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第五章 扉の先で待ち受けるものは
フクザツな胸の内(2)
しおりを挟む披露宴は順調に進み歓談の時間に入ると、斎木さんが他のテーブルへと席を立った。
ようやく二人きりになれた。
「すっかり晴れたな……」窓の外に目を向けて彼が言った。「うん」
「ユイ、体調は大丈夫だな?」
「ええ、お陰様で何とか」喉の辺りを気にしつつも、良好を笑顔でアピールする。
「新堂さん、お料理全然食べてないよ?美味しいわよ!食べてみて」
「ああ。おまえは食べたか?」
「食べた。お腹、帯で絞められてるからあまり食べられないけど」帯の上から腹を擦りながら訴える。
そんな私を一通り眺めてから彼が言う。「何の心配もなく、ちゃんと様になってるよ」
「慣れてないから不安だったけど、大丈夫そうね」微笑んで答えた。
ようやく訪れた二人の時間だが、あっという間に奪われそうな予感だ。それは場内の奥の方で、何やら盛り上がっていたから。
「来いよ、写真撮影だってさ!大学のメンバーで撮りたいそうだ」斎木さんが戻って来て言った。
予感的中。「新堂さん、行って来て。私ここで待ってるから」
「何言ってんの!ユイさんも来てよ!さあ」またも斎木さんは私の手を掴んでいた。
「で、でも……私は関係な……あっ、ちょっと新堂さん!」
こんな状況だというのに、彼はまたも私を残してどこかへ行ってしまった。
「あいつ、またフケける気だな?頼むよ、ここはユイさんだけでも!ね?」
「でも……っ」
迷いながらも、背中を押されて輪の中に飛び込んでしまう。大学には何のご縁もない自分。後ろめたい気持ちでいっぱいになる。
もちろん集まっているのは見ず知らずの面々で、しかも皆ほぼドクター!
「お!紅一点!入って入って」
引っ張られて、あろう事か最前列に飛び出してしまう。隣りにいるのは斎木さんだ。
「俺の隣りってのは、問題なくない?」
先ほど新堂さんから制裁を加えられた事が響いているようだ。
別の声がこう続く。「大アリだぜ!どうせなら新郎の隣り行こう!谷口っ!」
「いいよ。おいで!」谷口さんが手招きしてくれる。
「あ!ちょっと……っ」
あれよあれよという間に押し流されて、本当に新郎の横で写真に納まってしまった。
「皆、ありがとう!ありがとう!」谷口さんが皆に声をかけて回っている。
一人取り残され、ため息をつく。いるはずの人、新堂さんは場内にさえいなかった。
「んもう、新堂和矢のバカっ!」
こうして無事に式は幕を下ろした。
新婦の親族は大酒飲みが多いらしく、すでに泥酔状態だ。他のゲスト達もいつの間にかいなくなっていた。
「悪いな、二次会とかもしたかったんだけど……」谷口さんが彼に詫びる。
「お構いなく。皆医者で忙しい身だから仕方ないさ。今後も無理するなよ?谷口」
「ああ。そっちもな。そのうち、また食事でも」
「そうだな」
こんな二人の和やかな会話を横で聞きながらも、周囲を見回して目を凝らす。
「ねえ谷口さん、中里さんは来てなかったのね」
「ああ。招待状は送ったんだが、都合が合わなかったみたいだ」
「そっか……」久々に会えるかもと、少しだけ期待してしまった。
そして再び辺りを見回し始める私。
「来てないって言ったろ。そんなに会いたかったのか?」不満気に言い放つ新堂さん。
上の空で返す。「ううん……違うけど」
「今度は誰を探してるんだ」
「斎木さんに、最後に挨拶したかったなって思って」一応色々と気にかけてもらった手前、一言お礼くらいは言いたかった。
「あいつなら、すでに他の連中と行ってしまったよ。どうせ酔っ払ってるんだ、挨拶なんて必要ない!」やはり機嫌が悪いようだ。
「……そうかな」
「それじゃ、我々はこれで」谷口さんに別れを告げて、彼はさっさと背を向けた。
「ちょっと……待ってよ、新堂さん!」
大股で先を行く彼を呼び止める。小股でちょこちょこと歩く事しかできないため、今日に限っては追い付く事は困難だ。
気づいた彼が立ち止まった。
「ん?……ああ、済まん。つい、いつもの調子で」
「もう!あ~、それにしても苦しい!」この格好もそろそろ限界が近づいてきた。
ようやく彼の隣りに辿り着き、先を行かれないよう、今度は腕に絡みつく。
「……お疲れ様、新堂さん」
「ユイこそ。悪かったね、付き合わせて」
「ううん。私は楽しかったわ」
「そうか。なら良かった」
「あなたは、居心地……良くなかったよね」あの場で医師免許がないのは彼だけだったかもしれない。まあ、私もだけど?
無言の彼に肯定の意を察する。どう声をかけていいか分からなかった。
電車の中でも沈黙は続いた。混雑する路線を避けて遠回りで帰宅する。車内の乗客は疎らだ。そんな中、前に座っている母娘が私を凝視していた。
居た堪れずに微笑んで見せると、「ねえ、お母さん!私もお着物着たい!ああいうのがいい!」唐突にこちらを指して要求し始めた女の子。
新堂さんもこの光景を見ていたはずなのに、何のコメントもなかった。ただずっと何かを考え込んでいる様子。
そんな彼を横目で見やり、小さくため息をついた。
帰宅するや真っ先に寝室に駆け込む。「もう限界っ、脱ご、脱ご~っ!」
自分に巻きついた、いくつもの布達としばしの格闘が始まる。補正とやらの布の事だ。
私的には太ったと思っていたのだが、ここの肉が足りないあそこが足りないと、何枚もタオルやら何やら、仕舞いには脱脂綿のようなものまで巻きつけられた。
着物は寸胴ボディ(!)の方が上手く着こなせるのかもしれない。
やがてベッドに脱ぎ散らかした着物の残骸を見下ろして、なぜこの民族衣装が好まれないのかが、何となく分かった気がした。
「ああ、やっと解放されたわ。さてと、お次はこの髪かぁ……」
うんざりしながらも今度は浴室へ向かう。
キツく編み込まれたスーパーロングは、解くのに苦労の連続だった。
何とか全てをやり終えてようやくリビングへ足を運ぶと、新堂さんが一人ワインを開けていた。
「済んだか?先にやってるよ。おまえも飲むか」
「うん!全然飲み足りなかったの」
彼がグラスを用意してくれた。礼を述べて、まずは一杯目を軽く飲み干す。
「さあ~!まだまだイケるわよ!」
ああ締め付けられては、好物のワインすら喉を通らない!そんな独り言を呟いた後、隣りの彼を改めて見る。
「新堂さん、今日は何だかご機嫌斜めだったね」
「そうか?」
「そうでしょ」
一旦こちらを見たが、すぐに目を反らされる。
「やっぱり私、着物なんて着なければ良かったね」
「なぜだ」やっと彼が私を見てくれた。
「たくさん気を遣わせちゃったし?元々あんまり、気に入ってなかったでしょ」
「そんな事ない。最初に言ったろ、凄く綺麗だって」
「それは……それだって気を遣ってくれたんでしょ?それに、私だけあんな写真に写っちゃったりして。全っ然無関係なのに!あなたの代わりに……なんて言われて。代わりになんてなれないよ、私なんかっ!」
彼は黙ったまま、空になった私のグラスに二杯目を注いだ。
「私大学にすら行ってないのに。それも医学部だよ?そんな人達と、どう考えても肩を並べられっこない。なのに本日の主役の隣りなんかで写真に……っ」
主張を静かに聞いているだけの彼に、私は続ける。「きっと、調子に乗りやがってこの無関係の女!って思われてる。ごめんなさい、出しゃばった真似しちゃった」
「そんな事ない。気にするな、俺が悪いんだ。あの場から逃げたりして」
彼の手が優しく私の頭に乗せられた。いつもは振り払うところだが、今は何の反応もできない。自分の行動に責任が持てない。
「体調も思わしくないのに、俺のために……いや、俺の友人の晴れ舞台を盛り立てようと、窮屈な着物まで着て付き合ってくれた。感謝してる」
「そんな、盛り立てるだなんて……」
「同席したイケ好かない男にも、愛想良く振る舞ってくれた。それなのに俺は……全く、大人げなかったな。済まん、許してくれ」彼が頭を下げて言った。
「イヤだ、謝らないでよ!もう、いいよ……」
急激にムードが沈んでしまった。これではいけないと話題を変える。
「それにしても、あの髪型はないよね~?せっかくのロングが台無し!あんなに丸めて固められちゃ、全然生かされてないわよ」
けれど、さらにムードを下げるかのように彼が言う。「谷口に子供が出来たのを知って、つい嫉妬したんだ」
「新堂さん……?」
「ユイだって、本当は欲しいって思ってるんだろ?気など遣うな、真実が知りたい。ずっと聞きたかった。この際だから教えてくれ」
真っ直ぐに見つめられて答えに迷う。「私は……」
「言ってくれ」
「私は元々子供なんていらないって思ってたよ。だからこそあんな治験のバイトとか、あなたに子宮を取ってくれなんて言えたの」
「治験はともかく、そんなのジョークだろ?」
「満更そうでもないんだ。なれるものなら男になりたいって、本気で思ってた時期だってあるし」
三杯目を自ら注ぎ、半分だけ飲み干す。
「でも、この年になると思う。お母さんにだけは、孫の顔を見せてあげられたらって」
「当然の願望だよ」
「妊娠も出産も、痛いのが苦手な私には地獄でしかないと思う。だけど、新堂さんの子だったら産んでもいいかなっても思う。だって私とあなたの子よ?きっと、とても優秀で美しい子が誕生するはずだもの」
「済まない……。本当に」
「あなたのせいじゃないの!新堂さんは何も悪くない。あなたのご両親もよ。世の中に数パーセントはこういう人間がいる。それは誰のせいでもない」
頭を下げていた彼が顔を上げたところで続ける。「子孫繁栄は全ての人間に課せられた使命。だけど、私達はそれを免除されたの。私にとってはむしろ好都合よ」
「それはどういう意味だ?痛い思いをせずに済むって?」鼻で笑って彼が言う。
そんな彼に首を横に振って否定してから、私ははっきりと断言した。
「私の一番の願いは、あなたを独り占めする事だからよ!子供がいたら不可能でしょ」
なぜなら子は宝だから。彼より大切なものができてしまうかもしれない?
「こんな我がまま、普通は通用しない。だから、新堂さんには感謝ね」
「ユイ……」
「そういう訳だから、金輪際、この事について私に謝罪なんてしないで。いい?今日限りだからね!」
「ごめんな、ユイ」言った側からまた謝られて「はい!お仕舞い」と間髪を入れずに続けた。
残りの半分を飲み干して、彼に体を預ける。
「だけど。今日は何事もなくて本当に良かった」彼が言った。「雨も止んで、テロリストも現れなくて、って?」と私が続ける。
「ああ」
「全くよ!着物は少し濡れちゃったけど。あんな状況で何か起きても、対処できるか自信ないんだから」何しろ動きずらい上に、左手には大切なリングが嵌っていたのだ。
「いいんだよ。何もしなくて」彼は当然のように言った。
「え?」すぐそこにある新堂さんの顔を見上げる。
彼も私を見る。「じっとしてろって言ったろ」
しばしの沈黙の後、私はある考えに行き着いた。
「ちょっと待って、……それってつまり、動き回れないように着物を着せたなんて事は……ないわよね?」ジョークで言いそうな話だ。
「まあ、何だ……それも一理あるか」
「それ、本気で言ってる?」だとしたらこの人は何も分かっていない!
彼は何も言わなかったが、否定しないのならイエスと同じだ。
「元から私の格好なんてどうでも良かったのね。エンゲージリングだって……」コルトを握らせないため。
着物姿がどうとか婚約者として認識させたいとか、全ては私の妄想。この人がそう考えている確証はなかったのに?浮かれていた自分がやるせなくて、強く拳を握る。
「私、……バッカみたいね」こう言い残して勢い良くリビングを飛び出した。
「おい、ユイ!」
彼の声が背後で聞こえた。
寝室のベッドにうつ伏せに横たわり、やり場のない怒りを必死で抑える。
「なあユイ、そんなに怒るなよ。ちゃんと話を聞いてくれって」現れた彼が言ってくるも、そう簡単に素直になれない。
「私、そんなに縛り付けられなくても、何もしないもん!自分でも分かってる、昔とはもう違うって。そんな私が動いても危険が増えるだけだって!」
でもそれでも守りたいのだ。大切なものに危機が迫ったなら、真っ先にこの手で。
「分かってるなら良かったよ」
「良かった?何がよ!私はあなたに信用されてないのよ?縛り付けないと暴れるって。リングで牽制しないと拳銃を撃ちまくるって?」上体を起こして彼を睨む。
「そこまでは言ってないだろ」
「私が着物を着ると決めるのに、どれだけ悩んだか分かる?」
起き上がり姿勢を正してから続ける。「緊急時に動きを制限されてしまう事が、どれだけのリスクを伴うか。その上、最後の要のコルトを封じられては……」
いざとなったらこの身に代えてでも。その位の覚悟があった。もちろん彼には知る由もない事だがそれはいい。単なる意気込みだ。
「だから、そんな事はおまえのやるべき事じゃ……」
「それじゃ何?警察や特殊部隊が救出に来るまで、何人殺されても黙って見てろって言うの?」
「そうじゃない!話を大袈裟にしすぎた。ここをどこだと思ってる?」
「最悪の事態を想定してるの、いつだって!そういう事でしょ、動いちゃいけないんだとしたら!あなたは何も知らなすぎる」
「……何をだ」もはや呆れモードの彼が問い返す。
「生死を分けるのは、ほんの少しの行動って事をよ!」
「参ったね……」
「何がよ!」
「朝霧ユイがどういう人間か、分かっていたつもりだったんだが……俺が悪かった。どうか怒りを鎮めてくれないか」
彼はそう言って、隣りに腰を下ろした。
「俺はただ、おまえを危険に巻き込ませたくないだけなんだ。絶対にユイを失いたくないから」
こう真っ直ぐに言われては言い返せない。
黙り込む私に彼が続ける。「本当にただそれだけなんだ。それが、こんなにおまえを苦しめていたとは……申し訳ない、浅はかだったよ。我がままなのは俺の方だな」
「昔と変わらず、俺は今でも朝霧ユイの強さを認めてる。それは嘘じゃない」
この言葉には黙って頷く。
「トラブルが起きた時は、対処できる力がある人間がやるべきだとも思う」
「だったら!」
「だからその先は俺の我がままだ。だからって、ユイが自分を犠牲にして何かを守ろうとするのを、俺は黙って見てる事はできない」
ずるい。我がままだなんて。そんな事を言われたら拒絶できないではないか?
私は大きなため息を一つ吐き出す。
「そしてトラブルは起きなかった。見たところ谷口さんはそっちの世界とは無縁の人だし?危険は九割方ないと踏んでたわ」私は打ち明ける。
「その見立ては正しかったな」
「でも……。ねえ新堂さん?お願いだから、コルトだけは自由に使わせてほしい。カレは私達を守る最後の砦なのよ……」
この懇願への返事は返されなかった。
「何だか疲れたな。もう休もうか」
「私も。ぐったり!」
そのまま二人で寝室へ移動する。
「全部打ち明けて、お陰ですっきりしたよ」彼がベッドに腰掛けて言った。
「うん、そうだね。私もかな」
「ユイが一緒に行ってくれてなかったら、恐らく俺は最後まで出てなかったな」
何度も会場から抜け出していたくらいだ。この言葉には説得力がある。
「私を置いて帰れないもんね~!」
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何にせよ意外なセリフに驚きを隠せない。
「それは嬉しいけど……。それ谷口さんの前で言っちゃダメよ?」
「ははっ!分かってるさ。だから今言った。それじゃお休み」
「お休みなさい!」
長い一日が終わろうとしていた。
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