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第一章 大嫌いな人を守る理由
6.カゴの中のコトリ(1)
しおりを挟むこうして私は冷血男、新堂和矢と生活する羽目になった。
同居とは言われたものの、実際は彼のテリトリー内での生活という意味だったようで心底ホッとした。
見ず知らずの男と女子高生が一つ屋根の下だなんて、許されるはずがない!しかも相手は、この非常識極まりない男……。
「この部屋を使ってくれ。ここのものは自由にどうぞ」リビングにて新堂が言う。
「ありがとうございます。あの、本当にここって、新堂先生の住まいじゃないのね?」
「そう言っただろう。そんなに不安か?」
不安に決まってるでしょ?口にはせず目だけでそう訴える。
気の済むまで何回でも確認するし、万が一何か起きたら即警察呼びます!
この部屋は、片岡総合病院から目と鼻の先にある一般的なマンションの一室。
変わったところと言えば、部屋のあちこちに医療機器が置かれている事か。生活感はほとんど感じられない。
「私はフリーランスで仕事をしているので、遠方からの依頼人などはここに滞在させるんだ。まあ、宿泊所とでも思ってくれ」
「はあ……」そういう事か、と納得するもどこか他人事に感じる。
新堂が札束の入ったアタッシュケースと、私の渡したバッグをドサリと床に置いた。
「ねえ。その中身、確かめたの?」その素振りはなかったが。
「この重さなら、合わせて五千万はあるだろう。必要ない」もう一度その二つを同時に持ち上げて答える。
「あっそ!さすが慣れたものね」重さで金額が分かるとは驚いた。
窓の方に歩み寄りカーテン越しに外を覗いていると、後ろでゴソゴソ音が聞こえる。
気づくと新堂が真後ろにいて、札束を無造作に差し出している。
今度は何を言い出すやら!「何ですか?」
「この金は返却する。取っておけ」
こんな思わぬセリフに目を瞬く。「え……?」
「君の全財産は五十万なんだろ?その体では当分バイトもできまい。また無茶をされても困るからな」何の感情もなくこんな事を言う。
呆然となるも、ここで意地を張っても仕方がない。突き出された札束を受け取るしかなかった。
「ああ、それと……これを持っていろ」ポケットを探る新堂。
彼が差し出して来たのは、この部屋の合鍵だった。
「ここは私の住居じゃないからな?」嫌味な感じで付け足す。
散々確認したこの事実だが、合鍵のインパクトは大きかった。
「あのぉ……」
どうしていいやら戸惑っていると、「何をしてる、早く受け取れ」と語気を強めて促されてしまう。
「はいっ!済みませんっ!」
自分は本当にここで生活するのだと改めて思った。
「君は高校生だったね。学校は暫く休みなさい」
「平気よ、もう行けるわ」
「それを決めるのは君じゃない」すぐに一蹴される。
新堂を睨んで反撃の言葉を探したが、すぐに諦めた。
「なら、学校に連絡入れなきゃ」独り言のように呟いてため息をついた時、「必要ない。私が入れておいた」とまたしても驚きの発言が返ってくる。
「えっ!何て言ったのよ……」
「闇新薬の副作用、なんて言ってないから安心しろ」薄笑いを浮かべながら言う。
「それはそれは!」何てイヤな奴!
「さあ、少し休むんだ」
話は済んだとでも言うように、強制的にすぐ隣の寝室へ通される。
リビングと寝室は続き部屋だ。
「あの、着替えとか、家から持って来たいんだけど……」
ベッドに寝かされる直前に訴えると、相変わらず淡白な回答が飛んできた。
「後で連れて行く」
視界から新堂の姿を消したくて、寝具を頭まで被って目を閉じる。
この人の一挙手一投足、全てが腹立たしい。これからどうなるのだろう。病院の方が良かったのでは?早々と後悔し始める。
そのうちに、いつの間にか眠ってしまったらしい。
目を覚ますと、リビングで新堂がノートパソコンを操作しているのが見えた。
「あ、あの」起き上がって声をかける。
「起きたか。少し待っていてくれ、これが終わったら君の家に行こう」
「分かった」
リビングに移動して、黒革のソファに腰掛けて待つ。
新堂の横顔をぼんやりと見つめる。ナースが騒いでいた通り、よくよく見れば確かに結構なイイ男だ。怒りばかりが先に立ち、これまでほとんど認識していなかった事に気づいた。
私の視線に気づき、彼がこちらを向いた。「何だ?」
「いっ、いいえ何でもっ!」ビックリした……急に振り向かないでくれ!
それから三十分くらいして、新堂の車で自分のアパートへと向かった。
「ここで待ってて」
建物の前の通りはとても狭く大型セダン車は入れないので、少し離れた大通りで降ろしてもらう。新堂の車は左ハンドルの厳つい外国車だ。
「ごゆっくり」サングラス姿の新堂がバックミラー越しにアパートを見ながら言った。
車から降りてドアを閉めると、無意識に私の口からため息が出た。
アパートの階段を上がって二階へ向かう。室内に入り再びため息を吐く。相変わらず殺風景な部屋でろくな家具もない。新堂の宿泊所にすら、及びもしない。
「あははっ!何千万も儲けてるアイツと比べても、仕方ないって……」と、またもため息。
唯一ここで温もりを感じられる物といえば、手先がとても器用な母が作ってくれた、レース編みや刺繍の入ったクッション。
元気だった頃、母はこの手の内職をしていた。これらはその内職の合間に私に作ってくれたものだ。
そんな母との思い出を封印して、適当な服や下着を引っ張り出しバッグに詰め込んだ。
通りに現れた私の姿に気づいたのか、新堂が車から降りた。
私が持っていた荷物を奪って言う。「結構重いな……。言ってくれれば運んだのに」
いつもの調子で淡々としてはいたが、こんな気遣いを見せてくるとは。
「……気持ち悪い!優しくしないでよ」
この言葉に新堂の動きが止まった。それでも構わず、バッグを引っ手繰って車に乗り込む。
「おい。気分が悪いのか?」
真面目な顔でそう尋ねられて、またもやため息が出た。
「違うわ……。いいから出して」
彼が首を傾げる様子が横目に入ったが無視する。冗談も通じないというのか?
その後、新堂は寄る所があるとの事で、私だけマンションで降ろされた。
一人で部屋に戻り、着替えを収納し終えてベッドに腰掛けて一息つく。返却された五十万と合鍵が目に入った。
「最初に五十万あるって言った事、覚えてたんだ……。少しは気も遣えるみたいね」
バッグを持ってくれようとしたシーンが甦り、苦笑してベッドに仰向けに倒れた。
それはまさに、カゴの中の小鳥のような生活だ。閉ざされた空間で、生け捕りにされた小動物的心境。しかも生け捕ったのは、この情け容赦のない男!
「点滴をするぞ」新堂が有無を言わさず言い放つ。
「あ~あ。早く解放されたいものだわ……」
ここへ来て少々体調が優れず、また点滴三昧。毎日のように受けている点滴やら注射のせいで、私の左腕には痛々しい針の跡がいくつもある。
そんな左腕を見つめた後、「たまには、そっちにしようか」と新堂が右腕を掴んだ。
「え?」
驚いている私をよそに、新堂は何事もなく針を刺し込む。
「いつも思ってたけど、……上手いのね」
「何がだ」目も合わせずに聞かれる。
「前にもこっちにしてくれたでしょ。あれ、やっぱり新堂先生だったのね」
「どっちだって一緒だ。だったら何だ」何を言われているのか分からない様子。
「中里さんにね、私の右腕は血管が細いからできないって、言われた事があって」
「はっはっは!アイツなら言い兼ねないな。未だにそんな事を言っているとは!」
いつまでも笑っている新堂に、中里さんが可哀想に思えてくる。
「でも、あの人は医師免許持ってるってね!」とつい口に出てしまった。
「だから何だ」
「……何でもアリマセン……」
今度は本当に機嫌を損ねた様子の新堂に、怖気づく私なのだった。
それから数日が経ち、新堂の指示通りの生活を続けたためか、体調は良くなった。
順調に回復しつつある自分に、絶対安静を強要する新堂が鬱陶しくなってくる。
「ねえ先生?私、もう学校に行ってもいいでしょ」
私の強い視線を受け、少し考えた後に新堂が指摘する。
「だが、まだ咳が出てるだろう」
「激しく動くと少し出るだけよ。だから、静かにしてれば平気でしょ?」
またしばらく考えて、「では、通学時は私が送って行こう」と提案される。
「え!いいよ、そんな事しなくて……。恥ずかしいじゃない!子供じゃあるまいし」
実は中学まで、師匠兼監視役のキハラに黒塗りの車で運ばれていた。それも強制的に、まさに〝運ばれて〟いたのだ。
そんな事を思い出したせいで、目の前の男がキハラと被る。
「断るなら、まだ登校は許可できないな」
「いい加減授業受けないと、卒業できないんですけど!」
「私はどちらでも構わないが」
「もう……!分かったわよ、お願いします!」
やはりこの男に譲歩という文字はないらしい。
結局新堂の送迎を受け入れて、何とか学校生活を再開した。
多香子が走り去る黒ベンツを見て駆け寄って来た。
「ねえユイ!あの人誰?お家の人?……ヤクザの」
黒ベンツに乗ったサングラス姿の新堂はどこから見てもヤクザで、否定するのは難しかった。
「まあ、そんなとこ……。気にしないで!」
自分の家がヤクザだなどと公言した覚えはない。ただ、家にガラの悪い連中が出入りしている事は周知の事実。
そんな家の一人娘である私を恐れる教師や生徒も中にはいるが、私の人柄の良さ(?)もあって、友人達を始め大半の人間は気にしていないようだから有り難い。
「あっ!ユイ~、久しぶりじゃない!体調、戻ったの?」続いて知子がやって来る。
「心配してくれてありがと。大丈夫よ」
「入院してたって聞いたよ?ごめんね、お見舞いも行けなくて……」
申し訳なさそうに言う多香子に、「全然!大した事なかったから」と明るく答える。
学校には入院したと報告してあるらしい。本当は生死を彷徨ったのだが、友人達を心配させるような事は言えない。
その上、現在男の家に居候中などとは、間違っても言えない!
下校時間になると、校門では黒のベンツが私を待ち構えていた。
どうしてこの人は寄りに寄ってベンツなんかに乗っているのか!あの憎き義男と好みが似ているなんて?それでなくても嫌いなのに、さらに嫌悪感が増すではないか。
「朝霧先輩!お迎えですか?いいな~」器械体操部の後輩男子達が声をかけてくる。
「ちょっと体調がね。それより部活の方はどうなのよ」
何とかして新堂の話題になるのを避けようとしたが、すぐに話を戻されてしまう。
「ボチボチっす。それより運転手のあの人、コワそうッスね~!」
やはりあの男は目立つ!「そうなの、コワすぎ!だからもう行くね」後輩達に手を振って早口に答える。
「先輩さようなら!たまには部活、顔出してくださいよ?お大事に!」
後輩達の声を背中に浴びつつ車に急ぐ。なるべく人目につかないように……なんてムダだった。とっくに注目の的だったのだから!
「遅いぞ」サングラス越しに凄まれる。
そんな新堂を見て思う。やっぱりヤクザだと。
「後輩の相手をしてたのよ。いいから早く出して」後部座席に乗り込み、臆する事なく早口に返した。
「ああそれと。先生には悪いけど、生徒達皆あなたの事、ウチの運転手だと思ってるからよろしく!」と続ける。
「君の家には運転手がいるのか?親父さんは金持ちなんだな!」
「金持ちったって、大半が汚いカネよ」
「一体、どんな仕事をしてるんだ?」この質問には、「悪代官」とだけ答えた。
「ヤクザか?私をそんな低俗な奴等と一緒にしないでもらいたいね」勝手に解釈する新堂に、「失礼ね、ヤクザなんかじゃないわよ」バカにされたようで思わず嘘をついた。
「そんな事より、今日の体育の授業は見学したんだろうな?」
「えっ?ええっとぉ……」
赤信号で止まると、バックミラー越しに強烈なプレッシャーを与えられる。
私は下を向いたまま黙った。
「分かりやすいな、おまえは!それで?今日の授業は何だったんだ」
質問が変わり、「柔道!」と今度は元気に答えた。
「これまたハードだね。で、結果は?」
「もちろん無敗よ。男子相手にね」女子を投げ飛ばすのは気が引けるが、男子相手なら遠慮なく!と自慢げに付け加えた後に、しまった……と思った。
自分は大人しく見学しているはずの身なのだ。
ところが、叱るどころか軽く口笛を鳴らした。
「朝霧ユイ、その分だと体調は良さそうだな」いつもの淡々とした口調で言う。
「え……ええ。お陰様で!」叱られずに済んでホッとした私は、笑顔で答える。
「これから急用で出かける事になった。明日の夕方には戻れると思う」
「そう。お仕事?」
「ああ、急患でね。やや遠方なんだ。留守中に何かあったら、すぐに携帯に連絡してくれ。これを貸しておく」そう言って携帯電話を差し出す。
「え、貸しておくってまさか、二台持ち?!」
こんな事でテンションが上がる私。やっぱりお金持ちは違うと、こんな事で新堂を尊敬してしまう。
何せ私は未だに携帯という物を持った事がない。ウチは子供に余計な物を持たせないがモットーの厳格な家。もとい、ケチな家!それに今はそんな余裕はない。
「小鳥みたいにピーチク騒ぐな、やかましい……。いいから早く受け取れ」
「大丈夫よ、何も起こらないから」慌てて拒否する。そんな物を持たされたら、さらに束縛されてしまうではないか。
「オペ中は無理だが、すぐに連絡する」
運転しながら、後部席の私に向かって右手を差し出し続ける新堂。
「大丈夫だってば!」
押し返そうとしたが彼は引かなかった。
「……分かったわよ」結局、また私が根競べに負けて受け取る事になる。
「少しでも具合が悪くなったら、連絡するんだぞ、いいな?」
「はいはい!」
マンションに到着して私を降ろすと、新堂はそのまま去って行った。
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