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第三章 適材適所が成功のカギ
27.専属美容師
しおりを挟むパートタイムの仕事はシフト制のため、スタッフの稼働状況によっては突然出勤になったり、時には休みになったりもする。
今回は急遽休みになった。前後の日が元々休日だったので三連休になってしまった。
「突然暇になっちゃったなぁ~」
すっかり支度を終えてからの連絡だったため、拍子抜けもいいところだ。
斜め読みしただけの今日の朝刊を再び開いてみる。
「ユイ?その記事がどうかし……」
読み終えたはずの紙面を再び見る私に近づいた彼だが、途中で言葉を途切れさせた。
それは私が見ていたのが、一昨日イラクで起きた爆弾テロの記事だったから。きっと彼は、また私が現地に乗り込むと言い出すのを警戒しているのだろう。
未だ後を絶たない同国での爆弾テロで、今回は五十二人が犠牲になった。記事には、爆破に遭って黒焦げになった車体の生々しい写真が大きく出ている。
彼が私の顔を覗き込んでいるのが分かっても、無言でその写真を見続けた。怒りで体が震え始める。
次の瞬間、新堂さんが新聞を取り上げて、私の顔を無理矢理自分に向けさせた。
「おい、ユイ!」
「新堂さん。私は……っ」怒りのやり場もなく、そのまま彼の胸に顔を埋める。
「大丈夫だ。何も心配いらない」こう言ってしばらく私の背中を擦ってくれた。
けれどこんな状況はほんの数秒。「ごめんなさい、もう平気」すぐに体を離した。
「なぜそんなに無理して辛い記事を何度も読む?」
彼のこの言葉に引っかかりを覚える。
「待って。それって私が怖がってると思ってる?」
「ああ……おまえが辛そうだったから」
「ええ、辛いわ。とっても!だって私には何もできないんだもの」
そう言い返すと、新堂さんは少し驚いた目で私を見た。
「記憶が戻ろうと変わらない、か……。どうやらおまえには、恐怖という感情はないらしいな」小さな声で呟いている。
そして皮肉めいた口調で言う。「いつだっておまえは自分の事より他人の事だ!」
「何?それどういう意味よ」
「いや……何でもない。とにかく、現地に乗り込むと言い出されなくてほっとした」
「何を今さら?行く訳ないでしょ。それができたらこんなに悔しがってないし!」
テーブルに開いたままの新聞を畳んで押しやり、背伸びをする。
「あ~あ!イラクはやめて、美容院にでも行って来ようかな」
「それはいい考えだ。是非とも行って来い。送って行こうか?」
「結構です!」
断られたのに彼は嬉しそうだった。本気で私がイラクに行くと思っていたのか?
「どうせなら戸田君のお店、行ってみようかな~」
新堂さんが見つけてきた美容師戸田良平の勤める店は、混雑の激しい駅の反対側にあるため、行った事がない。
「……ああ、戸田か。確か自分の店を持ったとか言ってたな」そんな挨拶の書状が届いたらしい。
「え、知らなかった。独立したの?やるぅ!」それは聞いておいて良かった。
こうして早速、彼から教えられた店舗へ向かった。それは隣町の駅から少し離れた閑静な場所にあった。
「ここなら来やすいわ。こんにちは~」
「いらっしゃませ……、あれ?朝霧さんっ?!」
「お久しぶり、戸田君。驚かせたくて予約も入れずに来ちゃったけど、平気?」
こじんまりとした店内。美容師戸田良平はすぐに私に気がついてくれた。何人か客がいたが、追い返される素振りはなくて安心した。
「いやあ~、またお会いできるなんて!嬉しいな」
この言葉には嘘はなさそうだ。戸田君の顔はとても誇らしげに輝いていた。
「その節はお世話になりました」私は恭しく頭を下げた。
「こちらこそ!何せ新堂先生のお陰でこの店が持てたようなもんですし?」
「え?そうなの?」
三年前はまだまだ駆け出しに見えたが、今ではすっかり一人前の顔をしている。
座席に誘導されて、鏡の前に座りながら会話は続く。
「だって、破格の報酬額でしたから!」
「ふう~ん」あの人のやりそうな事だ。きっと相場の額を知らなかっただけだろうが。
私の反応の薄さを感じ取ったのか、戸田君は話題を変えた。
「朝霧さん、あれから髪、ずっと伸ばしてるんですね~。しかも全然傷んでない!僕、とっても嬉しいです」
「何度も切ろうとしたんだけどね。結局このままよ」
「相変わらずコシのある髪だなぁ。そういないですよ、女性でこの強さの持ち主は」
強い、という言葉に思わず反応する。
「嬉しい事言うわね!私、可愛いより強いって言葉の方が好きよ!」
「朝霧さんは、強くて可愛いです」
「んもう、相変わらず口が上手いなぁ、戸田良平は……今は店長さんか」
「名前で呼んでくれていいですよ。それより、体、回復されたんですね。本当に良かったです。ずっと心配してたんですよ」
「ありがとう。もう普通に生活できてるからお構いなくね」
「朝霧さんにとっても、先生サマサマですね!」
「ふふっ。ええ、全くだわ」
彼は私の半身麻痺の頃を知っている貴重な一人だ。あの時のように気を遣わなくていいよう説明しておく必要がある。
「それで今日はどうします?まさか、ショートにするとか言わないでくださいよ!」
「夏も終わったしね……それはやめとく。毛先を揃えてくれる?」
髪に右手を持って行った時、薬指のサファイアリングが鏡越しに煌めいたのが分かった。当然戸田君も気づく。
「あれ?それって先生からですか!キレイですね!」
「ふふ、そうなの……ありがと」
そして施術が始まる。戸田君の手つきはあの頃のままで、自然と懐かしい日々が甦る。
「朝霧さん。前に言ってた探し物は見つかりました?」不意に戸田君が聞いてきた。
「探し物……?」
「ほら、世界中探して回ったって言ってたでしょ」
「よく覚えてるのね……」一顧客との他愛のない会話をここまで覚えているとは!
それはキハラの形見で私の相棒、コルトの事だ。
イーグルが私から取り上げて、その後送り返すという謎の行動を取ったせいで起こった事だった。
「見つかったわ」
「ホントに?良かったじゃないですか!どこにあったんです、日本にあったの?」
詳細は答えずに「探し物って、案外近くにあるのよね」としみじみと呟く。
それに対し、戸田君が模範的回答をしてくる。「灯台元暗しって言いますもんね~。元気になって、大事な物も見つかって。本当に良かったです!」
昔から戸田君は客の心を軽くするのが得意だ。あの当時も、私の荒んだ心を何度も温かい気持ちに変えてくれた。
私は自然と笑顔になっていた。あの辛かった日々を思い出しているはずなのに。
「それで、新堂先生はお元気ですか?」
「もちろん。あの頃と変わりないわ」
「そうですか。お二人、変わらずお幸せなんですね」
笑って頷く。
「そうか~。羨ましいなぁ。僕にもそういう相手が欲しいな!」
「あら、戸田君、彼女いないの?」
「今はいません。もう四年くらい」
「あなた素敵なのに?ルックスも、口説き文句も!」
「口ばっかりって、よく言われます。それがいけないんでしょうね……」
肩を竦めて苦笑いする戸田君が可愛かった。
こうして楽しいひと時は過ぎて行った。
「今日は来てくれてありがとう、本当に嬉しかったです。また是非来てくださいね!」
「私も楽しかったわ。またね」
店を出て、駅方面へと歩いて行く。
「ふ~……。一歩外に出たら、現実に引き戻された感じ!」
今朝の朝刊を思い出してしまった。イラクでの爆弾テロだ。私にとってそれは過去でしかないが、今もあの地ではテロでの死者が後を絶たない。
どんよりとした空を見上げて、大きく深呼吸する。
「何だか降り出しそうね……とっとと帰ろっと」
駅へと続く階段に差し掛かると、何やら不穏な空気が流れているのに気づく。
「こんな所で殺気……?」
立ち止まり辺りを隈なく観察すると、男が一人、両手に短刀を持って立ち尽くしているのが見えた。その目はギラついていて正気には見えない。
異様な男に気づいた通行人が悲鳴を上げた。
「ウオー!」
「キャ~!!」
ついに男が通行人の女性を掴まえて騒ぎ出した。
「何、あいつ?酔っ払いかヤク中か……」
平日の昼下がりだ。こんな天気のせいか辺りはさほど混雑してはいない。
サラリーマン風の男性が一人、女性を助けようと接近した。けれどすぐにナイフを振りかざされて尻餅をついてしまう。
私はその勇敢な男性に近づき、手を差し伸べた。「危ないから、不用意に近づかない方がいいですよ」
正面のナイフ男だけを見据えて手を伸ばす私を、不審な目で見上げてくる。
「何だよ、あんたは……」
「警察、呼んでおいてください」
それだけ言うと、すぐさま囚われている女性の救出に向かう。
「ちょっと!その人、離してあげなさいよ」
「ウオー!」
「……って、通じる訳ないかぁ」一応話し合いを試みたがムダか。
次第に人だかりが出来始めている。早く決着をつけなければ!
「ねえ?両手にナイフなんか持ってたら、何もできないわよ?バカな人ね!」
人質優先。まずは刃物を奪え。キハラの教えが脳裏にこだまする。
私はバッグからコンパクトを取り出し、犯人の利き手目掛けて投げつけた。女性を掴まえる瞬間を見ていたので、男の利き手は把握済みだ。
利き手側のナイフが地面に落下した。
「ちょっと、そこのあなた、その傘貸していただける?」
「あっ、ど、どうぞ……」慌てて手にしていた長傘を差し出してくれる男性。
「ありがと!」軽く微笑んで礼を言って受け取った。
その長傘を掲げながら犯人の方へ素早く詰め寄る。
「そのナイフ、こっちに蹴って!」
囚われている人質の女性に、足元に落ちたナイフを犯人から遠ざけるよう叫んだが、パニック状態の人間には無理か。
「キャ~!いっ、いやぁ~!!」
ナイフを拾おうと腰を屈める犯人。その隙に女性が逃げ出した。ついにナイフを拾い上げ、その刃先が女性の背中を狙う。
「間に合わない!」このままでは女性が犠牲になる。
……仕方がない。私は腰元からコルトを抜いた。
男の振りかざしたナイフに照準を合わせて、瞬時に撃ち放つ。弾き飛ばされたナイフは、あろう事か女性の目の前に突き刺さった。
「危な~い!何でそっちに飛ぶワケ?私のバカ!」
ようやく現場に辿り着き、震える女性を抱き止めた。下に落ちたナイフを勢い良く蹴って犯人から遠ざける。側に落ちた薬莢と弾もついでに拾う。
「ウオーっ!」
男は突如現れた私に矛先を変える。迫るナイフ。振り向き様に傘で応戦する。
「さっきから叫んでばっか!口利けないの?」
ナイフを持った手首を傘の柄で容赦なく叩くと、堪らず男はナイフを手離した。怯んだ隙に、今度は傘の先端でみぞおちを一突きする。
「……あなたが爆弾テロ犯なら、もっと遣り甲斐あったんだけど」
呆気なく倒れ込んだ男を見下ろして、途端に興味を失ってしまった。
傘を持ち主に返して、そそくさとその場を後にした。
「何か、さっきからいい匂いすると思ってたら、自分の髪か……」
サロン帰りの華やかなシャンプーの香りが漂っている。スーパーロングのさらさらヘアは全く乱れがない。さすがは私の専属美容師!
髪を揺らして香りを満喫しているところへ、パトカーのサイレンが聞こえ始める。
「おっと。こんな事してる場合じゃない、撤収、撤収っと!」
人混みに紛れて改札を抜け、急ぎ足で電車に乗り込んだ。
「ふう……間一髪!」
ここは高架駅のため、電車の窓から全貌が把握できる。パトカーの赤色灯と人だかり。いつの間にあんなにギャラリーが増えていたのか。きっとあの中の何人もが私の行動について警官に語るだろう。
だが問題ない。知り合いはいなかった。恐らく私の人相すら覚えてはいないだろう。
それはきっとこんな具合に……。
〝……。その長い髪の女性は本当にピストルを所持していたのですか?〟
〝そうだっていってるだろ!オレはこの傘を貸してやったんだ。それでアイツをボコボコにして!凄かったの何の!〟
〝って事は、犯人をやっつけた武器は傘じゃないですか〟
〝違う!ちゃんと撃ったのも見たんだ!〟
弾は抜かりなく回収している。痕跡はナイフに残ったごく僅かな金属性物質との摩擦痕のみ。これだけでは何も特定できないだろう。
〝髪の長いカワイイ女性でした、小柄で。始めに何かを投げてたな〟
〝何も落ちてませんでしたよ?〟
〝とにかく!何か投げてました。それからピストル、撃ってました!〟
二人の警官が顔を突き合わせて困り顔だ。目撃者の誰もが小柄な女がピストルを撃ったと証言するが、何一つ物証がないのだから!その人物もすでにその場にいない。
「始めに投げたコンパクトもしっかり回収済みです!」
動き始めた電車の車内で、下の様子を見てやり取りを想像しながら一人笑う姿は、十分怪しかった事だろう。
「ただいま~」
「お帰り。どうだった?」
「それが戸田君、相変わらずで!口がさらに達者になってたわ。先生によろしくって」
「そうか。しかしユイ、美容院帰りの割には特に変化がないような……」
ほんの少し切っただけのため、彼には変化が分からない様子。
首を傾げている彼を無視して呟く。「あ~あ。コンパクト壊れちゃった」
「落としたのか?」
「……まあね」落とした事に間違いはない。正しくは故意に投げつけたのだが。
私の差し出したコンパクトを手に取り、彼がそれを開いた。
「派手に割れたな」
「でしょ」
ミラーにはひびが入り、さらに中のパウダーは割れて飛び散ったため、断片がこびりついているだけ。
「ユイでもこういうの、持ち歩いてるんだな」ふと彼が言う。
少々ムッとしながら答える。「どういう意味よ」
「おまえ、昔から化粧っ気ないだろ?」
事実ではあるが、こんな事を男性に指摘されて怒りが募る。
「ユイさんはそんなもの必要ないんです!」
こう言い放つと、彼が唐突に近づく。
無意識に距離を取ってしまう。
「おい、どうした。こっちに来いよ」避け続ける私の左腕を引っ張ってくる。
「何で?ちょっと……っ!強引なんだから」
そのまま私の左手を自分の顔に近づける。
そうされたくなかったから離れたのに!今の私からは間違いなく火薬の香りがするはずだ。
「ああ~っ!そうそう、手、まだ洗ってなかった!」
彼の手を勢いよく振り解いて洗面へ向かう。後ろからの視線が突き刺さった。
「おい、ユイ」
新堂さんが私の後を追って来た。
「何?」
「本当に美容院に行ったんだよな?」
「何を疑ってるの?そんなに信用できないなら、戸田君に連絡してみれば?」
「別に疑ってはいない。で、それだけか?」
しつこい彼に仕方なく帰りの出来事を話した。「駅で通行の邪魔をしていたヤツがいたから、ちょっとだけよ」
洗面で手を洗う私を、鏡越しに強く見つめてくる。この状況は一体何だ?私が何か悪い事をしたとでも?
「誰も殺してない!一々そんな報告をしなきゃならないの?いい加減にして!」
思わずこう言い放っていた。
なおも無言のまま見つめて来る彼に堪り兼ねて、振り返って直接顔を見上げる。
「爆弾テロ犯を根絶やしにしたいという欲求をこの程度で抑えてる私に、これ以上どうしろと?」
朝から直面した現実。ここでの平穏な日々に浸っている自分が許せない。今日一日そんな心境なのだ。
組んでいた腕をようやく解いて、彼がため息をついた。そして私を静かに抱き寄せる。
「分かってる。ユイの想いは、分かってるつもりなんだが、どうしても……ごめんな」
「私こそごめんなさい……。本当に、新堂さんが心配するような事なんて何もないから。信じて?」
「ああ。悪かったな」
自室に入り、ドアを閉める。私はいつの間にか泣いていた。なぜか涙が止まらない。
懐かしい戸田君との会話やテロへの憎しみ、彼の想い……そういったもの全てが心を揺さぶる。
「キハラ……私が今すべき事って、一体何?」
身に着けていたコルトを抜き取り、握りしめながら問いかける。
「私だけこんなに幸せで、いいの……?」
「ダメなのか?」
不意に聞こえて来た声に驚いて振り返る。
「新堂さん……!」
ドアが開いた音も聞こえなかったのに、いつの間にか彼がいた。
床に座り込んだ私の横に腰を下ろし、頬を伝う涙を指で拭ってくれる。
「俺はもう二度とおまえを離さない。誰が何と言ってもだ」
しばしの沈黙の後、疑問が湧く。「それって、誰か何か言うワケ?」
「言うかもしれないだろ」
「少なくとも、今のあなたには何も言えないでしょうね」
「なぜ?」
「私が許さないから!」そう答えて隣りに座った彼に抱きつく。
「ありがと。新堂さん……大好きよ」
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