白カラスにご慈悲を!!

伊織愁

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5話 「何で知ってるの?! それ、さっきの授業の出来事なのに!」

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 次の日、ユージーンはクロウ家の領地であるクロウ領に戻っていた。 ホイットニー家に直接、抗議をする為に行ったのだ。 ホイットニー家は、クロウ領とレイブン領の間にあるコモン領の領都に屋敷を構えている。 ホイットニー家はコモン家の親戚筋で、リィシャの実父の妹が嫁いだ家である。
 
 コモン領にあるホイットニー家のサロンでずっと意味のない会話が続いていた。
 
 リィシャとエミリーは家同士での関係で言えば、いとこにあたる。 エミリーは、養女なのでリィシャとは血がつながっていない。 どんな父親だと思ったら、ずっと娘のエミリーの自慢話ばかりしていて、話にならなかった。 帰りの馬車の中で、ユージーンとサイモンは疲れ果てていた。
 
 二頭立ての馬車の車輪が土を蹴る音と、蹄が土を蹴る音が重なって鳴り、座席が揺れる。
 
 「しかし、収穫はあったな。 あの父親は自分の娘にいい様に操られている」
 「ですね。 これで能力については、虚偽の報告があったと分かりましたね」
 「ああ、益々関わりたくないが。 この調子だと、まだまだこれから、あの令嬢についての苦情が増えそうだ。 それにシアの話によると、シアに恨みがありそうな様子だったらしいしな」
 「その辺りも、もっと詳しく調べます」
 「頼む。 これ以上、シアを危険な目に遭わせたくない。 面倒だけど、父上にも何か心当たりがないか訊いてみよう」
 「旦那様、ホイットニー家の事、何か知ってますかね? 意外に抜けてる所がありますから、見落としてそうです」
 「……」
 
 馬車の揺れが、頬を引き攣らせる動きと重なり、余計に身体が揺れた。 早くリィシャに逢いたくてたまらないと、リィシャに想いを馳せる。 馬車はゆっくりと王都への帰り道を走っていった。

 ◇

 元温室に夕日が射し込み、少し薄暗くなって来た頃、設置されているランプが自動で灯りが灯る。

 放課後、明るく照らされた生徒会室に本年度の生徒会メンバーが全員集合していた。 赤、グレー、白、黒、白、白、薄茶、ピンクと、色とりどりな制服が生徒会室の会議スペースで、丸テーブルに並んで着席している。 皆が一様にランプで照らされた羊皮紙を手にして、顔色を悪くしていた。

 羊皮紙を開ける音を鳴らし、目を通すと息を吐いたり、目頭を揉んだりしていた。

 丸テーブルの中央には籠が置いてあり、中には羊皮紙が籠一杯に入っていた。 籠の中に入っている羊皮紙は、全て1人の令嬢への抗議文だ。 若干一名は表情を失くしている。

 抗議文の内容はというと。

 『銀髪の青い瞳の令嬢が婚約者に色目を使って来る』『銀髪の青い瞳の令嬢が他人の婚約者に馴れ馴れしい態度で接する』『銀髪の青い瞳の令嬢が他人の婚約者の名前を呼び捨てにして、逢引している』等々、痴話喧嘩のうような抗議文ばかりだった。 建設的な校則を変えて欲しいとか、教科を増やして欲しいとか、催事の企画書などは全く入っていなかった。

 ジェレミーがこめかみを押さえ、眉間に皺を寄せている。 全員の思いは同じである。

 (((((((こんなの自分でなんとかしろよ。 生徒会には関係ないだろう)))))))

 男性陣が、皆思っていた事を紅一点の女子メンバーが口に出した。
 
 「こんなの自分でどうにかすればいいのに、自分の婚約者の事でしょう。 他人を頼るなんて、自分が悪役になりたくないんだわ」

 紅一点のウサギの獣人でピンクゴールドの髪を、女性としては珍しく、肩までの長さに切り揃え、柔らかい髪を揺らしている。 平民だが成績優秀で、会計を務めている2年生のルビー・ブルワーズだ。 淡いピンクをベースに、ピンクゴールドと深緑の縁取りのワンピースの制服を可愛らしく着こなしている。 胸元を飾っているリボンはルビー色だ。

 ジェレミーがルビーに参考にと、自分ならどうするのかと訊いてみた。

 「私なら、問題になっているご令嬢と視線を合わせただけで、串刺しだわ! クロム、双子の弟でも例外ではないわよ!」
 「うそ~~!!」
 「「「「「「こわっ!」」」」」」

 クロムと呼ばれたのは、ルビーの双子の弟で茶色ウサギの獣人だ。 双子の父がピンクのウサギで、母が茶色ウサギだ。 双子は両親の獣人の特徴を別々に受け継いでいる。

 クロムはルビーの容赦ない言葉に、恐怖の表情を浮かべて嘆いていて、生徒会メンバーは呆れた表情を浮かべていた。 アダムが険しい顔で、ルビーを厳しい眼差しで諫める。
 
 「刃傷沙汰は困るぞ、ブルワーズ嬢」
 
 ルビーはアダムの言葉には、何も反応せずに新たな羊皮紙を開いた。

 1枚の羊皮紙にユージーンの捲る手が止まり、眉間に深く皺が寄った。 内容の確認の為、皆に羊皮紙を回す。 内容を読んだ生徒会メンバーも深く皺を寄せ、ユージーンと同じ表情をした。

 羊皮紙には『銀髪の青い瞳の令嬢に、番の偽印を消された』と書かれていた。

 ユージーンは上座で座るジェレミーを見た。 ジェレミーは、金色の瞳を開いていた。

 「殿下、こちらは無視できない案件かと思われます」
 「消されたとは、どういう事だ! まさか、あの娘、禁忌を侵したのか?!」
 「こちらの投書も、無視できませんね」

 そう言うと、アンガスが全員に羊皮紙を回した。 回って来た羊皮紙を確認すると、全員が眉を寄せて険しい表情を浮かべた。 羊皮紙にはこう書かれていた。

『銀髪の青い瞳の令嬢と婚約者が逢引するようになってから、婚約者の様子がおかしいです。 ブツブツと何か言っており、時折、とろんとした瞳で遠くを見ているのです。 婚約者に何が起きてるのか調べて欲しいです』

 一番最後に、ジェレミーの手に羊皮紙が回り、書かれている内容を熟読している。 アンガスが眉を下げて進言する。

 「これは、本格的にホイットニー嬢を調べた方がよろしいのではないでしょうか? 殿下」
 「あの、娘を調べるのか。 気が進まないな」

 アダムは眉間に皺を寄せて言い捨てる。
 
 「ですが、殿下。 もし、あの娘が禁忌を侵しているのであったならば、捨て置けません。 禁忌が2つも学園で使われている可能性があります。 もし、陛下に知られて露見すれば大変な事になります」
 「……分かった。 さっきの偽印が消されているという投書と一緒に、こちらも執行委員に調べさせよう」

 2人の言葉にジェレミーが心痛の面持ちで頷いた。 もし、偽印が消されている事が事実で、本当に学園で行われているとしたら、大事件だ。 一同が溜め息をついて、どんよりとした空気が生徒会室に漂った。 ガラス張りの外を見やれば、陽が沈んで暗くなっていた。

 ◇

 どんよりした空気は、リィシャの部屋にも漂っていた。 二間続きの居間で、暗い表情で机に向かっている。
 
 リィシャには差し迫った問題があった。 今朝、朝礼があり、全学年の生徒が講堂に集められた。 生徒指導の教師から、必要事項、行事発表や注意事項の話があった。 教師の話の中に実力テストの話があったのだ。

 リィシャの深い溜め息が机の上で広げた羊皮紙に落ちる。

 実力テストの成績によっては、今取っている授業の変更などが余儀なくされる。 リィシャにとっては喜ばしい事だが、きっとユージーンは許してくれない。 なので、リィシャはユージーンと同じ授業を受けるべく、必死になってテストで合格点を取る為に頑張らなくてはいけない。

 ペンが羊皮紙を打つ音を鈍く響かせ、時計が20時を知らせる鐘を鳴らした。

 ユージーンとサイモンが学園から戻ると、夕食の後、サイモンが実力テストの為、リィシャの勉強を見ると言って来た。 勉強を始めてリィシャは物の数分で根を上げた。 課題の羊皮紙は真っ白で、教えてくれているサイモンの呆れた声がリィシャの横から飛んで来る。

 「シア様、まだ始めたばかりですよ。 大丈夫です、シア様はやれば出来る子ですから」
 「サイモン! そんなの、なんの慰めにもなってないよ!」
 
 シアは机を拳で強く叩くと、涙目になっていた。
 
 「何で、ジーンはそんなに私と一緒にいたがるのよっ……頑張っても、授業について行けない方が辛いわっ!」
 「それは、ジーン様がシア様の事を愛していらっしゃるからです。 何よりも、唯一無二の番であられますし、ご婚約者であられますから。 一時も離れたくないのでしょう」
 「なぜ、私が番だったのかしら……」
 「私にはお答えできませんし、分かりかねます。 どのようにして番が決まるのか、まだ解明されておりません。 というか、解明されないでしょう」

 リィシャはムスッとしてサイモンの方を見た。
 
 「サイモン。 その話し方、嫌だわ。 私たち幼馴染なのよ、前みたいに話して欲しいわ」
 「シア様のご要望は、承知致しかねます。 ジーン様やクロウ家のご当主様、私の父からも叱責を受けます。 私たちはもう幼馴染ではございません。 シア様は、私が仕える方の番であり、ご婚約者様であられます。 けじめをつけないといけません」
 
 リィシャは悲し気に眉を下げて上目遣いで見つめたが、無情にも無視された。 スッとリィシャから表情が消える。

 サイモンが教科書を捲る音が部屋に響き、怖い言葉がリィシャに落とされた。
 
 「シア様、雑談はここまでです。 後で、ジーン様からお仕置きを受けるのはシア様ですよ」

 にっこりと人の良い笑顔が黒い笑みに変わり、サイモンの瞳が妖しく光る。 リィシャは青ざめて白紙のままだった課題に取り掛かった。 ユージーンのお仕置きはとても怖いのだ。 自分の周りはこんなのばっかりかと思うと、溜め息しか出なかった。

 ◇

 タウンハウスの執務室では、夜遅くまで灯りが灯されていた。

 サイモンがユージーンの元へ報告に訪れて来たのは、深夜近くになってからだった。 当主の執務室の扉が、3回ノックされる。
 
 「サイモンか、入れ」
 「夜分遅くに失礼致します。 シア様の授業の報告に参りました」

 報告とは別に、サイモンの手には新たな書類があった。 横目で書類を見たユージーンは、僅かに眉を寄せた。
 
 「で、どうだった?」
 「シア様が思ってるほど、悪くはございません。 集中力が乏しいのは仕方がございませんが、問題なく平均点は取れるかと存じます」
 「そうか、分かった。 ありがとう。 僕は当分、あの令嬢の身辺調査なんかをしないとっ! またシアに何かあっては大変だからね。 シアの勉強だって本当は僕が見たいのにっ。 実力テストまでシアのこと頼んだよ」
 「はい、承知しています」
 「それに、偽印が消されている可能性がある以上、放っておけないからね」

 ユージーンは苦笑を漏らし、サイモンを下がらせた後、置いて行った書類を引き寄せて再び仕事を再開させた。

 ◇

 実力テストの結果、リィシャはサイモンのスパルタ授業のお陰なのか、奇跡的に平均点以上を取り、ユージーンと同じ授業を受ける事が出来た。 テストの結果にはリィシャ自身が一番驚いていた。

 別日に行われたのは実技テストである。 魔術も苦手なリィシャだが、魔術は勉強よりは好きな方だ。 魔術の試験は2つ目の塔、学舎の塔の屋上にある武道場で行われる。

 何と言っても、ユージーンとサイモンと授業が別だ。 魔術は個々の能力によってクラス分けされているからだ。 リィシャの白カラスの翼には癒しの力が宿っている。 癒し系の魔術を使えるのは珍しく、クラスも全学年合わせても一クラスしかない。 人数も10人に満たなくてとても少ない。

 魔術を執行するのは個々によってそれぞれだが、呪文は古代語で詠唱し、魔術を執行する。

 リィシャの唇から古代語の呪文が唱えられ、白カラスの翼が光る。 エメラルドの瞳孔が獣目に変わる。 瞳に魔力が込められる。

 目の前の傷だらけのゴーレムが重い音を鳴らし、武道場の床に切り刻まれた身体が崩れて散らばっていく。 ゴーレムの欠片が床を転がる軽い音がそばで聞こえ、リィシャの足先で止まった。

 背後で生徒たちの息を呑む音や、令嬢からは小さい悲鳴が上がっている。

 簡単な切り傷を治す呪文だったのだが、呪文の発音を一音だけ間違えてしまい、切り刻む呪文になってしまった様だ。 横目で魔術の教師を伺う様に盗み見た。 教師が無表情で古代語の呪文を高速で唱える。 リィシャには何を言っているのか聞き取れなかった。

 ゴーレムの切り刻まれて散らばった欠片が震えて跳ね上がり、軽い爆発音を鳴らして元の姿に戻った。 リィシャは勿論、周囲の生徒からも感嘆の声が上がる。

 「コモン子爵令嬢。 これでは、いつまで経っても人に対して癒しの術を掛ける許可を出す事は出来ませんよ。 貴方は、古代語の詠唱の練習をもっとしないとダメですね。 本日は、詠唱の練習をしていて下さい」
 「……はい、ありがとうございました」

 リィシャは白カラスの翼を閉じて、次の人の為に場所を譲った。
 
 他の生徒が切り傷を治す呪文を成功させていく中、武道場を囲う階段状で作られた客席を登っていく。 一番高い席に座り、古代語の呪文の練習を始めた。

 頭の上の方で鳥が飛び立つ時の羽ばたきが聞こえて振り仰ぐ。 しかし、青空には鳥など見えなかった。 気のせいかと首を傾げ、再び呪文の練習を再開させ、古代語に苦戦して舌を噛むのだった。
 
 (何でこんなに難しいのよっ。 舌が縺れるわ!)

 ◇

 授業の終了を告げる鐘の音が4つの古城で鳴り響く。

 武道場の入り口でリィシャを待っているユージーンの姿が見えた。 少し離れた場所にサイモンもいる。 視線が合うとユージーンが柔らかい表情で微笑む。 少しだけリィシャの心臓が跳ねた。

 魔術の授業が終わると昼食の時間だ。 リィシャを迎えに来てくれたらしい。 昼休憩は50分しかない。 急いで中庭にある食堂へと向かった。 そして、今日もリィシャはカスタードプリンを山盛りに乗せようとして、ユージーンの黒い笑みで止められた。

 長テーブルに移動して席に着いた時、ユージーンから信じられない言葉を聞いた。

 「シア、魔術の授業で失敗したみたいだね。 先生のゴーレムを切り刻んでは駄目だよ」
 
 リィシャは危うくカスタードプリンを吹き出すところだった。

 「シア、先にデザートを食べたら駄目だよ。 今日のランチメニュー、美味しいよ」
 「何で知ってるの?! それ、さっきの授業の出来事なのにっ、ジーンとは別の授業なのにっ?!」

 『ふふっ』とユージーンは笑うだけで何も言わない。 不敵な笑みに、背中に何かが這い上がって来る様な悪寒が走った。 ユージーンの意も言われぬ雰囲気に呑まれて血の気が引いていく。

 突然、リィシャの背後が騒がしくなり、振り返ると甲高い声が食堂で響き渡った。

 「私、色目なんて使っていませんわ! 私はただ、魔術を教えてもらおうとっ」

 何処かで聴いた事のある声にリィシャとユージーン、サイモンの3人の表情が今までにないくらいに無になった。 そして、ユージーンは物凄く嫌そうな表情をして立ち上がった。

 サイモンもユージーンに倣う。 リィシャも行こうかと立ち上がったが、ユージーンの手が伸びてきて止められた。 ユージーンを見ると『シアはここにいて』と優し気に微笑まれた。

 遠目でユージーンの様子を眺める。 事情を聞くために、揉めているエミリーたちの間に入っていくユージーンとサイモン。 エミリーがユージーンに抱きついて泣きじゃくった。

 目撃したリィシャは瞳を見開き、胸に針を刺した様な痛みが走った。 ユージーンは物凄く不機嫌な顔でエミリーを引き剥がしたが、言い様の無い気持ちが胸の奥から沸き起こり、気持ちが悪い。

 何故か面白くないという気持ちを胸に抱え、騒動が治まるのを待った。 陶器のカップに差し込まれたスプーンが、大好きなカスタードプリンを無残にかき混ぜている事にリィシャは気づいていなかった。 ユージーンが使い魔を使ってリィシャの授業を視ている事にも気づいていなかった。
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