、大変な思いをして大きな荷物を歩かなくてもいいしね)
 
 「なるほど、ロームの辻馬車営業所を買収すれば人員と辻馬車が賄えますしね」
 「……っ嫌な言い方しないでっ……協力だからっ!」

 ロームの小さい営業所は年配の所長と、御者の人が4人でやっているらしく、細々と役人相手に営業をしている様だ。 じっと緊張した面持ちでノルベルトの採決を待つ。

 「承知致しました。 では、ロームの代官とその辻馬車の営業所の方とお話をしましょう」
 「えっ」
 「ロームの街に乗合馬車を走らせるのですから、代官の許可が要りますし、諸々の手続きが必要になります」
 「……あ、そうなんだ」
 「ええ、マントイフェルで事業を始めるには全て、代官の許可がいると覚えておいて下さい」
 「分かったよ」
 
 ノルベルトの了承に胸を撫で下ろしたアルフは、ノルベルトの次の言葉に気を引き締めた。

 「しかし、代官とその方の話し合いでは、若様の意見は通らないかも知れませんからね。 その事も覚悟して置いて下さい」
 「うん、分かった。 理解してもらえるように頑張るよ」

 アルフは人生で初の大人との交渉をする為に、代官と辻馬車営業所の所長と話し合いに臨む。
 
 ◇

 数日後、アルフは午後になると、ロイヴェリク家の馬車で代官の館へ向かった。 馬車で10分程走ると、ロームの街が見えて来る。 中央の広場で重厚そうな代官の館が佇んでいる姿が映った。

 アルフの喉が不安で上下する。 受付嬢に応接室へ通されたアルフは、緊張を隠しながらソファへ腰掛けた。 代官はユルゲン・フォン・キルヒャーという。 キルヒャー伯爵の次男で、地方公務員だ。

 妻と息子がいて、息子は騎士団に入っているそうだ。 代官の隣には年配の男性が1人座っていた。

 年配の男性に視線を向けると、にこやかな笑みを浮かべてアルフを見つめて来た。 代官と年配の男性が座るソファの背後に、様々な年齢の人達が控えていた。 皆は不安気に瞳を揺らしていた。
 
 (あれっ? この人達は誰なんだろう?)

 今、怯んでしまうと、ノルベルトに叱責されるので、アルフは咳払いをして挨拶をした。

 「こんにちは、キルヒャーさん。 本日は折り入ってお話があって来たのですが……」

 横目で年配の人を盗み見た。

 「先約があるようですので、またの機会にでも」
 「大丈夫ですよ、アルフレート様。 こちらの方々は、アルフレート様がこれからなさろうとしている事に関係している方々ですから」
 「えっ……」
 「先ずは自己紹介をさせて頂いてもよろしいですか?」

 ソファに座っている年配の男性がにこやかに微笑んでアルフに声を掛けて来た。

 「あ、はい」
 「私は、ロームの街で辻馬車を運営している者で、マクシミリアンと申します。 後ろの者達は、御者を務めてくれている者達です。 左からカールとゲッツ、ハイラムとローベルトです。 家族がいる者もいますので、心配して駆けつけてくれました」

 (ああ、そうか……仕事が無くなると思って……誤解を解かないとっ)

 アルフは真面目な顔をして、マクシミリアンと名乗った年配の男性と向かい合った。 背後でグランが、アルフが書いた企画書を鞄から取り出す気配を後頭部で感じる。

 「改めまして自己紹介いたします。 私はアルフレート・リヒト・ロイヴェリクと申します。 本日は、代官さんとマクシミリアン殿にご提案があり参りました。 先ずはこの企画書を読んで頂けますか?」

 (よし、段々と挨拶がスムーズに出来るようになったぞ)

 挨拶をすると、アルフはグランから企画書を受け取り、向かいに座っているマクシミリアンに渡した。 マクシミリアンは胸ポケットから老眼鏡を取り出すと、企画書を読み始めた。

 同じ物を代官にも渡し、2人が読み終わるまで待つ。 緊張の面持ちで2人の沙汰が出るのを待つ。 マクシミリアンの後ろで控えている4人は、マクシミリアンが持っている羊皮紙を覗き込んでいた。

 話し合いが始まると、グランはメモを取り始め、後頭部の後ろ側で紙を引っ掻く音が聞こえる。

 「ふむ、街を周回して人を乗せて主要場所で乗り降りするのですね。 ロッシュやデリエまで走らせれば、街の行き来も楽になります。 王都の中までは無理でしょうけれど、近くの狩場のオアシスなら色々な業種の馬車が停まっていますから、オアシスの許可は下りるでしょう。 いつでも楽に王都まで行けるようになりますね」

 代官のキルヒャーが感心した様に言った。

 「はい、しかし、あまり多くの初期投資は出来ません。 なので、手始めに街を周回する乗合馬車と、予約制の辻馬車、王都へ行く乗合馬車にしようかと思っています。 資金が溜まれば、ロッシュやデリエの街にも営業所を作りたいと思っています。 ロームから王都の仕事先へ通っている住人もいますよね?」
 「ええ、王都で家を借りるよりも、ロームの街で家を借りた方が安く済むんですよ。 ここから王都でしたら馬車で30分ほどですからね」
 「それで、この事業をマクシミリアンさんの辻馬車営業所と協力してやりたいと思っています。 協力を頂けるのでしたら、契約金のお話をノルベルトを交えて話したいと思います。 キルヒャーさんには、営業の許可をお願いしたいです」

 キルヒャーが企画書をローテーブルに置くと、にこやかに微笑んだ。

 「私の方は何も問題ありません。 売り上げに乗じた税金をお支払いいただければ、私共は何も言いませんよ」
 「……っはい」

 (税金っ……そうか、税金を払わないと駄目なのかっ)

 ノルベルトを恨めし気に見つめると、ノルベルトはわざと教えなかったのか、黙って話の成り行きを見守っていた。

 マクシミリアンの座っている方向から、企画書を閉じる音が耳に届いた。

 「こちらも問題ありません。 元々は私とビンチェンツオ様と始めた事ですしね。 その時は辻馬車を走らせるだけでしたけど。 ビンチェンツオ様が亡くなってからは、私が1人で細々とやっていましたし」
 「えぇぇ、曾祖父がっ!」

 チラリとノルベルトを見ると、しれっと答えた。

 「私、言っておりませんでしたか?」
 「聞いてないよっ!」
 「それは、申し訳ございませんでした。 言ったつもりでおりました」

 ノルベルトは悪びれる事もなく、心が読めない表情でシレっと宣った。

 「私は、彼らが職を失わないのならば、何も言う事はありません。 もう、私も年ですし、引退を考えていましたから。 もしよろしければ、アルフレート様が後を継いで頂ければ嬉しいです」
 「えぇぇ、でも……」

 暫く考えた後、アルフはいい事を思いついたと手を打った。

 「マクシミリアンさん、ロイヴェリク家の馬丁をしてくれないですか? 今はアッバスが1人でやっていて、辻馬車を営業するのであれば、御者だけでなく馬の世話をしてくれる専用の人も必要ですから」
 「そうですね。 人手と馬も増やさないといけませんし、若様の言う通り、馬に詳しい方が必要です」

 アルフの意見にノルベルトも賛同した。 メモを取り終わったグランの息を吐き出す音がアルフの後頭部を掠めた。

 後日から、ロイヴェリク辻馬車営業所を始める為、マクシミリアンと御者達も交え、皆で話し合いが行われる事になった。
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