79 / 117
第四章 狂い始めた歯車を修正せよ!
クナシリの悲劇(2)
しおりを挟むまるで初対面のような顔を続ける彼に、私の中で何かがプツリと切れた。
「やっぱりね!元々あなたは、私の事なんて何とも思ってなかったのよ!これで証明できたじゃない?」
私の豹変振りに貴島さんも驚いている。「お、おい、朝霧……?」
「その気にさせる素振りを見せては、私が心を開こうとすると、こうやって突き放す。変わってないわ、そのイジワルな性格。最っ低!」
「おいって!コイツは重傷患者なんだぞ?もう少し手加減してやれよ……」
貴島さんが止めに入っても怒りは静まらず。
「この人ったらね、そりゃあ酷かったのよ?出会った頃なんて特に!それこそ重症の私にどんな態度を取ったか。どうせ覚えてないんだろうけど!」
諦めたのか、貴島さんは聞き役に回ったようだ。
「それがこの間、やっと……っ」
嵐の夜の、めくるめくひと時を思い起こしてしまう。
もしかしてこの人は、誰とでもああいう事をするのかもしれない。私はただの遊び相手で、本気じゃなかったのかも……。
興奮しっ放しの私をよそに、新堂さんはまるで異国の見知らぬ言語でも聞くように、ぼんやりするばかり。
何を言っても打撃を与えられない。それはいつもの事なのだが。
「……もういい!」
我慢できずに部屋を飛び出した。
「おい、朝霧!まなみ、あいつの事、頼む」
「しょ~がないなぁ、まかせて!」
こんな貴島さんとまなみの声が、後ろから聞こえた。
ここ貴島邸は、海に面した高台に建っている。眼下に広がる海を見渡し、冷たい海風を全身に浴びる。これで興奮して火照った顔も、少しは冷めてくれるだろう。
まなみが私の後を追って外に現れた。
「ユイ、元気出しなさいよ」私に近づいて来て言う。
「意外!私の名前、覚えてくれたの?」思わず振り返って尋ねる。
「ちょっとカワイイからって、私の総先生を困らせたら許さないからね?」
セリフはともかく、まなみは屈託のない笑みを見せている。
「そう簡単に、サイアイの人を忘れるはずがないじゃない!大丈夫よ」
一生懸命に励ましてくれる。
「最愛の人って……私、そんな事言った覚えないけど!その前にそんな言葉、どこで覚えたのよ?」
マセた子だ。相馬ユキもそうだったが、最近の子供はどうしてこうマセているのか!
ため息をついてその場に座り込み、再び海を見つめた。
「あの人は私の事、そこまで想ってなかったのよ。だから忘れてしまった、ただそれだけの事」もはや独り言として語る。
それに対して、またしてもまなみが応じた。
「ユイがそう思ってるだけでしょ?助かったんだから、本人に確かめれば?」
「え、ええ……そうね。助かったんだもんね……でもっ!酷いよ、こんなの!」
この現実に耐え切れずに、私は膝を抱えて再び泣いた。まなみが隣りにしゃがみ込んで、そんな私を覗き込む。
「本当にあの人の事、愛してるのね……。私は総ちゃん先生を愛してるわ!」
私は愛してなんていない!愛なんて軽い言葉……そう言ったのは新堂さんだ。
誰でもいいから教えて!愛って、一体何なの?私には、この子のように何も知らず無邪気に口にする事などできない。
止まらない涙を拭って横を見れば、無垢な瞳で真っ直ぐに私を見つめる少女がいる。
どう見ても私は、この四歳の子に慰められている。
そして極め付きに盛大なため息が聞こえた。
「はぁ~!分かってないわね、ウチにはキジマ大先生がいるのよ?いつまでもウジウジしないの!分かった?」唐突に胸を張って叫ぶ。
「……ふふっ、降参よ。ありがと、まなみちゃん」
そうよ。結果を出すのまだ早いわ、ユイ!
こうして気持ちを落ち着かせ、意を決して再び新堂さんの病室へ戻った。
「貴島先生、新堂さんの事、よろしくお願いします」私は頭を下げ改めて伝えた。
「ああ。前にも言ったが、この依頼料はいらないからな」
ありがとう、と貴島さんに礼を述べた時、新堂さんが口を挟む。
「待ってくれ、なぜ君が……私の治療費の話を?」
「まあまあ、その辺の事はいいじゃない。先生もいらないって言ってるし。ねえ?」
窓側のベッド横にいる貴島さんに視線を向けると、同意を示すように手を上げた。
それでもまだ彼は引き下がらない。
「いや、良くないよ。君にまで迷惑が……」
しつこい。ムッとした私は彼の言葉を遮って、今度は強めに言い放つ。
「私はしたくてしてるの!口出ししないで!」
何だかこの光景は、その昔新堂さんが私に取っていた態度に似ている気がする。
しばらく沈黙が続いた後、冷静になって考えてみてある事に行き着いた。
「ねえ?この人が貴島先生の事を覚えてたのって、何か、強烈に記憶に残る事があったからなんじゃない?」
「何だよそれ!どういう意味だよ……」貴島さんが戸惑っている。
「二人でどんな話をしたの?」
詳しい事は何も聞いていなかったので、これは聞き出す良いチャンスだ。
「貴島先生。もしかして、新堂さんの事知ってたんじゃない?この人、結構有名だから。ウラの世界でだけど!」
裏社会に精通している医者ならば、知らないはずはない。
「ああ。知ってた。まさか、あの新堂と間違われたとは驚きだったよ!」
やっぱり!と納得していると、続いた言葉は意外なものだった。
「言っとくけど、俺は無免許じゃないぜ?」
「それじゃ、どうしてあの時〝一応〟医者、なんて言ったの?」
「なぁに!俺のモットーは、謙虚に生きる事だからなぁ。謙遜ってヤツか?」
何にでも自信たっぷりにしゃしゃり出るヤツは嫌いだ!と貴島さんが続けた。
それは……この場にいらっしゃるこの方がまさしく……そう思って恐る恐る新堂さんを見る。けれど彼は、我関せずの穏やかな表情だ。
「疑われるのも無理はない。こんな人相だしな。病院やめたのだってそのせいだ」
貴島さんが弁解を始める。
「その顔の傷は?」悪人に見えるのは傷跡のせいもあるだろう。
「名誉の勲章、って言えればカッコいいんだが……。モンスターに襲われたんだよ」
意味深な回答に興味はあったが、今日のところは追及を諦めた。
何にせよ、貴島医師の腕は確かで、この人は命の恩人だ。今はただこの出会いに感謝しかない。
一人で感極まっている私に、貴島さんがポツリと言った。
「そういえば朝霧。庭に、ヘリコプターが置きっ放しなんだが……」
「あ~っ、いっけない!返すの忘れてた!」
ゴメン、フジタさん……。
私が貴島邸を離れて一週間ほど経った頃、貴島先生から連絡があった。新堂さんが私に会いたがっているらしい。
全く気乗りしなかったが、仕方なく出向いた。また言い合いになるのを覚悟で……。
「悪いな、呼び出して。どうしてもあんたに謝りたいんだとさ」
顔を出した私に、第一声で詫びを入れてくる貴島さん。
「何を?思い出してないんでしょ。何を謝るっていうの、覚えてないのに!」
「まあまあ、そうカリカリしなさんなって!」
宥められながら病室に向かう。
「お~い新堂。連れてきたぞ」
ドアを開けてくれた貴島さんの前を通って室内に入る。
「失礼します……」
太陽の暖かな光が射し込む中、新堂さんはベッドでやや体勢を起こして休んでいた。
その姿は相変わらず憎らしいくらい絵になっていて、不本意ながら見惚れてしまう。
「朝霧さん!先日はぼんやりしてしまって、きちんとお礼もお詫びもできなかったので……。どうしてももう一度お会いしたかった。呼び出して申し訳ない」
彼が私に向かって丁寧な口調で話している。
朝霧さん、と呼ばれたのも初めてだ。「お構いなく」わざと素っ気なく返す。
「君の事、もっと教えてくれないか。何か思い出せるかもしれない」
「そうだな、話してやってくれ、朝霧」カリカリしないで!と貴島さんが付け加えた。
私は二人を交互に見た後、大きく一つ深呼吸をしてから話し始めた。
「あなたは、私の母の命を救ってくれました」出会った頃を思い浮かべる。
「君の母親の、オペを?」
「ええ。もう八年くらい経つけどね。ついでに言うと、父は死んで二年半かな。誰かさんが余計な情けをかけたせいで、それは安らかな死だったわ!」
私がそう言った時、貴島さんが割って入る。
「安らかな死?おい、それって誰だ!まさか……マキのエセ教授じゃないよな」
「貴島さん、あの人を知ってるの?」意外だ。あの胡散臭い男はそんなに有名なのか。
「あいつめ、まだそんな事してやがったのか!」
「末期ガンだったから。死が早まっただけの事よ。それに、その事はもういいの」
母に免じて、と心の中で言う。
「末期ガン……。園長夫人もそうだった」彼が思い出すように言った。
「ええ、知ってる。ちょうど、四年前になるんじゃない?」
忘れもしない衝撃の告白。あれは私が二十一歳の冬、二十二になる直前だった。
「朝霧さんは、そんな事まで……?」
彼が驚いて混乱している様子に、心配になって貴島さんの方を確認する。
「まあ、無理するな。急がなくていい」貴島さんが、新堂さんを診察しながら言う。
私は話を中断して、二人のやり取りを見守る。
「じゃ、そろそろ二人きりになりたいだろうから。後よろしく、朝霧。くれぐれも無理はさせるなよ?」
診察を終えると、そう勝手に決めつけて出て行った。
閉じたドアをしばし見つめた後、おどけて言ってみる。
「二人きりになりたいなんて!……ねえ?」新堂さんの方に視線を向ける。
そんな私の態度に動じる事もなく、彼が姿勢を正す。
「朝霧さん。きちんとお礼を言いたかったんだ。君が国後島まで、迎えに来てくれたそうだね。その節は、本当にありがとう」ご丁寧に、深々と頭まで下げている。
「いいえ……別に。どういたしまして」どうもこの呼ばれ方に慣れない!
「ここの貴島先生のお陰で、命拾いした。それに、君の血液を相当分けていただいたそうで……。辛かっただろ?申し訳なかった」
彼はまるで別人だ。
呆気に取られて返す言葉も見つからず、ただ「別に」を繰り返す。
「それと、私が過去に、君に失礼な態度を取った件だが……」
「いいわよ、覚えてないんだから」と返しつつも、あの時の私の話を彼が認識していたのを知って戸惑った。ちょっと言い過ぎただろうかと……。
「そういう訳にはいかない!君に不快な思いをさせているんだったら、きちんと対処させてもらわなければ」毅然とこう返される。
「対処って……、どうする気?」私はもう不審感でいっぱいだ。
「朝霧さんと私は、お付き合いしていたのかな」
「さあね!してないんじゃない?」
あなたの考えなんて知りません!何がお付き合いだ。そもそも恋愛しないと宣言しているのはそっちじゃないか。どんどんイラ立ちが募って行く。
「だってね?そっ、……」
嫌味を連発してやろうと口を開いた時、先を越された。
「こんなに美しく魅力的な女性を、私が放っておくはずがない。朝霧ユイさん。それでは今、正式に交際を申し込むよ。どうかな?」
女なら誰でも釘付けになりそうな笑顔で、こんな事を言ってくるのだ。
「こっ、交際って……!ふざけてるの?怒るよ!」軽薄すぎる彼に言い放つ。
「ふざけるなんて、とんでもない。私は真剣だ。実を言うとこの一週間、君の事で、頭がいっぱいだった」
またそんな冗談を?いい加減にして!
「きっと私は、朝霧さんの事が……相当、好きだったんだろうな。記憶を失くしても、この感情だけは忘れていなかったって事だから」
私の怒りを差し置いて、素敵な笑顔で続けるのだ。
「頭打っておかしくなったんじゃない?貴島先生にもう一度、検査してもらったら!」
照れ隠しも兼ねて、彼の額に手を当てて熱を測る仕草をした。
すると彼が、その私の手を取る。
「何よ……っ、離し……」
「ユイ……。君の事が好きになった」
新堂さんはそう言って、私を引き寄せてキスをした。これまでのように、ちょっぴり強引で官能的なキスだ。
「んっ、ちょっと!やめてよ!」
様々な想いが駆け巡り、思わず彼を突き離す。
けれど悲しそうな顔をする新堂さんを見て、途端に罪悪感が湧き出す。
「ごっ、ごめんなさい……」
「気にしないでくれ。勝手にした私も悪かった」
そんな神々しい笑みを称える彼を前に、居た堪れず病室を飛び出した。
「何だ、もういいのか?」
「まるで別人みたいになってるんだけど……。あの人、本当に大丈夫なの?」貴島さんに、嫌味も込めて改めて確認する。
「そうか?確かに頭を強く打ってるようだが、今のところ異常は見当たらない」
画像などを確認しながら、真剣に返される。
「あいつがどんなヤツだったか、俺は良く知らないからなぁ」腕を組み直して、独り言のように呟く。
「自意識過剰、って事くらいは知ってるでしょ」さらなる嫌味を言ってみる。
「あ?そうなのか?」
知らない!?驚くべき事実にこちらが意表を突かれてしまった。
沈黙が続き、否応なく先ほどのシーンが甦る。
「好きになった、なんて……。どういうつもりよ!もうダマされないんだからね?」
「何だって?」と問いかけられ、口に出していた事に気づく。
透かさず「何でもない!」と声を張り上げたのだった。
面食らうじゃない、あんな事を言われて挙句に……。ケンカする気満々でやって来たというのに。恋愛、しないんじゃなかったの?混乱は募るばかりだった。
0
お気に入りに追加
56
あなたにおすすめの小説

甘すぎるドクターへ。どうか手加減して下さい。
海咲雪
恋愛
その日、新幹線の隣の席に疲れて寝ている男性がいた。
ただそれだけのはずだったのに……その日、私の世界に甘さが加わった。
「案外、本当に君以外いないかも」
「いいの? こんな可愛いことされたら、本当にもう逃してあげられないけど」
「もう奏葉の許可なしに近づいたりしない。だから……近づく前に奏葉に聞くから、ちゃんと許可を出してね」
そのドクターの甘さは手加減を知らない。
【登場人物】
末永 奏葉[すえなが かなは]・・・25歳。普通の会社員。気を遣い過ぎてしまう性格。
恩田 時哉[おんだ ときや]・・・27歳。医者。奏葉をからかう時もあるのに、甘すぎる?
田代 有我[たしろ ゆうが]・・・25歳。奏葉の同期。テキトーな性格だが、奏葉の変化には鋭い?
【作者に医療知識はありません。恋愛小説として楽しんで頂ければ幸いです!】
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ヤンデレエリートの執愛婚で懐妊させられます
沖田弥子
恋愛
職場の後輩に恋人を略奪された澪。終業後に堪えきれず泣いていたところを、営業部のエリート社員、天王寺明夜に見つかってしまう。彼に優しく慰められながら居酒屋で事の顛末を話していたが、なぜか明夜と一夜を過ごすことに――!? 明夜は傷心した自分を慰めてくれただけだ、と考える澪だったが、翌朝「責任をとってほしい」と明夜に迫られ、婚姻届にサインしてしまった。突如始まった新婚生活。明夜は澪の心と身体を幸せで満たしてくれていたが、徐々に明夜のヤンデレな一面が見えてきて――執着強めな旦那様との極上溺愛ラブストーリー!
我が家の家庭内順位は姫、犬、おっさんの順の様だがおかしい俺は家主だぞそんなの絶対に認めないからそんな目で俺を見るな
ミドリ
キャラ文芸
【奨励賞受賞作品です】
少し昔の下北沢を舞台に繰り広げられるおっさんが妖の闘争に巻き込まれる現代ファンタジー。
次々と増える居候におっさんの財布はいつまで耐えられるのか。
姫様に喋る犬、白蛇にイケメンまで来てしまって部屋はもうぎゅうぎゅう。
笑いあり涙ありのほのぼの時折ドキドキ溺愛ストーリー。ただのおっさん、三種の神器を手にバトルだって体に鞭打って頑張ります。
なろう・ノベプラ・カクヨムにて掲載中

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

4人の王子に囲まれて
*YUA*
恋愛
シングルマザーで育った貧乏で平凡な女子高生の結衣は、母の再婚がきっかけとなり4人の義兄ができる。
4人の兄たちは結衣が気に食わず意地悪ばかりし、追い出そうとするが、段々と結衣の魅力に惹かれていって……
4人のイケメン義兄と1人の妹の共同生活を描いたストーリー!
鈴木結衣(Yui Suzuki)
高1 156cm 39kg
シングルマザーで育った貧乏で平凡な女子高生。
母の再婚によって4人の義兄ができる。
矢神 琉生(Ryusei yagami)
26歳 178cm
結衣の義兄の長男。
面倒見がよく優しい。
近くのクリニックの先生をしている。
矢神 秀(Shu yagami)
24歳 172cm
結衣の義兄の次男。
優しくて結衣の1番の頼れるお義兄さん。
結衣と大雅が通うS高の数学教師。
矢神 瑛斗(Eito yagami)
22歳 177cm
結衣の義兄の三男。
優しいけどちょっぴりSな一面も!?
今大人気若手俳優のエイトの顔を持つ。
矢神 大雅(Taiga yagami)
高3 182cm
結衣の義兄の四男。
学校からも目をつけられているヤンキー。
結衣と同じ高校に通うモテモテの先輩でもある。
*注 医療の知識等はございません。
ご了承くださいませ。
公主の嫁入り
マチバリ
キャラ文芸
宗国の公主である雪花は、後宮の最奥にある月花宮で息をひそめて生きていた。母の身分が低かったことを理由に他の妃たちから冷遇されていたからだ。
17歳になったある日、皇帝となった兄の命により龍の血を継ぐという道士の元へ降嫁する事が決まる。政略結婚の道具として役に立ちたいと願いつつも怯えていた雪花だったが、顔を合わせた道士の焔蓮は優しい人で……ぎこちなくも心を通わせ、夫婦となっていく二人の物語。
中華習作かつ色々ふんわりなファンタジー設定です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる