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第一章 大嫌いな人を守る理由
ハイエナの再来(2)
しおりを挟む良くなったり悪くなったりを繰り返す体調と日々戦う私だが、主治医の態度がやや軟化してきた事には、正直ほっとしている。
理由は全くもって不明だ。あの男の中で何が起きたというのか?まあ何だっていい。少しでも患者に寄り添える医者になってくれたなら!
今日は体調も良く、久しぶりに中里さんの研究所に足を運んでみる事にした。
医学部時代の同級生(!)であるという彼ならば、新堂について何か知っているかもしれない。
通い慣れたルートで研究所に向かい、到着する。
「こんにちは!」
私の姿を見た中里さんは、なぜかとても驚いた顔をした。
「朝霧……。何しに来た?」
「何しにって、随分冷たいのね。来ちゃいけなかった?」
「ああその通りだ。もうお前は使わない」
仕事の申し込みに来た訳ではなかったが、こんな言い草に少々イラ立つ。
「何よ、まだあの事気にしてる?あの治験が上手く行かなかったのは、私のせいじゃないでしょ!」
まあ結果的に義男にも狙われた訳だが。
「その件は関係ない。個人的な理由だ。その前に、この間は悪かったな」
「私の方こそ、元身内が迷惑かけたわね」
「勝手な話だとは思うが、もうお前とは関われないんだよ」
「どういう意味よ?」
会う事は禁じられていると、留守電のメッセージにあった件か。
「新堂との交換条件でな。助ける代わりに、二度とお前と関わるなと言われたのさ」
「助ける代わり?あの人、もしかして……お金を請求しなかったって事?」
この問いに中里さんが頷く。
信じられない!それに、私と中里さんの関係を絶ちたい理由は何なのか。
「そんな訳だから、悪いんだが、もうここへは来るな」
「……仕事の話じゃなくても?」
中里さんは私を見つめて何か言おうとしたが、すぐに口をつぐんだ。
しばらくして、背を向けると言った。「俺達に仕事の話以外、何かあるか?」
この言葉には悲しくなった。本心なのだろうか……。中里さんとのお喋りは、結構楽しめていると思っていたのに。それは私だけじゃないはずだ。
新堂の事を色々聞き出してやろうと思って来たのに、もうどうでも良くなってしまった。
「分かった、もう来ない。それじゃ最後に一つだけ。そのアメ、一個ちょうだい!」
また一人、新堂のせいで味方が減った。
二学期も終わり冬休みに入った。そんな年明け早々のどんよりとした寒いこの日、突然神崎さんに呼び出された。
話はひと月ほど前、神崎さんと食事中に私がレストランで倒れた日の事だった。
中里さんを救出した際、私は義男の右手の甲に傷を負わせた。
「あの夜、医務室にお前達を残して社長室に行った。すると突然親父が現れた。右手を痛そうに庇いながら、バカ娘がどうとか罵る。その割に不思議な事に機嫌がいい。不可解な話だろ?」
あの日、神崎さんの父親、神崎龍造も右手にケガをしたらしい。
奇遇ね。うちの父親もケガしたのよ!と心の中で返す。
「ケガして帰ったのに機嫌良かったの?」確かに変な話だ。「名誉の負傷だったとか!」
こんな私の発言に何も言ってくれない。
ここで先ほどの話を思い返して気づく。「ちょっと待って。今娘って言ったよね?神崎さんって女の兄妹いたんだね」
口を閉ざしたままの神崎さんはただ私を見るばかりで、やはり何も言わない。
「ねえ神崎さん?どうし……」ここまで言って遮られる。「妹がいる。今目の前にな」
何を言われているのか分からず、目を瞬く。
「俺とお前は、異母兄妹だ」
「は?また、そんな冗談言って!」彼は静かに首を横に振るだけ。
「ウソ……私の、兄?あなたが?」
目の前の顔を改めて眺める。自分とは似ても似つかない顔立ち。それに義男とも全然似ていない……と、その前に私達は父親が違うではないか?
「単刀直入に言う。朝霧義男と神崎龍造は同じ人間だ」
神崎さんがデスクトップパソコンに向かい、何やら入力している。
画面をこちらに向けて言った。「これが神崎龍造だ」
「え……?それ、義男じゃない」その画像は間違いなく朝霧義男だった。
そしてすぐにパソコンの電源を落とした。
「こんなのはどうとでも操作できる」
「それって、義男が神崎龍造に成りすましてるって事?」
そうすると、本当の神崎龍造はどこへ行ったのだろう。もしや殺したのか……。
「俺が生まれる前から入れ替わっていたのは間違いない。俺とあいつのDNAは一致した。つまり正式に親子関係にある」
「調べたの!」
さらには、現在の神崎コーポレーションの富は義男が築き上げたとの事。どうせ汚い金を注ぎ込んで事業を拡大させたのだろうが。
「俺は子供の頃に実の母親から引き離された。今のは継母だ。子供ができなくて俺が引き抜かれたんだ。そして実母は、その後すぐに死んだ」
出会った頃に言っていた、母親が殺されたという話を思い出す。つまり、義男に殺されたという意味になる。知ってはいけない何かを知って殺された?
「全てを知った時には手遅れだ。もう聞きたくても聞けない!真相は闇だよ」
「真相は、義男に問いただせばいいじゃない!」
他人の戸籍を買って二役を演じている。全ては金のために違いない。
「それを暴けば、神崎コーポレーションは終わりだ。このままでいい。俺はあいつから全てを奪い尽くす。……ようやくここまで来たんだ」
言い返せなかった。それは神崎さんの燃えるような瞳を見たからだ。憎しみも何もかもをみなぎる野心に転換させて、冷静な思考で物事を見極める。
兄との器の差を思い知らされた気がした。十二歳の年の差はこの際関係ないだろう。
いつか私も、怒りや憎しみに負けないこんな強さを持てる日がくるだろうか。
「でも、どうして今、教えてくれたの?」
「ああ……。あのケガを負わせたのがお前だとすれば……」
ここで頷けば、私が銃を撃った事が分かってしまうかもしれない。私が倒れたあの日、神崎さんがバッグの中のコルトを見てしまっていたなら……。
この期に及んで、どう答えるべきか迷った。
けれど今の彼からは、私を責める様子は微塵も感じられない。コルトを見ていないのかもしれないとの淡い期待が広がる。
何も言わない私に、神崎さんがため息の後に話を再開した。
「済まん、ユイ。隠していて悪かった。大垣が全て調べていたんだ」
「全て……、って?」それは、私の悪事が全て知られてしまったという事か?
これには心臓が止まりそうになる。一転して奈落の底に沈んだ気分だ。
神崎さんは私の質問には答えず、こんな事を言った。
「あんな親父に振り回されて、可愛い妹が悪の道に足を踏み入れようとしている!そんな事になるくらいなら、全てを明かして阻止しようと思った」
この言葉で、私の悪事は知られていないという事が判明した。まだ私が踏み止まっていると思っているようだ。
「神崎さん……」
そして次の口調は砕けた感じで、さらに緊張の糸が緩まる。
「大垣に調べさせた本当の理由は、俺に見合った妹かどうか見極めたかっただけ……なんてな。上から目線だったな、済まん。俺はそんな立派な人間じゃない」
それで会ってすぐの頃に、合格だ、とか呟いていたのか。
「何言ってるの?立派な社長さんじゃない!神崎さんは、一般庶民には雲の上の人よ」
「だよな。社長って肩書は結構気に入ってる」と悪戯っぽく笑う神崎さんに釣られて笑った。
「ねえ?全て調べたなら、なぜ女子高生って気づかなかったの?」
「あいつの言う全ては、抜けてるって事だろ。元々大垣は、調べ物は得意分野じゃないからな。大目に見てやれ」と私の肩を軽く叩いて笑う。
大垣が報告した内容はどういうものだったのだろう。そんな疑問が湧いたが、ここは深追いはよそう。
「なら、大垣さんの得意分野って?」調子に乗って問いかける。
「それはもちろんアレだろ」と返され、「やっぱり?アレだよね~!」と応じる。
アレ、が何かは良く分からないが!
諸々の重い話をすっかり棚に上げて盛り上がる。何にせよこういう時間は文句なしに楽しい。さすがは血を分けた兄妹、気が合うのは当然だったか。
一気に力が抜けた。「そっかぁ。始めから妹って気づいてて、私に近づいたのか」
未成年ながら、勢いでウイスキーをがぶ飲みして悪酔いしたあの夜。自分から神崎さんをベッドに押し倒した。その相手が腹違いとはいえ兄だったとは!
「だから私に何もしなかったのね」
先に唇を重ねたのは私だ。彼は恐らく一度だって手を出していない。相当酔っていたはずなのに!
神崎さんは何も答えない。つまりイエスという事だ。
そもそも、全くの他人に何千万も貸してくれる訳がない。どうして気がつかなかったのだろう。
神崎さんが私を真っ直ぐに見る。
「なあユイ。これからも、変わらず俺達の交友関係を継続させるのは可能か?」
「交友関係?」
そこでふとある事を思い出した。「そう言えば私、すでに朝霧義男とは親子の縁切ってるんだった」もちろん正式にではないが。
「だから残念だけど、あなたとも兄妹じゃないみたい。交友関係、継続ね!」
例え異母兄妹と分かっても、私達はその関係に縛られたくない。それが義男の呪縛のように思えたのかもしれない。これは私の想像だが。
「良かった」
神崎さんが私を引き寄せて、優しく髪を撫でてくれた。
「俺には、心を許せる人間はいなかった」
不意に神崎さんが語り出した。どこか悲しげな表情で。
「親父に愛情を感じた事など一度もない。不正を知ってからは尚更な」
これには透かさず相槌を打った。「あんなヤツを好きになる人間なんていないわ!お母さん達は、どうしてあいつなんかと結婚したんだろうね」
神崎さんが軽く笑って肩を竦めた。
「実母と引き離されてからは散々さ。継母には嫌われ、父親には厳しく当たられる。友と呼べる連中も皆ライバル。こんな敵ばかりに囲まれて育った」
一度頷いて、静かに話の続きを待つ。
「お前という妹の存在が明らかになった時、例え腹違いであれ、味方を見つけた心境だったよ」神崎さんがやや体を離して、私の方を覗き込んで微笑んだ。
「こんな私でも?神崎さんの味方に、なれてるかな」
たくさん支えられてきた私が、この人の力になっているのなら嬉しい事だ。けれどそんな自信は全くない。
だが神崎さんは言った。「もちろんだ。お前と共に過ごすうちに良く分かった。ユイにはそれだけの価値がある。自分を卑下するんじゃない」
こんな大それたお褒めの言葉をかけられ、気恥かしくなっておどける。
「それって、大金をはたいても構わないくらい?」
「その通りだ」と神崎さんは笑った。
「ああっと!忘れてない?私、妹じゃないからね?」
「ああ……そうだったな」
それからしばらく、沈黙の中でお互いの息遣いだけを感じて、時が過ぎた。とても心地良い時間が。
私達の共通点があの憎き義男だというのは、やはり気に入らないところだが、ここに同じ血が流れているという事実は、どこか尊く思う。
この人は私にとっても大いに頼りになる味方だ。きっと出会った時から、心のどこかではすでに感じ取っていたのかもしれない。
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