66 / 131
第四章 不屈の精神を養え
ワケアリ探偵(2)
しおりを挟む自宅に辿り着き、迷いもなく探偵を家に入れる。
「ドクターが不在だから何もしてあげられないけど……って、そんな事はもう知ってるか」これには案の定の答え。「まあね。お構いなく」
そして探偵は続ける。「だけどマジであんな襲撃があるとは……一人で物騒だな、なんてのは野暮か」
こんな物言いから、私が狙われている事が判明した。ボディガードのために私に張り付いていたようだ。お陰でこの私の強さも分かってもらえて有り難い。
「あなたにガードを頼んだのって、新堂さん?な訳ないよね……とすると」
探偵に濡れタオルを差し出しながら考え込む。
不意に探偵が言う。「朝霧ユイ。どうやらオレは見る目がなかったようだ」
「仕方ないわ。いきなりあんなスプレー攻撃は!卑怯よね」
「いや……、そういう事じゃなくて」
私が首を傾げていると、探偵は静かに身の内を語り始めた。
「俺は昔、刑事をやってた。砂原舞は知ってるだろ?」
「ええっ?!もしかして砂原の同僚!」これは驚いた。やっぱりこの目はデカの目!
「あいつは後輩だ。俺はもう大昔に辞めて探偵をしてる。朝霧ユイって名前、どこかで聞いたと思ったんだ。ようやく思い出したよ」
「……どういうふうに思い出したの?」不安になって聞いてみる。
私の悪事は警察のデータベースにはなかったはず。
「いやぁ、砂原顔負けの民間やり手SPって?」
もしや砂原に聞いたのか?この回答に体中の力が抜けて行った。
「今はもうただのパート社員で、もっぱらデスクワークよ。それより目、大丈夫?」
「ああ。お陰でだいぶ落ち着いてきた。ありがとう。やっぱり君は優しいよ」
「イイ男にはね」ウインクをして私は笑った。
砂原の知り合いとなれば、疑う必要などない。もっと早くに知りたかった。
「また、アイツ等が狙ってくる可能性がある」探偵が言った。
「そうね。殺してもいいか、依頼人に確認してくれる?」
こう言った時の探偵の顔を、何と説明したらいいだろう。
「ヤダっ、何て顔してるの?冗談よ?」
「あっ、あははっ!だよなぁ~。脅かさないでくれよ」
こうは返されたが、満更冗談でもない事は気づいたはず。あの朝霧ユイならばやり兼ねないと。
「依頼人が誰かは言えないが……」体勢を直して、高い天井を見上げる探偵。
「ええ」
「君をとても大切に思ってる人がいるって事だけは、教えておく。もちろん、君の同棲相手の新堂和矢さん以外でって事だが」
「ありがとう。覚えておくわ」
やがて時間の経過と共に視力も回復し、探偵は何度も礼を述べて軽快な足取りに戻って我が家を後にした。
「……あの人、私を庇って催涙スプレーを浴びてくれた」
自分がガードされているという自覚など全くなかったが、あの探偵は完璧に仕事を遂行していたのだ。
「この私がガードされるなんて……前代未聞!依頼したのは一体誰?お母さんとか!」
この国にいない母は可能性は薄い。その考えはすぐに消える。
「神崎さんね!彼しかいないわ。大垣はともかく、彼は私の実力を知らないから」
確証はないがこの線が濃厚だ。
「ま、あの探偵、なかなか腕が立ちそうだし。軽そうだけど、仕事に関しちゃ真面目みたいだからな。退屈してたところに天の恵み?」
かなり持て囃してはいるが完璧とは言えない。私にとって完璧なのは新堂和矢だけだ。
あの探偵に注文をつけるならば……もうちょっと威厳と身長がほしい、か?
その夜、新堂さんから電話が入った。
『何も変わりはないか?』
「ええ。あれ以来眩暈も全くないの。あれは一体、何だったのかしら?」
『良かったじゃないか。だからって無理するなよ?』
「分かってるって」
『ところで、神崎社長から連絡が来たんだが……』
「えっ、用件は?」
この件だとして、狙われているなどと話されていたら堪らない。彼がいらぬ心配をしてしまう。
『今、会合があってイギリスにいるそうだ』
「え、神崎さんも海外なんだ」
『ああ。俺の不在を知って、ユイが寂しがってるかもって心配してたぞ』
「何よ、子供じゃないんだから大丈夫よ!」いつまでも子供扱いで困ったものだ。
『寂しさを紛らすためだからって、もう飲みすぎるなよ?』
こんな言い草には言葉が詰まる。
「……それで、あとどのくらいかかりそう?」
『ああ。恐らく二、三日で帰れるよ』
「そう。待ってるわ」
会話を終えて納得した。自分が海外にいるため、外部の人間にガードさせたのだ。
「私を誘拐して身代金でも要求する気かしら?誰か知らないけど、命知らずね!」
翌日の早い時間、私はある場所に向かった。新堂さんが帰国する前に決着を付けなければならない。
「おはよ~っ!」
「っ!随分早いな……。ターゲット自らお越しとは」寝ぼけ眼の探偵。
髪はまだ整えられておらず、酷い寝グセがついている。これを隠すためにオールバックにしていたのか。
「あなたが遅いのよ。まさか、まだ寝てたとか言わないわよね?」
「ははっ!ご覧の通りだよ。言ってくれるね、相変わらず」
当然のように中に入ってコーヒーを要求する。
「それで今日は?仕事は休みのはずだろ」
「だからこんな所にいるんじゃない」そりゃそうだ!と探偵が大きく頷いた。
コーヒーをカップに注いでそのまま差し出してくる。
礼を言って受け取りながら話す。「もうすぐ彼が帰国してしまうの。それまでにケリをつけたいんだけど」
「って、言われてもなぁ……」寝グセのついた頭を掻きながら私を見る探偵。
こんな緊張感のなさが、逸る気持ちをさらに高揚させる。
「これでも、協力を拒否する?」
ジャケットの下からおもむろにコルトを出して構えた。
「おいおい……!冗談はよしてくれよ。今はもう、こっちは丸腰だぜ?」その昔は持っていたが、と言いたいのだろう。
「これが冗談に見える?なら、試してみましょうか」
ハンマーを起こす音が室内に響く。これが本気で撃とうとする仕草だと、元警官ならば分かるだろう。
探偵は両手を掲げて、これ見よがしに生唾を飲み込んだ。
「わっ、分かった!分かったから撃つなっ!な?」
「協力、してくれるのね?」
「ああ。言っておくが、脅されて仕方なく、だからな?」
「ふふっ!いいわ。依頼人にもそう言って」静かに相棒を元の位置に収めた。
探偵が一瞬で間合いを詰めた。鼻先が触れそうな距離だ。
「っ!ちょっと何よ!」
「いや。ちょっと確認をね」
「イヤらしい事考えてたなら許さないからね?」再びコルトに手を伸ばして言う。
探偵も再び両手を掲げる。「おっと!オレの事務所でドンパチはやめてくれ?」
すぐに体を離して髪を整え始める探偵。その後ろ姿を見つめる。一体何を確認したのやら?まるで匂いを嗅いでいるような仕草。
……そうか、やはりこの男はあの日気づいていたのだ。私から漂う火薬の香りに!
「で?どうする気なんだ」私に背を向けたまま話し出す。
「神崎グループのライバル会社に目星を点けてほしいの。そういうの、探偵さんの仕事でしょ?」
「探し物は得意分野だがね。それなら君にだってできるだろ」
「時間がないの。手分けして進めたいのよ」そういう事にしておこう。
「なるほど。分かった、やってみようじゃない」
乗ってくれて良かった。ならばもう一つ要求を追加。「今日中にお願いね!」
「またまたスパルタだなぁ。で、君は?」
「その間に罠を張るわ」愉悦の笑みを浮かべて言えば、「罠?」と訝し気に確認される。
「ええ。一網打尽にするためにね」自信たっぷりに答えた。
こうして一旦別れ、探偵から連絡が入ったのはその日の午後五時を回った頃だった。
連絡を受けて先回りしてその現場に向かい、敵を待ち構える。
「待ってたわ」定刻通り現れた人物に言う。
「お前はっ!な、なぜここに?!」私の登場に酷く驚いている。
こぞって現場に現れた彼等は、打ち合わせを始めるところだったのだ。一度失敗に終わった、この私をどう誘拐するかの話し合いを!
こんなスーツ姿の集団は一見どこにでもいる会社員。まあ、本当に普通の会社員なのだろう。彼等は神崎さんの会社のライバル企業の人間だ。
善良なはずの彼等が悪事を働くのは、もちろん会社の利益、つまりお金のため。悪人でなくても、人はこうして簡単に悪事を働く。
「ねえ?なぜ神崎社長がお宅との契約を結ばないか分かる?」
「社長の腹違いの妹の分際で、仕事の話に口出しするな!手間が省けた。このままどこかに監禁してしまえ」
「やれるもんならやってみれば?大事な兄の事ですもの、口でも何でも出すわよ!」
「お前は大人しく誘拐されればいいんだよ」
ついに本性を現した。やはりそういう魂胆か。「残念だけど、それはできないわ」
「できるさ」まだ諦めていない様子。
控えていた部下達に指示を出し私を取り囲ませる。小柄な私はあっという間に男達の影に隠れてしまう。
「手荒な事はしたくないんだけど……」せめて手を出されるまで待とう。
そんな事を考えていた時、聞き覚えのある声が響いた。
「あ~あ~!たった一人に何人がかりだ?」こう言ったのは探偵だ。「見た目はどう見てもか弱い女だが……気をつけた方がいいぜ!」などと付け加えて!
「誰だお前は?部外者は引っ込んでろ!」
「ああ、こちらは私が呼んだの。優秀な探偵さんよ」
取り囲んでいた男達を軽くいなして前に出る。
「どうも」紹介されて反射的に挨拶する探偵。
いつものおどけたお辞儀も、今回ばかりは気分良く見ていられる。
「面倒だ、男諸共捕まえろ!」
「何て言い草?まるでヤクザみたいよ!」
ここでしばし小競り合いが続く。もちろん、私があっさりその場の全員をなぎ倒したのは言うまでもない。
その間探偵は高みの見物を決め込んでいた。
「さてと。次はどうするの?」私は最後の一人となった男に向かって言った。
「おのれ……!」
こんな叫び声を上げるも、拳を握るだけで何のアクションも起こさない。
「あれ……次の手、考えてない?なら、こっちから行くわよ」
「なあ朝霧、アレはダメだぞ?アレはっ」探偵が側に来て焦ったように囁く。
うるさい!と目で訴えながらポケットに手を入れる。
私がコルトを出すと思ったのだろう。ヒヤヒヤしていた探偵にも良く見えるように、携帯電話を取り出した。
「これってあなたよね、取締役の横山さん」画面にある写真を映し出して見せる。
「なっ!お前、何でそんなもの……そんなの知らん!」
「良く見て。ここに写ってるの、あなたでしょ!」
探偵もわざとらしく覗いてくる。「どう見てもアンタだよなぁ」
このセリフは演技だ。何しろこれは探偵から先ほど送られたもの。中年男が若い女と腕を組んで歩いている写真だ。
「仲良く腕なんか組んじゃって!おや~?この相手の女、お宅の秘書みたいだ」面白おかしく探偵が言う。
「ここ、どこか分かるでしょ?」それはまさしく、ラブホテルの入り口だ。
探偵が先方の会社に潜入し、女子社員から仕入れた不倫現場の決定的写真だ。
男の顔色は見る見る変化した。「それをどこでっ!?」
「足元を救われたな。女は侮るべからず、だぞ?」探偵が言う。
この言葉、どこか説得力がある。さては女にしてやられた経験でもあるのか。
「まさか彼女が?……あいつめ!もうクビだ!」
「そんな事したら、これ、社内にバラ撒くわよ?」ここぞとばかりに付け込む。「何がクビよ?自分を棚に上げて良く言うわ」心底憎らしく思う。
「クビは撤回する!そ、それだけは勘弁してくれぇ……」ついに男は床に膝を付いてくず折れた。
「いい?ゆすりって言うのはこうやるのよ。……ああ、でもあなたみたいなネタだらけの人に、それをやる資格はないか!」私は探偵の方を見ながら言った。
探偵が大きく頷く。
「それともう一つ。神崎社長はこんな脅しなんかに屈しない。忠告しておくわ。彼を見くびらない方が身のためよ」
「それと、こちらの妹君の方もね」探偵が付け加えた。
いい事言ってくれるじゃない?探偵さん!私は最後にコルトを抜いた。あえて構えずただチラリと見せつける。
「今度こんな真似をしてみなさい。命の保障はしないわよ」
「おお怖い……!なあアンタ、こんな不倫写真くらいなんだ?命さえありゃ、人生やり直せるさ」探偵が蹲る男に近づいて語り始めた。
「アンタだって、家族を支える大黒柱だろ?色々背負ってるもんがあるだろうが。こんなところで道を踏み外すなよ」
何という心に沁みるお言葉?
「どう?約束できるの、できないの?」
「しますっ、約束します!ですから、その写真は……っ」
大の男が何と情けない姿だ。興が冷めて、手にした携帯を男の方に放り投げる。それを地面に這いつくばってキャッチする男。
「……っおいおい、君の携帯だろ?いいのか、渡しちまって」探偵が聞いてくる。
「あれ、私のじゃないわ。プリペイドよ」自分の携帯を出して見せる。
「何だって?!それじゃ、オレに教えた番号は?」
「あれの番号に決まってるでしょ」
ははは……っと探偵の乾いた笑いがこだました。
腰に手を当てて、去って行く男達を見守る探偵。
「どうやら、解決したみたいだな」
「探偵さんのお陰よ。感謝してるわ」
「そういえば、罠張ってたんだろ?ムダになっちまったな!」
「いいえ。そんなものないわ」
「何?それも騙したのか!」
「ふふ!だって、調べるのは探偵の仕事でしょ。それに罠なんていらない。これで脅せば済むもの?」再びコルトをチラリと見せる。
「バカ野郎っ、あんまり人前にそれを出すなって!」
「あらなぜ?あなたにはもう逮捕権はないはずよ」ここには私と探偵しかいない。
ふと新堂さんの顔が浮かんだ。「あの人もこれ、心から嫌ってるのよね……」
探偵が何か言いたそうな顔をしていたが、言葉にする事はなかった。
私の肩にポンと手が乗る。「……ま、この国じゃ、あまり好まれないかもな」
唐突に話題を変えて問われる。「それより!さっきアイツに言ってた事だが……」
「何?」
「なぜ神崎社長がアイツと取引をしないのかって話さ」
「ああ、あれ。探偵さんは、どうしてだと思う?」
「そうだなぁ……不倫するようなヤツとは関わりたくない、とか?」
「ふふ!神崎さんはそんな事を気にするような人じゃないわ」
「なら降参だ!教えてくれよ」
私は思い切り悪戯っぽく笑ってから答えた。「単に取引内容がチッポケだったのよ」
「何だって?」
「彼はね、超、大物なの!」
「ふう~ん。で、それは兄貴自慢か?」
私は嬉しくなって答えた。「気づいた?そうで~す!ねえ探偵さん。今回の報酬、兄からきっちり受け取ってよね」
「やれやれ。依頼人まで分かっちまったか。しかしだな、いくつもミスしたんだぜ?」
話によれば、気づかれずにボディガードするよう依頼されたとの事。
神崎さんも人が悪い!この朝霧ユイに気づかれずに尾行するなど、我が師匠のキハラでもできないと思うが?
「そんな事ない。むしろ、最大の厄介事、解決してるんだから。大手を振って貰いに行けるわ」
「……なら、そうさせてもらうかな」
神崎さんは私のためにしてくれた。気を遣って、こんな私好みのイケメンでお茶目な人を探してくれた事に(!)大いに感謝したい。
「なかなかの暇つぶしになった!」大満足の私なのであった。
0
お気に入りに追加
28
あなたにおすすめの小説
サイキック・ガール!
スズキアカネ
恋愛
『──あなたは、超能力者なんです』
そこは、不思議な能力を持つ人間が集う不思議な研究都市。ユニークな能力者に囲まれた、ハチャメチャな私の学園ライフがはじまる。
どんな場所に置かれようと、私はなにものにも縛られない!
車を再起不能にする程度の超能力を持つ少女・藤が織りなすサイキックラブコメディ!
※
無断転載転用禁止
Do not repost.
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
再会したスパダリ社長は強引なプロポーズで私を離す気はないようです
星空永遠
恋愛
6年前、ホームレスだった藤堂樹と出会い、一緒に暮らしていた。しかし、ある日突然、藤堂は桜井千夏の前から姿を消した。それから6年ぶりに再会した藤堂は藤堂ブランド化粧品の社長になっていた!?結婚を前提に交際した二人は45階建てのタマワン最上階で再び同棲を始める。千夏が知らない世界を藤堂は教え、藤堂のスパダリ加減に沼っていく千夏。藤堂は千夏が好きすぎる故に溺愛を超える執着愛で毎日のように愛を囁き続けた。
2024年4月21日 公開
2024年4月21日 完結
☆ベリーズカフェ、魔法のiらんどにて同作品掲載中。
恋煩いの幸せレシピ ~社長と秘密の恋始めます~
神原オホカミ【書籍発売中】
恋愛
会社に内緒でダブルワークをしている芽生は、アルバイト先の居酒屋で自身が勤める会社の社長に遭遇。
一般社員の顔なんて覚えていないはずと思っていたのが間違いで、気が付けば、クビの代わりに週末に家政婦の仕事をすることに!?
美味しいご飯と家族と仕事と夢。
能天気色気無し女子が、横暴な俺様社長と繰り広げる、お料理恋愛ラブコメ。
※注意※ 2020年執筆作品
◆表紙画像は簡単表紙メーカー様で作成しています。
◆無断転写や内容の模倣はご遠慮ください。
◆大変申し訳ありませんが不定期更新です。また、予告なく非公開にすることがあります。
◆文章をAI学習に使うことは絶対にしないでください。
◆カクヨムさん/エブリスタさん/なろうさんでも掲載してます。
溺愛彼氏は消防士!?
すずなり。
恋愛
彼氏から突然言われた言葉。
「別れよう。」
その言葉はちゃんと受け取ったけど、飲み込むことができない私は友達を呼び出してやけ酒を飲んだ。
飲み過ぎた帰り、イケメン消防士さんに助けられて・・・新しい恋が始まっていく。
「男ならキスの先をは期待させないとな。」
「俺とこの先・・・してみない?」
「もっと・・・甘い声を聞かせて・・?」
私の身は持つの!?
※お話は全て想像の世界になります。現実世界と何ら関係はありません。
※コメントや乾燥を受け付けることはできません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
人違いラブレターに慣れていたので今回の手紙もスルーしたら、片思いしていた男の子に告白されました。この手紙が、間違いじゃないって本当ですか?
石河 翠
恋愛
クラス内に「ワタナベ」がふたりいるため、「可愛いほうのワタナベさん」宛のラブレターをしょっちゅう受け取ってしまう「そうじゃないほうのワタナベさん」こと主人公の「わたし」。
ある日「わたし」は下駄箱で、万年筆で丁寧に宛名を書いたラブレターを見つける。またかとがっかりした「わたし」は、その手紙をもうひとりの「ワタナベ」の下駄箱へ入れる。
ところが、その話を聞いた隣のクラスのサイトウくんは、「わたし」が驚くほど動揺してしまう。 実はその手紙は本当に彼女宛だったことが判明する。そしてその手紙を書いた「地味なほうのサイトウくん」にも大きな秘密があって……。
「真面目」以外にとりえがないと思っている「わたし」と、そんな彼女を見守るサイトウくんの少女マンガのような恋のおはなし。
小説家になろう及びエブリスタにも投稿しています。
扉絵は汐の音さまに描いていただきました。
本日、私の大好きな幼馴染が大切な姉と結婚式を挙げます
結城芙由奈@12/27電子書籍配信
恋愛
本日、私は大切な人達を2人同時に失います
<子供の頃から大好きだった幼馴染が恋する女性は私の5歳年上の姉でした。>
両親を亡くし、私を養ってくれた大切な姉に幸せになって貰いたい・・・そう願っていたのに姉は結婚を約束していた彼を事故で失ってしまった。悲しみに打ちひしがれる姉に寄り添う私の大好きな幼馴染。彼は決して私に振り向いてくれる事は無い。だから私は彼と姉が結ばれる事を願い、ついに2人は恋人同士になり、本日姉と幼馴染は結婚する。そしてそれは私が大切な2人を同時に失う日でもあった―。
※ 本編完結済。他視点での話、継続中。
※ 「カクヨム」「小説家になろう」にも掲載しています
※ 河口直人偏から少し大人向けの内容になります
ワケあり上司とヒミツの共有
咲良緋芽
恋愛
部署も違う、顔見知りでもない。
でも、社内で有名な津田部長。
ハンサム&クールな出で立ちが、
女子社員のハートを鷲掴みにしている。
接点なんて、何もない。
社内の廊下で、2、3度すれ違った位。
だから、
私が津田部長のヒミツを知ったのは、
偶然。
社内の誰も気が付いていないヒミツを
私は知ってしまった。
「どどど、どうしよう……!!」
私、美園江奈は、このヒミツを守れるの…?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる