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8話 主さまの使い

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 (うん、花咲には悪いけど、せめて竜と背中の桜吹雪は無しにしてもらおう)

 制服のジャケットは汚れ過ぎて、着るのを諦めた。 革靴を履くと華たちの所へ向かった。 草を踏む足音で、人が近づく気配を感じた華が振り返った。 華の顔を見た途端に、さっきの口移しの映像が優斗の頭の中を駆け巡る。 やはり、簡単には忘れらなかったようだ。 優斗は頭から湯気を上げて真っ赤になってしまい、華の目をまともに見られない。 下を向いてしまった優斗に、華が駆け寄って来る気配を感じる。

 「良かった、気がついたんだね! 今度こそ、もうダメかと思ったよ」

 真剣に心配してくれる華に対して、優斗は何て不埒な事を考えているんだろうと、居たたまれなくなってしまう。 しかし健全な男子高校生としては、好きな女の子と、人助けとはいえ、不意打ちの口移しは刺激が強すぎた。 優斗は頭を振って『冷静になれ』と妄想を頭から追い出した。

 「どうしたの? まだ、気分悪い? 座ってた方が良くない?」
 「いや、もう大丈夫。 それよりこれは?」
 「これはね。 魔法陣のファイルにある『小鳥遊優斗の進化防具』の項目にあった防具で、材料はあそこに居る、羊さんたちの毛です」

 川辺から少し離れた場所で草を食んでいる羊を指さして、華がウキウキと楽しそうに話している。

 「えっ! これ羊の毛なの? 皮に見えるけど」

 (それにしても、近くで見るとめちゃそっくりだな。 まつ毛の長さとか同じだったりして)

 立体映像に更に近づいてまじまじと顔を見つめていると、立体映像の瞳がじろりと動き、優斗と視線が合った。 足の先から頭のてっぺんまで、全身に悪寒が走り、反射的に立体映像から後ずさる。

 華が生地の説明を始めて、羊の毛に魔法石を糸状に加工した物を織り込んでいるのだと言っていったが、優斗の頭には入らなかった。

 (え? 今、こっち見た? まさか、意思とかあったりするのか? ちょっとこわっ)

 華はうっとりした瞳で優斗の立体映像を見つめている。 立体映像が華と目線を合わせて見つめ合っている様子に、優斗の胸に小さな棘が刺さる。 心なしか、立体映像が華に向けている眼差しが、愛し気に微笑んでいるように見えて、優斗の胸に嫉妬の炎が灯った。 胸に炎が灯ったというのに、優斗の身体からは冷気が滲み出し、周囲に拡がっていく。 草花に冷気の霧が漂うと、草花たちが凍結していき、周囲の温度が下がっていった。
 
 華たちが突然、肌寒くなって辺りをキョロキョロと見回す。 そして、優斗の方を見ると、顔を引き攣らせて固まった。 にっこり黒い笑みを浮かべる優斗と目が合うと、華は後ずさってゆっくりと距離を取る。 華の顔には、はっきりと恐怖の色が表れていた。

 「花咲、申し訳ないけど。 巻き付いてる竜と、背中の桜吹雪は要らないかな。 後、ベルトも減らして欲しい。 ついでに『それ』仕舞ってくれる?」

 優斗が立体映像を指さして『それ』と言った。 有無を言わせない優斗の黒い笑みの圧に負けた華が、顔を青ざめさせて高速で頷いて返事をした。

 優斗の要望通りに背中の桜吹雪と2匹の竜を取り除き、ベルトも少し減らす。 華が優斗をチラリと見ると、防具が光を放った。 そして、防具の袖の裾を引っ張ると、華の手に防具が落ちて来る。

 華は、立体映像の足元の魔法陣を解除すると、フッと跡形もなく消えて立体映像を仕舞った。 優斗に作り直した防具を差し出してきた。

 受け取った優斗は、防具に着替えるとくるりと回ってみる。 華たちの感嘆の声が川辺にこだまして、銀色の少年少女の小さい拍手が鳴った。 上着を着る時に、薄紫色の裏地に見えた立体的な桜吹雪と背中の登り竜を、優斗は見なかった事にした。 やはり華はただでは転ばなかった、中々に逞しい。

 裏地の裾の立体的な桜吹雪は、魔法石なのだという。 砕け散ったミノタウロスの欠片は魔法石に変わり、優斗の防具に取り付けられた。 桜吹雪の魔法石には、色々な加護を掛けてあり、皮鎧(元は羊の毛)なのに丈夫だという。 胸の合わせのベルトも複数から、4本に変わっていた。

 木刀にも魔法石が使われていて、進化していた。 今までの桜柄が立体的になって、輝きも増している。 魔法石はほんのりピンク色で、時折、銀色に光り輝いていた。

 「ありがとう。 ごめんな、作ってもらったのに、色々ダメ出しして」

 優斗は申し訳なさそうに華に謝った。 優斗から先ほどの仄暗いオーラが消えて、ホッとしている華の様子が見ていて心苦しかった。 少しやり過ぎたかと反省する優斗。

 「ううん、好みもあるんだし。 私は小鳥遊くんに着てもらっただけでも嬉しい!」

 華のキラキラした瞳に、優斗の心臓が跳ねる。 同時に立体映像の優斗を思い出すと、こめかみに青筋がたった。

 (もっかの目標は、『あいつ』に勝つことだな)

 優斗も、制作した華自身さえ気づいていない。 何故、立体映像が華にたいして愛し気に微笑むのか。 華が無意識に、優斗が華に向ける愛し気な笑顔を参考にして作っているから、という事に。
 
 『おほん』とわざとらしい咳払いが優斗と華の背後から聞こえて振り返る。 すっかり忘れていたが、優斗たち以外にも人(?)がいる事に改めて気づいた。

 「そろそろ、話をしてもいいかな? 訊きたい事がいっぱいあるでしょ? それにお腹も空いたし、お茶にしようよ」

 にっこりと銀色の美少年が微笑むと、優斗のお腹が思い出したかのように鳴り響いた。

 ――お茶の準備が整うと、川辺でビニールシートを拡げる。
 
 銀色の少年少女と向かい合い、優斗と華が並んで座った。 ビニールシートは、華が持参してきたものだ。 華が持ってきたお弁当と、銀色の少年少女が採って来た見た事のない果物が並ぶ。

 楽しいお茶会が始まると思いきや、銀色の少年が真剣な顔で言い放った。

 「まず初めに言っておくことがある。 きみたちは勇者召喚に巻き込まれてこの世界へ来た。 だから、元の世界には帰れないからね」

 今から楽しい食事で、折角の華の手作り弁当を食べられるというのに、優斗と華にとっては一気に食欲が無くなる事案である。 戻れないと聞いた優斗と華は絶句して目の前の銀色の少年少女を見つめた。

 銀色の少年は、何もなかったかのように、優雅に紅茶をすすっている。 紅茶の良い香りが漂い、優斗の鼻腔を擽った。 銀色の少年の隣では、銀色の少女がブドウに似た果物を頬張っていて、華のお弁当を物珍しそうに眺めていた。

 優斗の隣では華が顔を青ざめさせて、この世の終わりのような顔をして呆然としている。 優斗は自分の事よりも、華の様子が心配になった。

 華の心境はと言うと。

 (今、帰れないって言った? 帰れなかったらどうなるんだろう? やっぱり、失踪届けだされるよね? そしたら部屋とか、押し入れの中とか家探しされるよね? という事は? 押し入れの中にあるフィギアが日の目を見てしまう。 あああああ! 母が、絶句する様子が容易に想像できる。 母には知られたくない! 母よ、切に願う。 私の押し入れ開けないで~~!)

 華は帰れない心配よりも、自身のコレクションしている手作りフィギアが、母親に見つけられる心配をしていた。 まるで、死んだ時に『エロ本、親に見つかったら恥ずかしい』と言う男子高校生のようだ。 心配しなくとも、華の趣味はとっくの昔に母親には知られている。

 母親に知られているとは気づいていない華が、徐々に顔色が悪くなっていき、更に優斗は心配になった。 優斗が華の顔を覗き込むと、まだ顔が青ざめている。 華の心情を知らずに、心配になって声を掛けた。

 「花咲、顔色悪いけど、大丈夫か?」
 「あ、大丈夫。 気にしないで、どうぞ話を続けて」
 「大丈夫そうなら、話を続けたいけどいい?」

 銀色の少女の問いに、優斗と華は大きく頷いた。 後を銀色の少年が申し訳なそうに話を続ける。

 「ごめんね。 美味しいお茶会なのに、でもお腹いっぱいになると、眠くなって話が出来なくなるから」

 『ああ、子供だもんな・ね』と優斗と華が銀色の少年少女を見て、深く頷きあった。 2人の様子に何かを察した銀色の少年少女だが、優斗と華をじっとと見つめるだけにとどめた。 子供かどうかは横に置いておいて、話を続ける事にしたらしい。

 「ぼくたち、主さまに頼まれたんだ。 きみたちを助けてあげてって」
 「わたしたち、あなたが勇者の力を手に入れるまでは、手を出しちゃダメって言われてたんだけど」
 「魔力暴走して危なかったから、ついね。 でも、ぼくたち怒られないと思うよ」
 
 最後の一言は、銀色の少女に向かって、にっこりと笑顔で話しかけている。 銀色の少女の頬がほんのりと赤く染まる。 銀色の少女は咳払いを1つしてこちらへ向き直った。

 「あなたたちが、絶叫マシーン?って言うのだったかしら? それに乗ってた時にね。 すぐそばで、勇者召喚の儀式が行われたの。 儀式を行ったのは、この国の王さまよ。 召喚魔法が発動された衝撃で、あなたたちが乗っていた絶叫マシーンが破壊されてしまって、あまり言いたくないのでだけど。 身体の方も破損しちゃって……ね」

 「えっ! でも何ともないけど」

 優斗と華はそれぞれ身体に何処も異状がないと、ジェスチャーで示した。

 「うん。 それは、主さまが光の速さで治してくれたよ。 だから、きみたちは気付かなかったと思う。 で、勇者召喚のエネルギーに引っ張られて、この世界へ来たってわけ。 後、魔法を使えるように、魔力を受け入れる為の受容体も入れてあるから、何の支障もなく魔法が使えるよ」

 銀色の少女が紅茶を飲む姿をただ、黙って見ていた。 銀色の少年は話を続ける。

 「本来なら勇者召喚は、魔王が生まれた時にだけ許されてるんだけど。 無理やり儀式を行ったから、制御ができなくて、結構な人数が勇者召喚されたみたいだよ。 まだ、魔王は生まれていない。 正当な理由がある召喚じゃないから、主さまも怒ってしまって。 突然の出来事だったから、主さまはきみたちを助けるのだけで精一杯だったよ」

 銀色の少年の言葉で、他にも犠牲者がいる事を理解した。 自分たちは幸運だったのだと。

 「分かってるのは、王さまが召喚した勇者の力を利用して、戦争を仕掛けようとしてるみたいなのよ。 だから、どうしても王さまの勇者には、力を授けたくなかったんじゃないかしら。 だから、あなたたちをここに呼んだんだと思うわ」

 「先にきみたちが勇者の力を手に入れて、戦争を回避したかったんじゃないかな? 世界樹ダンジョンはね、勇者が魔王を倒す為に、力を授かる為のダンジョンなんだ。 普通の人は世界樹ダンジョンに辿り着くのも無理なんだけどね。 でも、たまにいるんだよね。 辿り着く強運の持ち主が」

 銀色の少年が、華のお弁当に入ってる玉子焼きを1つ摘まんで口へ運ぶ。 隣で銀色の少女が期待に満ちた瞳で少年を見つめ、少年の反応を待っている。 少年は咀嚼して飲み込んだ後、眉を顰めて微妙な顔をした。

「「あっ、」」

 華のお弁当は世界樹から落ち、優斗の腹から跳ねて地面に転がった事により、見事におかずがぐちゃぐちゃに混ざっている。 玉子焼きは、色んな味が混ざった複雑な味になっている事が予想できた。

 「でも俺、今朝ここの世界樹が出てくる夢を見たんだけど。 それは、勇者召喚とは関係ないよな?」
 「そうなんだ。 もしかしたら、主さまと繋がったのかな? 主さまはきみたちの世界の様子をよく覗いてるからね。 よくきみたちの世界の話を楽しそうにしてるよ」

 主さまなる神様が、丸いお風呂のような池の縁に座って、水面を覗く様子が優斗の頭の中で浮かんだ。

 「もしかしたら、主さまに覗き見されてたんじゃない? 勇者召喚の時、あなたに気づいて助けてくれたのかも。 分かってると思うんだけど、主さまが呼ばなかったらあなたたち死んでたわよ」

 銀色の少女の言葉に、絶叫マシーンが落ちた高さを思い出して、背筋にぞっと悪寒が走った。 不意に瑠衣の顔が浮かんで、他の皆がどうなったのか心配になった。 最悪の事態を予想して、胸に不安が過ぎる。

 「俺の後ろに友達が乗ってた、他のクラスメイトたちも乗ってたんだ。 他の皆はどうなったんだ?」
 「絶叫マシーンに乗ってた人たちは皆、助けてこの世界に召喚されてるはずだよ。 何処に居るかはわからないよ。 ぼくたちはきみたちの事しか聞いてないからね」

 それまで黙っていた華が口を開いた。

 「仁奈たちもこの世界に居るの? じゃ、仁奈たちも、髪の色と瞳の色が変わってるの?」
 「ええ、そうよ。 その色はこの国の平民の色だもの。 黒髪黒目は勇者の証なの」
 「きみたちが王国に見つかると大変だからね。 悪いとは思ったけど変えさせてもらったよ。 隠れ住むのは嫌かもだけど、でも何処に行ってもいいし、自由だよ。 魔族に見つかると面倒だけど」

 華が『仁奈の綺麗な黒髪がっ』と愕然としている。 やっぱり華は何処かズレていると、優斗は乾いた笑いを漏らす。

 (瑠衣たちが無事で良かった。 ここから出たらまず先に瑠衣たちを探そう。 ん? さっき気になるワードが出たな? 魔王じゃなくて魔族って言ったか?)

 「魔族って?」
 「悪魔に魅入られた人たちの事だよ。 きみたちの世界では闇落ちって言うのだっけ? これは主さまが言ってたんだけどね」
 「や、闇落ち?」

 優斗の頭の中にまたもやクエスチョンマークが飛び交う。 およそ10歳位の少年からは出ないであろう言葉に、優斗は唖然とした。 真剣な顔で、銀色の少年が魔族の説明をする声を、優斗と華はただ黙って聴いていた。
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