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第六章 まだ見ぬ世界を求めて
44.イヌワシの制裁(1)
しおりを挟む三月。私のマンションに、刑事が二人訪ねて来た。何でもこの街で改造拳銃が三丁売られたらしい。それでどうして私の所に来るのか?
警察と聞いて砂原の事が頭に浮かんだが、彼女は警視庁の人間。そして今はSP。
管轄外な上に、とんだハタケ違いだ。この件には絡んでいないだろう。
砂原とは、昨年の夏に会ったきり結局連絡は来ず。こちらからも連絡は控えている。それはお互いのためだ。もしかしたら向こうもそう思っているのかもしれない。
残念だが、それはそれで仕方のない事だ。所詮関わってはいけない相手だったのか。
「朝霧さん?どうかしましたか」
問いかけられて、急いで考え事から意識を戻す。「あっ、いえ別に!」
「もう一度聞きますが。最近、伊勢佐木町に行かれませんでしたか?」
手帳とペンを持った若い方の刑事が繰り返す。
「ですから、行ってませんとさっきも言いました!他に聞きたい事があるなら、遠慮なくどうぞ?」遠回しな聞き込みを続けられ、イラ立ちが募る。
「では……」
若い方が年配刑事に視線を送ると、年配の方が口を開いた。
「あなたが、拳銃を所持しているという噂を聞きましてね」
一瞬ドキリとしたが、ここは落ち着け。こういう時こそこの容姿を有効に使うのだ。私は態度を改めて、可愛らしく男達を言い包める戦法に切り替えた。
「まあスゴイ!私、刑事ドラマ大~好き!本物ってどんなの?見てみたいわ!デカさん達はもちろん持ってるんでしょ?見せて下さいよぉ」
刑事達が呆気に取られている。少々やり過ぎたか……。
「で……。伊勢佐木町のカラオケボックス、行ってません?」再度繰り返す刑事。
いいえ……、と今度は少々テンションを下げて答えた。
「そこの店長が、裏で売っていたんですよ。三十万でね」
「まさか、それを私が買ったとでも?」
「単なる憶測です。皆さんにお聞きしてるんです。気を悪くなさらないでください」
こんな決まり文句を口にする刑事。こんな事、皆に聞いている訳がないだろうが!
「伊勢佐木町にもカラオケにも行ってませんし、そんな物も買ってません」
私はきっぱりと断言した。何しろそれが事実なのだから。
「そうですか……」腑に落ちないといった様子に、「まだ何か?」と畳みかける。
すると今度は、代わって年配の方の刑事が口を開いた。
「いえね、あなたのお父様の事もありましたので……」
あいつの事を話題にされるとは予想外だ。死んでもう四年半近く経つというのに!
お陰で危うく、刑事の襟首を掴むところだったではないか?危ない危ない、ここは大人しく振舞っておかねば……。
「父の事で私が疑われるのは、無理もありません。でも、私があの家を出てから、すでに交流はありませんでした」思わせぶりに下を向いて語る。
「離婚したにも関わらず、父の葬儀にまで参列した母は、きっと、今でもそんな父を愛しているんです……。私も……もっと、親孝行したかった。ああ、お父さん!」
こんな心にもないセリフを吐くうちに、どういう訳かひとりでに涙まで流れていた。
涙を流すつもりはなかったのに。だって私は微塵も悲しくなどないのだから。
「あっ!これは悪い事を……泣かないでください!お辛い事を思い出させてしまって、申し訳ない……」
そう言ったのは当然、年配の方だ。オヤジは女の涙に弱い。
「ごめんなさい、私こそ……。それにしても、私が拳銃を持っているだなんて。そんな噂が一体どこから?」
「ここのご近所で聞きましてね」
「ご近所、ですか……」
ふと思い立った私は、笑いながらある物を持って戻った。
「バン!」それを刑事達の前に突き出し、言ってみる。
それは銃型ライターだ。これがまた良く出来ていて、リボルバーの構造をうまく再現している。
刑事達はハッとして目を見張ったが、銃口から出たのは弾ではなく炎。
「おじさん達をからかうのは、よしなさい!」
「きっと、これを見たんじゃないかしら、その人」
自分達も騙されたとあっては言い返す言葉もないらしく、刑事二人を前にしばしの睨み合いが続く。といっても、睨んでいたのは向こうだけだが。
「朝霧さん」咳払いの後、名前を呼ばれる。
「はい?」
「タバコはほどほどに。体に良くありませんよ。では、お時間を取らせて失礼しました」
「ご苦労様です。早く見つかるといいですね!」
こうして、刑事達は帰って行った。
そんな偽物に興味はない。だって私にはコルトがいるのだから。正真正銘、本物の。
「モデルガンの改造品なんて危なくて使えたモンじゃない。それも三十万?バカバカしくて関わってられない!」
それにしても、本当に誰かにコルトを見られたのだろうか。
今となっては形見となった銃を手に取る。ひんやりと重い、本物の拳銃を。
双眼鏡を手に窓の外を見下ろすと、下の通りに覆面らしきシルバーのセダン車が一台確認できた。どうやらここで張り込む気らしい。
「もう……迷惑だってば!やっぱり、私のは本物だって見せに行こうかな?」
「それはさすがにマズいだろう!」
背後から声がした。
「あら、新堂さん。起こしちゃった?」
寝不足だと聞いて、新堂さんに寝床を提供していたのだ。彼も私のウォーターベッドをいたく気に入っていたから。
「ちょうど目が覚めたところさ」大きく伸びをして答える。
「そう?なら良かった」
「ぐっすり安眠できたよ」軽く首を回しながら、やや微笑んで言う。
「最後にちょっとした邪魔が入っちゃったけどね」
「……しかし。厄介な事に巻き込まれたみたいだな」
窓際に歩み寄り、レースカーテンを指で寄せて下を見ている。
「まあ……、たまにはこういうスリルもないとね」
「そういうプラス思考なとこ、好きだよ。さて、そろそろ帰るか。休養もたっぷり取れた事だし」
「ついでにあいつらも、連れて帰ってくれるとありがたいんだけど!」
「おいおい!面倒をこっちに押し付けるなよ」鞄を手にして、私を振り返る。
「押し付けるだなんて。滅相もない!」
「追い払いたいのなら、真犯人を探し出すしかないだろ」と正論を言う彼に、「このまま、濡れ衣を着せられるのも尺だし?」と同意する。
「何にせよ。死人が出ないうちに頼むよ。さあ、行くぞ」顎で私を玄関に導く。
「ちょっと。行くって私も?どこへ?」
「このまま、見張られっ放しでいいのか?」私を振り返って当然のように言う。
「いい訳ないじゃない」
「だったら行こうじゃないか」
そう言うと彼は、窓越しに豆粒のように小さく見えている車を指で示した。
「こっちから乗り込む気?あっ、新堂さん、待ってよ!」これは予想外だ!
「モタモタするな」
新堂さんはさっさと部屋を出て行った。
どうする気なのか不明だが、他に思いつく方法もないのでついて行く事にした。
マンション前の通りにて。新堂さんが車の助手席側に近づき、声をかけている。
「お久しぶりです、刑事さん」
「ん?あんたは……新堂じゃないか!何だ、捕まりに来た訳じゃないよな?わざわざ自分から挨拶とは、いい心掛けだが」年配刑事が答える。
「勤務中のようですね」運転席の若手刑事をあえて見ながら尋ねる。
「ああそうだ、分かってるなら邪魔するな」
ようやく追いつき、会話中のところに声をかける。もう、どうにでもなれ!
「新堂さん!待ってってば。歩くの早い!」
「朝霧ユイ!お前達、知り合いだったのか?」驚いた様子で、私と新堂さんの顔を交互に見る年配刑事。
「ええ。差し出がましいようですが、彼女を張り込むのは筋違いですよ」
控え目ながらも、新堂さんははっきりとした口調で刑事を説き伏せにかかる。
「信用できんな」負けず劣らずの強い口調で突き返される。
しばしの睨み合いの末、新堂さんがやや力を抜いて言った。
「私が嘘を言った事がありますか?現に、あなたのご子息は助かりましたよね」
意味深な物言いだ。この人と、過去に何かあったのだろうか。
「その件に関しては感謝しているし、あの事もちゃんと覚えてるよ」
「私はいつでも、確実でない事は口にしません」新堂さんが改めて言う。
刑事はため息をつくと、私に向かって言った。
「君も……この男と関わっている事からして、普通の生活は送ってないんだろうな」
「刑事さんには負けますけど!」おどけて返してみた。
「これだよ!全く……。まあ、何か情報でも入ったら、是非教えてくれ」
そう言い残すと、車は私達の前から消えた。
新堂さんが頭を深々と下げて刑事を見送っている。
「ねえ?あの人と、何かあったの?」
「まあな……。あれは確か、ユイがどこぞの怪盗と知り合った頃か」
「はい?」エリック・ハントの事か……。
話によると、あの刑事には難病の息子がいたそうで、ある時、新堂和矢なら治せるかもしれないという情報を入手したそうだ。
新堂は元々その刑事が追っていた容疑者。そんな相手に助けを請うという、何とも皮肉な事態になってしまったとか。
「そりゃ~仕事よりも、愛する息子の将来を選ぶわよ、誰だって」
あの人にとっては、悩みに悩んだ末の選択だったかもしれないが。
「あなたって、つくづく悪運の強い男よね」この嫌味には、当然返事はない。
「それで?報酬の代わりに見逃せとでも言ったワケ?」
「私はそんな事一言も言ってない。向こうが勝手に、恩を感じてそうしてるだけだ」
出た!自分だけ優等生ぶるこの言い草!
〝あんたの仕事に、今後一切口を出さんと言う条件で〟刑事はこう言ったそうだ。
「義理人情の厚い人、好きだな~」
あの年配刑事に、一気に親近感が湧いてしまった。
「いい人じゃない!知り合いだったなら、早く言ってよ」
「あの人のお陰で、捕まらずに済んでいるのは事実だ」
「私はあなたのお陰で、失業せずに済みそうだわ」横に立つ彼を見上げ、小声で告げる。
「……これを期に、あんな物から手を引いたらどうだ?」不意に彼がこんな事を言う。
「それ、どういう意味?」
「銃は使うなと言ったんだ」吐き捨てるように返される。
「自家撞着」
彼が眉間にシワを寄せて、聞き返してくる。「何?」
「あなたの言動は、矛盾してるって言ってるの!」
すると新堂さんは言った。「言っておくが、私はおまえの銃を守ったんじゃない」
「じゃあ、刑事を追い払ってくれたのは一体何のためよ!」
私がそう叫んだ時、前方から制服姿の少女が近づいて来た。
「噂をすれば、だな」
「ウワサ?……した?」女の子の話なんて一言もしていなかったが。
「新堂先生~!ユイお姉ちゃ~ん!」
大きく手を振りながらやって来たのは、相馬ユキだった。
「ユキ……?」首を傾げるばかりの私。
「あいつが買ったんだよ。最後の一丁をね」
「冗談でしょ!だって、三十万よ?って、何でそんな事あなたが知ってるの!」
「子供扱いしてる場合じゃ、なかったな……」
新堂さんがそう呟いた時、ようやくユキが目の前までやって来た。
「こんにちは!お二人、相変わらず仲がいいねぇ~」
「ユキ!会わない間に見違えたわ。もう中学生か。制服、似合ってるじゃない?」
「えへへ!そう?」
真新しい制服のスカートの裾を広げて、クルリと回ってみせるユキ。
「でも、入学式はまだでしょ?何で制服?」
私の質問に、当然のようにユキが答える。「知らないの?小学校の卒業式って、中学の制服着て行くのよ?」
「そっかそっか、今日卒業式だったのね」
「それで。どうした、ケガ人でも出たか?」
こんなに可愛い新中学生を前にしてさえも、どこまでも素っ気ない新堂和矢。
ユキが楽しげな様子から一転して、不安そうに私に何かを訴える。
「あのね、ユイお姉ちゃん……っ」
「どうかしたの?ユキ」
俯いたまま話そうとしない。
そこで新堂さんに席を外してもらう。
二人になると、ユキは私にしがみ付いて泣き出した。「お姉ちゃん助けてぇ……!」
「何があったの?ちゃんと話して」
「私、私……っ、どうしよう!こんな物、もういらない!」
そう言って取り出したのは、例の改造拳銃だった。
「本当にユキが買ったとはね……。こんな人目に付く場所で出しちゃダメ!」
急いでユキの鞄に押し込む。
事情を聞いてみると、ユキは拳銃を買った頃から何者かに命を狙われているらしい。
「拳銃買っただけで狙うって、どういう事?」
それは何の変哲もない改造拳銃だ。
訝しく思いつつ視線を下に向ける。ユキの手にした鞄には、小さな穴が空いていた。
「これっ……銃弾?ユキ!ケガはなかったの?!」
鞄を引っ手繰って、ユキの体を揺する。
「大丈夫だよ。撃って来た人金髪だったの。外人だよ、あれ!」興奮気味に訴えるユキ。
「顔は?見たの?」鞄を抱えてしゃがみ、ユキと視線を合わせて尋ねる。
「サングラスで分からなかった……。どうしたらいいの!」
「取りあえず、私の部屋にいらっしゃい」
何か対策を練らないと。この子は、私が守らないと……!
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